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#900 
明彦 2005/02/28 22:57
ようやく来ました「草の乱」

御無沙汰しています。
昨日隣町の自主上映で「草の乱」を観て来ました。
「とにかく秩父事件の全貌を一度映画にする」といった作品ですね。
勿論ある種の気合は十分に伝わって来たのですが、
「淡々と団結して、蜂起して、滅んでいく」という印象でした。
そしてあっさりと描かれただけに、裏の事情が気になってしまいました。
「名士」「ブルジョア」だった田代栄助や井上伝蔵が、なぜ率先して戦うに至ったのか。
自由党のお歴々とも知り合いで、当然のような顔で夫を助ける井上の元芸者の奥さんとは、一体何者なのか。
二年間蔵で匿われ、その後三十数年正体を隠して生き抜いた井上の後半生とは、どんなものだったのか。
映画よりももっと「ドラマチック」な事実が、背後に眠っていると思いました。

緒形直人を筆頭に、困民党の面々を地味な好青年役者で固めたのは、監督の手ですね。
その分林隆三の「濃さ」が際立つ仕掛です。
また井上伝蔵のお孫さんがご健在とは・・・。
「昭和」でさえ遠くなったようで、実は「明治」もまだ、ついこの間の話なんですね。

それにしても主催団体と客席の年齢層の高さから見て、
かつて「若者たち」「戦争と人間」に燃えた人達が集まっているようでした。
やはり山本圭の伊藤博文に、複雑な感慨を抱いた筈です。



#899 
徹夜城(支配人) 2005/02/28 11:10
そういえば「侠気」は女優にはあてはまるのか

続けて書き込み。
つい先ほど知ったのですが、ゴールデンラズベリー賞において「キャットウーマン」で「最悪主演女優賞」を受賞してしまったハル=ベリー、なんと直接授賞式に来たそうです!しかもアカデミー主演女優賞を取ったときの自分の様子をパロディしてみせ大受けだったとか。ま、これはアカデミー賞女優の余裕というべきかも知れませんし、「脚本を選びましょうね」とやったそうですから「悪いのはスタッフだ」と主張することもできますもんね。



#898 
徹夜城(支配人) 2005/02/28 10:34
訃報

 昨日は岡本喜八監督追悼企画ということでNHK衛星第2で遺作「助太刀屋助六」を放映しており、僕もしっかり録画しておいたのですが…

 その直後、下の書き込みにもある昨年の邦画中最悪(それどころか過去の全邦画中でも最悪レベルとの説もある)の一本「デビルマン」の監督、那須博之さん(53)が肝臓ガンでお亡くなりになったことを知りました…あれが遺作とは、いろいろと伝説になってしまう一本ですなぁ。



#897 
ひで 2005/02/27 23:46
明日はアカデミー賞

とはいっても、ラズベリー賞ほど見てみたいと思わないのですが。
何となくノミネートされている作品を見ても、是が非でも見に行きたいなあと思う作品はなく、まあ暇だったら行ってみようかと思う程度です。

そのラズベリー賞の結果を見ると、何となくこの辺がくるのかなと思うものがみんなとってしまい、「アレキサンダー」は当て馬だったのかと思わず勘ぐってしまいました(笑)。

>華氏911
キャスト部門でほぼ総なめに近いことをやってのけたと言うことは、マイケル・ムーアにしてみればねらい通りってところだったんだろうなあとは思いました。主演女優が欠けていますが、まあそれは仕方ないかなと。

>バトルフィールド・アース
昔、大学のサークル棟の各部屋にこれが無料で大量配布されていたことがありました。どのサークルでもこれをどうしたらよいのか扱いに困っていたようですが、数年前に古本屋で数冊見かけたときにはなにやら感慨深いものがありました。サイエントロジーはトラボルタのほかにトム・クルーズも確か信じていて、ドイツのバイエルン州で「ミッション・インポッシブル」ボイコット運動があったという話も昔ありました。実際の活動内容はよくわからないのですが、ただで本を大量配布できると言うことは、相当お金を持ってるんだろうなあと言うことだけは想像できます。

>コミック原作映画。
「キャットウーマン」と「デビルマン」は相当ひどいできだったようですが、日本では「鉄人28号」がそのうち公開されます。これは果たしてどのようなできになるのでしょうか。昨年秋の東京国際ファンタですでに上映されているので、それを見た人の評判がどうだったのか気になるところです。海の向こうでは、これまたコミック原作の「コンスタンティン」(予告編を見るとキアヌ・リーブスは「マトリックスの人」としてしか見られてないんじゃないかとしか思えません。どうみてもネオだし)や、「ファンタスティック・フォー」といったものがこれから公開されますが、どうなんでしょうねえ。前者は主演俳優を前面に打ち出して宣伝できますが、役者さんが余り有名でない後者は日本で公開されるんでしょうか?「Mr.インクレディブル」の影響で、伸縮自在能力を持つ主人公の登場シーンが急遽増えることになったという話を聞いてかなり不安を感じています

http://pezetairoi.hp.infoseek.co.jp/


#896 
徹夜城(支配人) 2005/02/27 23:06
ラズベリー賞

>ひでさん
 さっそくのお書き込み、どうもです(^^)。
 ある程度予想はされていたのですけど、今年のラズベリー賞はちょっと異例とも言えますね。「華氏911」と「キャットウーマン」が4部門ずつ分けた、と言っても「華氏911」の最悪主演、最悪助演男優女優、最悪カップルはむしろ作品の狙い通りであるわけで、ラズベリー賞受賞とはいえ作品自体は高く評価されたことにもなっちゃいます(もっともこの賞自体アメリカンジョークであるわけですが)。
 「キャットウーマン」の方は見てないけどコミック原作でひどいものになったということでは昨年の邦画中最悪と言われる「デビルマン」と対応している言えましょうか(笑)。

 今年はラズベリー賞25周年記念とかで過去の受賞の中からさらに最悪を選ぶという企画があったそうですが、作品賞ドラマ部門ではジョン・トラボルタ主演のSF映画「バトルフィールドアース」が選ばれたみたいですね。トラボルタが入信しているナントカいうカルト宗教の教祖様が書いた原作を熱烈信仰のあまり映画化しちゃったという経緯がそもそもトンデモなのでありましたが、出来もそうとうなものだったようで。

 過去に何度もノミネートされながら受賞しなかった俳優としてシュワルツェネッガー知事が挙がっていたのには笑った(笑)。



#895 
ひで 2005/02/27 14:30
ラジー賞

今年のラジー賞が発表され、「キャットウーマン」と「華氏911」で賞は山分け、あとはその間隙をついてスクービー・ドゥー2が最低リメイク・続編賞という結果になりました。まあ、何となくそんな感じになるのかなとは思っていましたが、これでブッシュ大統領がラジー賞トロフィーを取りに来るという侠気あふれる行動をとってくれるとおもしろいんだけど・・・。

http://www.razzies.com/asp/directory/25thWinners.htm



http://pezetairoi.hp.infoseek.co.jp/


#894 
不肖デルタ 2005/02/21 13:10
最強意味不明映画?ダブル・チ−ム(笑

久々ですね、映画を見て、なんじゃこりゃ〜と心から
言えそうなのは、もう突っ込みどころ満載の映画です。(笑
しかも何やら何処かで見た顔が、体中、入れ墨だらけの
アフリカン米人がおるな、と思ったらデニス・ロッドマン
じゃないか〜あんた、こんなところで何しとんの?(笑
後半の決戦場面の舞台なんか、もう李小竜のイタリアで
撮った映画を もろ意識して大変な事になってます(笑
ミッキ−・ロ−クが何で決闘場面で意味もなく上半身
裸で格闘してんのかな?と思ったが、後から考えれば
舞台はロ−マの円形闘技場みたいとこだったし
ミッキ−・ロ−クは映画「ドラゴンへの道」での
チャック・ノリスを張ってるつもりか?意味ねぇ(笑
円形闘技場はお約束で爆破されますが、ロッドマンの
台詞は「遺跡を破壊したら、いかんよ」
よくもまぁ、こういう映画を作ったもんだと。




#893 
徹夜城(支配人) 2005/02/19 22:31
追悼・岡本喜八監督

 とうとう逝ってしまわれましたか…岡本喜八監督。
 最初に見た岡本監督作品は、今となっては晩年の作品とも言える「大誘拐〜RAINBOW KIDS」でした。天藤真の原作小説をかなり忠実に映像化した原作つき作品なんですが、その軽快なテンポ、絶妙のギャグ、ワクワクしちゃう展開、そしてしんみりと泣かせるエンディングまで…日本映画にもこんなに面白いのが出来るんだ、と劇場で感動した覚えがあります。

 それからビデオで岡本作品めぐりをチョコチョコとやるようになったんですね。出世作「独立愚連隊」を見た時もかなりの衝撃でした。「和製ウェスタン」という狙いの作品とよく言われますが、これはもう「岡本ワールド」という1ジャンルなのだ、と言うしかない作品じゃないかと。本作における佐藤允のキャラクターは日本映画に他に類を見つけることができないぐらい。あと敗戦国日本には珍しい陽性の戦争アクション映画でもありますね。
 「戦争」は岡本作品の主力テーマで、大作「日本のいちばん長い日」から「肉弾」のような独立プロ作品まで、それぞれに強烈な印象を残すものばかり。ちと中途半端な印象もありましたけど「沖縄決戦」も見ごたえがありました。
 時代劇では三船敏郎ものが多いんですが、まだ見ていないものが多いなぁ。戊辰戦争テーマの異色作「吶喊」「ジャズ大名」は見てますが。そうそう、時代劇世界のスター対決もの「座頭市と用心棒」ってのもありますが、これまだ見てないんだよなぁ。

 晩年の2作「イースト・ミーツ・ウェスト」「助太刀屋助六」はどちらも真田広之を使ったアクション時代劇。特に後者はあの監督の最後の作品になってしまいましたが、あのお年でこんなアクション娯楽作を創るか!と頭が下がる思いでした。

 黒澤明とはまた違った、終生徹底的に娯楽性を追及した(それでいてテーマ性も強い)東宝出身監督。二人の間に接点はほとんどなかったらしいですが、助監督時代に黒澤監督の方から「喜八ちゃん、こっちでやってみない?」と声をかけたことはあったらしいですね。他の仕事が入っていたんで断ってそれっきりだったそうですが、西部劇アクションが好きな辺りとか共通性も確かにあるんで黒澤さんの方でも気になっていたのではなかろうか、と。

 定番フレーズで恐縮ですが、今ごろは岡本映画常連で外見までよく似ていた天本英世さんと天国で仲良くやってらっしゃることでしょう。合掌。



#892 
尾鳩 2005/02/18 13:12
マニアな話

>カンフーハッスル
久しぶりに映画版に書き込みます。

尾鳩といえば、ホラーかカンフー、ということで今日は、カンフーハッスルのご紹介。
もうピークは過ぎた観はありますが、私のようなカンフー映画マニアにとっては、最高に楽しめるムービーでした。さすがシンチー兄貴、もう東洋のタランティーノとお呼びすることにしましょう。

まず、キャストが良かったですね。いたるところに、おっあの人だ!てな配置がなされており。
特に最後の悪玉のおっさん、どっかで見たなあと思ったら、ブルース・リャンでした。
知らない人の方が圧倒的だと思いますが、この人ブルース・リーが死んだ後、低迷したカンフー映画業界を支える役割を果たしていた大物なんですよ。
名前も、英語名がブルース・リャン、広東語名が梁小龍(ブルース・リーは李小龍)、名前からして大きな期待があるわけですよ。特に足技では、本家を凌駕すると言われたお人で。
日本でも知られた映画としては、「帰ってきたドラゴン」や「ドラゴン世界をゆく」あたりですかね。かの日本のブルース・リーと呼ばれる倉田保昭と競演し、壮絶なアクションシーンを披露しておりました。その縁で、公開当時の70年代には来日しておりますね。
ジャッキー・チェンの先輩格にあたる人で、ジャッキーも若手時代は「大鼻」と呼ばれていじめられたと回想しておりました(笑。そのジャッキー・チェンとも幾つかの映画で競演しておりますね。代表作では、「ヤング・ボディーガード」。一種、「とんでも」的な映画であり、映画の中でスターウォーズの音楽を、恐らく版権の確認をすることなく、勝手に使っちゃったりしているところ、さすがに香港映画です(笑。

さて、「少林サッカー」「ハッスルカンフー」と日本上映を果たしたシンチー兄貴、アメリカでは黒社会とのつながりもとりざされており、入国拒否をされたなんていう話も香港の新聞で伝えられておりましたが、とにもかくにも、今後の活躍が期待されます。
非常に個性が強い映画を作るお方なんで、好き嫌いがはっきりとわかれちゃうお方ではあるんですがね。



#891 
なな 2005/02/16 23:51
呪怨 劇場版

ごめんなさいね、ここに書くときは
ホ ラ ー ば っ か り で。

いくつかの出来事を、時系列をバラバラにしてオムニバスでつないだ構成。
パソコンやりながら、横目で見ながら、音声を聞きながら見ていたので(実は恐がりなのかも^^;)、一時間もたたないうちに話の筋が分からなくなってしまいました。
まったくついていけなくなり、一時間半たってもうギブアップしようかしらん…と思い、映画のレビューサイトでこの作品の評価を見たら…。先にOVA版を見ていないと、(その絶賛を受けて映画化された)この劇場版は理解できないだろう…との意見が多数。…先に言ってよ。

で、レビューサイトでの評価(点数)がものすごく低いんですね。
それぞれの事件(オムニバス)は、結局パターンは同じでしだいに飽きてくる。
幽霊はまるきり「リング」貞子の焼き直しで、意外性がないということは…つまり恐くない。
耳障りな音の演出も「黒い家」で経験済み。
現在ハリウッド版「THE JUON」の予告編をテレビで流してますが、そこに出てくる子どもの幽霊…。この劇場版だと、最初の数カットはびっくりするんだけど、開始30分以内に一回ドアップがあって、それが生身の坊やに白塗りしてアイラインを濃く入れてるのがバレバレなの(汗。これでもうどっちらけで、その後この子が出てきても、他の白塗り幽霊が出てきても…、なんというか、笑えてしまって。
お化け屋敷と同じ、幽霊の唐突な登場が連続することによって観客を怖がらせる、そのことには熱意を注いでいましたが、そもそも映画の冒頭でなぜこの幽霊がこんなに強い怨念(貞子より強い無差別殺人!)を抱いて死んだかの説明がないんですよね。「リング」のように前段階をしっかり作っていないから、物語が薄っぺらい。OVA版には描かれているのかもしれませんが…。
前に見たような演出が多いかな〜と思ったのですが、あるレビューに「これまでのホラー作品のダイジェスト」と評されていて納得しました。



#889 
徹夜城(支配人) 2005/01/16 22:25
久々に

 ここんとこ多忙のため映画館に行く時間がないですねぇ…「ゴジラ」も「ハウル」も見るつもりではいたんですけど、未だに見てない…

 その代わり、というわけでもないんですが、半年以上前に買ったっきり放置状態になっていたDVDをようやく鑑賞しました。
 タイトルだけは超有名作品。「水滸伝」であります。ご存知中国四大奇書の一つ、好漢無頼たちの大活劇でありますね。映像化は映画・ドラマも含めて過去にもかなりの数なされています。もちろん原作が長大なので映画化にあたってはその1エピソードに絞ったりするんですが。

 僕が今回見たのは香港、ショウブラザーズ製作作品。1973年の張徹監督作品です。「水滸伝」全体の中では終盤といっていい部分を映画化しており、梁山泊の主だった晁蓋が史文恭に矢で射られて死んでしまうところから、棒術の達人・盧俊義を計略で(ほとんど無理やり)梁山泊の仲間に引き入れ、その盧俊義が史文恭を討ち取るところまでが描かれています。
 で、以前「史劇的伝言板」にも書いたのですが、この映画は日本からスターを招請し、実質主役と言っていい盧俊義に丹波哲郎、美味しい悪役である史文恭を黒沢利雄、という意外というほかないキャストになってるんですね。
 もちろんセリフは全て吹き替えです。DVDには丹波、黒沢両氏のインタビュー映像も収録されており、その中の本人達の証言によれば撮影時は適当に日本語でしゃべって演技していたんだとか(笑)。でも両氏とも演技はさすがにしっかりしていて、あちらの俳優達の中でも全然浮いてません。特に丹波哲郎の存在感はさすがと言うほかありません。ただ黒沢さんのほうは吹き替えがかなりイメージの違う声になっちゃっており、東宝社内の試写会ではみなさん爆笑だったとか(笑)。

 映画自体ははっきり言ってB級としかいいようがなく…「水滸伝」ファンでも楽しめるかどうかという内容。なぜか人気がある燕青役(他の映画でも主役扱いだった)にデビッド=チャン、一応出てます、と言う程度の扱いの武松役にティ=ロン(後年の代表作が「男たちの挽歌」と言えばおわかりかと)、という辺りが目を引く程度ですか。

 むしろその丹波・黒沢両氏のインタビュー映像の方が資料的価値がありまして、黒沢利雄さんが撮影時に行った香港ではちょうどブルース=リーが注目を集め始めていた頃だったという話は同時代証言として面白い(黒沢さんは当初彼の映画には滑稽感を感じたそうですが)。
 また丹波さんのほうは古い系図を引っ張り出してきて「丹波氏の先祖は後漢の霊帝なんだ」と解説しだし、だから先祖は中国人、なんか縁があったんだ、と言っちゃうあたりはさすが「大霊界」のお人だなぁ、などと思ったりもして(笑)。



#888 
不肖デルタ 2005/01/13 12:50
キュ−ブ2

キュ−ブ1は見てないのに、いきなり2を見てしまったのですが
アイディアだけで1本勝負の映画の典型みたいものですね。(笑
まぁ、豪華な映画とは決して言えないのですけど、低予算でも
これだけ緊張感に満ちた観客の目を引きつけそうな映像を作れる
ものだなぁと感じ入る映画でした、まぁ結末は、ちょっと
「何じゃ其れは〜?」と言いたくなるもんでしたけど。(笑
こういう低予算・限定空間SF映画こそ邦画が腕を振るえるジャンル
ではないですかね?



#887 
パパゲーノ川崎 2004/12/25 10:48
催眠映画は面白いテーマですね

 映画は映像と音があるので、解析は難しいですが、
総合的な刺激が1/fのゆらぎになると眠りを誘うのかもしれません。
2001年宇宙の旅なんて、眠りそうなもんですが全然そうじゃないですし、
誰か研究してみれば面白いかも。
 ひょっとしてトリビアの種になるかな。
過去100年に後悔された映画で一番多くの人が眠れるのは、、、とか。

とりあえず、僕は寝てませんけどさらに候補を挙げておきましょう。

1.テレビ映画”火星年代記”
 多くのSFファンを激怒させたという、伝説的作品。
 長いんだこれが。
2.地球に落ちてきた男
 デビットボウイ主演だったかな。眠れるまえにつまらなかった。。。
3.サイレントランニング
 特撮のダグラストランブル監督
 なんだかきれいだったので、眠らなくて済むのかな。
 こういう風景がお好みでない人は眠ってしまうかも。
 これはいい夢が見られそう。園芸ロボットがかわいいぜ。

 あと、南極物語なんかも眠れそうですね。冬にこんなの
観て寝たら風邪ひきそうです。(笑)



#886 
徹夜城(支配人) 2004/12/23 11:14
「乱」

>不肖デルタさん
 黒澤明監督「乱」は確かにあの絵画的で動きの少ないスローペースっぷりが観客にいささか忍耐を要求するところは確かにあります。ストーリー自体も「リア王」の翻案で特に意外性とか引き込まれるところがないと思えます。もとが「リア王」のせいか舞台劇っぽい空気も感じなくは無い。
 映像としての面白みは十分にあるのですが、前作「影武者」同様に非常に絵画的なのですよね。映画制作にこぎつけられずイメージをドンドン絵コンテにして描いていたのが結果的には映像の動的な部分を失わせた…という指摘もけっこうあります。
 ただ中盤の「三の城落城」のシークエンスは映画史上においても屈指のものなのでは…と思ってます。あの場面だけ繰り返しみちゃうんですよね。現実音が一切消え、荘厳なテーマ音楽が流れる中で展開される戦闘の地獄絵図、リズミカルに躍動する騎馬隊とアリのような兵士達、はためくカラフルな旗、そして人間の愚行を見つめるかのような天空の太陽。「静寂の中の激闘」という映画でしかありえない不思議な世界が展開されますが、それが一発の銃声で破られ、そこからは激しい現実音と叫びの乱打になり、やがて燃える天守閣から発狂した秀虎が姿を現す…
 僕にとっては「乱」ってこのシーンだけでおなかいっぱいです(笑)。後半の森での戦闘シーンは尻すぼみの感がありますし。
 こと「戦闘シーン」に限った話をしますとこれに匹敵する映画史上の名場面はコッポラ「地獄の黙示録」のヘリ部隊による村襲撃シーン、ペキンパー「ワイルド・バンチ」の冒頭とラストの大銃撃戦ぐらいかなぁ。ボンダルチュク「戦争と平和」や「ワーテルロー」はとにかく物量!ということでは圧倒的なのですが映像としてのまとまりには欠けるかな、と。



#885 
不肖デルタ 2004/12/19 10:22
何回見ても眠くなる映画ってあるんですねぇ

みなさん、いろんな催眠映画を紹介しておられますな。
でも何回見ても眠くなる映画って、あるものなんですね。
私の経験から何度、見ても、途中で寝てしまい最後まで見れない
映画といえば〜、黒沢監督の「乱」ですかね、数回見てるんですが
結末を知らない〜途中で寝てしまったから(笑
長い映画だから眠くなるか?というと、例えば、地獄の黙示録・完全版
などは、眠りませんでしたね、結構ロングの場面も多くて眠っても
不思議はないんですけど、あの映画、見てるほうが戦場にいるような
臨場感があり密林から何が飛び出すか分からない緊迫感がたまらなかった
です(笑)それと同じ感じはキュ−ブリック監督のフルメタルジャケットに
も、あったと思いました。フルメタの後半のベトナムの実戦現場の場面の
ロング映像は戦争映画でも屈指のものじゃないかと思います。
でも全編ロングと触れ込みの「スネ−クアイ」は未見ですけど
ちょっと無理矢理過ぎなんじゃないかと思うんですが、見てないのに
そう書くのも何ですけど。(笑



#884 
ひで 2004/12/19 01:48
色々と面白そうな作品があるのですね。

>キスカ様
情報ありがとうございます。ご紹介の映画、DVDで見られるかと思って探してみましたが、今のところ検索ではヒットせず。ロシア映画社あたりにメールでも出してみたらいつかでるかななどと思いつつ・・・。ロシア映画というと、最近「スラム砦の伝説」と「アシク・ケリブ」というグルジアやアルメニアを舞台にした2作品のDVDを発見しました。ちょっとこれはほしいけれど、別の所でもちょっとお金が入り用になるので厳しいところです。

>怒濤の戦闘シーン
ソ連が崩壊してしまった今、大量のエキストラを動員して映画が撮れそうな所は中国くらいしかないでしょうね。今の時代だとだいたいCGで済ませてしまいますから。ただ、どうもCGによる大軍のシーンというのはトロイにしてもロードオブザリングにしてもなんだか妙に整然としていて変だなあという感じがしてしまったことが・・・。

>原作と映像化
スティーブン・キングの場合、「シャイニング」で懲りたという話がありますね。以前ここでも話題に出たというか、そんなことを私も書いたような記憶が・・・。

http://pezetairoi.hp.infoseek.co.jp/


#883 
Киска 2004/12/19 00:42
クリスマスの定番作品

>ひで様
こんにちは。今日は劇団昴の「クリスマス・キャロル」と、シネ・クラブでの「帝国の破片」(フリードリヒ・エルムレル監督)でしたが、大丈夫、眠りませんでした。が、明日のクリスマス礼拝はきっと熟睡でしょう・・・。
「帝国の破片」は1929年の旧ソ連の作品で、やたらレーニン像が出てきます。が、さすがにあの時代のソ連の映像は若々しい息吹に満ちていて、おもしろかったです。おそらく40年ぶりの上映だそうです。

>計画睡眠
お能のときはよくそうします。終わりの方ほど偉い方ですから。特に最後の演目が緩い幽玄調(「融」など)の場合、最初の方の謡や仕舞のうちに遠慮せず寝ておきます。

>「戦争と平和」
怒涛の戦闘シーン、確かにあんなものを作る人は今後現れないでしょうね。
あの映画は通して3回観ました。私も徹夜城さんにまして物好き?
一番の見所、個人的には、ナターシャとアンドレイが出会う舞踏会の場面と、ナターシャが森番の家でロシアの伝統音楽に合わせて舞う場面。ナターシャ役のリュドミーラ・サヴェーリェワはバレエ学校の出身で、踊っている時が最も生き生きしていますよね。アンドレイをもっと完璧なロシア美男子に演じて欲しかったですけど。




#882 
徹夜城(支配人) 2004/12/18 23:26
映画と原作者

>原田さん
その「ネバーエンディングストーリー第2章」は僕もビデオで見てるんですけどね〜見事に轟沈してしまい、途中のストーリーは覚えてません。といってもう一回見る気なんかこれっぽっちも起きない。そういう映画でありました。
原作「はてしない物語」はかなり愛読した本でして(最初に出た、まさに物語中に登場する「本」そのままの見事な装丁だったんですが、かなりこすれて汚くなってしまった…)第二部のストーリーも読み込んでますが、この映画、確か一応は第二部のバスチアンがワルになっていく展開を映像化していた覚えはあります。それで一応「エンデも太鼓判」という宣伝がなされていたようですが…
第三章なんぞそれこそ見ていません(^^;)。

 原作者の中には映画化、ドラマ化が決まったらあとはそちらの製作物、と介入しない人もいるんですが、限度というのもあるんですよね。あまりに原作と乖離したものになるとやはり生みの親としては激怒してしまうことがある。比較的最近ではコミック「いいひと。」がそういう事件を起こしていたような。
 自らも映画マニアであり映像化したらそれは映像作家のもの、ということを重々承知していたと思える池波正太郎なんかはそのぶん自分が原作の映画化・ドラマ化作品へのきびしーい批評者でもあったようですね。ことに五社英雄監督作品なんかクソミソに言っていたような(笑)。

 映像化が多かった作家といえば松本清張がおりますが(自身も映画化に乗り気で企画を進めた事もある)、この人の場合野村芳太郎という強力なタッグを組める映画監督がいたことが幸いでした。「砂の器」(橋本忍・山田洋次脚本)などは松本清張は「原作を越えた」と断言したそうであります。僕が見たものでは「疑惑」なんかも強烈な映画作品となっていました。



#881 
原田 実 2004/12/18 12:15
ネバー・エンディング・ストーリー

エンデと製作者サイドが争った後、一応和解、続編が作られています。
今度は原作の雰囲気を壊さないようにエンデ自身がチェックを入れた、
という触れ込みだったのですが世界観の矮小化がひどく
改めて第1作の出来のよさを印象つけることになってしまいました。
スティーブン・キングなどは自作の映像化を監督したがって
結果としてB級感大爆発の怪作を余に出したりしていますが、
映画化作品に原作者が口出しするとろくなことにならないようです。
http://www.jtnews.jp/cgi-bin/review.cgi?TITLE_NO=1756
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=17252
で、エンデも懲りたと見えてシリーズ第3作にはまったく口出しせず、
製作者サイドも原作の存在をまったく気にしなくなりました。
この第3作について、私はまったく発言したくありません(-0-)
http://jtnews.pobox.ne.jp/movie/database/treview/re1757.html
http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD10984/

http://www8.ocn.ne.jp/~douji/


#880 
ひで 2004/12/16 00:10
大コケ

>Alexander
制作費1億6千万ドルの回収はもう不可能だとワーナーもあきらめているようです。公開された直後、向こうのヤフーのレビューをみてきたのですが、賛否両論というよりほとんど否的的なコメントが付いていました。どうもプトレマイオスによる回想という形で話が進むようですが、3時間もある映画で、華々しい戦闘シーンはものがたりの前半で出てしまってその後はどうも盛り上がりに欠けるという意見をどこかでみかけました。

アメリカではこけてるし、他の国でもだめみたいですね。ギリシャじゃ、はじめはバイセクシャルな描写があるということで、内容によっては告訴するなんてギリシャの弁護士たちは言っていましたが、いざ映画が始まってみると「重要視するに値しない」ということで告訴はしなかったそうですが。まあ、そんな程度の扱いしかされていないと言うことでしょうか。実際、Alexanderは、ゲイ的描写の原因で、公開が延期された(11月5日が24日に延期になっている)という噂もありましたが、映画の注目もそう言う方向にしか集まってなかったようです。何となくアレクサンドロスという人物のごく一部の面にばかり注目が集まるような映画にしてしまった段階でもう話としては余り面白くないのかなあという気がします。

そういえば、ディカプリオ版のアレクサンドロス映画は今どうなってるんだろう?

http://pezetairoi.hp.infoseek.co.jp/


#879 
徹夜城(支配人) 2004/12/15 23:35
予定して寝た映画もある(笑)。

 僕はある映画を劇場で見た際、「計画的に寝た」ことがあるんです。
 その映画とは…ソ連製作の超大作、セルゲイ=ボンダルチュク監督「戦争と平和」四部作一挙上映というやつ(爆)。ホントにやっちゃったんだよな〜錦糸町の映画館で。それをわざわざ見に行った僕も物好きですが。
 上映時間は各部の間にはさまる休憩込みで9時間超(笑)。実質映画四本立て状態ですね。トルストイの原作小説も一応読破していたので(世界的名作小説というもので一応読んだのはこれぐらいしかないんですが)ストーリーは頭に入っていましたので疲れないように計画的に寝たのであります(笑)。
 第二部が少々ヒマなんですよね。男女間のあれこれしたドラマ中心で。だからそこで少々ウトウトと休んでおいて、怒涛の戦闘シーンが延々1時間は続くという第三部に備えたという次第で(笑)。
 しかしあの映画に関してはやはり大画面で見るべきですねぇ。DVDでも持ってるんですが、TVではレターボックス表示になっちゃうこともあってかなり画面が小さい…CG時代になってからはかえって撮影されないであろう本物の人馬を使った大スペクタクルですね。

 スペクタクルといえば、オリバー=ストーンの「アレクサンダー」、風の噂によると酷評の嵐だそうで…(汗)



#878 
ひで 2004/12/15 20:46
体調は確かに大事ですね。

>キスカ様
はじめまして。
横レス失礼。

確かに映画を見に行ったときの状態というのはかなり重要ですね。昨日、新宿で「山猫」の完全版を見に行ったのですが、早めの夕ご飯(なぜかペリメニとか食べてるし・・・)とワインのせいで、ちょっと前半で意識が飛びかけました。グラス1杯とデカンタ1本分のワインで眠気が来たうえに、少々食べ過ぎておなかがきつくて・・・。結局、3時間を超える作品でしたが、眠ることなく見ることが出来ましたが、序盤は結構辛かったです。長い映画を真剣に見るには、やはり映画館の方がよいかなという気がします。最近アンゲロプロスのDVDを買って見ているのですが、どうも緊張感がない状態で見ているせいか、ときどき誰が誰だか分からなくなることが・・・・。

ふと気になったのですが、見逃したら二度と見られないかもしれないレアもの映画、一体どんな作品でしょう?今週末は頭使わず見られる「エイリアンVSプレデター」でも見るかなんて思っていましたが(個人的にはエイリアンよりプレデターの方が好き)、何となくそちらの映画も気になります。

http://pezetairoi.hp.infoseek.co.jp/


#877 
Киска 2004/12/15 02:12
備えあれば憂い無し、か?

皆様のご推薦の作品群について拝見しますと、眠れるかどうかは、その内容もさることながら、観た時の状況も大いに影響するということがわかりますね。
今度の土曜、1時まで仕事→2時から観劇→6時から映画、という予定を入れてしまって、ちょっとこれはまずかったかも。映画は見逃したら二度と観られないかもしれないレアなものなのに、熟睡してしまったら・・・。前日は絶対寝不足にならないようにします。

>「アンドレイ・ルブリョフ」
お願い、眠らないで!タルコフスキーが苦手、と書いた私がこう書くのも変ですが、あれは好きで、何度も繰り返し観ています。確かに途中までは非常に淡々としていますけれど。鐘つくりのボリースカ役のニコライ・ブリュリャーエフ、「僕の村は戦場だった」にも出演していますが、人を寄せ付けない頑なな表情を得意としていて、結構私のタイプです。彼もこのあたりが最盛期だったかな。(数年後の「戦場のロマンス」では早くも髪の毛が危なくなっている。西洋人は老けるのが早い。)旅芸人役のロラン・ブィコフも大好きな俳優・監督です。

>「惑星ソラリス」
これも、原作者のレムと監督のタルコフスキーが大喧嘩した曰く付き。つい最近、ポーランド語からの直訳で『ソラリス』が出ました(沼野充義訳国書刊行会)。読んでみると、「やっぱり違うわ、レムが怒るのも無理はない」と思います。まさに「映画は別物」と考えなくてはいけません。

>エンデ作品
「ネバーエンディングストーリー」は私も不満。理由は「主人公の男の子が美少年過ぎる」です。私は本来美少年、好きなのですけれど、「はてしない物語」は、容姿にひどくコンプレックスを持ったいじめられっ子の少年が世界を救うような冒険をする、というストーリーだったはずで、可愛い子を主人公にしてはいけないのです。やはり「テーマがねじまげられた」と感じました。「モモ」も、主人公の女の子が割と利発そうだったので、もっとぼーっとした感じの方がよかったな。元祖「スローライフ」。

>リンドグレーン作品
「やかまし村」なんかも好きでした。スウェーデンの実写版はいずれも優れた作品なので、アニメであれら以上のものができるとは思えなかったか。旧ソ連で「屋根の上のカールソン」がアニメ化されていますが。人気の高い作品で、ロシアの子達はあれがスウェーデンの話だって知らないのでは?




#876 
徹夜城(支配人) 2004/12/14 23:11
児童文学の映像化など

>Кискаさん
 ドイツの児童文学、ファンタジーの映画化といえばミヒャエル=エンデ作品の例がありますね。「はてしない物語」を映画化したウォルフガング=ペーターゼン監督の「ネバーエンディングストーリー」は世界的に大ヒットした異例の西ドイツ映画になったんですが、作者は大いにご不満で「テーマがねじまげられた」と裁判まで起こしました。「映画は別物」ということで敗訴になりましたけど…
 僕もこの映画を劇場で見たのですが、原作の前半の映像化という点ではかなりのレベルなんですよね。いくつかの場面では映画ならではの原作を越えた名シーンになっています。しかしテーマ的に重要な後半はバッサリカットされ(続きを作る可能性もあったのかもしれませんが)、ドラゴンに乗っていじめっ子に復讐するというトンデモラストがついちゃったことが作者の激怒を買ってしまったようで。
 エンデ作品の映画化では「モモ」は原作にも忠実ですし、さりげなく凄い特撮カットもあって良く出来た一本だと思いましたね。ジョン=ヒューストン監督が俳優として出演しているというのも映画マニア心をくすぐる要素だったりしますが(笑)。

 ヨーロッパの児童文学の映像化、というとどうしても思い出しちゃうのがリンドグレーンの「長靴下のピッピ」の件です。実写映画化はちゃんとされているのですが、のちにスタジオジブリを作る事になる高畑勲、宮崎駿らがこの「ピッピ」のアニメ化を企画して会社まで作っちゃったのに、アニメに対して偏見を持っていた作者に蹴られてオジャンになったという逸話があるんですね。なんかのインタビューで「あの人、アニメ化は絶対に許さんと遺言にも書くんじゃないか」と宮崎駿が苦笑して言っているのを読んだことがあります。
 リンドグレーンの作品では「はるかな国の兄弟」をドラマ化していたのをNHK放映で目撃した事があります。これもかなり原作に忠実だったような。


>パパゲーノ川崎さん
 タルコフスキーの中では「惑星ソラリス」は眠らなくてすむんじゃないでしょうか。僕なんかDVDで初めて見たときかなり興奮を覚えた一本です。
 以前NHK衛星で企画した「黒澤明が選ぶ世界の100本」でタルコフスキー作品代表で選ばれた一本「アンドレイ・ルブリョフ」は辛かったなぁ(笑)。15世紀だったか16世紀だったかのイコン画家の物語なんですけど、3時間ぐらい延々と話が盛り上がらないしワケがわからない(汗)。言わんとしてることはわからんではないんですけどね…



#875 
パパゲーノ川崎 2004/12/14 21:51
眠れる映画

うーん、幼少のころ”ジャングル大帝”の劇場版を観て
寝てしまったそうな。こんなことを書くと歳がばれちゃう。^^;

それはさておき、眠れる映画の推薦は”惑星ソラリス”ではないでしょうか。
どんな夢が観られるのでしょうか?
”ブレードランナー”も人によったら寝ちまうかもしれないけれど、
変な夢見そうで怖い!良い子は寝ちゃだめです。



#874 
Киска 2004/12/12 23:52
児童文学の映像化

三大ファンタジーは(既に「児童文学」の枠をこえているとみなされているのかもしれませんが)映画化となると作る方もやたら力いっぱい頑張ってしまうので、観る方もそれなりの疲労を覚悟しなければいけない(映画館が混んでいると思うとなおさら)のが難点。もっと気軽に楽しみたいです。そういう意味でディズニーなどが大作に仕立てるより、BBCなどが地味に作って欲しいという気持ちを強く持っています。

最近、ドイツが「二人のロッテ」「点子ちゃんとアントン」「飛ぶ教室」とケストナーの名作を軒並み映画化しています(「次は是非『動物会議』を」と同僚に言うと「実写では難しいからアニメかな?」と言っていました)。大変喜ばしいのですが、妙に現代化しているのですよね。シャーロッテが「チャーリー」と呼ばれ、列車の緊急停止レバーを引いて大騒ぎを起こしたり、アントンがやけになって無免許(←当然)でベルリンを目指してトラックを暴走させたり。原作に忠実に描いても今の子どもにも十分通じると思うのですが・・・。

>BBCの「ナルニア」
徹夜城さま、教えてくださってありがとうございます。書きながら、主人公の四人兄弟(姉妹)の様子などあまりにも具体的にイメージできてしまうので、「もしかして既にあるのでは?」という気もしていました。

>ソクーロフ
「エルミタージュ幻想」をはじめ、最近は割とまともになってきました(と思う)。
「精神の声」なんて、5時間超の大作ですが、「第1部・鎮魂」はほぼ1時間殆ど動きのない場面にベートーヴェンの交響曲第7番2楽章が流れる中、ソクーロフ自身のぼそぼそした独白が眠気を誘う・・・のではあるのですが、作品全体としては戦争が馬鹿馬鹿しいものだということが骨身に沁みてわかる傑作だとは思います。

>「項羽と劉邦」
まずは現在取り組んでいる「死者の書」が完成しないと、次には取り掛かれませんが。
日本側としてはいろいろ問題があるとしてもNHKがやるしかないそうなので、現在のごたごたを解決しないことには・・・というところのようです。中国側は結構乗り気のようで、それは大変心強いことです。中国と組むといろいろ大変なことは出てくるのでしょうが。「今から中国語のラジオ講座、聴いておいたら?」と親にもはっぱをかけたところです。




#873 
ひで 2004/12/12 19:47
用法、容量はまもりましょう。

>タルコフスキー、ソクーロフ
いずれも長回しを多用する人たちですね。ソクーロフというと96分1カットの「エルミタージュ幻想」という超長回し映画をとっていますし、タルコフスキーも長回しを多用する人として有名ですね。長回しは緊迫感や臨場感を高める効果がある一方で、眠気を誘う効果もあるようです。あまりカットが多くてころころ変わる映画も疲れるけれども、同じ場面がずーっと続くというのも、次はどうなるどうなると思っているうちに眠くなることもありますし。

http://pezetairoi.hp.infoseek.co.jp/


#872 
徹夜城(支配人) 2004/12/12 16:47
ナルニアは

>Кискаさん
 書き込みしたらちょうど入れ違いでした。
 「ナルニア」なんですが、僕も子供時代にずいぶん読んだ覚えがあります。「指輪」と比較するとやや子供向けになるのではないかという印象がありますね。ディズニー映画化に関してはどうだろうなぁ、というところなんですが…
 Кискаさんが「イギリスの放送局のドラマ部門などが地味に作って欲しい」とお書きでしたが、実はそのまんまズバリでして、以前BBCでドラマ化されております。僕もつい最近知ったのです。DVD売り場にひょっこり置いてありまして、調べたら昨年夏に発売されたもののようです(放送時期は未確認)。

 「指輪」「ナルニア」「ゲド」を三大ファンタジーとか呼ぶそうで、「ゲド」についても映画化・ドラマ化の話が進んでいるようです。噂では宮崎駿も「ゲド」のアニメ化を望んでいたとか言うんですが、そういや好みの傾向かも。
 「千と千尋」の自分の名前を忘れそうになるくだりに「ゲド」の影響を指摘する声もありましたっけ。それとプロイスラー(「大泥棒ホッツェンプロッツ」でも有名なドイツの作家)の大作「クラバート」との共通点もあるなど、まぁありとあらゆるものに首を突っ込んでおるなぁ、と思ったところでした。前から書いてますけど、「トトロ」には「とぶ船」が完全に入ってますしね。

 川本さんの「項羽と劉邦」、やれそうなんですか。それは楽しみですね。



#871 
徹夜城(支配人) 2004/12/12 16:37
轟沈映画

轟沈映画といっても「タイタニック」とか「ヤマト完結編」ではありません(笑)。劇場で眠っちゃった映画となると何があるかな…と思い返してみたのですが、確か前にもこのネタ書いてるような。

比較的最近ですとサミュエル=L=ジャクソンとケビン=スペイシーが出ていたような気がする「交渉人」はすっかり寝ちゃって筋を全く覚えていません(汗)。これは実はその前に同じ市内の別の劇場で別の映画を一本みたあとこっちに移動(しかも時間が迫っていたので走って!)したため疲労で寝ちゃったんでありますね。
あとイーストウッドの「スペースカウボーイ」も途中で寝てました。これも早朝出勤の仕事のあと昼間に見たのがいけなかったと思うのですが…そうそう、「マトリックス・リローデッド」も中盤で寝ちゃって筋がわからなくなったんですよ。



#870 
Киска 2004/12/12 16:24
アニメーション化されると

元同僚は『魔法使いハウルと火の悪魔』を愛読していたので、アニメーション化のニュースを聴いたとき「宮崎駿は決して嫌いではないけれど、やはり自分のイメージとずれるのでがっかりするのではないか」と感じたそうです。
「『ナルニア国ものがたり』をディズニーが映画化」の記事を読んで、そのときの彼女の気持ちがよーくわかる・・・いえ、それなら宮崎駿さんの方がディズニーよりずっといいのではないかと思いました。最近のディズニー、つまらないもの。『ナルニア国ものがたり』はイギリスの放送局のドラマ部門などが地味に作って欲しい。

>「死者の書」
以前の書き込みで、パペットアニメーション「死者の書」の大津皇子の人形と書いたのは大伴家持の間違いでした。「死者の書」は、原作を読んでいる人はたぶんあまりいないでしょうから、「私のイメージと違う」という問題もあまり起こらないでしょう。私も読んでいませんが。奈良時代、そして飛鳥時代のお話ですが、このあたりの時代をアニメ化した例はあまり聞きませんよね。実写のドラマでもそんなにないかも。
先日、川本先生のトークに行ってまいりました。「死者の書」のラッシュを見せていただき、また俳優達が声を入れたものを聞かせていただきました。今度の声優は豪華な顔ぶれ。宮崎駿アニメ並み!特にヒロインが宮沢りえ、というのが驚きでしたが、川本先生は断られたらどうしようと思うほど「彼女で決まり」と入れ込んでいたそうです。

頓挫しかけていた人形劇「項羽と劉邦」の企画も日中合作という形で日の目を見るかもしれないと聞いて、嬉しかったです。

>眠い
私はソクーロフやタルコフスキーが苦手。といっても「ずっと眠ってしまった」というものはまだないです。が、友人は「サクリファイス」を観に行って、気がついたらクレジットロールが流れていた、と言っていました。



#869 
ひで 2004/12/12 00:29
映画館で轟沈した映画

>眠ってしまった映画。
私の場合、わざわざ映画館に行って1800円を投じて仮眠時間を取ってしまった映画というとアフガニスタン情勢を伝える映画「カンダハール」とクリント・イーストウッド渾身の一作「ミスティックリバー」の2本が一番印象に残っています。とくに「ミスティックリバー」のほうは言い訳しようがありません。「カンダハール」の場合は、公開終了が間近に迫り、ここで見ないといつ見られるかわからなかったため徹夜明けにもかかわらず見に行ったというのもあるのですが、「ミスティックリバー」の場合はリベンジを期して見に行った2度目も寝てしまいました。とりあえず相性が合わなかったんだと言うことで納得させて帰ってきましたが、映画館で仮眠というのは何かむなしさが・・・。

http://pezetairoi.hp.infoseek.co.jp/


#868 
不肖δ 2004/12/11 09:29
何を今更、千と千尋の神隠し(笑

ようやく、あの話題作を見るなんて自分も流行についていってないね
ちまたじゃ動く城が話題だっていうのに(笑
しかし、はっきりいって、ちょっと退屈な映画だった(ちょっと強気な言かな)
いや、まさかナウシカみたい冒険活劇を期待していたわけでは無く、
トトロのような物を期待していたのです、絵本のようなファンタジーは
本来2時間ものにするとダレるもので、そんななかトトロは長さを感じさせない
傑作だと思ってただけに千と千尋の〜は画像は綺麗で、それだけを見とれてる向き
には良いかもしれないが、時間がたつにつれ眠くなってきた(自爆
いや、でも心地よい眠りを誘うかな、これは眠れない時に見ると良い映画
かもしれない。(笑
眠ってしまう映画って皆さん、どれがお勧め?



#867 
徹夜城(支配人) 2004/12/06 00:04
オールド・ボーイ

 土曜日に上野でとうとう見てきちゃいました。
 TVでご覧になっていた方もいると思いますが、金曜深夜放送の「虎ノ門」の井筒監督の「こちトラ自腹じゃ」コーナーでこれが取り上げられ、あの毒舌の井筒監督が星三つの満点を出してしまったのでした(まぁこれまでも何本かそういう映画はありましたが。好みの傾向はありますよね)。もともと見る気ではいたんですけど、僕も井筒さんに躍らされる形で(笑)、フラフラと見に行ってしまいました。

 えーと。感想としては…「自腹」を見るんじゃなかった。いえ、期待はずれだったのではありません。十分に楽しんでしまったのですが、いちばん重大な「衝撃のラスト」について少々ネタばれがあったんですよね。当人は気をつけていたとは思いますし、直接的には言ってなかったのですが、井筒さん個人の受けた衝撃度を表現するためにポロッとあることを口走ってしまい、それを聞いた僕はなんとなく予想するところがあったのでした。正確に言えば「アッと驚く展開」をいくつか想定した中の一つが「当たり」だったわけでして。
 何も知らずにいったほうが確かに衝撃度は高かったかもなぁ…。映画評とかもこういうことがあるから事前に読むのは怖いんですよね。

 ま、なんにせよ、チェ=ミンシクが凄かった。「シュリ」でも悪役のクセに明らかに主役を食っちゃってて強烈な印象を日本の観客にも残してましたが、「オールド・ボーイ」でその存在感を主役としてより照明して見せた形です。やはり主演作の「画酔仙」も日本で公開されたようで、これも見てみたくなってきました。
 まったく、世間は「ヨン様」ばかり追い回さんと、こういうところにちゃんと注目せぇ…と。



#866 
「足塚玉虫」から改称「不肖δ」 2004/11/28 11:17
突然ですが。

映画とは関係ないのですが(汗
ハンドル名を変えました、きっかけは自分で初めてサイトを持つ事に
しましたもので、「不肖δ」と申します、δはギリシャ文字で読みはデルタ
です。サイトの主旨は自作漫画を立ち読み(むろん座っても寝転んでも
読めます)する場です、まだサイト制作&管理の手腕が初心者ヘボな私で
無料サイト範囲の容量制約で画面が小さい漫画で台詞が読みづらいですが
どなたでもお気軽にお寄り立ち読みなさって下さい。といっても
3話の漫画があるだけですが。(汗
アドレスは↓

http://www7.canet.ne.jp/users/yasushi

決して怪しいサイトではありませんので安心してお入り下さい。
(自分で言うのもなんですが)

真っ先に出てきた漫画画面の大きさの不具合も含め随意、更新改良に
努めます、あと、この伝言板の管理人さん のような映画関係の
コーナー作るのも良いかななどと考えている次第です。

http://www7.canet.ne.jp/users/yasushi


#865 
パパゲーノ川崎 2004/11/24 19:45
やはり手術シーンが。。。

ピノコ誕生のシーンは原作を読んでチェックしとかないと。。。

ブラックジャック、手術のシーンで手元が出ないのがなんとも
残念です。
CGを使うとか、だめなんでしょうか??
それとも、血が出たら光るとか。
(北斗の拳かよ 笑)

ところで、ブラックジャック先生がメスを投げるシーンが見たいなあ。



#864 
ブッチャ−3世 2004/11/23 12:51
不法診察

なるほどハリウッドの他国ものリメイクに当たり無し、ですか?(笑
上記タイトルの邦題のハリウッド映画を映画有線TVで見かけた時は
え〜?これ、ひょっとしてブラックジャックが原作じゃ?と不覚にも
思いましたが、見ているうちに違うとわかり安心しました、でも
なかなかB級クライム映画としては出色だったと思います、よく
考えればアクション映画に医者を主人公に持っていくのは結構
スリリングだなと感じました、手術場面じたいがアクションですね。
ブラックジャックの実写版をハリウッドでやったとしたら
なかなか期待できるかな、とも思います、TVドラマの24の
ヒットぶりを考えるとブラックジャックは連続TVドラマ向き
かもしれませんね。ブラックジャックじたいが連続ものなの
だっけ、日本テレビのアニメBJは制約が多そうですが
それでも原作で一度読んでいて筋を全部知ってる回でも
ああして原作に結構、忠実にアニメでやっても引き込まれて
見てしまうものですね。作画のクオリティからみて
オリジナルの話しをやってみてもいいのではないですかね
今のアニメのブラックジャックは。その次にコナンは
往生際が悪くてうざいですね。




#863 
Киска 2004/11/23 10:13
「死者の書」(←とまたマイナー志向で)

徹夜城さま、ななさま。
父には昨日になってやっと会え(行き違いがあり本当は一緒に観劇する予定だったのに、結局別々の日程になってしまって、揉めていた)、「人形劇・三国志」のことを今でも話題にしてくださる方がいらっしゃるのだと伝えたところ、たいそう喜び(予想通り得意になり)、感謝しておりました。

以前書き込みをした、ラピュタ・アニメーション・フェスティヴァルのチラシに載っていた「劉備玄徳の人形かもしれない」と思ったものは、川本喜八郎監督の新作アニメーション(といっても未だ完成していない)「死者の書」に登場する大津皇子の人形でした。そういうわけで、ロビー展示されるのは「人形劇・三国志」ではなく、「死者の書」の人形たちです。
私は折口信夫の原作を読んでおらず、日本史にも日本文学にも疎いので、大津皇子とか藤原南家の郎女とか大伴家持(万葉歌人として一応知っている程度)とか登場するといってもあまりイメージが湧いていません。それでも川本先生の人形には一目見ただけで魅了され、作品の完成が待ち遠しくなります。きっと「三国志」や「平家物語」のような戦記物とは違った魅力が味わえるでしょう。かなり久しぶりに(高校以来だからなあ)万葉集や懐風藻を紐解いてみたくなります。




#862 
ひで 2004/11/23 00:37
連チャンは疲れる・・・・。

昨日は渋谷ユーロスペースにて「変身」とアンゲロプロス特集を連続で見てきました。いや、やはり疲れますね・・・。ここのところ「ジョヴァンニ」、「変身」、「アレクサンダー大王」とどちらかというとマイナー指向に傾いています。「変身」は冒頭の有名な場面はそうやって表現するのかと感心しつつ見てきました。安易にCGやら何やらに頼らないところに好感を持ちました。あれなんか、安易に映像化すると変にグロテスクになりそうですし。「ジョヴァンニ」ですが、神聖ローマ帝国のドイツ人傭兵達による「サッコ・ディ・ローマ(ローマの劫掠)」直前の時期を扱っていますが、かなり淡々と物語が進んでいく映画でした。戦争の場面は出てきますが、歴史大作系の大規模な物を期待すると肩すかしを食うことは確実かと。

>ハリウッド
色々な物をリメイクするのは別にどうでもよいのですが、どうも彼らが一手間加えるとかえってだめになるような・・・。北斗百烈拳がどう見てもつぼマッサージにしか見えない実写版「北斗の拳」や、正直何とも言いようのない実写版ガンダム「Gセイバー」等々の妙な物が思い出されます。で、「クイール」のリメイクをするということですが、やはりありとあらゆる手段を用いてハッピーエンドにするんでしょうか。なんたってフランダースの犬をハッピーエンドにしたというハリウッドだし・・・と書いてから、そういえばあれは過去に米国で1924年、1935年、1959年とこれまでに3回、実写版が製作されたときにもネロが死なない結末だったという話を思い出し、ちょっとネタをどうつなげるか困っています^^;。まあ、新造細胞の力でもかりるのでしょう・・・。

>ドラえもん声優交代。
やはり寄る年波には勝てずということなのか・・・。ルパン3世(山田康夫→栗田貫一)のような形になるのでしょうか。でも誰がやるのでしょう。

http://pezetairoi.hp.infoseek.co.jp/


#861 
徹夜城(支配人) 2004/11/22 13:34
つれづれなるままに

ここんとこ多忙で映画を見てないです…お薦めの「父と暮らせば」どころか「血と骨」「オールドボーイ」もいつ見られることやら、という状態で。

ちょっと書き込みが途絶えたので小ネタを散りばめておきましょうか(笑)。


>ゴジラ映画特集
NHK衛星映画劇場&ミッドナイト映画劇場が先週一週間ぶっつづけで「ゴジラ」。見た作品ばっかりでしたが、ついつい大半を録画。チビチビと見ております。
「ゴジラVSビオランテ」では鈴木京香さんが自衛隊の指令本部の1オペレーターとして出演していた、ってのは実は今回初めて気がつきました(^^;)。隣にいる豊原功輔さんは続く「vsキングギドラ」(同じ大森一樹監督)で実質的主役に抜擢されるんでそっちは気がついていたんですけど。
1984年版「ゴジラ」、改めて見ると米ソの核問題が絡んできたり、小林桂樹以下そうそうたる俳優陣がそろった日本政府の描写とか、結構面白いんだよなぁ…田中健と沢口靖子の人間ドラマ部分はどーしよーもないけど(笑)。新宿でのスーパーXとの激闘は「ゴジラ対人間」の特撮シーンとしてはなかなか良くできてると思いますしね。
 それはそうと江本孟紀はどこに出ているんだ?いまだに発見できず(笑)。


>「ドラえもん」声優交代。
ついにこの時が来ましたか。メインキャスト総入れ替えになるそうですが、やはり大山のぶ代さん以外の「ドラえもん」というのが注目点でしょうねぇ(他はなんとかなると思える)。もっとも最初にアニメ化されたときは大山さんじゃなかったわけですが。


>ハリウッド、いい加減にせんかい
 和製ホラーから「Shall We Dance?」、各種アニメ・マンガ作品まで手広くあさり、韓国映画の「オールドボーイ」までリメイクするハリウッド。ネタがないのは分かるんだけど、あまりにお手軽に「調達」してるのがムカつく。またそれをありがたがる傾向があるのも事実で困ったもんですが。
 さっき知ったんですけど、崔洋一監督の「クイール」までハリウッドでリメイクだそうですよ。



#860 
アール・ケイ 2004/11/16 15:26
『父と暮らせば』は是非

なかなかこちらまでオジャマするいとまもなく
ご無沙汰でありました。

『父と暮らせば』は戯曲として既にスタンダードな作品になっており、
すまけい・梅沢昌代コンビ以外の取り合わせで、再演、再々演されております。
かく申す私も舞台版は見ておりませんが、
映画版は同じ監督の傑作『美しい夏キリシマ』よりは落ちるものの、
視聴に足る佳作だと思います
(特に宮沢りえさんは泣かせます!)。

『血と骨』も一種歴史映画といえるかもしれませんな。




#859 
Киска 2004/11/15 00:02
映画の中で

>田舎の風景
イラン関係者からも日本で公開されるイラン映画について同様の指摘をされます。テヘランは大都会だし、中流以上の人たちかなり西洋風の生活をしているのですけれど、今まで映画にはあまり現れてこなかったですね。

>日本の風景
未来都市の風景として首都高を撮ったタルコフスキーの「惑星ソラリス」。欧米人たちにとってはあの風景は無機的で未知の一種幻想的な場面に映るのでしょうが、看板に書いてある漢字が読めてしまう日本人としてはあまりSF的な雰囲気にはなれず、あそこだけは観るたびに困った気分になってしまいます。(70年代の東京なので、今ほど派手に広告が並んでいるわけではないのがせめてもの救い。)

>モスクワの風景
具体的な作品名は忘れましたが、ハリウッドのアクション系映画で、モスクワに潜入した西側のスパイ同士が赤の広場前で待ち合わせをする場面がありました。スパイ行為をどんなふうにしているのかは知りませんが、日本で言えば桜田門の法務省と警視庁の真前で工作員が待ち合わせ、といった感じなので、地下鉄のホームや美術館の中などの方がお勧めだと思いました。




#858 
足塚玉虫 2004/11/14 13:16
映画の描写と現実と

>映画で出てくる日本の風景
あぁ、何かこれ面白い視点ですね、それとは別に以前、知人で、新宿に
住んでる人が愚痴ってたんですが、小説や映画では新宿が、まるで
犯罪多発地帯、外人マフィアがはびこる魔窟みたいに描かれている場合が
多いが、実際に住んでいる人間には何だかな、という事だそうです(笑
その人いわく最近は新宿よりも池袋や渋谷の方がよほど物騒だぞ、って事
だそうです。(笑
でも私は古くは松田優作さんの大ヒットTVドラマ探偵物語や
漫画シティハンター、新宿鮫や不夜城で、もう、これでもか、
というくらい新宿は超危険な街、という印象を叩き込まれてしまっている
ので、その人に、でも、やはり歌舞伎町って入り口からして
あの「歌舞伎町1番街」って赤い電飾看板からして魔窟みたい
だよね、って言ったら、新宿はプロが多いから滅多な事で抗争は
起こらないし、プロはカタギに手出ししないから、結構、秩序が保たれて
いるんだぜ、って言いましたが、プロが多い、って十分、物騒ですよね。(笑




#857 
徹夜城(支配人) 2004/11/13 23:30
まぁ僕は割とメジャー嗜好でもあるんで。

>明彦さん
 井上ひさしが嫌いということはもちろんないんですが、好きというわけでもない…というかそもそも井上ひさし作品はほとんど見たことがない、いわば「食わず嫌い」のところがあります。
 映画「父と暮らせば」についても関心は持ちつつも見たい映画の優先順位で後回しになってしまうことも否めないんですよ。今だと「血と骨」「オールドボーイ」を見ようかな…と思っているところでして。「父と暮らせば」については時間が許せば、というところで。

 「笑の大学」に限らず映画化となると映画向けに「華」のある俳優さんが選ばれる傾向が当然ありますよね。ただ個人的には映画でも向坂役は西村雅彦さんの方があっていたんじゃないか、って気もしてます。


>Кискаさん
 映画から離れるかもしれないですが、各国の映像イメージっていろいろ議論を呼ぶところでしてね。僕が以前中国からの留学生と話したところ、「海外で受ける中国映画はみんな中国の田舎ばかり描いていて困る」とぼやいているのを聞いてます。
 最近では中国の都会派映画も多くなって来てますが、確かにひところは中国の田舎、あるときは因習に満ちた農村、あるときはみんなスレてない爽やかな未開地、といったイメージばかりながす中国映画が世界中で賞をとったりしていたものです。
 それでそのときに中国でよく流れる日本の映像イメージを聞いてみたら、これが「飛騨の合掌造の村」だったりしたそうで、どこの国も似たようなもんか、と(笑)。世界中の映画に出てきた「日本」だけでも相当に面白い世界が展開してますよね。



#856 
Киска 2004/11/13 07:23
変身

ユーロスペースで今日から公開の「変身」も、舞台先行の作品です。舞台の来日公演(サテリコン劇場)は2002年春に静岡県立芸術劇場であったのですが、当時私はワールドカップで忙しく(家で観戦していただけですが)観に行くことが出来ませんでした。
映画の方は数年前の東京国際映画祭の時観ました。ミローノフの演技は圧巻でした。両方見た友人によると、「やはり舞台の方が迫力ある。映画はショットを替えることが可能だけど、舞台ではとにかくずっと演技し続けているから。」ということですが。

>「砂漠」への強烈な憧れ
ますますもって徹夜城さんのご指摘に納得してしまいます。そのくせ、本気で知ろうとしていない、という気も。
2002年ワールドカップで、サウジアラビアのチームのキャンプ地となった調布か三鷹の人が応援のつもりで「ラクダ・クッキー」をつくって売り出したら、「私らのお国にいるラクダはヒトコブラクダなのに、これはフタコブラクダではないですか」と指摘されてしまったという話が新聞の多摩・武蔵野版に載っていたのを思い出します。

モンゴルは草原の国ですか。最近見たモンゴルが舞台の映画「らくだの涙」(字幕監修が旭鷲山昇となっていた)では、結構荒涼とした風景でした。季節によるのかも。

イランやイラクのこともまるっきり砂漠地帯だと思っている日本人,多いですね。乾燥した気候ではあるようですが(だからイラン映画では青色がいつもとっても美しく映える)、全部砂漠というわけではないのに。




#855 
明彦 2004/11/12 07:11
「父と暮せば」も是非・・・。

徹夜城様
 「笑の大學」、僕も観て来ました。
 これは原作の舞台を見逃していて、初めてちゃんと観た訳ですが・・・。
 内容については「やっぱり三谷幸喜だなあ」という印象でしたが、
 同じ二人芝居の映画化である「父と暮せば」と正反対の作り方であることが興味深かったです。
 つまり「父と暮せば」は、「舞台で観客の想像に任されている部分は、映画でも最低限しか見せない」、
 一方「笑の大學」は、「舞台に出て来ないことも、出来るだけ挿入シーンで見せる」。
 前者の監督がドキュメンタリー出身、後者の監督がテレビ出身であることが、そのまま現れているように思います。
 「父と暮せば」東京では12月までやっているんですね。
 是非御意見をうかがいたいのですが・・・。
 前にお勧めした時はレスに「観たい」と書かれていなかったので、
 もしかしたら井上ひさしはお嫌いとか?

 それにしても、「父と暮せば」では、すまけい・梅沢昌代→原田芳雄・宮沢りえ
 「笑の大學」では西村雅彦・近藤芳正→役所広司・稲垣吾郎
 「商売にする以上舞台版の役者は使えない」のが映画化の宿命ですね・・・。



#854 
徹夜城(支配人) 2004/11/10 22:34
勢いとノリで更新作業

 久々に更新作業をして「栄耀映画徒然草」に3本追加をしておきました。ホント、この手の連載はまさに「つれづれなるままに」書くものであります(笑)。
 と言いつつ今までの反省もありまして…劇場で見た映画は速攻で感想書かなきゃダメ!と自分に言い聞かせていたことをようやく実行、「笑の大学」を書いておきました。それと今日の午前中にDVDで鑑賞した「アザーファイナル」というドキュメンタリー映画も追加してあります。ようやくドキュメンタリー映画の枠に一作入りました。
 あと一本「TRY」なんかも。これ、数ヶ月前にDVDで見ておいて即座に感想か悼んだけどほったらかしになっていたものです。



#853 
徹夜城(支配人) 2004/11/09 22:20
「笑の大学」

 本日、有楽町まで出かけて見てきました。ついでに秋葉原まわりとかしておりまして(笑)。

 期待通り程度には面白かった、というところですが、本音のところ「これは舞台のが見てみたいなぁ」と思ったところでもあります。もともと舞台用のお話ですし(その前にラジオドラマでやったそうですが)、原作者の三谷幸喜氏、監督の星護氏両者とも最初は「映画化は無理」と判断していたそうですから。
 映画は映画としてそれなりにうまく料理していたと思うけど、設定が設定だけに無理に映画にした感が否めないところはあります。映画の利点を挙げれば音楽が入ること、劇場街のシーンが挿入できることなどがありますが、ちょっと間延びになっちゃってた印象もあります。2時間の映画ですけど、1時間半ぐらいにまとめてもよかったんじゃないかな?
 配役についてはさすが作者自身の指名、役所&稲垣はピッタリでした。特に稲垣吾郎は若くてピュアな天才肌の喜劇作家(さらにそこにやや悲劇の影がさす)のイメージをよく体現していたと思います。



#852 
Киска 2004/11/07 20:02
俳優と外国語

「その言語ができるから」と役を得られることもあれば、「この役にはこの人しかいない」としてその言語ができなくても敢えてその俳優をキャスティングすることもあるし・・・。

「やさしい嘘」主演のゴランタンがまさにその両面を持っているのですよ。85歳で(恐らく史上最高齢で)女優デビューした時は、「ロシア語・ポーランド語・フランス語・イディッシュ語を話せる高齢者」という役のオーディションに応募して、というのですが、撮影時89歳で演じた「やさしい嘘」はフランス語・ロシア語に加えてグルジア語の台詞も飛び交うというもの。「グルジア語はスラヴ系の言葉と全然違っていて難しかった」(彼女はベラルーシ(当時はポーランド領)出身でフランスに移住したユダヤ系の人なので上記の言語ができるのですが、グルジア語はこれらの言語とは全く系統の違う言葉なのですよね)とは言うものの、あっぱれなグルジアのグランマをあっぱれに演じていました。
勿論大変だったのはゴランタンだけではなく、孫娘を演じたタタール系ロシア人のドルカーロワにしてもグルジア語の台詞は大変だったはずだし、娘役のグルジア人ホマスリゼはフランス語の台詞を必死で覚えたのだろうと思います。しかしやはり89歳で全く知らない言葉に挑戦して立派に演じきるというのは驚きです。

日本人俳優達は語学力で努力していないからなかなか国外で起用されないのだろうか?「この人にしか演じられない」と思わせるもの(語学力もその重要な要素ではありますが)が伝わっていないからなのかも。




#851 
徹夜城(支配人) 2004/11/07 19:52
へい、らっしゃい!なんにいたしましょ?

ご注文がいろいろ出ているようでございますが(笑)。

>足塚さん
 「ミッション・トゥ・マーズ」…これ、映画館でわざわざ見たんだよなぁ。正直なところ「しまった」と思うデキなんでありますが。アクションの鬼才ブライアン=デパルマが「ミッション・インポッシブル」の次に「ミッション」続きで作っちゃったSF映画(?)でありますね。
 この映画のアイデアの根幹は、知ってる人は知っている、あの「火星表面写真に写った人間の顔」にあるんですよね。でもあれは探査機で細かい撮影を行ったらそんなものは映らないことがすでに分かっていたはずなので…今ごろ何をやってるの?と思うばかりでした。あと「2001年」が入っちゃってますね、明らかに。
 宇宙開発映画つながりとしては、「アポロ13」で乗組員になりそこねたゲイリー=シニーズがこちらのミッションではしっかり火星まで行き、さらに宇宙の彼方へ飛んでってしまうというリベンジになっていたりします(笑)。

>ななさん
 「人形劇・三国志」はNHKが本放送全話+「ことわざ三国志」などのスペシャルを含めた完全版DVDを発売しています。全17巻ですので買い集めるのはちと出費が(^^;)。僕も実はまだ全巻持ってないんです。
 先回りして最終の17巻を買ってありますが、これには川本喜八郎さんのインタビューなんかも入ってますので結構貴重かと。

 女優さんの背…あまり気にしたことはなかったですが、言われて見れば確かに、というところはありますね。でも柴咲コウに関しては身長はともかくイメージ的には「強い女」の路線で来ているような気もします…と書いておいて出演作は最初期の「バトルロワイアル」ぐらいしか見てないんですが(汗)。


>Кискаさん
 三国志のラブテーマの完全再現、どうもです。
 実はさんざん聞いていながら、一番最初の「星の流れる夜」ってのがなんて言ってるのか長年どうしても聞き取れなかったんですよねぇ(笑)。「オーロラの降る夜」にいたってはますます意味不明ですが(笑)。

 「人形劇・三国志」のエンディングとオープニングに日本人が抱く「モンゴル臭さ」が漂うことについてですが、まず日本人は自国にないものとして「砂漠」への強烈な憧れがあるみたい。
 映画・ドラマにおいてこれをたどっていくと、例えばむかしTV朝日が製作した「蒼き狼」。モンゴルの話なんだけど背景やナレーションで妙に砂漠(それも砂砂漠)が出てきます。後年モンゴル自身で製作したチンギスハーン映画を見るとモンゴルの草原の青々とした美しさに圧倒されましたが、考えてみれば彼らは草原の遊牧の民なんですよね。ドラマ「蒼き狼」はなんとなくベドウィンかなんかと勘違いしてるんじゃないかと思える部分もありました。一応中国の内蒙古で撮影しているのでそこそこごまかせてはいるんでしょうが…
 あと、今思い返せばバブル期の大作「敦煌」がありました(そういや原作者は同じか)。これもひたすら砂漠、砂漠で…いやもちろん砂漠は現実に敦煌周辺にあるわけですけど、あの砂漠の中の大合戦シーンは「なんでわざわざそこで戦うの?」と疑問を感じざるをえないところもありました。
 なお、当時この「敦煌」は批評家にはクソミソに言われつつ日本アカデミー作品賞をとったりしてるんですが僕個人的には意外と好きだったりするんですよね。



#850 
なな 2004/11/06 22:44
オーロラ…

あ、思い出しました。>2番の歌詞
…オーロラって中国でも見られるの?(^^;
ちょっと前に、たしか北海道でも観測されたとか…。

>歌う人形
ああ、そうですね。ご指摘の通りです。(^^;ゞ
人形が歌う場面を見たことはありませんが、文楽という歴とした伝統芸能もありますし、「画面が持たない」という言い方がよくなかったですね。
「一曲これをやっていたら画面が持たないだろうなぁ…」と感じたのは、その人形劇三国志スペシャル番組での、先述した場面のことです。子どもの頃のあやふやな記憶に基づいているので、今見たら違う印象を受けるかもしれません。



#849 
なな 2004/11/06 22:28
ゲイシャと女優の身長

メモワール・オブ・ア・ゲイシャの主役に日本人の女優が選ばれなかったことについて。
英語力と演技力のレベルが足りなかったことが、結局は理由の大部分だったのでしょうが、他にも思い当たる点がありました。それは日本の女優の「流行」です。
あれはいつだったか…。今年の始め頃かな、だいぶ前にネットの芸能コラムで読んだんです。この映画とはまったく関係ない内容でしたが。

バブル崩壊によって90年代の頭からずっと不況の時代でしたよね。
で、その経済どん底の時期に人気を得た女優というのは、モデル出身で、その高身長と抜群なプロポーションで人々に元気…と言うより「喝!」を入れてくれるような感じの女性だった…とのことです。
確かに今の三十代半ば〜二十代半ばの女優で、これまでにブレイクした人を思い浮かべてみると、
藤原紀香(171)・江角マキコ(170)・稲森いずみ(169)・松嶋菜々子(171)・小雪(170)・米倉涼子(168)
…デカイですよね。キムタクが相手役を選ぶ時に敬遠するわけです。(^^;
しかもみんなサバサバした人柄で、男性に追随しない迫力がありますね。

彼女らの「高身長でグラマラス&ゴージャス」「モデル出身で演技キャリアのスタートが遅かった」「男性と互角に渡り合う役柄=パワーで押すだけの一本調子な役柄が多い(多かった)」という共通する傾向が、西洋人が日本人女性に抱く旧来のイメージ…小柄・華奢・控えめ・細やかetc…とはギャップが大きかったんではないかと…感じました。(^^;

そうした高身長女優の流れも、柴咲コウ(160p)のブレイクで変わってきたと記事では分析していました。柴咲コウの他にも、今の主演クラスの女優は竹内結子(162)・矢田亜希子(163)・長谷川京子(166)…と、たしかに身長が低くなってきている感じがします。
男性と同じ目線で立つような高身長女優から、もっと女らしい、可愛らしい女性へ、理想像がシフトしてきているとかなんとか…。それが、日本が不況を脱しつつある証拠なのだとも書いていましたよ。

個人的に「さゆり」の役は、松たか子か竹内結子が合ってるような気がします。やっぱ英語力かなぁ。工藤優貴ほど徹底して努力した人はいませんものね。



#848 
Киска 2004/11/06 22:19
今夜は<アラザニ>を

スンガリー青山店では、シャンテ・シネで上映中の「やさしい嘘」の半券提示で、アラザニ一杯サービス、と隣席の同僚に教えたら、「わあい、グルジアワイン!美味しいよね」と観に行く気に(飲みに行く気に)なっていました。アラザニだけでなく、映画自体もとってもお薦めです。

>「人形劇・三国志〜ラブ・テーマ」の歌詞
(カセットテープを起こしたものなので、表記は原文と少々違うかもしれません。)
♪星が流れる夜 人は変わるの 優しい微笑みも 今では幻
あなたは駆け巡る あの空 山影 届かぬこの気持ち 私は耐えてるわ

好きなら好きと言えない心に 人はいつも苦しむの
私はきっと幸せになれるわ あなたが生きてる限り

オーロラの降る夜 私は祈るの この胸はいつでも あなたのふるさとよ

好きなら好きと言えない心に 人はいつも苦しむの
私はきっと幸せになれるわ あなたが生きてる限り♪

>歌手の小池玉緒さん
現在どうされているのでしょう。あの番組でもスペシャルの時の一回しか出演していないのでは?父は彼女のことを「色白で小柄で、Мурка(母のこと、「鳴猫」とでも読んでください)みたい」と言っていました。

そういえばそうですね、徹夜城さま。
「中国とモンゴルの区別がつかない現象」といい、「オリジナルキャラの名は中国語読み」とか、指摘されるまで全然気がつきませんでした。

>ななさま
>一曲まるまる “人形が”“歌ってる”ところなんて・・・画面がもたない
というのは一種の偏見というか先入観だと思いますよ、“人形劇”というものに対する。
人形劇ではなく、パペットアニメの例なのですが、チェコのポヤルは「見えないということ」をアニメーションで表現しましたし(「ナイト・エンジェル」)、その師匠のトルンカは台詞を一切いれずにシェイクスピア劇をアニメ化しました(「真夏の夜の夢」)。人形が演じることも人間が演じることも(差異は無論ありますが)、限界があるとは思えません。




#847 
足塚玉虫 2004/11/06 13:01
ミッション・トウ・マ−ス

サスペンスタッチで思わせぶりに引っ張る展開は引き込まれるのですが
結末は、えぇ?そんなんで良いの?って感じでした(笑
あまり、詳しく書くとネタばれになってしまいますが、
主人公は、ちょっと例えが古いですが宇宙戦艦ヤマトの古代 進の
兄貴・守のようなていたらくになります。
いえね、この間、有線TVで宇宙戦艦ヤマトをぶっ続けで全話一挙放送
って、すげぇ企画をやってたので、結末を忘れてた私は確認に
見てしまいました、一番うけたのは、古代の兄貴、
死んだハズだよ兄貴って再会はたしたがお前らは地球へ帰れ、
俺は宇宙人のお姉さんと暮らすわ、だもん、こんなラストだったとは!(笑
火星ミッションを見て思うに、SFもので、宇宙人が出てくるジャンルは、
何か、もうネタ切れの境地に達しているのかなと思いました、




#846 
なな 2004/11/05 00:01
DVDで全話見られる?

…なんだか一度ちゃんと見てみたくなってきた。>人形劇三国志
私も「魏の曹操は悪人」というイメージをずっと持っていました。

>徹夜城さん
>ヒロインが歌う場面
あ、それそれ、たぶんそれです。
歌手がスタジオで歌い始めて、その歌手の向かって右後ろに人形用の建物のセットが作られてて、歌ってる間か、間奏か、歌い終わった後かに、カメラが歌手を外れて人形の方を映すの。
一回だけじゃなく、途中何回か画面を切り換えていたのかも。
私は歌手の顔形も服装もまったく記憶にないので書かなかったんだけど、
人形の左側で生身の歌手が歌っていた…ような記憶がかすかに。(^^;
たしかに、一曲まるまる"人形が""歌ってる"ところなんて…画面がもたないですよね?



#845 
徹夜城(支配人) 2004/11/04 23:08
どっかのお肉はオムレツに似ているらしい。

>ブッチャー3世さん
 「ブラックジャック」のオープニングですが、あれも良くわかんない歌ですねぇ。それとブラックジャックの海辺の家だけ3DCGで描かれているのはなんか浮いてしまっているような。
 それはそうと前回「お医者さんごっこ」の冒頭でいきなりラルゴが出ておりましたが、どうも彼が登場した「ひったくり犬」は結局放送しない気のようですな。どうせDVDで出るし、とかいう考え方もしてるんでしょうか。

 手術シーンでお肉が食べたくなる…という感覚は僕にはないんですが(^^;)。
 何かの本で読んだところによると、人間のどっかのお肉はオムレツに凄く良く似ているそうで、医大の解剖実習のあとではオムレツが食えなくなる…という話があるそうなんですよ。どこの肉だったか忘れましたが(汗)。
 漫画のほうも結構グロいんですが、白黒だから見ていられたってところはありますね。アニメ化が長い間見送られてきたのもそれが理由ではあるんですが、こうしてゴールデンタイムに、毒気を抜かれてなにやら人情話っぽくやられてしまうと違和感ありまくりで。


>ななさん
 僕も記憶が曖昧なんですけど、ヒロインがテーマソングを歌っていた…というシーンは、本編外のスペシャルを放送した際に歌手の小池玉緒さんが中国風衣装を着て歌っていたものではなかったかなぁ…そういう場面を見たことがあるので。ヒロインの淑玲(すうりん)が歌を歌う場面なんてなかったような気もするんだけど…このちょっと意味不明の歌詞ですが(笑)、一応劉備と離れることが多い淑玲の気持ちを歌っているようには一応見えますね。
 この淑玲を始めとして紳々(しんしん)、竜々(ろんろん)、美芳(みいふぁん)、金花(ちんほわ)、と人形劇オリジナルキャラはなぜかみんな中国語読みでしたね。



#844 
ブッチャ−3世 2004/11/03 16:17
主題歌といえば

>ブラックジャック
私は動いている絵のブラックジャックを初めて見たわけなんですが
原作を初めて読んでから、だいぶん年月を経てまして何か感無量でしたね。
しっかし、オ−プニングの主題歌は、ちょっと聴いてて首筋がかゆいです、
逆にエンディングは、まさに医療モノにぴったりの曲ですね、焼き肉
カルビですもの(笑)去年、TVドラマはブラックジャックによろしく
とか、白い巨塔とか医療ものが大流行りでしたが何か手術場面が
焼き肉のお肉をさばいてるように見えて、手術場面を見るたびに
焼き肉食いたくなったものです、撮影するときは、まさか人体を使う
わけにはいかないですから、やはり肉屋の肉を使ってるんでしょうか。
アニメ・ブラックジャックは手術場面は入れないようにしている
みたいですけど、仕方ないかな、と思いつつ、元々、原作は
雑誌に掲載していた漫画であり白黒の絵だったわけで、私も
原作を読んでいた時は、これ、白黒の絵だから手術場面も
平気で読めるけど、手術場面がくっきり色付きで色鮮やかな
描写だったら、読むのがちょっと壮絶だったろうなとも
思いました。



#843 
なな 2004/11/03 00:59
じゃ、私は<お茶>下さい

♪星が流れる夜 人は祈るの 優しい微笑みは 今では 幻

これが曲の出だしで、この後に♪あなたは駆け巡る〜が続くと思いますが…。
なんでこんな昔の歌をこうも覚えてるのか…。(^^;
たぶん中国風なメロディとアレンジにかなり惹かれていたんでしょうね。
作曲が元YMOの人、というのはずいぶん前から知っていましたが、この乙女チックな歌詞もですかぁ?? どひー。(@@;

記憶があやふやで、オープニングとエンディングを混同していましたね。
オープニングは「ヒューーー」って風の音しか覚えてないや。
マルコ・ポーロの冒険は…キャラデザインはわかるんですが、放送は見てないですね…。

三国志のラブ・テーマ(言うのも恥ずかし^^;)の歌詞ねぇ…。
最終回の時か、スペシャル番組があったか、全然覚えてないんですが…。
劉備玄徳の恋人から奥さんになったヒロイン(名前失念)の"人形"が、宮殿の渡り廊下みたいなところでこのエンディングテーマを歌ってる、つまり曲に合わせて歌ってるしぐさをしている、…という場面を見たことがあります。紳紳と竜竜が少し離れた廊下の朱塗りの列柱の陰から見ていて、胸の前で手を合わせて聞き惚れているという…。(^^;
エンディングの歌詞はこのヒロインの心情を歌ったものか〜…と、一旦は納得したような…。
ヒロインが母親とともに、宮本武蔵のお通みたく玄徳の後を追っているらしい…というのはわかっていたので…。

人形劇三国志の諸葛孔明さんの声には、当時の私も聞き惚れましたよ。^^
で、その孔明さんは、私が存じ上げている地元の作家先生の古いお友達なんだそうですよ。
孔明さんは上京し、先生は地元に留まったか戻ってきたかの話じゃないかと。



#842 
徹夜城(支配人) 2004/11/02 23:36
主題歌ばなし

 「人形劇・三国志」の主題曲(オープニング)と主題歌(エンディング)の作詞作曲は細野晴臣氏なんですよね。このエンディング、ななさんもお書きのように草原を疾駆する騎馬隊をシルエットで映したもので当時子供心に「歌詞はアレだけど、なかカッコいいよなぁ…」と思ったもんです。大きくなるとあれは日本人の「中国とモンゴルの区別がつかない現象」だと知るようになりましたが…冒頭の砂漠の中から「三国志」って出てくるのもむしろゴビ砂漠のイメージですし、そもそもモンゴルだって草原の国なんだけどなぁ…なんかあの人形劇の背景はいささか「乾燥帯」すぎたところがあります。

 で、その主題歌ですが。DVDでもってるんだけどいまだに歌詞がよく分からない(笑)。
 ♪あなたは駆け巡る あの空 山影 この胸はいつでも あなたの故郷よ
 ♪好きなら好きと言えない心に 人はいつも苦しむの
 ♪私はきっと幸せになれるわ あなたが生きてる限り
 わかるところでこんな歌。どこがどう「三国志」なのか(笑)。まぁ世の中、そういう主題歌は多いですけど。 

 Кискаさんがお書きの「マルコ・ポーロの冒険」もオープニング主題歌なら部分的に覚えてます。
 ♪いつの日か旅する者よ その足跡を見る時あるいはそれを踏む時〜
 というやつじゃなかったかな?そのあとはうろ覚え。エンディングもいくつかあった気がします。



#841 
Киска 2004/11/01 23:50
訂正

川本喜三郎→川本喜八郎
申し訳ありません!!




#840 
Киска 2004/11/01 23:41
それでは<ペルツォフカ>を一杯

徹夜城さま、昨日は父には会えませんでした。お話は後日に。

>川本喜三郎作品
「ラピュタアニメーションフェスティバル2004」で「花折り」「鬼」「道成寺」「不射之射」「いばら姫またはねむり姫」の上映プログラムの他、「新作『死者の書』を語る」という企画があります。
チラシには「ロビーにて展示も予定」と書いてあり、そこに載っている写真の人形は劉備玄徳のように見えます。でも、ラピュタ阿佐ヶ谷に問い合わせても「詳細は未定」とのことで、「人形劇・三国志」の人形展示があるのかどうかは確認できませんでした。

>ななさま
三国志の主題歌は「三国志・ラブテーマ」とかいうタイトルでしたね。冒頭に流れていたのは「三国志・メインテーマ」。カセットテープがあったはずだけど・・・と、探したら意外とすぐ見つかりました。小池玉緒という人が歌っていました。確かに変な歌詞!
歌といえば、「人形劇・三国志」よりもっと古い「マルコ・ポーロの冒険」(だったか?)というアニメがNHKでありました(もしかして同じ時間帯?)が、あの主題歌・挿入歌のテープもあったはずだけど、そちらの方は見当たらず。番組の内容は殆ど覚えていないが今でも何となく歌える、しかしやはり意味不明な歌詞なのです。

>明彦様
ありがとうございます。こういう方がいらっしゃるととても心強いです。劇場にいらっしゃる男性は素敵な方が多いです。狂言はおもしろいですよね。能も狂言も、非常に想像力を働かせる、おもしろい芸能で、これこそ世界に誇れるものだと思います。最近、観に行けていないですけど。
あと、やはりロシアの劇団はいつもながら素晴らしいと思います。特にユーゴザーパド劇場やフォメンコ工房の演出は毎回「この手があったか!」と感心します。俳優の体の動かし方もこれ以上はないというほど美しく無駄がないし。
(「キリル文字」の方が正確な表現です。ブルガリア・セルヴィア・マケドニア・ウクライナ・ベラルーシでも使われていますので。)




#839 
なな 2004/11/01 00:41
今夜、ひみつのバーで

「今夜、すべてのバーで」をもじってみました。
前に、史劇的伝言板を「飲み屋」とたとえたことがありましたが、こちらはさしずめ「知る人ぞ知る」、飲み屋というよりバーですね。カウンターだけの小さいお店で、雑居ビルの中にひっそりとあって、表の通りを歩いてるだけじゃわからないの。
「マスター」の言葉も、ここの方が合ってますよ?>支配人様

Кискаさん(私もコピペで失礼^^;)のお話なんて、まさに隠れ家での会話にふさわしいじゃないですか?(^^)v

>人形劇三国志
ちょこちょこ見ていたはずなんですが、ストーリーはわかっていませんでしたね。
子どもだったので、…紳紳と竜竜しか覚えてないんですよねぇ…。(^^;
アンバランスと言えばあの主題歌。今でも歌えるほど覚えていますが(笑、あれも当時からよーわからん選曲だとは思っていました。子ども心にも。
まったく現代のラブソングで、どこが三国志〜?
ところが画面は、砂丘(砂漠)の砂が吹き飛ばされてタイトルが現れるところや、刀を振り回しながら草原を駆ける馬賊(?)のシルエットやら、歴史物らしかったですね。



#838 
徹夜城(支配人) 2004/10/31 22:00
ポセイドンアドベンチャー

 先日、NHK衛星で放送していたので録画し、今日久々に鑑賞しました。
 いわゆるパニック・スペクタクル映画の先鞭を切った作品で、大津波に襲われて転覆してしまった豪華客船の中での冒険物語。この津波が押し寄せてくるシーンで、ちょうど新潟で例の地震の余震が発生しており、「津波の心配はありません」という地震速報のテロップが…ブラックユーモアききすぎ(^^;)。
 録画マニアはこうした速報テロップを嫌うのが通例なんですが、ここまで来ると貴重な記録として保存しておくべきかもしれません。僕が持ってる大河ドラマ「太平記」のビデオでも当時の選挙速報とか気象情報のテロップが入ってます。
 ところでこの「ポセイドン・アドベンチャー」、ポセイドン号の船長役はレスリー=ニールセンだったんですねぇ。前に見たときは全然気がつきませんでした。後年のコメディアンキャラは微塵もない渋い中年船長を演じております。

>パパゲーノ川崎
 あ、ご存じなかったですか?ピノコの誕生話。チャンピオンコミックスだと第2巻に収録されていたと思いますが、「ブラックジャック」も単行本のバリエーションが豊富ですからねぇ。今度チャンピオンコミックスで新刊として出されているものは雑誌連載の順番どおりのものだそうです。うーん、それはそれで作品発表後もあれこれと手を加えるのが常習だった手塚治虫の意向を踏みにじっているとの見方もできるんですが…
 なお、今度のアニメシリーズではピノコの誕生話は完全スルーで「最初からいる」で通す予定らしいです。「奇形嚢腫」ってのがひっかかるんでしょうねぇ…それとピノコの「組み立て」の様子はグロすぎてアニメ化できない気もする。


>Кискаさん(←僕はこの文字、コピー&ペーストで済ましてます)
 まぁそうですよねぇ。どなたなのかは想像して楽しむ事にさせていただきます。
 「人形劇・三国志」ですがもともとどのくらいの層をターゲットにしていたかは見返してみてもよく分からないところがあります。子供向けといえば子供向けにしてる部分も多いですし(それを言ったら横山光輝の漫画だってそうです)、それでいて実際の視聴者層には中高年が多かったというのは製作者側も聞いてはいたようです(DVD所収の人形製作・川本喜八郎さんのインタビューに出てくる)。
 一応「三国志」もNHK人形劇枠の延長上にあるわけですが、製作体制はほとんど大河ドラマ級でしたね。一年半という放送期間、本物の火と水を使ったスペクタクルなど逆に「人形」であることを最大限に生かしたドラマになっていたと思います。強いて言いますと劉備たちを徹底的に美化し、「悪役」をとことん悪者に描くという傾向が一部三国志ファンからは嫌われてもいるのですが…でも曹操はやっぱり魅力的でしたね。

 僕自身は生の舞台の劇は、恥ずかしながらほとんど見ておりませんで…最近自分が「歴史アドバイザー」として関わった「倭寇伝」というお芝居を見る機会がありましたが、いやぁ、生の芝居もいいもんだなぁと改めて思った次第です。
 俳優さんも映画・TVより舞台のほうが達成感・充実感があるという声も聞きますね。


>明彦さん
 毎日おうかがいとは恐れ入ります(^^)。全然更新してないコーナーで申し訳ないですが…かろうじて「歴史映像名画座」だけが動いている状態で。映画評ももっとポンポン書きたいんですけどね、どんどん溜まっていっちゃうんです。
 確かにこのところ舞台劇からの映画化企画が多いですね。「笑の大学」は見に行こうと思ってるんですが、ほとんど二人芝居状態のこの劇をよく映画化しようという気になったもんだ、と。もちろん三谷幸喜脚本の劇のいくつかがすでに映画化され成功しているという実績の上に実現したんでしょうけど。



#837 
明彦 2004/10/30 22:03
芝居中毒の社会人男性もいます

呼猫様(ロシア文字が書けません)
初めまして。こちらにはほぼ毎日うかがいながら、初めて書き込ませて頂く者です。
実は「人形劇・三国志」は拝見したことがないので、どなたか推測出来ませんが・・・。
たぶんお父さんは舞台で拝見したことがある方だと思います。
(老舗劇団はよく観ていますので)
生まれ育った東京、長年過ごした大阪を離れて九州の奥地に住んでいても、 
福岡や小倉に出てしぶとく芝居を観続けているのですから、もう依存症です。
しかしどこへ行っても、劇場の客は圧倒的に女性ですよね・・・。
(芝居によって中高年か、若いかという区別はありますが)
社会人男性が芝居に対し「自ら閉ざしてしまっている」訳は、
 「想像力を働かせることがしんどい」からではないでしょうか?
映画と違って芝居は台詞に耳を傾けて、様々な「見えない」ものを想像しなくてはならない。
 (勿論想像力を刺激させられる映画も、ぼうっと見ていてもいい芝居もありますが)
それで入り込めないのかもしれません。
僕は「映画よりも余程自由だ」とわかってから、映画よりも生の舞台を優先してしまっているのですが。
シェイクスピア劇や狂言を観ると、「数百年前の観客はイギリスでも日本でも、想像力豊かだったんやな」と思わされます。

徹夜城様
 映画の話題に無理やりつなげますと・・・。
 今年から来年にかけて、「父と暮せば」「笑の大学」「阿修羅城の瞳」「約三十の嘘」と、
 邦画には珍しく舞台劇の映画化か続きます。
 「父と暮せば」は、上にぐだぐだ書いたような舞台の魅力が、
 かなりうまく映画として生かされていると思います。
 まだこちらでは話題になっていないようですが、御意見をうかがえれば幸いです。          



#836 
Киска 2004/10/30 18:29
フニクリ、フニクラ

>父
秘密、秘密。父のことがわかったら、私が誰かもわかってしまいますから。ご存じないでしょうけれど。
しかし、徹夜城さま、あの番組のことをさすがに詳細に覚えていらっしゃるのですね。ほんとうにこういう方がいらっしゃったのね・・・。今まで父が「川本喜八郎先生の展覧会にファンが沢山やってきた」などいう話をしても、家族は単なる法螺話としてしか聞いておりませんでした。

父が「三国志」に出演したと言ったら、先生からは「あれは人形劇とは思えないような出来だった」と言われました。それって誉め言葉のつもりですか。
「人形劇・三国志」は、特に子ども向けに製作したのではなく、キャラクターやストーリーの単純化や改変は、より大衆向けに(要は視聴率がとりたい)という意図でしょう。でもたとえNHKの意向でも、あまり応じるべきではなかったと思います。例えば漫才コンビは登場させない方がよかった(再演時にはその部分が「時代遅れ」になってしまった)。
製作者側は(というよりプロデュース側か)大衆をその程度にしか認識していなかったし、作品の受け手の側も「人形劇・三国志」をそんなものだと思っていたというのは、悲しいことではあります。現在でも、芝居を「女こども」の観るもの、人形劇などはどれも「お子様向け」という先入観はものすごく強いです。(勿論、子ども向けのものだから易しいとか手を抜けるということでは決してなく、むしろ最高級の芸術家が最高のものを心がけるべきだと思います。)
社会人男性の殆どが演劇を観ない(観ていないのにいろいろ偏見を抱いている)理由は、「時間が無い」「値段が高い」等々挙げられますが、それも結局は比較の問題でしょう。実はそれだけのお金や時間を費やしてスポーツ観戦をしていたり飲んでいたりはするのですから。根本的には演劇に親しめない、自ら閉ざしてしまっているところがあるからです。(そういう人でも、いい演劇を観たらきっと感激する、そこのところは信じていたい。)

明日、久しぶりに父に会います。私はいつも上記のような生意気なことを言っては父を怒らせていますが、徹夜城さまのことを話したら上機嫌になるだろうな。




#835 
パパゲーノ川崎 2004/10/30 10:54
ピノコはどこから来たのか

ピノコの実年齢を知りたくて、”ピノコ 歳”でググッてみました。

う、知らなかった、、、^^;

濃すぎますね、手塚さんらしい!
だからああいうしゃべり方するわけですな。
こういう話はお他の間に流れるの可能性は有るのかな。

ところで、”あっちょんぶりけ”の語源を調べてみましたが、
分かりません。
”あっちょん”というのは、なんとなく韓国語のような。。。
それとも、アップリケが元なのか。
アニメだと声優さんが場面毎にイントネーションを変えるので
面白いですね。

いまどきの子だと、”あっちょんプリケー”と
思うかもしれませんな。




#834 
徹夜城(支配人) 2004/10/29 10:49
えええっ!

>Кискаさん
 ええええええ…!!お父上が「人形劇・三国志」に出演されていたぁ…!?もうビックリです。世の中、どこでどう縁がつながるかわかったものではありませんね。
 どなたなんだろう…と考え出すと頭がグルグルしてしまうのですが、候補者は限られてしまいますよねぇ。男性俳優は八人しかいないはずですし、いくつかの条件から絞り込んでいくと3〜4人に絞られてしまうのですが…うーん、これはお名前をお聞きしていいのかなぁ…御差し支えなければどなたか伺っておきたいのですけど。気になっちゃって(^^;)。

 張飛の声は「せんだみつお」さんですね。このキャスティングははっきり言ってご本人のキャラそのまんまでした(笑)。確かに他の役も担当されていましたが、声の調子が全く同じで、一兵士の役とかが多かった気もします…大きな役どころで夏侯淵役がありましたね。

 森本レオさんもどの役でも聞くと一発でわかる声なのですが、いずれも美味しい大役ばかりで…しかも何進→呂布→郭嘉→孔明とほぼ登場が重ならずにリレーしていく形でしたので、聞く側も混乱がなかったかと。森本さんといえば孔明役が有名になっちゃいましたが、個人的には呂布の「自滅する悲劇の猛将」の名演も忘れがたいです。

 当時ほれぼれして聞いていたのが石橋蓮司さんの関羽の声でした…もうとにかく渋くて、カッコ良くて、それでいて時々ちょっとお茶目になったりもして(笑)。その直後(?)に水曜時代劇「真田太平記」で猫田与助(ヒロインの女忍者・お江を執拗に追いかけるコワーイ伊賀忍者)の役で素顔を拝見し、「わー、これが関羽だったか!」などとショックをうけたもんです(笑)。

 前々からHPでやってみたいと抱いている野望で、「人形劇・三国志」の配役網羅というのがあるのですが(笑)、これ、ネットで調べてみた限りではまだ完全にやった人はいないみたいですね(同人誌なんかでありそうな気もするんですが)。DVDが発売された時にちょっとやってみようかと思ったこともありましたが、いかんせん大変な作業で…「太平記大全」よりも手間がかかるかもなぁ、と思ったのでした。
 いや、それでも「太平記大全」みたいにやってみたいという野望もあったりします。それと中国中央電子台のドラマと一緒にやって比較…とかそんなことも考えたりします。まぁそんなのは巷に山ほどある三国志専門サイトに任せちゃえばいいんだろうけど。



#833 
Киска 2004/10/28 23:46
是非劇場におでかけくださいませ。

ごめんくださいませ。本日はこちらにお邪魔させていただきます。
「人形劇・三国志」をよくご覧になっていたとのこと、ありがとうございます。父が出演しておりました。今度実家に行ったらお伝えしておきますね。喜びます、きっと。親不孝者の私はその時間「三菱ダイヤモンドサッカー」を見ていました。母が「コマーシャルの時くらいNHKにしなさい」と言うので、しぶしぶチャンネルを替えて、それで父とは話を合わせていました。(その頃ビデオは家になかった。)
>声のイメージと本人のギャップ
私はそれほど違和感なかった。我が家では、今でこそレオさんは「異文化コミュニケーション」になりましたが、ずっと「孔明さん」で通っていました。そういえば父は張飛の声の方についての文句は漏らしていました。一人の俳優さんが何役もの声を演じ分けていたのですが、彼については「全部同じ声のままだった」と言って。

劇場には是非いらしてくださいな。映画だけではなく、舞台も。生が一番です、言うまでも無く。

Кискаの読み方・・・「呼猫」とでもしておきましょう。




#832 
徹夜城(支配人) 2004/10/26 21:55
そういやこのところ劇場に行ってない

 映画はもっぱらDVDかDVD/HDDレコーダーで見るものになってしまった昨今。基本的には「劇場派」のつもりなんですけど、時間の都合が…。
 それにしてもなぜこの伝言板に宣伝が2連荘で書き込まれているのでしょう…?映画コーナー自体のアクセス数はてんで少ないんですけどねぇ(一日10〜20人)。まぁ映画の宣伝である限りは別に構いませんが。

>ななさん
 志垣太郎氏ねぇ…僕もそのキャストは知りませんでしたが、この人、いまでこそああいうキャラで売ってますけど、かつては正統派二枚目アイドル系だったころもあったわけで(僕もその時代は知らんけど)。
 大河ドラマのキャストを追いかけていくと「新・平家物語」で「源義経=志垣太郎」という配役が目に留まり、「ええっ!!」と驚いたこともございました(←失礼)。
 しかし義経役というのは昔から「美少年」というイメージが一人歩きしていてその時その時の人気アイドルが配役されてきたわけですが(来年はタッキー)、実際の義経については出っ歯の小男だという話も伝わってるんですよね(ネズミ男系ですな)。「平家物語」じゃなくて「義経記」だったかもしれませんが、壇ノ浦合戦で平知盛が「あの出っ歯が義経」と遠くから指差す場面があったような…それだけ目立つ出っ歯ということか(笑)。子供の時に読んだ平家物語の絵本でもしっかり「出っ歯」に書かれた義経の絵を見たこともあります。

 声のイメージと本人のギャップ、ということでは僕の体験では以前にも書きましたが「人形劇・三国志」がその宝庫。劉備の谷隼人、関羽の石橋蓮司、諸葛亮の森本レオ、曹操の岡本信人…いずれも映画・ドラマでご本人が演技しているのを見てビックリした覚えがあります(もっとも岡本信人さんはそれ以前に「脱線問答」で知ってましたが)。
 そういやぁ連想話ですが、NHKアニメ「ポワロとマープル」のヨイショ記事を夕刊フジで見つけましたが、その中で「有名俳優が初アフレコに挑戦!」などと書かれている文中に「森本レオ」の名が…「人形劇・三国志」もあるし「王立宇宙軍」もあるというのに…記者の無知っぷりが知れるところでしたが、芸能記事には得てしてこういうのが多い。

 「ブラック・ジャック」と申せば、昨日は当初放映予定だった「ひったくり犬」(原作タイトルは「万引き犬」)が地震シーンがあったために第一回のものに差し替えになってましたね。いつもながらそこまでせんでも…と思う話ですが。
 B.Jの声をあてている大塚明夫さんの声は、昨年のスペシャルの時はちょっと「老け声」という印象だったんですが(TVアニメだとB.Jが若作りの絵のためもある)、本放送では気になりません。言われて微調整したかな?
 ピノコの水谷優子さんには全然違和感無し。これについては全然批判を目にしませんね。以前ネット上でやったフラッシュアニメでは宇多田ヒカルがあてていて大ヒンシュク買ってたっけなぁ。



#831 
なな 2004/10/25 01:08
幼いの頃の憧れが…!

…なにごとかと思われたでしょうね。(^^;

>アニメ ブラック・ジャック
ブラックジャックの漫画はだいぶ前、と言っても大人になってから一応ほとんど読みましたが、私は世代的に(か?)、手塚作品には思い入れがないんですよね。まあ、その時たまたま訪問先だったか宿泊先だったかの本棚にほぼ全巻あったので^^;、どんなものかと読んでみたら案外と面白かったという…。けど、それきり。医療ドラマがダメなので、何回かあった実写ドラマも見てないし。
で、今放送してるアニメ版ですが、先にどなたかが書かれた「笑撃の予告編」を私も何度か見まして…。(^^; 出来映えが気になって第2話を見てみたの。

絵がきれいですね。手間も金もかかってますね。意気込みを感じますよ。…その情熱を前作犬夜叉の最終回にも注いでほしかった(w
ピノコのキャラデザインと声が「原作から抜け出たよう」で、驚きました。あれはすごい。
ブラックジャックの声もイメージにぴったり…。
あ、いい声だな、この声優さん。
ほんといい声…。

…と、もう二十年近く前(え!?)の作品、「エリア88劇場版(OVAの映画化)」のサキの声がふぅっと思い浮かんだんです。

とはいっても、私はたまたまテレビでそれを見て、その後に原作漫画にはまったクチなので、サキ役の声優さんの名前を確認していなかったんです。主役のシンが今は亡き塩沢兼人さんというのはわかっていましたが、サキ役の人は当時のテレビアニメで見た記憶がない…。
あの当時のOVAって今のDVD並みかそれ以上に高価だったので、OVA3作目も見てないのね。今、DVDで復刻版が出てますね。

今みたいにネットでささっと調べられないし、私の中でサキ役の声の人はずっ〜と淡い憧れだったんですよ。サキが好きでしたねぇ。エリハチにはまっていた期間は長かったな…。
急に記憶が甦って、すごく懐かしくなって…。ブラックジャックの声優さんが「あの人」なんじゃないかしら!?…と思い、今はネットがありますからね、ドキドキしながら検索したんですよ。
映画のデータベースに記録がありました。

…志垣太郎。

何かの間違いだろうと思いました。同姓同名とか。(^^;

画像が見られるというので、横っちょのボタンをクリックして確認する…。

あの志垣太郎の満面の笑みが出てきた日にゃ………!!(TT)

今夜は、さっき見たジョディ・フォスターのパニック・ルームとか、昨日見たルパン三世劇場版一作目(vsクローン)とか、いろいろ感想を書こうと思っていたけど、あまりの脱力感でもう寝る。



#830 
UCとしまえん 2004/10/24 11:57
宣伝です

11月13日、ユナイテッドとしまえんにてジェームズボンド★ナイトと称しまして
「美しき獲物たち」「リビングデイライツ」「ワールドイズノットイナフ」の三本を
オールナイトで上映いたします。料金は2400円です。ドリンク等のクーポン券もございます。
どうぞご利用ください。詳しくは当劇場まで03-5912-9800
御来館をお待ちしております。




#829 
パンドラ 中村 2004/10/19 20:14
突然ながら、弊社新作の宣伝をさせていただきます

『変身』(原作:カフカ)11月13日より渋谷ユーロスペースにて驚愕のロードショー!!

はじめまして。
映画配給会社パンドラの中村と申します。
弊社配給作品について、書き込みさせていただいております。

20世紀文学の金字塔カフカ
その代表作『変身』が、遂に完全映画化されました!
監督は、ロシア気鋭の演出家ワレーリイ・フォーキン
11月13日(土)より
渋谷ユーロスペース(JR渋谷駅南口2分JTB前さくら通あがる)にて
驚愕のロードショー!!
【時間】 11:00  1:00  3:00  5:00  7:00

<大阪/シネ・ヌーヴォ、名古屋/シネマテーク他、全国順次公開予定>

公式HP ⇒ http://www.pan-dora.co.jp/henshin/

お問合せ先 パンドラ
TEL:03−3555−3987 FAX:03−3555−8709
E-mail:info@pan-dora.co.jp
担当:中村

宜しくお願いいたします。




#828 
足塚玉虫 2004/10/13 12:45
ブラックジャック

主題歌が始まる前の十五分ほどのオ−プニングで
ブラックジャックが不発弾の誤爆で重体になり奇跡の手術で
生き延び医者を目指して現在に至るまでの経過を一気にやる、
という、怒濤のダイジェストは、しびれましたわ(笑
三つ目が通るのメインコンビをサブキャラとして使うとは
何て豪勢な作りなんだ(笑
いや、これ、スタ−・システムの限度を超えてると思います、
故・原作者のご子息が制作指揮陣にいるから出来る事でしょう。
第一話、見た限り作画に気合いが入ってましたね、全編、
2Dアニメなんですけど、なぜかブラックジャックの崖っぷちの
自宅だけが3Dっぽい絵で、これが意味するところは何だろう?
ただ、西表山猫の描写が何だかちょっとね。原作者が描いていた頃は
西表山猫も発見されたばかりで生態はよく知られていなかっただろうし
アニメの西表山猫は、何かちょっとワイルドな家猫って感じで
西表山猫に見えない気が。
あと、一番、意表ついて笑えたのは、エンディング主題歌が焼き肉の歌、
何て選曲センスだろう(笑




#827 
徹夜城(支配人) 2004/10/12 23:16
アニメ「ブラックジャック」

 話題を変えまして…
 昨日放送されていたTVアニメ「ブラックジャック」、今日になって鑑賞しました。
 なるほど、「オペの順番」を第一話にもってきたのはBJの過去と絡ませるためでしたか。「消えた針」は今後レギュラー化するらしい写楽・和登さん(なんと姉弟)を出すために話を合成。写楽がバンソウコウをはがされそうになるあたりなどはわかる人にはヒヤヒヤもの…という楽屋落ちですな。そうそう、話に聞くところではなんとあの万引き犬「ラルゴ」がレギュラー化するとか?
 「オペの順番」では昨年のスペシャル版と同様の古めの手塚タッチでしたが、「消えた針」の方はなんだか出崎統さんのOVA版を思わせるやや劇画調タッチになっていて、もしかして話ごとにキャラデザインが違うんだろうか、と思わせるところも。それぞれ25分程度に仕上げるにはやや間延びした展開になっちゃってる、と原作知ってると感じちゃうところですね。
 それとゴールデンタイムに放映だけに血は一滴も見せないため、描写に無理を感じます。手術シーンはまだゴマカシが利くんですけど、「オペの順番」でそれぞれの傷の程度がわからないというのはちと困る。これらの規制をクリアする話しか選ばれないでしょうし…人気のドクター・キリコも登場は無理じゃないかとの声もあります。

 TVアニメの話から離れますが、ここぞとばかり「BJ」ビジネスをしたい秋田書店、しかし雑誌連載というわけにもいかんから、と「ヤングチャンピオン」でほかの漫画家たちにBJを書かせるという暴挙に出ておりますね。



#826 
徹夜城(支配人) 2004/10/12 22:45
スーパーマン逝く

 …と、どうしても書かれてしまうクリストファー=リーブ。
 渥美清の寅さんもそうでしたが、ある特定のキャラに俳優自身のイメージが一体化してしまうというのは、俳優にとって滅多になれるもんじゃない幸運であると同時にそのキャラとあまりにも一体視されてしまい役者としての幅がなくなるという悲劇とが同時に起こりますね。リーブの場合、あたっちゃったのがあまりにも若いときであったために役者としては悲劇性が増してる気がします。「スーパーマン」以外の何者にも見てもらえず、明らかに俳優の仕事がなかったですよね。「大脱走2」なんて妙な映画に出演しているらしいですが、未見。
 落馬で首から下が不随になっちゃったのもあまりにも悲劇でしたが、むしろそこから彼への注目が集まったわけだから人生は皮肉(塞翁が馬…)。なんでもヒッチコックの「裏窓」のリメイクTV映画に主演していたそうですね。それはなるほど、と。



#825 
パパゲーノ川崎 2004/09/30 20:13
”青春の門”モーニング連載

むー、あの名作大河小説が原作で漫画化(劇画化ですか)
されるのですねー。

絵はちょっと違うぞ、という感じですが。
個人的には、もっと暑苦しい絵のほうが合っているのでは?
本宮ひろし大先生に絵を描いていただきたかったですなー。

それにしても、人気出るのだろうか。
好きな小説なんで、流行ったら嬉しいです。



#824 
なな 2004/09/30 00:26
陰陽師U

Tよりはよくなった…と思ったのは、最初から三分の一か、せいぜい半分までですかね…。

導入部の解説がよくなった。
貴族階級だけでなく、当時の庶民の実状に触れた点が特に。

私は、オムニバスのつぎはぎみたいなTより、
一つの話を詰めていくUの運びの方が好きですが、他サイトの感想を見ると、
Tのてんこ盛りに比べて物足りないという意見がままありました。

色彩感覚がワントーン落ち着いたし、センス良くなった。
晴明邸の庭でTとUの違いがよく出てましたね。
前作は、衣装も草花もCGも背景も、すべて蛍光カラーで
人工的に作った映像ばかりが印象に残ってるが、
今回は昼間の野外ロケや夜の都の場面で「自然の美」が感じられてよかった。

伊藤英明や今井絵理子が上手くなっていた。
なっていないとまずいけどさ。
このくらいの演技をTでやれていたらね…。

----------------------
で、役者の演技やスタッフの技量など、様々な面で進歩してるらしいのに、
そのプラスした分と同じくらいのマイナスポイントがあるってぇのがねぇ…。

私はフカキョン好きですよ。別に下手とは思わなかった。
時代物の衣装着てピタッと絵になる女優ってすごいと思う。
市原隼人も熱演していたと思う。
ただ、ふたりともカツゼツがよくないのね。
特に市原隼人はまずいでしょ。今後も今のままじゃ。直さないと。
今井絵理子がずいぶんよくなったと思ったのに、それを相殺した今回の二人。

Tのカクカクカラスロボットが消えたと思ったら、
Uでは一目でわかる安っぽい着ぐるみ&特殊メイクかよ。

ストーリーを一本化したせいか、後半一時間がだるかっただるかった。
最初からテンポが悪かったと言う人もいましたね。
真田広之の怪演の後では、中井貴一の悪役は印象が薄いし、見せ所も少なかった。
佐藤さんがやればよかったのに…。

で、天の岩戸とは階段を上り詰めた天上世界にあるんですか?(笑)
で、モスラの繭だか卵みたいなものからアマテラスはお出ましになるんですか…?



#823 
足塚玉虫 2004/09/29 12:54
戦国自衛隊、亡国のイ−ジス

>戦国自衛隊
前作と違い、自衛隊の協力が得られる、とのリメイク制作決定
の報道でしたが、前作も、なかなか、戦車やヘリは本物の
ように見えたし、あれより自衛隊が協力してくれる、というのは
どういうんでしょうね。今回のリメイク版はサブタイトルが
本能寺の変の西暦年で、前作は上杉謙信が最後に明智光秀に
成る、ってチカラワザをやりましたが、今度はどんな結末か。
福井氏、オリジナル脚本ということで、メカにはこだわった
展開にはなりそうです、小説・亡国のイ−ジスを読みましたが
そのディティ−ルの濃さといったら、読む側には殺人的でした(汗
高村薫さんの小説に勝るとも劣らない重たい文章(笑
あれをどう映像化するのか映画・亡国のイ−ジスには
個人的に興味あるところです、沈黙の艦隊を実写映像化
するようなものかな。思ったのですが、亡国のイ−ジス
は、北朝鮮工作員集団が自衛隊の巡洋艦を乗っ取るという
北朝鮮が思いっきりヒ−ルな話しで、原作に忠実にやると
映画好きの当国の首領様はチェックして突っ込んで
きますかねぇ。



#822 
ひで 2004/09/29 00:11
小ネタ色々

最近は「ヴィレッジ」等々、妙な映画しか見ていないのであまり書き込みは出来ませんが、とりあえず小ネタでも。

*「戦国自衛隊」リメイク
あの「戦国自衛隊」のリメイクができるそうです。
ただ、リメイクとはいうものの、実際には自衛隊が戦国時代に言ってしまうと言う設定だけを借りて、あとは福井晴敏(「亡国のイージス」、「ローレライ」の著者)によるオリジナルストーリーの書き下ろしになるとのことですが。

*オリバー・ストーン版"Alexander"公開延期
理由としては「Mr.インクレディブル」とかち合うのをさけることと、アカデミー賞ねらいということがいわれています。で、気が付いたら日本語版公式サイトもできていた「アレキサンダー」ですが、サイトの出来もさることながらトレイラーが英語版に比べるとしょぼいような・・・。

http://pezetairoi.hp.infoseek.co.jp/


#821 
徹夜城(支配人) 2004/09/28 19:59
アニメ「ブラックジャック」第一話は

 今日、書店で「手塚治虫マガジン」を手に取りましたところ、話題のTVアニメ「ブラックジャック」の第一回放送分が判明しました。
 なんと第一話は「オペの順番」なんだそうで。えー、詳しい方はお分かりかと思いますが、なぜ「なんと」なのかと言いますと、これ、「ブラックジャック」全話の中で一番最後に書かれたお話なんですね。これがいきなり第一回とは、いろんな意味で意表を突いてきました。もう一つはタイトル忘れましたが、血管の中を針が流れていく話。
 事前に情報が流されておりましたが「三つ目がとおる」の写楽と和登さんもレギュラー出演みたい。もちろんバンソウコウがはがれると…ってなことはないんでしょうが(笑)。


>ハリウッド・リメイク
 先日某ワイドショーで「Shall We Dance?」のハリウッドバージョンの予告編映像が紹介されていました。そう、周防正行監督・役所広司主演で日本国内のみならずアメリカでも大ヒットしちゃった映画のハリウッド・リメイク版です。主演はリチャード=ギア。
 で、この予告編がもう見事なまでに原作の予告編をそのまんま忠実に「移植」した映像となっておりまして…実際の内容もほとんど原作のまんま、各シーンの画面構図まで原作を忠実に移植したものであることがうかがえました。
 リチャード=ギアが電車の中からダンス教室を見つけるシーン、オフィスで足がダンスの動きをするシーンなどまさに完璧な「移植」。当然竹中直人ら原作映画に出てきた個性的な人たちも残らずそのまんま登場。「ハリウッドの竹中直人」がいるんですわ、ホントに!(笑)
 そこまでしてアメリカ版を作る必要があるんかいな、と言いたくなるんですが、以前にもリュック=ベッソンの「ニキータ」が完璧にハリウッド移植された前例もありますしね。韓国映画「オールド・ボーイ」もリメイク決定だそうですが、なんか映画のネタだけ安上がりに調達されてる、って気もしなくはないなぁ。
 無許可のリメイクながら、セルジオ=レオーネ監督のイタリア西部劇「荒野の用心棒」なんかは原作とはまた違った傑作になってるというケースもありますしね。



#820 
パパゲーノ川崎 2004/09/19 20:20
ブラックジャック続き

確かに月曜日に放映するようですが、
10月11日(月)からみたいです。
よみうりテレビのサイトに書いてありました。





#819 
ブッチャ−3世 2004/09/19 13:24
記憶の旅人

主人公の少年、もとい青年か?は、何処かで見た顔だと思いきや
ロ−ド・オブ・ザ・リングの主要メンツではあ〜りませんか。
イラ何たらウッドという、あの俳優、名前からしてアラブ系?
指輪が最初のブレイクでもないんですね彼は。

>ブラックジャック
お−、ついに始まりますね、まさか犬夜叉を終わらせてBJやるとは
思わなかった、コナン終わらせてBJにした方が。
ところで、去年のオムニバススペシャルのBJでは原作での第一話
「医者はどこだ」をやってしまったので、明日は、原作のどの回を
もって開始とするか、あるいは全くのオリジナルの話しを用意するのか、
興味ありますね、って明日になれば分かるか。
自分的には原作の話しを使うとしたらピノコ初登場の回あたりなんじゃ
ないかと思いますが。




#818 
徹夜城(支配人) 2004/09/18 11:54
ミニチュア特撮戦争映画ももう作れない

>東宝大プールの終焉
 戦争映画における戦車や戦闘機の話で思い出したことですが…日本における戦争映画では戦艦だの戦闘機だのはミニチュア特撮で処理してきた実績がありました。それらの多くが撮影されてきた東宝撮影所の大プールがついにその歴史に幕を閉じたそうです。先日、「ゴジラFINAL WARS」の撮影が行われ、それが最後になったとか。
 週刊新潮のグラビアページにその模様が収められ、ついでに(?)別ページではその大プールが建設されるきっかけとなった映画「太平洋の嵐」の撮影スナップまで掲載されています。
 今後も怪獣映画、戦争映画は作られるのではありましょうが、ミニチュアの軍艦をプールに並べて…というのはさすがにもうないだろう、というわけですね。ああいうミニチュア戦争映画は模型ファン心をくすぐられて結構好きなんですが…。


>ボーリング・フォー・コロンバイン
 マイケル=ムーア監督のドキュメンタリー映画「ボーリング・フォー・コロンバイン」がTV東京の木曜洋画劇場で放映され、ドキュメンタリー映画としては異例の扱いで日本語吹き替え版となっておりました。前にも書きましたがマイケル=ムーア役には山寺宏一。気になっていたチャールトン=ヘストン役にはやっぱり納谷悟郎さん(笑)。
 ヘストンの吹き替えでは物凄いキャリアをお持ちのこの方ですが(世間一般ではどうしても銭形警部か沖田艦長なんでしょうけど)、こういったドキュメンタリー映画で、演技ではない「素」のヘストンを演じるというのはやはり初めてなんじゃないかと。
 この映画でヘストンは全米ライフル協会会長としてかなりひどいことを言ってるわけですが、長年その声を吹き替えてきた納谷さんはどうお感じになったかなぁ…という興味がわきます。以前見たインタビューではヘストン来日の際に顔合わせをしたこともあったそうですが(だから本人公認の吹き替え役者ということのようで)、役者である納谷さんに言わせるとヘストンって「器用な役者じゃない。次にこうするなと思って見ているとホントにそうする」といったところだそうで。


>パパゲーノ川崎さん
 番組表で確認はしていませんが、やはり「犬夜叉」の後番組が「ブラックジャック」ってことなんじゃないかと。「犬夜叉」はまだ原作も続いているんじゃなかったでしたっけ(少年誌は最近読んでなくって)。



#817 
パパゲーノ川崎 2004/09/18 00:18
犬夜叉最終回スペシャルとブラックジャック

先日犬夜叉最終回スペシャルを見ていたら、CMで
いよいよブラックジャック放映の予告が。
街頭にブラックジャックの等身大キャラの看板を持ち出し、
問答させるという、笑える内容だったです。
あれ、面白かったからもっと放映して欲しいです。

で、犬夜叉の後番組がブラックジャックということでいいのかな?

犬夜叉も最終回とは言うものの、決着が付いてないですよ。^^;




#816 
足塚玉虫 2004/09/18 00:11
戦車の話し

>バルジ大作戦
プラモデルというのは男子は一度はハマるもので、
私は子供の頃は戦車のプラモデル専門でしたね、そのせいか
戦車の形状は頭の中にインプットされてるので、映画で、
怪しい戦車が出てくると一発で誤魔化してるのが分かります。
ただ、アルデンヌ戦線でドイツ軍は、捕獲したアメリカ製戦車や
アメリカ製銃器、米軍制服を着せた部隊を連合軍の戦線に潜入
させ後方かく乱を敢行したそうなので、映画みたいアメ製戦車を
動かすドイツ兵という風景が当時のアルデンヌの森で見受けられた
みたいですね。
ナバロンの嵐、という戦争映画は、ドイツ軍戦車役にT34を
使っています、ちょっとどう見てもドイツ製戦車っぽく無いし、
設定として舞台が第二次大戦中のユ−ゴスラビアということで
独ソ戦で捕獲したソ連戦車をドイツ軍が東欧で使用してても
不思議はないかもしれませんが。





#815 
徹夜城(支配人) 2004/09/15 13:20
「バルジ」は未見ながら

>ブッチャー3世さん
「バルジ大作戦」、戦争映画としては古典にして傑作と言われているそうですが、僕は未見。しかし大筋については新映画宝庫「ミリタリーヒーローズ」(大洋図書)で確認しています。この本と同シリーズの「シネマスペクタクル」は歴史映画、戦争映画オタクは必携となるでしょうね。
で、「ミリタリーヒーローズ」によりますと、やはりドイツ機甲師団の戦車群はいずれもアメリカ製戦車がドイツ戦車に扮しているものだそうです。キングタイガー役にM47パットン、シャーマン役にM24チャーフィーが扮している…と書かれてましたが、兵器オタクでは全然ない僕にはあんましピンと来ないです(^^;)。同映画でドイツ軍兵士が決して悪役ではなく平等の視線で描かれている事についてもこの本で指摘してましたよ。




#814 
ブッチャ−3世 2004/09/14 12:52
バルジ大作戦

何か、どえらい古い戦争映画をテレビでやっていたので見てしまい
ました、第二次大戦のドイツ最後の反撃アルデンヌ作戦を描いた
映画は数多くありますが、私が見ましたのはヘンリ−・フォンダが
出てるもの。ハリウッド第二次大戦・戦争映画にありがちな
ドイツ兵は冷酷無情漢、アメリカ兵は欧州解放の士という構図は、
この映画では殆ど無かったので驚きましたね、ドイツ側の主要人物の
大佐は職業軍人然としてるし、この大佐の副官の叔父さんが
又、妙な味を出してました、戦争をやりすぎて戦意が喪失してるん
ですが大佐の人柄を尊敬して仕えてるという感じ。
アメリカ軍側も、ドイツ軍は反撃してくるハズは無いと決めてかかってる
横柄な上司の将官に反抗しドイツ軍の侵攻を撃退しようとする主人公が
警官出身の はぐれ将校って感じで。
と、まぁ毛色が変わった戦争映画で味があったのですが、
一つ、苦笑したのは大道具の面で、アルデンヌ戦線は西部戦線で屈指の
大戦車戦だったのですが、この映画、ドイツ軍戦車が、米軍の1960年代
の戦車を改装して撮影してるのが丸わかりなんですね、同じ第二次大戦の
戦車でもM4やT34は割と残ってる量が多く戦争映画で撮る際、都合する
のに困らないみたいですが、ドイツのタイガ−T&U、パンサ−戦車は
敗戦国の兵器だけに殆ど残っていないみたいですね。まぁ、でも最近は
映画の特殊効果技術が進んでるから戦車は大掛かりで精巧なハリボテが
作れるかもしれませんね。



#813 
徹夜城(支配人) 2004/09/07 21:34
BSアニメ夜話

 と、とうとう昨日から始まっちゃったわけですが。
 第1回が「銀河鉄道999(劇場版)」という素晴らしい選出で、バッチリビデオに録画して今日見てみました。BSマンガ夜話のアニメ版ということで進んだ企画なんでしょうけど、違う路線を作り出そうとして試行錯誤してる、って感もありましたね。まぁまだ第一回ですし。
 僕自身劇場公開アニメ映画のベスト1に挙げてしまっているこの「999」劇場版ですが、まぁゲストの皆さんも濃い話題をしております(笑)。原作、TVシリーズとはまた別の一本の映画としての完成度の高さにしばしば言及がありましたが、中でも僕が以前から気になっていた「この映画で『監修』としてクレジットされている市川崑はいったい何をしたのか?」という問題にも触れ、完全回答ではないもののおおよその話は出てきてたのも収穫でした。
 あくまで噂レベルのものではあるようですけど、当初時間軸のとおりに淡々と進むシナリオ展開だったものを「それじゃ映画にならん」と忠告し、劇的な展開を冒頭に持ってきて鉄郎の母の死の場面を回想で処理する構成上のきっかけを作った、ということらしいですね。
 番組中「さよなら銀河鉄道999」にも言及や映像紹介がありましたが、こちらについてはやや辛めとも感じるコメントがあったような(ずいぶん違うという点は同意ですが)。僕自身はこの「さよなら」も結構好きなんですけどね。
 しかしその後松本零士自身が原作を再開したり、それに基づいた劇場版アニメ「エターナルファンタジー」なんかも作られちゃったりして(これも結局企画倒れでしたが)、「さよなら」はなにやらパラレルワールドの物語になっちゃったところも。また「メーテルレジェンド」だの「銀河鉄道物語」だのいろいろ出てきてもはや僕には収拾不能という状況になってきちゃってるような(汗)。

 さて、本日の「アニメ夜話」は「ルパン三世・カリオストロの城」ですな。これも見ないと。



#812 
パパゲーノ川崎 2004/09/06 17:56
母親に推薦の映画?

先日、母親に”今上映中の映画でいいのは、やってるのか?”
と訊かれて、”うーん、ラバーズかシュレック2かいな”と答えたのですが、
母曰く”拷問とか怖いシーンのある映画はいや”とのこと、
ラバーズはどうなんだろう?シュレック2ではまたクッキーマンが
拷問されるんかな(笑)、あ、これはパート1観てない人分からないですね。
ところで、母”シュレックてどんな筋やったけ”
”え、こないだビデオ観たやん。(笑)”



#811 
ひで 2004/09/04 01:19
最近見たもの

毎月1日は映画サービスデーということで、先日新宿にて「ディープ・ブルー」をみてきました。このタイトルを見ると、遺伝子操作で巨大化し知能を身につけた、動き方がどう見てもCGっぽいサメが出てくる映画を思い出される方もいるかもしれませんが、そんなちゃちなものではありません。BBCのドキュメンタリー部門によって作られた、4年半の年月をかけて世界各地に派遣された200の撮影チームが、まさにそのとりたい生き物が出てくるまでひたすら粘りに粘ってとってきた膨大な映像を90分に凝縮してベルリンフィルの演奏付で見せるひたすら海の生き物を撮影し続けた海洋ドキュメンタリーです。人間はナレーションがある以外一人も出てきません。とにかく自然を堪能したいと思うときにはおすすめですね。ベルリンフィルの演奏は時々うるさいなあと思うこともありましたが・・・。

これだけで終わりにしておけば凄いものを見たなあと思って帰れたのですが何を思ったか「リディック」をみて脱力して帰宅することに・・・。一本で辞めておけば良かった。

http://pezetairoi.hp.infoseek.co.jp/


#810 
徹夜城(支配人) 2004/09/02 22:06
映画関連話題2題

ニュースネタで映画関連のちょっとした笑い話(?)を。

☆【「おれおれ学校」で学んで恐喝・詐欺 容疑の22人逮捕】
 架空の借金話で現金を脅し取るなどしたとして、警視庁は2日、横浜市戸塚区柏尾町の無職小林司容疑者(21)や少年少女11人を含む17〜23歳の計22人を詐欺や恐喝などの疑いで逮捕した、と発表した。小林容疑者は東京・中野で暴力団関係者が開いた「おれおれ中野学校」と称する事務所に少年を住まわせ、電話のかけ方など手口を学ばせて犯行を繰り返していたという。 (朝日新聞)

 中野だから「中野学校」なのではありましょうが、どう考えてもこりゃ「陸軍中野学校」を意識したものでしょう。実在の「中野学校」をもじったのか、それとも映画「陸軍中野学校」で知っていたのか、はたまた漫画「陸軍中野予備校」の…ってそれはないか(笑)。
 「陸軍中野学校」って少なくとも一作目はかなりの傑作なんですよねぇ。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
☆【浅間山噴火でテレビ朝日が5日予定の「火山映画」中止】
 テレビ朝日は2日、5日午後9時からの日曜洋画劇場で放送を予定していた「ボルケーノ」を、翌週放送予定の「L・A・コンフィデンシャル」に変更すると発表した。「ボルケーノ」はロサンゼルスの地下で起きる火山活動を題材にしており、同局広報部は「活発化している浅間山噴火の被災者に配慮した」としている。 (朝日新聞)

またか、という感のある映画差し替え事件ですが、この前はイラク人質事件で「サルバドル」が差し替えになってましたね。えひめ丸事件のときには「タイタニック」が差し替えられてましたが…あと何がありましたっけ?少年による事件があったときもいろいろ差し替えた覚えがありますが。
これでロサンゼルスで何か事件が起こった場合は「LAコンフィデンシャル」も差し替えかなぁ(笑)。ま、「ボルケーノ」よりは面白い映画なんで、怪我の功名かも(?)。


>「ボーリング…」をTV東京が放映
 いま話題のマイケル=ムーア監督の前作「ボーリング・フォー・コロンバイン」がTV東京で洋画劇場枠で放映されるそうです。ドキュメンタリー番組でこの扱いは異例でしょう。しかも字幕ではなく吹き替えらしいので、これまた異例の放映として注目したいと思います。とり・みきさんの洋画吹き替え声優本を以前読んで(最近また新版が出てましたね)洋画吹き替えにちょっとハマったこともありますので(笑)。
 注目のムーア監督の声は山寺宏一さん。なんか最近はなんでもかんでもこの人に行ってしまうという気すらするお方ですが、マイケル=ムーアまでやるとはなぁ(笑)。



#809 
ひで 2004/08/31 00:50
時代は藤子不二夫?

ヴァン・ヘルシングは確かにフランケン、ドラキュラ、狼男とそろってますから怪物くんですね。ただドラキュラは敵で、狼男は微妙な扱いですが。あ、あと怪子ちゃん?もいるし。ハットリ君はそのまま映画になってますし、ドラえもんとは違うけれど「アイ・ロボット」なんていうロボット物映画もあるし、あとは変な仮面を付けて空を飛ぶ人が出てくるか、変なグッズを売るセールスマンでも出てくれば言うこと無しなのですが・・・ってそれは違うか。

http://pezetairoi.hp.infoseek.co.jp/


#808 
徹夜城(支配人) 2004/08/31 00:21
菓子911

 はい、見てまいりました。ブッシュ大統領がマイケル=ムーアから贈られたプレッツェルを911個も喉につまらせて…って、おいおい(^^;)。

 これもいずれ映画徒然草に載せるつもりではありますが(ドキュメント映画に1本やっと入る)、事前にいろいろとこの映画についての情報がはいったせいもあり、また僕自身ブッシュ政権叩きというか批判的ツッコミを入れてきたこともあり、「新鮮度」はなかったです、正直なところ。でも次から次へとパワフルに展開する内容に、2時間はあっという間に過ぎちゃいました。
 見終えると、いわば歴史の再確認ではあるのですが少々陰鬱な気分になりましたねぇ…

>足塚さん
「リターナー」は全然見てないんですが、まぁ「マトリックス」は映画史上の一里塚になっちゃったのは確かで、「マトリックス後」のSF映画はなんらかの影響を受けちゃってるのは確かでしょう。「リターナー」作ったころなんて過剰に意識していたでしょうし。
 前にも書きましたが、そういった「マトリックスもどき」の消化方法として上手いな、と思ったのは韓国映画「火山高」でした。これはほとんどコメディですけどね。

 韓国映画といえば今日の劇場でカンヌグランプリ作品「オールド・ボーイ」の予告編やってました…その最後に「ハリウッドでリメイク決定!」の文字が。おいおい、なんかみーんなお手軽にハリウッドに持ってっちゃう感じでイヤだなぁ…

>ひでさん
「ヴァン・ヘルシング」も未見なんですが、予告編を見た印象はコナミのゲーム「悪魔城ドラキュラ」でした(笑)。PCエンジン版で一時期やりこんだもので…というか、元ネタが共通、というべきなのかな、これは。
しかしドラキュラ、狼男、フランケンシュタインと揃い踏みで来ると、「怪物くん」が出ないわけにはいきますまい(笑)。同じ作者の「ハットリくん」も実写映画化されてるわけですし。



#807 
ひで 2004/08/29 22:51
ヴァン・ヘルシング

先行上映で昨日見に行ってきました。
色々と話をふくらましておいて、それをほとんど放置したまま
終わるので、ドラマとしては???な部分もありますが、残暑
に適当に楽しむアクション映画としてはよい映画だと思います。


http://pezetairoi.hp.infoseek.co.jp/


#806 
足塚玉虫 2004/08/29 13:09
リタ−ナ−

きのうTVで放映してました。感想は(汗
思いっきりマトリックス(爆
どうせ、ぱくるならキッチリ上手くぱくったら良かったのに(笑
ぱくりの出来損ないというか、マトリックスと不夜城とJMをブレンド
複製して失敗したような感じ。(笑
ですが、目指してるもの、意気込みは買えると思います、こういう
映像で見せていこうとする作品は、どんどん作っていって欲しいですね。



#805 
徹夜城(支配人) 2004/08/27 22:39
科学者が選ぶSF映画

支配人自ら連続書き込み。先ほどふとCNN日本語サイトに寄ったらネタを見つけまして。

イギリスの新聞「ガーディアン」が「科学者が選ぶベストSF映画」って企画をしたそうなんです。著名科学者60人にアンケートをとった結果だそうで。

1位「ブレードランナー」
2位「2001年宇宙の旅」
3位「スター・ウォーズ」「スター・ウォーズ帝国の逆襲」
4位「エイリアン」
5位「惑星ソラリス」

 …だ、そうであります。「ブレードランナー」は僕も僕自身のSF映画ベスト1に挙げてる作品なので、この結果は嬉しい(^^)。「2001」とは小差だったそうですがね。
 以前アメリカ直輸入の映画データベースCD−ROMを購入してみたら、「ブレードランナー」について評者がえらく低い採点をしたうえ「カルト・ムービー」としてのみ評価コメントがついていたので、向こうでは評論家受けはしてないのかな?などと思ったりもしたもんです。単にアメリカ人には不向きな映画ってのことなのかも…主演のハリソン=フォードも実は嫌いらしいですしねぇ。

 なお、記事ではその順位が明記されてなかったのですが、以下ベスト10には
「ターミネーター」「ターミネーター2」「地球の静止する日」「宇宙戦争」「マトリックス」「未知との遭遇」が入っていたようです(同票数があるみたい)。
 そういえばスピルバーグが「宇宙戦争」のリメイクをするって話も上がってますね。



#804 
徹夜城(支配人) 2004/08/27 20:49
チャン=ツィイーはこんな役も!

うーん、これはノーチェックだった…

鈴木清順監督「オペレッタ狸御殿」
http://www13.ocn.ne.jp/~jingi/operetta-tanukigoten.html

 こんなの(失礼!?)にチャン=ツィイーが「狸姫」役で出るんだそうですよ。「平成狸合戦」かいな(そういや今日TVでやってますな)。
 それにしてもオオモテのチャン=ツィイー。先に韓国時代劇「MUSA」にも出演してましたし、ジャッキー=チェンの「ラッシュアワー2」とかもありました。なんと鈴木清順監督までが採用しちゃうとは…それにしてもこの監督も元気ですねぇ。つい最近前作があったような…。
 「メモリー・オブ・ゲイシャ」の主演に決定したチャン=ツィイーですが、芸者の前にお姫様役で日本人を演じることになっちゃってたわけですな。



#803 
足塚玉虫 2004/08/22 13:04
ジョン・ウ−とユンファが三国志ですか

>チャイニ−ズ・ノワ−ル?赤壁
ユンファはグリ−ンディステニ−で落ち着いた演技をやってましたから
赤壁の戦い は案外、心配するほどでもないかな、でもユン様は
誰を演じるんです?孔明を?呉の周将軍?(同じ周姓だから?)
あんがい曹操をユン様がやったら似合うかも。ま、関羽あたりが似合いかな。
むしろジョン・ウ−が赤壁の戦いをやるってことで心配です、まさか
三国志でドンパチ、カンフ−三昧は、やらんでしょ?いや、むしろ、
それやったら新味あっていいかな(無責任
ユン様もの、といえば最近、ビデオで、ユン様のハリウッドアクション第一作って
映画を見ました、タイトルは、えっと何だか忘れ、ミラ・ソルヴィノと共演
してるヤツ。やはり、ユン様はガンアクションをやらせたら水を得た魚の
ように動きますねぇ。バレットムンクはちょっと、ようやるわ、って感じの
ユン様の新境地ぶりなんですが、いずれレンタルしてみたいですね。



#802 
原田 実 2004/08/21 19:01
すみません

公開せず・・・後悔せず



#801 
原田 実 2004/08/21 19:00
マルコム・マクダウェル

『北斗の拳』のリュウケンを演じたのと同じ95年には、
『タンクガール』の切れまくった敵ボスを演じていますね(まさに『時計じかけのオレンジ』の主人公がまっすぐ成長したらどうなったか、というキャラでした)。
その前年には『スタートレック・ジェネレーションズ』でカーク船長と
格闘していました。
SFムービーデータベースでみると、ジジャンル映画に限っただけでもその芸域の広さがうかがえます(日本未公開『精神病棟』って何だろう・・・)。
http://www.generalworks.com/databank/movie/staff/mmcdo.html
リュウケン役など気にしておられないくらい「我ことにおいて公開せず」な芸能人生をおくっておられるようで、ジャンル映画好きとして、改めて敬意を示す次第。

http://www8.ocn.ne.jp/~douji/


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