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#800 
ひで 2004/08/21 12:10
実写版「三国無双」の予感が・・

ジョン・ウー&チョウ・ユンファのコンビで三国志の映画を撮るというと、何となく「三国無双」のような感じになりそうですが。さて、どうなる。

その他歴史物映画の予定としては、ソフィア・コッポラの次回作がマリー・アントワネットらしいのですが、アントワネット役がキルスティン・ダンストだそうです。スパイダーマンの彼女ならいいけれど、マリー・アントワネットというのは見た目・雰囲気といった点ではどうも違うような気がします。いっそ監督自身が主演した方がよいのではないかと。

>安置ヒーロー
その中の一人、マルコム・マクダウェルがまさか実写版「北斗の拳」でリュウケン役をやているとは・・・・。そんな映画に出なくとも良かったのに何故でてしまったのか(笑)。「時計じかけのオレンジ」の後も他にも色々映画に出ていて、それなりにまともな映画もあるものの、あの映画に出たと言うことは一生の不覚なのではないかと。

http://pezetairoi.hp.infoseek.co.jp/


#799 
徹夜城(支配人) 2004/08/21 10:46
レスは別枠で

>ひでさん
 ほほー、ジョン=ウーが「赤壁」をねぇ。
 アメリカ資本で「三国演義」とくに赤壁の戦いの映像化をするという話は以前にもあったんですよね。シナリオは日本が担当し(「敦煌」のスタッフらが関わってたらしい)、資本はアメリカで全編英語、主役はジョン=ローン?などと噂されたりしたものでしたが、1989年の天安門事件発生で全てパーになった経緯があります。なんとなくその企画の復活という気もしなくは無いです。
 でもジョン=ウー&チョウ=ユンファの組み合わせだとどうしてもアクション中心映画の匂いがしちゃうよなぁ…。


>ブッチャー3世さん
いや、この場合の「アンチヒーロー」ってのは嫌われ者とか悪役ではなく、単に「正統派ではないワルなヒーロー」ぐらいの意味で使ってるものだと思いますよ(例えばアニメ版「デビルマン」、「ルパン三世」とかもこの系統に入るかと)。その意味では「ダーティーハリー」なんかは典型的なアンチ・ヒーローになるのではないでしょうか。
しかし一位が「タクシー・ドライバー」のデニーロですか…デニーロだけに結構怖いキャラではありましたが、一位に選ばれるとはなぁ。次が「レオン」ってあたりは急に俗っぽい選出という気もいたします。



#798 
徹夜城(支配人) 2004/08/21 10:37
中国女優だらけのゲイシャ映画

 以前から作る作ると言われてなかなか実現してなかった芸者映画「さゆり」ですが、結局スピルバーグが監督していたものは中止になっていたそうで、スピルバーグは製作にまわってようやく本格的に進むことになったみたい。
 で、確定キャストが発表されたのですが…数週間前に耳にしてはいたのですが、主人公の「さゆり」役にはチャン=ツイイー、その先輩にコン=リー、ミシェル=ヨーらが配役されるとのこと。いやー、中国・香港をそろえたある意味超豪華な顔ぞろえなのでありますが、彼女たちがそろって日本の芸者を演じるというのが日本人としてはどうしても違和感ありあり。まぁ映画化の企画そのものが不安を感じるものではあるのですが。
 ひところ主役との噂もあった工藤夕貴は主人公の親友役で出演らしいのですが、その役名が「おカボ」と報じられておりまして、なんだか…(^^;)。
 男優陣は渡辺謙が確定。「ラスト・サムライ」で候補だったとも言われる役所広司も出演する方向で調整中とか。しかし男優陣は日本人で、肝心の芸者衆が中国人ばかりという妙な取り合わせの映画になりそう。
 配役にも現れてますが、セリフはやはり全編英語なのでしょうね。黒澤明が晩年にスピルバーグのこの企画に「日本語でやらなきゃダメ」と諭していたらしいのですが…


>また一人、映画音楽の巨匠行く
 つい先日ジュリー=ゴールドスミスが亡くなったと思ったら、今度はエルマー=バーンスタイン氏が亡くなられました。
 なんつっても一番有名な代表作は「荒野の七人」でしょうねぇ。プロフィールを見たら最近作では「ギャング・オブ・ニューヨーク」の作曲も担当していたとか。そういやこれまだ見てないんだよなぁ(^^;)。

 ところで先日、旅先のホテルで金曜ロードショーの「新刑事コロンボ」新作(といってもあちらでの放映は数年前)を見てました。復活後のこのシリーズは毎回実在有名人をモデルにしたとしか思えない犯人が出てくるのが売りの一つになってるのですが(僕が見たものでユリ=ゲラー、スピルバーグもどきらが出てました)、今回の犯人は売れっ子映画音楽作曲家。どうも曲のノリからするとジョン=ウィリアムスをモデルにしているようです。実は弟子に作曲させていて、彼が暴露して独立しそうになったので殺しちゃう、という話だったんですが(笑)。
 劇中、「ジョーズ」や「サイコ」などの映画音楽クイズをやる場面もあったりして、映画オタク向けの一本となっちゃっておりました。



#797 
ブッチャ−3世 2004/08/20 12:56
アンチヒ−ロ−

何でもランキングするのも何なんですが、このほど
イギリスの某有名映画誌が映画のアンチヒ−ロ−俳優を
ランキングしたそうで、結果は

1位 俳優ロバ−ト・デ・ニ−ロ、作品=タクシ−ドライバ−
2位 俳優ジャン・レノ、作品=レオン
3位 俳優マイケル・ダグラス、作品=フォ−リング・ダウン
4位 俳優クリント・イ−ストウッド、作品=ダ−ティハリ−
5位 俳優マルコム・マクダウェル、作品=時計仕掛けのオレンジ

一位は俳優、作品とも順当だなって気はしますね、二位は、
ちょっと、何か、ジャン・レノって英国人から見たら悪役俳優に
見えるのかな、三位の作品が意外、あんまり話題にならなかった
記憶があったんですが英国では受けたんですかね、見たことは無い
んですがフォ−リングダウンって映画は交通渋滞でイライラしてた
ヒラ・サラリ−マンがブチ切れてショットガンを持ち出し市中を
暴れ回るという話しだそうで、ブチ切れ会社員をM.ダグラスが
演じてるんだとか。
四位も意外ですねイ−ストウッドと言えば典型的なアメリカの英雄像を
やり続けてる俳優だと思ってたんですが、英国人にはアンチ英雄に見える
のかな、五位、作品が凄すぎて俳優がなんだか、え?誰なの、この人って
感じですね、時計仕掛けのオレンジいがいで何に出演してらっしゃるかは
ちょっと知らないです。





#796 
ひで 2004/08/18 11:07
赤壁の空にも鳩が舞う?

ジョン・ウー監督が久しぶりに中国で映画を制作することになるようです。ウー監督「男たちの挽歌」で組んだチョウ・ユンファと再びタッグを組む予定で、現在交渉中とのことです。そんな彼が今度制作する予定の映画ですが、三国志を題材にして『ザ・ウォー・オブ・ザ・レッド・クリフ』(原題)という映画を2006年から制作するとか。で、このレッド・クリフはあの赤壁のことでしょうか?

http://pezetairoi.hp.infoseek.co.jp/


#795 
徹夜城(支配人) 2004/08/16 20:32
「キング・アーサー」見てきました

 ようやく時間が取れましたので、本日「キング・アーサー」を見てきました。
 うーむ、期待しないで見に行くと意外に拾い物、といったところでしょうか。特に「歴史映画道」(笑)にハマっている者としては良くも悪くも見所が多いです。
 例によってここでは映画としての話に絞りますが、事前に予想していた以上に「七人の侍」が入っちゃっておりましたね。もそっと「円卓の騎士」たちのキャラの描き分け、さらに言えば集まってくる家庭を描くことに成功していればかなり面白かったかもしれません。
 それとエイゼンシュテイン監督作品「アレクサンドル・ネフスキー」からの実に素直な引用(笑)。「氷上の戦い」がこんな映画で見られるとは思いませんでした。エイゼンシュテインは「戦艦ポチョムキン」のオデッサ階段が何度となく引用されてきましたが、これはエイゼンシュテインの引用としては新手でしたね。
 なんとなく映画教養にあふれた監督さんらしいと感じましたので、今後の活躍に期待というところですか。

 この映画、どうしても弱いのが俳優面ですね。それぞれ役者としては悪くないんだけど…主役アーサーも含めてみんな知名度ゼロに等しい人ばっかりで「華」に欠けます。アーサー役も良く言えばラッセル=クロウ風なんですけど(そういえばこの映画の脚本と音楽は「グラディエーター」と共通)、いかんせん地味。「円卓の騎士」たちが彼に命を捧げるほどのカリスマ性が感じられないのが痛いです。
 あと言いたいことはネタばれのほうで。


>予告編
 映画館に出かける楽しみの半分は予告編鑑賞にあり。
 チャン=イーモウ監督の武侠映画第二弾「LOVERS」の予告編が素晴らしく出来がいい。金城武はこーいう「色男」を演じた方がいいんだろうな、と本編を見ないうちに強烈に印象付けられました。チャン=ツイイーはいっそう可愛くなってまいりました。
 相変わらず続いているアメコミ原作の映画化、今度は「キャットウーマン」でございますか(^^;)。ハル・ベリーは確かに似合ってそうですが、なんだか何年か前に林海象が監督した映画「キャッツ・アイ」を思い出しちゃったりして…ってあれはあっち(映画版)がパクってるわけですが。



#794 
なな 2004/08/09 00:36
ザ・ハリケーン

日曜洋画劇場で見ました。
この枠って、CG満載の娯楽大作しか流さなくて、
こんな重いテーマの作品も扱うとはちょっと思っていませんでした。

ハリケーンの文字は前もってラテ欄で見ていたんだけど、てっきりボルケーノとか、
スピルバーグのツイスターとか、未見だけどパーフェクト・ストームとか…。
このザ・ハリケーンも自然災害のパニック映画の類だとばかり思ってまして…。(^^;

三、四十分過ぎた頃にちらっと見て、そこからラストまで釘付け〜っ!!!
見てよかったです。というか、始めから見なかったことをすごく後悔!

>ザ・ハリケーン
99年、米。デンゼル・ワシントン。無実の罪で終身刑を言い渡されたボクサーと
彼の自伝に感銘を受けた少年が起こした奇跡を、実話に基づいて描く。

ラストはちょっと物足りなくて不満でしたが。無罪放免でハッピーエンドにせず、
そこから主人公を陥れた警察や裁判所の不正にまで踏み込んでほしかった。
冤罪の告発に奔走するカナダ人の白人たちの動機や心理もイマイチ分からなかったですね。

>萬屋錦之助・淡路恵子夫妻の不肖の息子さん
萬屋錦之助さんて歌舞伎のお家柄ですよね。
歌舞伎役者をやめて、テレビや映画の俳優に転身したの?
今回の、淡路恵子さんの「息子と絶縁」報道を見てて、歌舞伎界に生まれた男子で
将来職業選択の自由がないのは何等親の家の子までなんだろうと…思ったの。
縁切りされた息子さん、顔立ちはいかにも歌舞伎役者に向いていそうな男前でしたよ。



#793 
是流陀 2004/08/05 18:17
不法診察

ブラックジャックTVアニメ化、決定おめでとうございます(笑
それとあんまり関係ないですが、ハリウッド映画で
ちょっとB級っぽいのですが、不法診察(邦題)という映画を
見ました、たぶん別に日本が誇るアングラ・ヒ−ロ−Dr・BJを
意識してるわけではないと思いますが、主人公が無免許の医者の
話しで、ま、無届けで治療して欲しい怪しい人、撃たれて、こっそり
弾抜きして欲しい犯罪者みたい輩ばかりが患者のキワモノ医ぶりは
BJを彷彿としています、ヤミ組織のボスに脅迫され嫌々
コネクションの専属医をやってる面は、丸っきりBJぱくりでもないですが
患者は撃たれたり刺されたりしてくる奴らばかりで、
主人公の医者もアクロバットな手術をやるので
この映画のシチュ−エ−ションはアクション&医療モノと結構
欲張りなもので、目のつけどころがなかなか良いなという気は
しました。



#792 
ひで 2004/08/05 09:07
なにやら懐かしい話が・・・・

予定より早く家に帰り着きました。帰って早々、掲示板に書き込みをしている私は一体・・・。

>スパイダーマン
東映のやつは巨大ロボがたしかにでていましたね。そのイメージが強かったものだから、スパイダーマンの映画を見たときにいつロボがでるのだろうとしばらく考えてしまいました(^^;)。東映のスパイダーマンは、悪の組織があって、手下が一杯いて、どこからどうみても戦隊ものにしかみえない作りなうえ、宇宙人からスパイダーエキスなるものをもらって、それのせいでスパイダーマンになるという本家スパイダーマンと明らかに違う設定になっています。で、これがDVDででるんですか・・・・。誰が買うんだろう?

あと、日本でスパイダーマンというと、池上遼一の漫画もありますね。一度読んだことがあるのですが、あれはとっても暗い話で、次から次に不幸な目に遭っていく主人公には同情してしまいます。なお、池上版スパイダーマンではスパイダーマンは「偽善者」、「売名行為」などといってさんざんいじめられているのですが、極めつけは「本当のヒーローならベトナム戦争を終結させてみろ」という、どう考えても無理難題としかいえない物も出てきます。さだめし、今なら「イラクの秩序を回復しろ」とか「北朝鮮を何とかしろ」といったところでしょうが、どう考えても壁に登ったりする等々の能力しかない一個人には無理だろうに(笑)。

>燃えろアーサー
ネットで検索をかけるといろいろひっかかりました(中には主題歌の着メロも(笑))。はじめは「円卓の騎士物語 燃えろアーサー」だったものが、途中から「燃えろアーサー 白馬の王子」とかわり、そのあたりから水戸黄門チックな展開になってるようです。一説には打ち切りが決まってから監督がめちゃくちゃな演出をするようになったらしいですが。

>コリン・ファレルだとやはり地味か・・。
色々でているし、主演映画も何本かあるけれど、何となく微妙な感じですね、彼。個人的には予告編を見る限りはそこそこ期待できるかなと思っていますが。一方、いつできるのかさっぱり分からないディカプリオ版のアレクサンドロス大王の映画ですが、ディカプリオファンの間ではアレクサンドロス=ディカプリオという感じになっているようです。はたしてこちらはどうなることやら・・・。

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#791 
足塚玉虫 2004/08/03 12:56
メトロポリス

昨夜、衛星テレビでやってたのを ちょい見。
久々に手塚スタア・システムをたんのう。
結構、3D映像が随所にあるのですが、なぜか
自分的には手塚キャラは3D映像だと馴染まないというか
浮くように見えるんですねぇ、手塚先生はアニメに
多大な功績を残した人ではありますが、
3D、CGに対する思い入れはあったんでしょうか?
ここの歴史伝言板は何故かブラックジャックの書き込みが
流行ってますが、今秋、ブラックジャックがついに
テレビアニメ連続放映らしいですね、めでたい。



#790 
徹夜城(支配人) 2004/08/02 10:49
お子様時代の記憶

>ひでさん
 「萌えろアーサー」で「白馬の王子」のレスが即座に返ってくるというのは嬉しいですね(笑)。
 かなりおぼろげな記憶なのですけど、あれって前半は普通に「円卓の騎士物語」やっていたのに(サブタイトルにも「円卓の騎士物語」とあったはず)、途中からアーサーが庶民になりすましてお忍びで地方をめぐりイザとなると「白馬の王子」に変身して事件解決をするという水戸黄門というかスーパーマンというか状態になっちゃった覚えがあるんですが、ありゃーなんだったんでありましょうねぇ。

 「スパイダーマン」についても子ども時代に見た東映特撮ヒーローのものの印象が結構強いですね(笑)。スパイダーマンの版権とって「仮面ライダー」路線で毎週怪人と戦っていたやつ(笑)。巨大ロボットまで登場していましたっけねぇ。最近「便乗」?でDVD完全版が出てるそうで(笑)。

 「アレクサンダー」の予告編見てきました。コリン=ファレルだとちょいと地味ですねぇ。オリバー=ストーン監督作品、ってのが前面に押し出されそうな気がします。
 「トロイ」「アレクサンダー」と続いたギリシャ古代史もの大作ですが、今後しばらくはネタ枯れかなぁ…?ローマ史ものでなんか一本来そうな気はするんですけどね。

 「スチームボーイ」、確かに真っ当な冒険活劇。微妙に「科学」問題をとりあげたりもしてますが興行上の狙いもあってか対象年齢を低く持ってきたフシもあり、深入りしてない感じですね。うーん、でも「大友克洋」の名前で見に来る人が多そうなんで、劇場に足を運んだのは年齢層がかなり上だった気がする…その点でむしろ食い足りなさが残っちゃいましたね。
 「スチームボーイ」はベネチア映画祭でクロージング上映だそうですが、この映画祭には「ハウルの動く城」も乱入してきますねぇ。



#789 
ひで 2004/08/01 01:30
本当に白馬に乗っていた(笑)

>キング・アーサー
先行オールナイトの時に見てきましたが、がらがらでした^^;
「燃えろアーサー、白馬の王子〜♪」じゃないけれど白馬に乗ってましたねえ、アーサーが。ストーリーはかなりスカスカなので、サルマティア人起源説を元ネタにしてるんだなあと言う所を楽しむしかなかったような・・・。

>Alexander
公式サイトがだいぶできあがってきました。
http://alexanderthemovie.warnerbros.com/
ヴァンゲリスのサントラの一部もきけます。やはり作っている人がおなじせいか、2002年ワールドカップの入場曲や炎のランナーっぽく聞こえますが、まあいい感じの曲ではないかと思います。

>スチームボーイ
ひねくれたお話なのかと思ったら、ずいぶん真っ当な冒険活劇でした。

>スパイダーマン2
こちらも見てきました。この後原作では悪者キャラになってしまう人間が3人出てきましたが、3ではどこまで書くことになるのだろう・・・。しかしスパイダーマンも日本にいたら携帯で写真撮られて写メールで色々回されたりするだろうから大変だろうなあ等とよけいな心配をしてしまいました。

http://pezetairoi.hp.infoseek.co.jp/


#788 
徹夜城(支配人) 2004/07/27 13:52
萌えろアーサー

…なんとなく誤変換が気に入ったのでそのままに(笑)。

>原田さん
 おお、早くも見に行かれましたか!「キング・アーサー」。僕も見に行きたいんだけど、ここしばらく時間的余裕がないです(涙)。
 海外での予告編をネットで見たときにも、かなり違う「アーサー」になりそうな感じはありましたが、ずいぶん大胆に切り込んだものですね。それにしても宣伝文句は「ジェリー・ブラッカイマー製作総指揮!」ってばっかりで、俳優も監督も売りにならないんだなぁ(^^;)。先日監督のインタビューも見かけたんですが、例によって黒澤ファンらしく、この企画には「オレのクロサワ映画が撮れるぜっ!」ってな気分だったとか。


>大物作曲家死去
 ほとんど映画史と共にあったような気もする映画作曲家、ジェリー=ゴールドスミス氏が先日亡くなっておりました。享年75歳だったとは、ちょっと意外。ずいぶん若い頃から仕事してたんですねぇ…
主な作曲リストはこちらに。
http://movie.goo.ne.jp/cast/44640/index.html
 個人的には映画自体は大嫌いながら「トータル・リコール」のメインテーマのワクワク感が大好きでした。



#787 
原田 実 2004/07/26 13:59
『キング・アーサー』

冒頭がいきなり中央アジアの平原、ブリテン島に送るべく徴兵されていくサルマタイ族の少年ランスロット・・・なんと、アーサー王伝説スキタイ起源説を下敷きにしていようとは!!中世ヨーロッパ風の鎧ではなく、騎馬民族風の装備というのが今までにないリアリティを出しています(なんせ6世紀の話ですから)。しかもクライマックスがベイトン山でのサクソン族との決戦、『アーサー王の死』成立より前の素朴なアーサー王伝説から話をふくらませたわけで、『エクスカリバー』の呪縛から逃れようとした心意気や良し。主要キャストに英国人俳優を用い、撮影場所はアイルランド、パインウッドスタジオの協力を得て、と英国風本格コスチューム・プレイの味を出そうとした努力も買います。結末近くで○○○○○と××××××があっさり戦死したのは意外性狙いか?(少なくとも私は驚きました)ただ、その志ゆえにかえって話がこじんまりとしてしまった感もあり、娯楽作品としては中途半端になったことも否めません(日本での配給モトは恋愛映画として売る線もねらっているようですが、その要素は希薄)。どうせなら、アーサー王率いるブリテン軍vsローマ軍の決戦という『アーサー王の死』の前半クライマックスを映画化した作品を見たいものだがなあ・・・

http://www8.ocn.ne.jp/~douji/


#786 
徹夜城(支配人) 2004/07/23 22:55
こちらは「スチームボーイ」

>パパゲーノさん
 ほほう、いわゆる二番館、三番館というやつですね。都内でもないことはないけど、ほとんど死滅状態になっていた気も…。
 「ファインディング・ニモ」にしても「ラスト・サムライ」にしてもとっくにDVDも出ているわけですが、それなりに観客を動員するんでしょうねぇ…。「タイタニック」なんて一年以上どこかで上映していた覚えがあります。まぁ劇場ならではのよさというのは確かにあります。
 とっくの昔にソフト化もビデオ化もしているのに劇場上映、というパターンでは、僕が良く行く映画館で以前(10年ぐらい前だと思う)「風の谷のナウシカ」「天空の城ラピュタ」の二本立てをGWに興行して大変な入りになっていた、なんてことがありました。


>さて、本日は。
 タイトルのとおりで大友克洋最新作「スチームボーイ」を見てきました。
 これって、宮崎駿が好きそうなネタだよなぁ…と以前から思っていたんですが、実際に観てみるとやっぱり前半のノリが「天空の城ラピュタ」そのまんま。19世紀の産業革命期なんだけど科学技術設定が自由に改変されているあたりなど、コンセプトは良く似てます…つーか、最後に城が飛ぶし!(ネタばれスマン)。
 まぁ面白いと言えば面白いんですけど…そのうち感想は別に書きます。
 声の出演、当初不安感があった鈴木杏ちゃんは見事に「少年」声にハマっておりました。事前にまったく情報を得ないで行ったんで、エンドクレジットで声の出演者がみんな声優ではなく俳優ばっかりだったのでちょっと驚き(この辺も最近の宮崎アニメと同じだな)。津嘉山正種さんは声優もよくやってますけど、児玉清さんというのは初めてなんじゃないかな?





#785 
パパゲーノ 2004/07/23 17:19
ファインディングニモ

遅ればせながら”ファインディングニモ”観てきました。
上映劇場は、京都が誇る良心的映画館”祇園会館”でした。
(ロードショー後の映画が1000円で観られる。)
なお、同時上映は”リーグオブレジェンド”でした。

うむむ、すばらしかったです。
吹き替え版で、相棒の魚(ナンヨウカワハギ)は室井滋さんが
アテていたのですが、これがとても難しい役(親切なんだが、超健忘症)
を見事に演じていました。
この暑い夏に一番マッチした作品だと思いました。
ロードショウ公開はどう考えても早すぎましたね。
(去年の12月なんて観てたら寒かったろうに)
これからビデオが爆発的に観られるのでしょうね。

水と光、そして魚の見事な表現、
そしてなぜか自己啓発セミナーもどきのトレーニング
で高感度を高めようというサメ、
歯医者ネタとか、笑いにウルサイ作品でもありました。
で、泣けます。
こういう作品はやはりアメリカならでは、かなー。

なお、パンフレットはさかなクンの魚類解説や、
CG映画会社の開発競争などのことが書かれていて
とてもタメになりました。

うーん、シュレック2も観に行きたいです。
(これって、ライバル会社が製作してるのですね。)

ところで、祇園会館では、明日から”ラストサムライ”が上映されます。



#784 
徹夜城(支配人) 2004/07/15 23:38
おおっ!

芸能関係の男女のくっついた離れたネタにはあんまし関心のない僕だったりしますが、これには「なにっ」とちょっと反応しちまいました(笑)。

「タランティーノとソフィア・コッポラ交際発覚!」
http://www.cnn.co.jp/showbiz/CNN200407150010.html

 これ、もしかしてゴールイン、ってことになっちゃったら、「コッポラ一族」のリストにタラちゃんまで加わってしまうのでしょうか(笑)。
 そのうち「ドン」の地位をフランシスから譲られたりするのかもしれません…。ドン・タランティーノ…ああっ!モロにハマっとるやんけ!(爆)



#783 
徹夜城(支配人) 2004/07/13 13:19
うーん…こういうのも歴史ものなのか…?

さてさて、何かと目を引く企画の多い韓国映画界ですが、こんなのも出てきました。

超大作『天軍』がキャスティング発表
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/07/12/20040712000022.html

 現代の韓国と北朝鮮の科学者・軍人が一緒にタイプスリップしちゃう、ってあたりが今風ではあるんでしょうが、ここまで「南北合同」ネタが続くとやっぱり鼻についてきてしまうという気がしますね。国内的には受けるネタになってるんだろうけど。
 現代の南北朝鮮人がタイムスリップして李舜臣に会うという設定、もしかして共同で秀吉軍にあたる「ファイナル・カウントダウン」か「戦国自衛隊」みたいなノリになるのかな、と思いもしましたが設定によると「まだ将軍になる前の一青年の李舜臣」が出てくるんだそうで。それで80億ウォンの大作というんだけど、どういう内容になるんだか…?



#782 
徹夜城(支配人) 2004/07/04 11:30
「オールド・ボーイ」の原作

 先日も書きました、韓国映画でカンヌグランプリを取っちゃった「オールド・ボーイ」の原作となった日本の同名漫画(あー、紹介が長い)、このたびめでたく重版となったそうです。とにかく日本国内ではまるっきり注目されてなかった作品なわけですが、先日どこぞの週刊誌にその評論が載ってました。「おお、これ面白いじゃん!」といった感じの漫画評でありましたが、この点に関しては韓国の映画スタッフの慧眼に脱帽せざるを得ないみたいですね。
 その評論で紹介されてましたがこの原作に対して韓国映画会社側から支払われた原作使用料は二百数十万円程度だったとか。そしてこの映画版の配給権を日本側がウン億円で買い取ったとかで、単純に国家間の収支を計算すると大赤字ですわな(笑)。
 しかしそれに原作の内容の紹介がありましたけど、確かに興味を引かれる設定ですね。なんか原因も分からぬままに拉致・監禁され十年間一室内に閉じ込められた男が主人公で(発表時期を調べてないけど新潟の監禁事件がヒントのような気も…)、TVも食事も不自由しない、いわば「強制引きこもり状態」を強いられた男が浦島太郎状態で世の中に出て復讐する…といった話みたい。この基本設定だけを拝借した映画版では後半の展開が大きく変わるらしいのですが、先日ななさんが紹介してくださった主演のチェ=ミンシクのインタビューで、「15年間餃子を食い続ける」という設定は原作の監禁状態の韓国風アレンジのようですね。
 そーいや、チェ=ミンシク、「ブラザーフッド」にもチョイ役で出てきましたよ。また北朝鮮の軍人役で(笑)。監督つながりの「友情出演」らしいんですが、なんかファンサービスって気もする(笑)。


>足塚さん
 「リベラ・メ」「反則王」ともに見ようかなーと思いつつまだ手を出してないです。韓国映画で話題になるものというとどうしても「南北分断もの」が目に付いちゃうわけですが、こういった割と身近なネタのエンターテイメントでも力を発揮してますね。以前も書きましたが、「火山高」みたいな漫画そのまんまの爆笑SFX映画もありますし。
 どうしても韓国映画では南北分断という現実をネタにした映画が多く作られるわけですが、逆に言えばそういった現実をエンターテイメントのネタに出来るほどに緊迫感がなくなったとも言えるんですよね。「ブラザーフッド」のチャン=ドンゴンの次回作は北朝鮮から逃げた男が韓国にも入れられず、なんと国境付近で海賊になっちゃうというお話だそうで、海賊ファンの僕としては注目しちゃうところだったりします(笑)。


>原田さん
 おお、「ハリ・ポタ」見に行かれるんですか…僕は2作目をまだ見てないんで3作目にはいきなり行けなさそうです。
 「DNA」は未見ですが、マーロン=ブランドが出てたんですねぇ…最後の出演作も2001年とは、割と最近まで仕事してたんですね。「ドン・サバティーニ」でドン・コルレオーネのセルフパロディをやったりしてたらしいですが、これもまだ見てない…(^^;)。
 「ゴッドファーザー」組ではトム=ヘイゲン役のロバート=デュバルが「ウォルター少年と夏の休日」に出てますね…すっかり「お爺ちゃん」であります。



#781 
原田 実 2004/07/04 09:47
遺作

すみません、ブランドの最後の作品はこれでした。
http://www.discstation.co.jp/VSSHOP/cgi/DS_goods_item.aspx?ns=PCBH-50093



#780 
原田 実 2004/07/04 09:32
マーロン・ブランドといえば・・・

怪獣映画ファンとしては、モロー博士が外せません。
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=51445
もっとも、カーツ大佐とかなりキャラがかぶっていましたが。
ひょっとしてこれが遺作か?
今日はこれからハリー・ポッター観に行ってきます。

http://www8.ocn.ne.jp/~douji/


#779 
足塚玉虫 2004/07/04 01:12
韓国映画をちょっとかじる

別に今、話題のええ男の俳優で押しまくりの韓国映画旋風に
興味があったとかなんとかではないですがレンタルビデオで
久々に2本借りたのは、どっちも韓国映画、新しくはないけど。

「リベラ・メ」
ラテン語で「神よ救いたまへ」というタイトル、連続放火魔と
消防隊との対決を描いたものですが、一種のアクション映画
と思えるほどの作りかたでした、米映画のバックドラフト
が先駆的にあるのでしょうが、日本でも消防隊を描いた映画が
いろいろありますが、日本だと、どうしても専門職業を描く
ものはエンタ−ティメントとして割り切って作れない感じが
しますね。韓国でアクション映画というと
南北問題かアンチ日本な映画になりがちな先入観が私には
ありましたが、この映画は純粋に個人VS個人の対決で
韓国特有のしがらみを感じなくて、すんなり見れました。

「反則王」
力道山を産んだ朝鮮民族の国だから韓国じゃ、さぞかし
プロレスは大流行りかと思いきや、不景気なのは日本と
大差ないかな?と、この映画を見て、ふと。
盛り上がらないプロレス界に出現した反則王という反則専門の
覆面レスラ−は、つぶれかけたジムが素人を急造でリングに
上がらせて仕組んだ、という荒唐無稽さは今の日本映画が
やらなくなってしまった手法であるかもしれません、が
この手のものは悪ふざけが過ぎるくらいにやった方が
いいと思いますが、中途半端さが感じられました、
こんな話しは小林サッカ−のような勢いが必要な気がします。




#778 
徹夜城(支配人) 2004/07/03 23:00
マーロン=ブランド死去

 ついにマーロン=ブランド死去。享年80歳。まぁまぁのお年とは言えましょうか。
 で、注目の(笑)お悔やみ記事の代表作はやっぱり「ゴッドファーザー」。まぁ異論の無いところではありましょう。一緒に「波止場」も紹介されてましたが要するにアカデミー主演男優賞をとったからマスコミ的には引っ張り出しやすいんでしょうね。「ゴッドファーザー」の時はインディアン差別反対を唱えて受賞を拒否、授賞式にはインディアンの女性(実はフィリピン人だった)を代理で出させてヒンシュクを買ったというのもアカデミー賞史上の伝説ですな。まぁカリスマなどと呼ばれる人ってだいだいフツーじゃありません。

 他にも「地獄の黙示録」「欲望という名の電車」が挙げられてましたが、報道でなかなか出てこなくて不満だったのが(笑)、「スーパーマン」のお父上役と「革命児サパタ」のサパタ役。特に歴史映画ファンとしてはサパタ役は強烈で忘れがたい…今でも世界史でサパタの名を見るとブランドのイメージです。未見だけど「ジュリアス・シーザー」も演じてるんですねぇ…。


>民本主義者さん
 問題作「紅顔の密使」ですが虚心に見ますれば面白いんですよ、やっぱり。クライマックスのスペクタクルなんてよくこんな子供向け映画に…(笑)と思うばかりの規模でした。
 「渡り鳥」シリーズは一本も見てないんですけど、典型的な無国籍アクション映画ですね。「シェーン」などの西部劇のパターンが多いらしいですが、西部劇の日本移植ということでは北海道がベストでしょうね。手塚治虫の「シュマリ」なんかもそんな感じですし。


>ななさん
 「大長今」の情報は僕もキャッチしてました。まぁ楽しみではあるんですけど、そういう時代劇じゃなくて大河ドラマ風の歴史ドラマを輸入して欲しいんですがね。そのむかし「壬申倭乱」の再編集バージョンを衛星で放送して以来韓国の歴史ドラマは買ってないと思います。
 「シルミド」は確かに「KT」「突入せよ!あさま山荘事件」と時期的に近いんですよね。このあたりが日韓ともに映画化されているというのがこの時代ももはや「歴史の範疇」に入ってきたということなんでしょうが…しかし僕も映画日記で書きましたが韓国におけるこうした現代史暴露ものは重みがずっとあるんでしょうね。確かにななさんもおっしゃるように三島事件にしても日本赤軍にしても甘っちょろいというか自己陶酔というか…
 その後史実関係の解説なんかも見たんですが、「シルミド」事件はまだまだ謎が多い。映画では反乱部隊はハナっから死ぬ気で最後は自爆するんですけど、乗っ取ったバスの乗客の証言では手榴弾の処理ミスだったみたい。また映画では全員死刑囚ということになってますがそれも事実ではないらしいですし(半分はそうだったとか)、さらにどうやら生き残った人もいるらしいんですね、公式には否定されてますが。
 映画「シルミド」も冒頭で「これはフィクションです」とくどく断ってまして、韓国内の、とくに軍関係者からの批判・圧力があったもののようです。現代史ものにはつきものの「関係者トラブル」ではあるんですが…



#777 
なな 2004/07/03 00:46
NHKがイ・ヨンエのドラマを獲得!

>腐ってもハリポタ
先日のテレビ放送、視聴率30%ですってよ。
あれ? あの3人が今回の作品でラストというのはすでに決定事項だと聞きましたが…。
まだローリング女史は最後まで書き上げてないですよね?
今後毎年一作ずつ作っていっても年齢的にギリだけど、もっと時間がかかりそう。

>力道山の"ゲイシャ"
あれからふと思ったんですが…。
(年若い)人気力士がタニマチ(の大人たち)に連れられて遊ぶ先といったら、昔はお座敷遊びくらいしかなかったのでは?
今の若い力士が女性タレントとつき合うのと同じで、ようするに一般の女性とは知り合う機会が少なかったんじゃないかと…。単に観客に分かりやすいというだけでなく、わりと無理のない設定なのかもしれませんよ。
あ、それと。いいとこのお嬢さんとお見合い話が進んだのに、力道山の出自を知ったとたん相手側に断られた…。想像だけど、こんなエピソードが入っているかもしれませんね…。

>イ・ヨンエ主演ドラマ「大長今(テジャングム)」がNHKBSで10月より放送開始
原作小説の存在は知ってました。同じ「大長今」を扱った小説が短期間に何種類か出ていたので、第一作をドラマ化して、あとはその人気に便乗したと思いましたね。
これとは別に、以前にNHK総合で韓国ドラマの制作現場をドキュメントした番組をやってて、冬ソナ以外にちらっと紹介されたのがこの「大長今」だったと思います。
が、この二つが結びついていませんでした。しかも主役がイ・ヨンエだったとは……。
朝鮮王朝の宮廷料理人から女医を目指すという物語だそうで、ネットのブックストアでも歴史小説のカテゴリーに入っていたので、ドラマも歴史ものでしょう。
とはいえうちにはBSがないので…。徹夜城さん楽しんで下さいねぇ〜〜…。(T▽T)
冬ソナなんていいからこっちを地上波で放送してぇ〜。

>パンフが600円
え、今ってパンフが600〜800円もするの!?
…と思わず(苦笑い。映画を見に行く機会はそれでもままあるけど、パンフはねぇ…。買わなくなってどれくらい経つだろう。(^^;

>シルミド
あさま山荘事件と、KTと、あとは現在公開中の村上龍原作「69」もそう…なるのかな?
シルミドとKTで描かれた韓国側と比較して、KTに出てきた佐藤浩市のキャラクターや行動や、もっと言うと三島由紀夫の「決起」ですら、なんだかゆる〜いものに感じません?



#776 
民本主義者 2004/07/02 02:58
戦後の無国籍風日本映画

『紅顔の密使』、観てみたいような怖いような。
以前から気になっていたのが、日活の『大草原の渡り鳥』です。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00008DYR5/250-3534257-8377819
「小林旭がカウボーイスタイルで“ハイ・ヌーン”まがいの決闘を繰り広げる無国籍アクション。北海道にやって来た滝伸次。土地のボス・高堂はアイヌ部落が広がる地域を観光地にしようと目論んでいた。アイヌの人々の生活を守るため、滝は立ち上がる。」
http://store.nttx.co.jp/_II_D110684995
「滝伸次は少年・信夫の母親・和枝を訪ねて、 信夫とともに釧路にやってくる。和枝はこの地のキャバレー"ブラックペア"でマダムをやっているはずだった。しかし、 和枝は土地のボス・高堂の情婦となっており、 店を訪ねると高堂とともに出張に出かけていた。湖のほとりのアイヌ部落で、 地主の姪・順子とアイヌ娘・セトナに出会った滝は、 高堂一味がアイヌ部落のある地帯を飛行場にするため、 執拗な嫌がらせをしていることを知る…。」

無理やりな西部劇風日本映画です。たしかこの映画については鶴見俊輔監修『日本の百年』(筑摩書房)の最終巻で、連合軍による被占領時代に少年時代を送った世代がどのような表現活動をするようになったか、という観点から触れられていたと記憶しております。

「『戦後』は遠くなりにけり」という感がいたします。




#775 
徹夜城(支配人) 2004/07/01 15:41
久々に更新作業

栄耀映画コーナー独自としては実に久々の更新作業をしました。
映画日記に「シルミド」「クレオパトラ」「紅顔の密使」の三本を追加しております。一部イラストつき。
現在「ブラザーフッド」「トロイ」についても執筆中…



#774 
徹夜城(支配人) 2004/06/29 22:34
今度は「ブラザーフッド」

 「シルミド」に続いて見てまいりました、「ブラザーフッド」。見に行ったのは柏市の東宝系映画館なのですが、柏市内では東映系で「シルミド」、松竹系で「スキャンダル」と、三系列三館で全部韓国映画がかかっているという、凄い状況になっております。

 「ブラザーフッド」の感想ですが…まぁこれもいずれちゃんと映画日記に書くんですけど(アップはまだだけど最近見た映画ですでに3〜4本分書いてますんで、アップお待ちを)、こちらでも簡単に。
 見始めの第一印象は「プライベート・ライアン朝鮮戦争版」。見終えると「男たちの晩歌朝鮮戦争版」といったところです(笑)。
 ともすればグロくなる激しい戦闘シーンはまさに「プライベートライアン」。全編に貫かれる兄弟の葛藤と情愛は香港映画「男たちの挽歌」。実際主演のチャン=ドンゴンはチョウ=ユンファに、ウォン=ビンは故レスリー=チャンにタイプがソックリなんですわ(笑)。「男たち…」ではこの二人は兄弟じゃなかったですけどね、ストーリー展開的にはかなりよく似てます。


>ななさん
 日本の映画料金が高いというのは事実。ずいぶん前から言われていて、値下げ企画もあったりはしたけどレディースデーだの夫婦割引だのを除けばちっとも安くはなってないですね。一般料金1800円、パンフレットがだいたい600円(800円のとかも多いですね)でなんだかんだで2500円ぐらいは出費を強いられます。正直なところ僕も痛いです。もそっと下がらんかい〜と言い続けても変わらないところを見ると、これが業界的限界でもあるのだなと思えます。
 ついでにいえば邦画のDVDも洋画の倍ぐらいするのが多いんですよね…

 「ハリー・ポッター」の三人組は確かに一気に大きくなっちゃいましたネェ。ああいう子役映画シリーズはそれもあって大急ぎで撮るものなのですが、あの三人ではもう限界かもしれません。実際彼らの出演は三作目までという話もありましたが…スタッフ達はもちろん全7作同じキャストで行きたいと言っているそうですけど、無理っぽい?
 子役といえば「シックス・センス」「A.I.」のハーレイ=ジョエル=オスメント君も大きくなって映画出てますね。



#773 
なな 2004/06/26 23:36
けちだもーん。(笑)

日本は映画の料金設定が他国に比べて高い…ということをかなり昔に知って以来、正規料金を払って見るのはあほくさいと思うようになっちゃって…。(^^;
物価の違いがあるとはいえ、アメリカやヨーロッパと比べても高いですよね?
全世界公開の洋画でこんな差があるのも悔しいけど、それより腹が立つのは、制作費が安いはずの日本映画でも洋画と同じ一律1800円にしている点。制作費が十分の一だったら180円で見せてくれてもいいはずよ、と。もちろん一人180円じゃ興業にならないとは思うけどね…。女性にはレディース・デーもあるけど...
「これは良い」と分かったものにしか金を出さない主義でもある。(←現実主義なために"ふだんは"ドけちな愛知県人気質か?^^;)

>はりぽた
しかしなぁ…。
たった3年くらいで、なんであんなに大人っぽく変わっちゃうかね?>主演の3人
日本のローティーンアイドルの変化と見比べても、西洋人の成長って早いのねーと思うわ〜。
まぁいろいろ言い尽くされていますが、女性教師がハリーにだけ箒をプレゼントした件と、ラストの場面で「生徒どうしの友情や勇気」を点数に換算して評価した件がどうにも賛同できません。「点数(成績)だけがすべてじゃない」と諭すのが子ども向け作品の常道じゃないのかな?



#772 
徹夜城(支配人) 2004/06/26 22:21
アラン=リックマン

>足塚さん
 そうです、ハリー・ポッターでレギュラーの先生の一人を演じているのは、とにかくチョコチョコと出まくっている名優アラン=リックマンです。「ダイ・ハード」1作目のテロリスト親分、といえばかなりの人が「ああ、あの!」と言ってしまうお方ですが、いろんなところでよく目にすることが出来るかなり器用なお方です。
 アイルランド現代史の大作「マイケル・コリンズ」では実在のアイルランド初代首相(大統領だったかな?)となるデ・ヴァレラをやや悪役っぽく好演し、未確認ですがアメリカのTVムービーでロシア近代史の怪物「ラスプーチン」を演じて賞を取っています(配役聞いたときは「絶妙!」と思いました)。最近では一部マニア層に大うけしたSFコメディ「ギャラクシー・クエスト」で、明らかに「スタートレック」のミスタースポックに相当する役どころを実にうまく演じておりました。

 前にも書きましたが「ハリー・ポッター」の校長先生役は先ごろ亡くなったリチャード=ハリスですし、脇役をイギリス系名優で固めた手堅さも成功の一つではあろう、と僕は思ってます。
 なお、原作者のローリング女史は映画化許可に際して「絶対にイギリス俳優を使うこと」という条件をつけたそうです。やっぱりイギリス人にはアメリカ人英語は聞くに堪えないじゃないかと(笑)。それと、映画化企画を持ち込んだ映画人の中には「舞台をアメリカに変えて…」とのたまった輩もいたそうで、これも原作者の激怒を買ったみたい。あくまで原作に忠実に、イギリススタイルで映像化するという条件で許可を受けたのが「ホーム・アローン」等子ども映画の名手とされるクリス=コロンバス監督だった、というわけで映画化の経緯もけっこう幸運という面もあるようです。今日から公開された三作目は監督交代になってしまいましたが…



#771 
足塚玉虫 2004/06/26 18:37
ハリ−・ポッタ−

えぇ、私もTV待ちだったくちかな?(笑
で、変なところが気になって、目つきの鋭い人が
出演してたな、誰だか見た事あるなぁ、と感じ
見終わったあと気付きました、ベテラン脇役の中に
ダイ・ハ−ド1でハンスを演じてた俳優がいました。(笑
で、この世界的ヒットの映画、わたし自身は、まぁ、
日本で陰陽師がヒットしたのと似たようなもんかなと思いました。
CG満載の呪文やら魔術やらのシ−ンを素直に楽しめるかどうか
で、まず別れてしまうんじゃないかと思いますがね。




#770 
徹夜城(支配人) 2004/06/26 12:26
僕もイマイチピンとこないんです

>ななさん
 いつもながら「TV待ち」ですねー(笑)。僕などは「もうDVDもビデオもレンタルリリース&大量に売られたはずなのに、いまさらTV放映してもどれほどが見るんだ?」などと思ってしまうのですが、これが結構視聴率を稼ぐんですよね。毎度ながら「TV待ち」の勢力も存外多いのかなぁ…などと思ってしまいます。

 で、「ハリー・ポッター」についてはこの1作目しか見てないのですが(ちゃんと劇場で見ました)、以前にも書いたように僕はどーしてもノれないんです。どうして世界的にあんなに熱狂してるんだかよく分からん、というのが本音。まぁ大ヒット作にはひねくれ根性で臨む傾向があるのは自覚してますが(笑)。「タイタニック」の世界的ヒットも未だに全然分かりませんし。

 ご想像のとおり、音楽は「ジュラシック・パーク」と同じジョン=ウィリアムスです。スピルバーグ監督のほぼ全作品(なんせ「ジョーズ」以来全部ですから)、「スター・ウォーズ」「スーパーマン」などのSF作品からかなりマイナーなムード映画まで、幅広くやってる現在では最強の映画音楽作家ですね。先輩格にジュリー・ゴールドスミスって大御大がおられますが。
 映画音楽といえば、日本映画音楽史上の御大である伊福部昭氏、「まだ生きてるよな?」などと失礼なことを思っているうちに、先日とうとう九十歳になられて記念パーティーを開いたことが報じられてました。もちろん「ゴジラ」もお祝いにかけつけたそうで(笑)。「ゴジラ」「大魔神」など特撮系があまりにも有名ですが、「十三人の刺客」とかチャンバラ映画でも名作を残してますね。
 あの黒澤明監督とも一作だけ組んでるんですが(「静かなる決闘」)どうもフィーリングが合わなかったっぽいですね。



#769 
なな 2004/06/26 00:45
ハリー・ポッターと賢者の石

テレビ初登場でようやく見ました。

「『で? これって面白いの?』と、小一時間…。…ブツブツ…」( ̄ε ̄)

…とかつぶやきつつ、結局ラストまでの3時間弱を見ました。(^^;
ロード・オブ・ザ・リングのテレビ放送は、一時間でゲンナリ、一時間半経過したところでチャンネル変えたから、それよりは面白かった…ですね。>はりぽた

音楽がジュラシック・パーク一作目と同じような気がしてならなかったですが、同じ作曲家ですかね?
ん〜…。三人の子役がそれぞれよかったし、脇のベテラン俳優たちも申し分ない。出演者の魅力で映画のそうとうな部分を救ってる映画ですよね。
テレビ放送用に日本語で吹き替えているんだけど、主役三人の声をあてた子供たちがみんなちょっと下手で…。棒ではないんですよ。その反対で、一生懸命カツゼツよく、感情を表現しようとしているのが目に見えるようで、かえってしらけるの。(TT)
声だけ浮いてて人物に入り込みづらいので、途中で英語の副音声に変えたんです。そしたら今度はセリフの細かいところが聞き取れない。子ども向けの映画なのに子ども以下の英語力か、私は。(^^;

二作目三作目もきっと見ますよ。ただし、映画館じゃなくてテレビでタダで見られるならね。

>ディープ・ブルー
前にも一度テレビで放送されまして。その時書いた感想がここの過去ログにあります。
この映画、最後に助かるのは運動神経抜群な白人男性が一人と、もう一人はあの坊主頭の黒人のコックさんなんです。そこが珍しいんですよね。始めはどんなに仲間仲間していても、有色人種は話の途中でフェードアウトしていくパターンが多いと思うのですが。
この映画の最大の謎はこの邦題の付け方だと思ってます。もとはディープ・ブルー・シーで、なんで日本人でも分かるseaの単語だけを落としたのか…。



#768 
足塚玉虫 2004/06/22 17:39
最新映画は見てません(汗

最新の映画は、これといって見てません、すいません。(汗
地上波でディ−プ・ブル−ってのを見ましたが、何じゃこりゃぁ?
ジョ−ズと、どう違うんじゃ?って思い最後まで見れませんでした。(笑
ちょっと思ったんですが、既成生物のホラ−映画って出尽くしてネタ切れ
なんでしょうか?鮫、シャチはもとよりワニ、巨大タコ・イカが出る映画もあった
ような気がします、個体の図体じたいは人間より小さいが沢山出てきて怖かったのは
軍隊アリとか毒蜘蛛とかありましたね。空を飛ぶ肉食淡水魚が集団で人間を襲うとか
殺人ゴキブリの異常発生って、げてもの映画もあった気がします。(笑
この間、動物映画の舞台裏って番組があったのですが、
映画に生きた動物を出演させるのは大変な苦労だという主旨の番組だったんですが
中でもタランチュラは演技させるのが難しいらしく、
タランチュラ・コ−ディネ−タ−って専門職がハリウッドであるくらいだとかで
蜘蛛専門家曰く「蜘蛛は芸をしません」(笑)身も蓋もない一言なんですが
映画に出る蜘蛛は、蜘蛛の習性に合わせて蜘蛛を誘導してるに過ぎないのだそうで。
どうしても生きたタランチュラと蜘蛛操り人が手配できない場合は
ラジコン式の8本足の電動ロボットに蜘蛛のような毛皮を被せて
出演させてるのが大半だそうです、ハリウッドでは。

>及川ミッチ−
漂流街って映画をテレビでちらっと見た時、この人が出てました、
ナルシストな犯罪組織の幹部って役です、あの人は、そんな役が
一番はまる気がします、悪役の優男キャラで薔薇を口にくわえて
参上って、感じの。
原作漫画にいないキャラを出して異色を出した実写映画といえば
「鮫肌男と桃尻娘」の 郷ひろみ の物まね得意の役者(笑
あの圧倒的存在感は、主役の浅野氏を食ってました(笑
浅野 氏といえば殺し屋1でも、かっこいいのですが明らかに
ミスキャストだったと思います、自分の舌を自分で切り落とす
というゲロゲロな場面も彼が演じると、かっこいい(何か変
あのキャラは、きもい と思わせなければ存在感がなかった気が
します。逆に、あの双子のサイコやくざ は役者がマッチしてました
あれ誰がやってたんですか?本当きもくてマッチしてたと思います、
しかし、きもいのが成功とは、また。(汗




#767 
徹夜城(支配人) 2004/06/20 23:12
「シルミド」見てきました。

もう一昨日のことになるんですが、「シルミド」、見てまいりましたよ。
これ、配給は東映なんですねー。あのおなじみのドドーンと打ち寄せる荒波に三角の東映マークが出た後に韓国映画が出てくるってのはかなり新鮮(笑)。どこぞの映画評では「70年代の東映映画みたい」などと書かれておりましたが(笑)。

 いいかげんちゃんと映画日記形式で書こうと思うんでこちらには手軽に済ませますが、なるほど、見ごたえはかなりあります。しかし、なんつっても渋い、重い、暗い、男臭い、救いがない、といった内容なのでデートコースなどでは完全に不向き(笑)。しかも日本人にはもともとなじみのない話ですから「真相暴露モノ」の衝撃度もないですし…あちらでは記録的大ヒットだったそうですが(直後に「ブラザーフッド」に抜かれた)日本ではそれほど、と言うところになりそうな気がします。
 でも確かによく出来てるんですよね…要するに極秘に結成された対北特殊部隊を描くドラマで、社会から弾かれた男たちが猛特訓の末最強の特殊部隊に育ち、そして国家によって抹殺されそうになったため反乱を起こしてしまうというストーリー。実話がベースですが、見る限りかなりフィクションを交えて膨らませてますね。基本的には娯楽作、というスタンスがあるのでサスペンスありアクションありで暗めの話ながらも一気に見せてしまいます。

 主人公のソル=ギョングは彼らしい渋さを発揮してなかなか良かったのですが、注目だったのは第二の主役的な位置にある「サンピル」役のチョン=ジェヨン。若い頃の隆大介みたいな感じで、やたらに存在感があります。この人は今後も注目株っぽいな…と思いつつ見てました。部隊の教育にあたる軍人を演じていたのが毎度おなじみの(笑)アン=ソンギと、ホ=ジュノ。ホさんは先日見た「火山高」でも鬼教師役で、なんとも言えずハマっておりました(笑)。



#766 
なな 2004/06/17 21:05
オールドボーイも見たくなってきた…

あら、そんなにウケるとは…。(^^;
↓朝鮮日報の、チェ・ミンスクインタビュー記事へのリンクです。
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/06/14/20040614000020.html

インタビューの後半でご本人が明かした意外なエピソードが興味深かったです。
こういう無頼な役者は、日本では勝新太郎が最後じゃないですか?
私もオールドボーイの主演がこの人だったとは知らなかったので、俄然見てみたくなりましたね。

シルミドとブラザーフッドに行かれるんですか〜。ブラザーフッドにはウォン・ビンが出てるんですね。層は厚そうだけど、主役をはれる人は一握り…といった感じですね。

上のチェ・ミンシクの記事がもうバックナンバーに入っていて、当然ながら昨日今日あたりの記事が上に来ていまして。スクロールしながらふと目にとまったんですけど、「シュリ」の主演女優のキム・ユンジンがアメリカのテレビドラマにレギュラー出演するのだとか。ハリウッドへの進出を進めていて、すでにアメリカの大手エージェンシーと契約したそうで。
確かキム・ユンジンは帰国子女…、で、英語は達者だったかな…?
ともかく、香港の俳優がハリウッドに進出していき、今後は韓国の俳優が?
語学力にハンデがあるとはいえ日本人俳優はどうなんでしょ?
ちょいともどかしく感じます。キム・ユンジンはねぇ…美人かなぁ…。(^^;)あまり興味ないせいか、この人の名前はすぐ失念しちゃうんですよね。



#765 
徹夜城(支配人) 2004/06/17 00:44
チェ=ミンシク

>ななさん
 いやー、面白いお話の投下、どうもです(^^)
 「オールド・ボーイ」、なんだか「華氏911」の陰に隠れちゃって少なくとも日本ではあまり話題になってないんですが、主演はチェ=ミンシクだったんですねぇ。僕も初めて知りました。どうも韓国人俳優の名前は覚えにくいのですが、「シュリ」で完全に主役を食っていた北朝鮮特殊部隊の隊長さん、といえば「シュリ」を見た方はお分かりになるでしょう。そーでしたか、あれの主役になってたんですなぁ…確かに韓国じゃ「カンヌのヒーロー」でしょう。
 「シュリ」の成功のかなりの部分がチェ=ミンシクに拠っている、と言っても過言ではなかろうと僕は思ってます。悪役が光るからこそ話が面白い。「所属部隊を言え!」と言われて「朝鮮民主主義人民共和国!」と名乗るシーン、「我等の願いは統一、夢にも願いは統一…なんてノンキに歌っているうちに…!」というクライマックスでの長台詞、気がつくと美味しい場面はみんな彼が持っていってしまっていたような(笑)。

 もしかしたら、明日あたり「シルミド」を見てくるかもしれません。「ブラザーフッド」もありますし、とっとと見ておかないと。これらもまぁ「歴史映像名画座」に入れられるネタでしょう。



#764 
なな 2004/06/14 18:54
餃子…

朝鮮日報の今日の記事でみつけました。↓

>俳優の崔岷植が「生ゴミ餃子」に怒り爆発
>カンヌのヒーロー、崔岷植(チェ・ミンシク)の怒りが爆発した。映画『オールド・ボーイ』で15年間、餃子ばかりを食べ続けた役を演じた崔岷植は11日、(中略)記者団のインタビューに応え、最近、物議を醸している「生ゴミ餃子」に対して怒りを爆発させた。
>崔岷植は「本当に今までたくさんの餃子を食べた。今回の事件を聞いて本当に頭にきた。ニュースを見てすぐソウルの家に電話をして冷蔵庫にある餃子を全部捨てろと言った」と語った。また「『オールド・ボーイ』をパロディーにしたポスターを見たが、本当にスカッとした」と付け加えた。

…笑い話にもならないですよね。事件を知った時のショックを想像すると気の毒で気の毒で。(TT)
メーカー12社が関連していたとなると、韓国でその部門でのシェア率は大きかったんじゃ…。
先月くらいから2ちゃんねるの既婚女性版を見てまして。ネットで大大大不評となっている朝ドラ「天花」の感想を読むのに(いぢわる〜)、テレビドラマ板の本スレは嵐やゴミレスが多いので既女板の朝ドラスレの方が落ち着いて読めるんです。
で、テレビでニュースが流れる少し前から、この韓国ゴミ餃子問題のスレが立っていまして…。なんでも、問題となった食品会社のトップはマスコミ取材に対して当初は「アメリカと日本に輸出したもので、国内には流通していない」と答えたとか。そんな2ちゃんの嫌韓連中に格好の燃料を投下しなくても…(苦笑。実際はちゃんと(?)出回っていて、結局何十万トンかの回収騒ぎとなりましたよね。

>及川ミッチー
ちょっとだけハマったことがありますよ。ほほ。音楽のPVで華麗に歌い踊るお姿を見てクラクラッとね。王子様と言うにふさわしい稀な人かも。
その頃は他にも武田真司とかSMAPの稲垣吾郎とか、線の細い人ばかりに目が行ってたわ…。



#763 
徹夜城(支配人) 2004/06/13 23:22
及川光博さん

#745で原田実さんが書かれていた話の関連なんですが…
数日前の朝日新聞の映画評欄で「キューティーハニー」が取り上げられていたんですが、これがなかなかふるった映画評でありまして…内容とか庵野秀明監督とか主演のサトエリだとかそういうことには一切触れず(笑)、ほとんど全文を及川光博さんの演技に関して費やしていたのです!
要は漫画原作の実写にありがちな違和感を、この人が登場するだけで吹っ飛ばしてしまうということなんですね。及川さん一人のおかげでこの映画が成立していると。「映画そのものを成り立たせてしまう俳優をスターと呼ぶならば、及川光博は間違いなくそれだ」と冒頭に言い切っておりました。
 見方を変えると、この評者としてはこの映画については他に書くことがなかったのかもしれないなぁ…と(^^;)。



#762 
貧乏神 2004/06/12 12:52
亀レスになりますが

>ブッチャー3世さん

残念ながら、某知事はトナカイソリには乗っておりません。(^^;
たぶん、セントラルパークで悪漢を追いかけるシーンで観光馬車を拝借してる
ので、たぶんそのことだと思います。

B級大好きの私としては、ほんとならイタリアの種馬氏の方を支持するのが筋
なんですが、単純に二人を比較すると、知事の映画の方が好きなのが多いです
ねえ。「ランボー」みたいなの作っといて「政治に走ったらおしまい」もない
気もしますが。とはいえ、あのシリーズは娯楽としては嫌いじゃないです。




#761 
ひで 2004/06/06 20:52
「パリ・ルーブル美術館の秘密」

ルーブル美術館の裏方さんの活動を追ったドキュメンタリータッチな映画です。BGMもなく、淡々と進むので、眠くなって寝る人もいそうですが、色々有名な美術品が登場するので、歴史や美術に興味のある人が見るともしかしたら楽しめるかも。

http://pezetairoi.hp.infoseek.co.jp/


#760 
徹夜城(支配人) 2004/06/03 23:05
そういや「パッション」をまだ見てなかった。

>柱国大将軍閣下。
 お久しぶりです。お元気でいらっしゃいますか〜?
 「パッション」、御覧になったんですか。僕も見ようかなーと思いつつまだ手を出してなかったんですが…やっぱり日本ではいまいち話題になってないんじゃないかなぁ?配給側の宣伝も「劇場で死亡者が!」とかなにやらホラー映画を思わせる惹句になっちゃってましたし、なんか痛そーな映画となると僕も回避気味でして。
 「パッション」は結局レンタル待ちかも。「マスター・アンド・コマンダー」も気がついたらどこもやってなくてそうなっちゃいました(汗)。



#759 
柱国大将軍 2004/06/03 13:30
久しぶりに映画館へ行ってまいりました

「パッション」を見てきました。アメリカでは死人が出たそうですが、キリストさんに何の思い入れもない私には、それほどでもありませんでしたね。上映中「キリスト最後の誘惑」―たしかウィレム=デフォー主演だったと思う―のことが頭をよぎり印象がぼやけてしまいました。なので、総督ピラトが可哀想だなという本筋とはかけ離れた印象しかありません。わざわざ見に行ってこれでは、もったいないような気もするけど、千円だったからいいか。



#758 
徹夜城(支配人) 2004/06/03 11:39
ソル=ギョング続報

さっき知った映画情報なんですが。

 いま韓国で「力道山」の生涯を描く映画を製作しているそうで。主演はなんとソル=ギョング。相当に肉体改造して臨むのであろうと思われます。日本統治時代の朝鮮に生まれ日本相撲界入り、プロレス転向と大スター化、そして刺殺されるまでを映画化するとか。韓国において彼の生涯を描くのは初めてなんじゃないかと思うのですが、テーマ的にはかなり興味深いものがあります。なお、その昔力道山ブーム華やかかりしころには日本でも伝記映画みたいなのが製作されてはいますが、大分県出身ということになっていて朝鮮人であることは完全に伏せられておりました。
 なお、ヒロイン役は中谷美紀。力道山が愛した日本の芸者という設定らしい。モデルがいるのかどうかは知りませんが「ゲイシャ」ってあたりが日本人としてひっかかるところではあります。今はもそっと改善しているとは思うのですが韓国の日本理解ってけっこう欧米経由なところがあるとも言われてまして…。そういやソル=ギョングと中谷美紀は「聖徳太子」で共演しておりますね。



#757 
徹夜城(支配人) 2004/06/01 22:13
今日は先日買ってきたDVDをお家で鑑賞

そのDVDのタイトルは「ズール戦争」(原題「ZULU」)。むしろ「史劇的」ネタだと思うので、あとであっちに書いておきます。

>ななさん
 すいません、僕の勘違いでした。「シュリ」のカン=ジェギュ監督の最新作は「ブラザーフッド」のほう。「シルミド」の興行記録を速攻で抜き去ってしまった、朝鮮戦争そのものをテーマにした戦争大作です。どちらも楽しみですね。


>足塚さん
 最初はおっかなびっくりだったんですけど(特に画面見ながらタブレットで描く作業には慣れがいりました)、分かってくるとパソコンでイラスト・漫画を描くのってメリットが多大であることがわかりましたね。間違い修正は簡単だし手は汚れないし(笑)。トーン貼りは面倒で大嫌いだった僕にはトーンのデジタル化は大きかったです。もっとも僕はこのHPに載せるイラストはみんなカラー彩色にしちゃってますけどね。カラー化もえらく簡単なのが嬉しいです。



#756 
足塚玉虫 2004/06/01 01:46
交渉人・勇午

えぇ、これは映画じゃなく連続TVアニメ
なんですけど、原作はアフタヌ−ン連載ですね。
世界をまたにかけた主人公ということで、
マスタ−キ−トンと張り合う感じもありますが、
個人的には勇午の方が好きですね、原作の、あの
画力は半端じゃないし、作画者は主人公が訪れる国々は
全部取材してスケッチして回ってるとかで
バックパック漫画家?すげぇや。
アニメの方は原作に忠実過ぎて、ちょっと拍子抜け(笑
全巻そろえてますんで毎回放映を視聴することもないや
と思いました。

>徹夜城さん
ご返事ありがとうございます。イラスト描きを手描きから
パソコンタブレット描きに移行して一番良かったなぁと
思うのは、手が汚れない事とスクリ−ント−ンを揃える
苦労が無くなった事ですかね。あとホワイトもふんだんに
使えることとか。グラデ−ションのパタ−ンを自分で
構築できるのには涙が出ます。





#755 
なな 2004/06/01 00:41
シルミド、見たいですね。

忘れないうちに書かなくちゃ。〆(。。m
ええと、シュリの監督はカン・ジェギュ氏で、シルミドの監督はカン・ウソク氏。別の人です。
シルミド公式サイトで監督のプロフを見たらシュリの文字がなかったの。で、調べたの。
ところが調べたのは昨夜なのに、今こうして書こうと思ったら2人の名前をもう忘れてて…。
計3回くらい検索し直しましたよ。あちらの名前は覚えにくいですね。(^^;

>オールドボーイ
ありゃ。原作はそんな古い作品で、そんないきさつがあったんですか?
m(_ _)m (←誰に謝っているのか…)
公式サイトであらすじを読みました。なんか小難しそう。(^^;
映画化も難しそう…。マンガが手本にあるとはいえ、カット割りとテンポが悪いとすごくダラダラした話になりそう。パク・チャヌク監督の手並みを拝見したいです。

>シルミド
公式サイトでキャストも見てきました。ソル・ギョングを筆頭に、思ったより若い役者さんばかりでちょっと驚き。でもってみなさんいいガタイにいいツラ構え。(^^;
…なんかねぇ、韓国の映画界だったら、故・古尾谷さん(みたいな大男で強面の俳優)も飯の食いっぱぐれがなかったんじゃないかと、ちょっと思いましたね。主演じゃなくてもね。



#754 
徹夜城(支配人) 2004/05/31 23:25
韓国映画の原作さがし

>ななさん
「オールド。ボーイ」の件ですが、日本では「誰も知らない」状態だったので(実際絶版になってたみたい)、むしろ「日本人でも気がつかなかった素材を韓国映画界が発掘した!」という面が大きいようです。あちらでは結構日本の漫画というのは出回っておりまして(設定を全部韓国に変えたりしてますが…その昔は完全に無許可で)よく読んでる人はいるみたいです。聞くところでは「オールド・ボーイ」はスタッフの誰だかが監督にその漫画を紹介し、「こりゃ面白い」ということで映画化になったとか…
 この程度のことですと無断拝借されてもあまり文句が言えなかった可能性があるのですが(アメリカなんかだと猛烈にうるさい問題ですが)、きっちり「原作は日本の漫画」とクレジットしてるわけですから、韓国映画界もその意味でも国際水準になってきたんだという見方もできます。

 以前「ユリョン(幽霊)」という韓国の潜水艦映画がありましたが、ありゃあどう見ても「沈黙の艦隊」のパクリとしか思えませんでした(笑)。もちろん大幅に違う観点でありシチュエーションではあるのですけど、発想の原点にあったのは間違いないでしょう。
 「ヨン様」が主演で話題になってる「スキャンダル」ですが、これも韓国時代劇を装いつつ確かフランスの「危険な関係」の翻案ものです。

 まぁ原作を他所の国から探してくる…というのはストーリー作りの部分で育っていないという見方もできますけど、ハリウッドもそうなんですが大作・話題作量産状態の映画界では出来合いの原作を探してくる、というのは無理もないんじゃないかと。
 「シルミド」「ブラザーフット」と今年も期待の韓国映画が続きますが、意地悪な見方をすると韓国には「南北分断」という他所の国とは違う現実を抱えるがゆえの豊富なドラマのネタがあるわけで、それが使い古された時どうするんだろうな、という気もします。

 「シルミド」はソル=ギョングなのか…。この人は「ペパーミントキャンディー」の主演も見てますよ。韓国現代史を時間を逆行する形で語っていくという異色の映画で、なかなか楽しめました。「シルミド」にはアン=ソンギも出てますねぇ…この人もあれにもこれにもとやたらに出てくる人で(笑)。



#753 
なな 2004/05/30 23:20
シルミド

>オールド・ボーイとロスト・メモリーズ
オールド・ボーイがカンヌで賞をとったことについては、私は徹夜城さんとは逆の感想を持ちました。
映画の技術や技量は国際レベルに達したけれども、その映画の立脚点(原作・原案)に関しては、韓国の小説やマンガはまだまだ追いついていないのかなぁ…とね、思ったの。
ちょっと前にネットの韓国人の知人に質問を受けたんですよ。
日本ではSF小説の分野が進んでいるそうだけど、そのへんについて知りたいと。
私も先日ロスト・メモリーズの公式サイトであらすじを読みましたが、やはり博文暗殺失敗云々…という物語の立ち上がり部分には「ハィ?」と思いました。
ただ、徹夜城さんが下で書かれたような論理的な文章は頭に浮かんでこなくて(笑、…なんというか、近未来の世界を創造するなら、過去のいきさつについても同じくらい理詰めで構築しないと、上に乗っかった近未来世界もリアリティのない砂上の楼閣みたくなっちゃうよ、と感じました。
エンタメなんだからと、緻密な基礎設定はとばして、とにかくスリルとスピードで押してっちゃえ〜という、シュリの時と同じ姿勢を感じます。(^^;
オールド・ボーイにしても、なぜ日本のマンガなのか、韓国の小説やマンガで適当なミステリーはなかったのかと、最初にこの作品を知ったときに思いました。

ただ、日本でオールド・ボーイの扱いが小さいのは、日本のマスコミがアメリカの方を向いているのもそうだけど、北野武監督作品やジャニタレが出てる一部の映画を除き、邦画に対しても無関心じゃないです?
「誰も知らない」は「ほんとに知らなかった」し(笑、國村さんは年に何本も邦画に出ていますが、その多くは地域限定&単館&短期間の上映で、公式サイトの公開スケジュールはまるで地方巡業のようですよ。(TT)
私は「せっかくのカンヌ受賞なのに、ウリナラの映画の原作がよりによって日本のマンガか!」というような非難があったんじゃないかと想像していたんですが、さすがにそんな声はなかったのかな?

>イ・ヨンエ
あ、そうそう、この女優さんはもんくなしにきれいですよね!^^
私、以前韓国人男性の知人に、「シュリの主演女優ほどの美人はいない!」と自慢げに語られたことがありまして。鼻の先が尖ってて、あれは整形だと思うんですが…という言葉が喉まで出かかりましたわ。ほんとに整形かどうかはわからないけど。(^^;
韓国の女優さんはみんなメイクが濃くて、顔立ちも人工的な感じがして、美人と思う人は少ないです。男優さんの場合は役作りが徹底しているように感じます。ソン・ガンホもソル・ギョングもカメレオン俳優と言われるみたいですね。映画によって体型から何から違っているので、パッと見じゃ気づかないくらい。
どちらも名前を覚えるのが苦手ですぅ…。

>シルミド
テレビで予告編を見ました。
>やはり秘密工作・暗殺計画・銃撃戦がないとね…。
まんまその通りじゃないですか〜♪
しかも主演がソル・ギョング!\(^O^)/
JSAやシルミドは実話をもとに作っているのでいいですね。
こういうノンフィクション的映画の方が国際映画祭へのアピール度は高いと思うのですが。
しかもこう言っちゃなんだけど、映画向きな題材は豊富にあるのだし。



#752 
おやかた 2004/05/30 22:38
牛久大仏は・・

出るらしいです。
正確には「牛久大仏裏」らしいので、大仏さんが映るかどうかは不明ですが。
一応ネタばれになるので、別板に書いときます。

自分と同い年の篠原涼子が、フカキョンの母親役と言うのが、かなーりショックです。



#751 
徹夜城(支配人) 2004/05/30 10:51
あ、一つ忘れてた

>足塚さん
 ご質問に答えるのを忘れておりました。いつも書くつもりのことを一つ二つ忘れるんだよなぁ…(汗)。
 HPのあちこちにあるイラストですが、これは以前メイン機だったPC−9821(もう懐かしの領域ですね)上でタブレットを使って描いたものです。主な使用ソフトは今は消滅しちゃったと思うアドビの「ペインター」。ほかに「コミックスタジオ」とかフリーソフトも組み合わせて描いているものもあります。



#750 
徹夜城(支配人) 2004/05/30 10:36
どうしたんですか、この盛況は(笑)

なんかここ一両日で凄まじい書き込み量じゃございませんか?(^^)

>おやかたさん
 「下妻物語」に牛久大仏が出るという噂は聞いていたのですが…あり?ずいぶん距離が離れている気がするのですが…下妻へ向かう途中で見えるとかそういうことなのかな?ネット上でこの映画についての話題をあさってみたところ、下妻市民の方は「牛久大仏は見えない」と断言しておりましたが(笑)。
 牛久大仏、なんじゃそれ?という非茨城人の方はこちらを参照。
http://www.iijnet.or.jp/am/
 身長120m、体重4000t、巨体がうなっても空は飛べない、ギネスブック公認の大仏さんです。あまりにバカバカしいデカさに以前「VOW!」ネタにもされたことあり。実は僕の自宅近くからは10km以上離れてますけど結構見えるもんでして、筑波山をバックに「何やらでっかい人が立っている」という光景はなにやら怪獣映画を連想させるものがあります(笑)。
 ジャスコやスパーも出る…ですか。ジャスコ自体は地方にはよくあるスーパーで特に茨城限定ってわけじゃないけど、確かスパーはカスミ系列で茨城地方特産のコンビニだった気がします(ローカルばなしになってますな)。
 それにしても。この映画の宣伝イベントで映画中にもギャグで使われる「牛」が渋谷に引っ張り出されたとか聞いたんですが…「トロイ」の木馬セットに対抗したわけでもないでしょうが(笑)、さすがに茨城県内でもいまどき農作業用の牛はいないんじゃなかろうか。


>ロスト・メモリーズ
 結局見に行ってないけど気にはなってる韓国SF映画です。実のところ仮想未来SFやら特撮やら仲村トオルやらはどうでもよくて…気になる一点が。
 映画の発想の原点は「もし安重根が伊藤博文暗殺に失敗していたら?」というものだと聞いてるんですが、それだけのことで21世紀まで日本が韓国を支配しているという流れになるのは歴史イフものとしてもかなり無理を感じます。残念ながら安の伊藤暗殺が成功しようがしまいが韓国併合はなされたでしょうし(むしろ伊藤暗殺により併合が早まった部分もある)、また伊藤が生きていたら延々と植民地状態が続いたという発想は満州事変から太平洋戦争にいたる過程を完全に無視しています。はっきり言ってあの時点で伊藤一人をどうこうしても…と思うところなんですが、大方の韓国人にとっては安重根は民族英雄であり、それだけに彼に撃たれた伊藤博文は韓国征服をたくらんだ、すこぶるつきの大物にしなきゃならないというところがあるようでして。安が伊藤を暗殺したことにより韓国では独立の気風が強まり、やがて独立を達成したと、そういう歴史観になっているんだなぁとこの映画についての情報に接した時は思ったもんです。

 なお、北朝鮮映画「安重根と伊藤博文」(正確な原題は「安重根、伊藤博文を撃つ」だったかと)を見たことがありますが(「歴史映像名画座」参照)、この映画は存外冷静な描写で歴史を描いていて面白かったんですよね。未見ですが韓国における安重根映画の方が強烈に愛国心・民族意識を強調していそうな気がする。
 この北朝鮮映画では安重根を英雄視はしつつ、個人テロに走ったこと自体は肯定しません。むしろ映画の流れとしては義兵闘争などをするけどうまくいかず、追い詰められてテロに走ってしまったという風に見えました(実際そうだったと僕も思う)。
 もっともこの映画が安を絶対視しないのは明白な理由がありまして…映画のラスト、安が処刑され日本により韓国が植民地化されますが、「民族の苦難が終わるには、新たな人の出現を待たねばならなかった…」ってな主旨のナレーションが流れます。もうおわかりですね?(笑)



#749 
ブッチャ−3世 2004/05/30 01:22
ヤマカシ

レンタルビデオで見ました、ま、な〜んにも難しい事
考えずに見るものだ映画とは、という向きにはぴったし
でしょう。(笑
しかし、何というか、フランス映画ってアクションも
大道芸的に見えちゃうから不思議、ジャン・レノまでいくと
ハリウッドに染まり過ぎですけどね。

>加州知事のデビュ−映画
うわぁ、あのNYの街にトナカイぞり に乗って突然現れる
田舎くさい筋肉マンって話しでしょ?(笑
かつて知事どの とライバルだったイタリアン俳優さん
(あえて名前は書きません)もヒットしたボクシング映画に
出る前に、カントリ−ミュ−ジック歌手って役の変な映画に
出てたのを見たことがありまして、彼は田舎っぽいトボけた男
を演じてましたが、後にアクション俳優になる人と同一人物
とは思えない、非アクションの のどかで穏やかな映画でした。(笑
さて、そのイタリアン俳優さん、現・加州知事が知事選に立候補
した時、かつてのライバルに、こう言ったそうですね
「俳優が政治に走ったら、おしまいさ」
演技力は、お二方、似たり寄ったりでしょうが、上の
セリフだけでも、イタリアンさんに軍配を上げます、個人的には。



#748 
なな 2004/05/29 22:55
ロスト・メモリーズ

これですね。仲村トオルが出演している、韓国の近未来SF映画。^^
韓国が日本に併合されなかったとして、戦後は日本を統治下に置いてきた…。
こういう歴史if物語は以前からあったと思いますが、
日本が韓国を統治し続けて…なんて自虐的で屈辱的な話を実際に出版したり、
映像化できるようになったのは、やはり金大中政権以降のことではないでしょうか?

>冬のソナタの原題は「キョウル(冬) ヨンガ(恋歌)」
うわっ。ユン・ソナが出てるんですか?
あー前にどこかで聞いてたような…。けっこう苦手ですね、ユン・ソンハ。(^^;
私も最初は来日した日系人3世のタレントかと思いました。マルシアとか。

日本人の笛木優子が素性を隠して、ユミンと名乗って韓国のドラマに出てましたね。
本人がカミングアウトするまでばれなかったみたいで。
笛木さんは縄文人系の比較的濃い顔立ちだと個人的には思うので、それでばれない
ということは、日本人と韓国人の容貌の差異なんてあてにならないもんだと思いました。



#747 
是流陀 2004/05/29 19:23
誰かを追ったり自分が追われたりしてなくちゃダメなのね

>秘密工作や暗殺計画や銃撃戦が無いとダメなのね
なんか、これ映画のセリフであったような、
題名は忘れたけど、元スパイの男が情報部を首になり
恋人に、毎日、退屈で仕方がないとぼやいたら恋人いわく
「貴方は誰かを狙ったり自分が狙われたりしてなきゃ
ダメなのね」
韓国映画は「8月のクリスマス」という切ないめのもの
から見始めたくちなんで、その後、映画シュリで同じ男優さん
が出たんで(すいません名前はわかりません)えぇ〜?あの人、
アクションやるんだ、意外、と思っちゃいました。で、あの
俳優さん、その後も「二重スパイ」に出てるし、どっちかというと
メロドラ路線じゃなくてドンパチ路線なんですか?
(ドンパチ路線はないか)
見てみたいなぁと思う韓国映画は、題名不明ですが
日本が朝鮮を手放さなくてずっと時間が過ぎていったと過程した
近未来の韓国を舞台にしたアクション巨編って、すげぇ悪趣味(笑)
な作品で、日本の俳優では仲村とおるサンが出演、
韓国を統治してる日本の治安部隊の隊員という役だそうです、
なんか悪役見参って感じで出ますね仲村さん。見てないんで悪役か
どうかは分かりません。こんな映画を作るところは、韓国って
SでもありMでもあるんですかねぇ、日本でいったら戦後、
アメリカの州となった日本で繰り広げられる近未来アクションって
映画を作っちゃうようなもんでしょう。




#746 
足塚玉虫 2004/05/29 13:14
かつてはアニメで今は実写とアニメの混血

>リメイクのアニメと実写の混合映像
なるほど、それが最近の傾向ですか、タイムボカンなんて
実写とアニメの混合で映像作ったらおもしろいかも、って
「全国の女子高校生のみなさ〜ん」って言うあの人は
どの俳優さんが演じたらいいかな?わたし的には
稲川淳二さんがしっくりきます。(笑
アニメもCG花盛りで製作時間もCGを駆使すると大幅に
短縮できるようです。個人の趣味で失礼しますが、最近
わたしはアドビ社のイラストレ−タ−8
(現在は11だから8じたい古いんですが)
とワコムのペンシルマウスとタブレットを使っての
お絵描きにはまりまくってまして、群衆を描くのも
手描きだと骨折りですがパソコンだと数タイプを描き
あとは複写と縮小拡大でポンポンできます。
もっと早くはまってれば良かったと思います。(笑
徹夜城さん はどうやってHPのイラスト創作を
やっておられるんですか?なかなか色鮮やかな絵を
と思って。

>冬の そなた
ユン・ソナが出てて、何だ、この人、韓国でも仕事やって
んだ、あっちとこっちで行ったり来たり大変だねと思って。
ユン・ソナは日本人女がちょっと外人の真似して変な発音の
日本語を しゃべってるだけだろうと、だいぶん最近まで
思ってた不肖なわたしです、何とか姉妹という
全然姉妹に見えないグラマラス・ユニットを組ませちゃう
化膿した日本の芸人界ですもので。



#745 
原田 実 2004/05/29 12:15
連続ですみません

そのキャシャーンに、『キューティー・ハニー』、それにやや傾向が違う作品ながら
石井輝夫監督の『盲獣vs一寸法師』と、共通して出ているのが及川光博氏。
今年公開の特撮系作品の顔になった感があります。
出てきただけで超現実感が漂う特撮俳優といえば、故・潮健児氏、故・天本英世氏といった先人を思いおこしますが、及川氏は美形で、しかも超現実感を持っているのが面白いところです。


http://www8.ocn.ne.jp/~douji/


#744 
原田 実 2004/05/29 11:48
キャシャーンは・・・

おやかた様
今度の映画のキャシャーンは、オリジナルのテレビアニメを見ていれば
筋がわかる作品ではなく、オリジナルのテレビアニメと比較すると腹が立ってくるか、当惑するだけなので、昔を知らない若い世代の方が楽しめる映画です。
シナリオに破綻があることは明らかですし、ブライ以外のキャラ(特に女性)がオリジナルに比べて精彩はありませんが、それでも映像作品として一応は成功(リピーターを生んで興行収益を上げるという意味で)しているのですから、監督の才能は証明されたものと思われます。

http://www8.ocn.ne.jp/~douji/


#743 
貧乏神 2004/05/29 01:05
どうせなら、クレクレタコラをリメイクする漢はおらんのか

>韓国の女優

確か、JSA中の人だったと思うのですが,李英恵さんには惚れてしまったです。
アエラの表紙になったときは萌えまくったですよ。

…といいつつ、JSAを見てない奴。

>やっぱ秘密工作とか暗殺計画とか銃撃戦とかがなくっちゃね。

その昔、友人に「タイタニック」を見に行こうと言ったら、「ディカプリオなら
『仮面の男』の方がいい」と言われて、すかさず「『仮面の男』は沈まないから
ダメ」と切り返したのを思い出してしまいました。

>天知十津川

さすがにこれは初耳だったのですが…
まあ、こなせるのは間違いないでしょう。ベストか、となると疑問なんですが。

>水滸伝

そうそう、あのカンフー映画です。あれで水滸伝を名乗ることが許されるんなら、
「ドラゴンボール」は西遊記の翻案になってしまいますな。

DVDの方は、新しいバージョンは百回本(百二十回本かも)みたいです。つまり、
宋江の死までやっている。現地での放送がどうだったのかは知りませんが。
尾鳩さんあたりならご存知だったりするのでしょうか。

>パチモン映画

いや、私も積極的に見てるわけじゃない…はずなんですが。不良学生をやってた
頃には深夜にテレビをつけっぱなしだったりして、自然とそういうのを見る
機会が多かったりしました。プレデターのパチモンとかもあったんですが、タイトル
が出てこない。

「コロンブス」はパチモンというよりはパクリで、こういうのもよくありますね。
「ディープ・インパクト」と「アルマゲドン」とか、「デプス」と「アビス」とか、
「ゴリラ」と「コブラ」とか…

意味不明の邦題としては、現加州知事のデビュー作のDVDタイトルがそうですね。
「アドベンチャー・オブ・ヒーロー」って、なんやねん。TV放映された際の
「SF超人ヘラクレス」の方が内容に合ってるし、すばらしいタイトルだと思います。
SFじゃないという難点は差し引いても。

>ヴァンゲリス

忘れちゃいけないのが「南極物語」(ブレード・ランナーと合わせて、南極6号とか
いうわかりにくいネタを思い出した人は反省するように…って、誰もいないか)。
あと、おととしのワールドカップの"ANTHEM" もこの人ですね。あとは日本では
入手至難なドキュメンタリーの音楽をやってたりして、実はいろんな意味で
コレクター泣かせの音楽家だったりもします。



#742 
なな 2004/05/28 22:26
キューティーハニー

米倉涼子・矢田あきこ・佐藤えりこがスーツ姿で歌い踊る、缶コーヒーのCM。
最初の頃は引いていたんですけど、何シリーズか続くうちに慣れちゃった。
サトエリって女から見てもかわいいなぁ…なんて好意も持ち始めたりして。(*^_^*)

で、映画キューティーハニーの予告ですよ。
…………面白そう。(^^;
キャッチコピーが気に入りましたね。「ハッピーぶち込む!」!!(笑)

キャシャーンに、ハニー、テレビドラマも去年から…リメイクが流行っていますね。

>秋の童話
>冬のソナタ
>夏の香り
四季恋愛シリーズだそうで、冬ソナはその二作目だそうで。
…秋の童話は日本で放送されたのかな? DVDが出てるのは知っていますが。
夏の香りは5月1日からWOWWOWで放送中とか。
どうせやるならNHKでシリーズ通して放送してよ〜。

韓国語の勉強のため、副音声が韓国語なら私も見た方がいいんですけどねー。
「色恋沙汰」だけで20話も見るのは辛いわぁ。
やっぱ秘密工作とか暗殺計画とか銃撃戦とかがなくっちゃね。(←それはシュリ^^;)

ペ・ヨンジュンよりは、秋の童話のウォン・ビンの方が日本の女性にうけがよさそうな顔立ちだと思いますが…。私はウォン・ビンの方がいいなあ。主演女優が来日したおりの映像を見た時は、「ピンクレディのケイみたい…(もちろん若い頃)」と思っただけでした。(^^;
韓国の俳優や歌手を見てハンサムor美人と思ったことはあまりないんですよねぇ、実は。



#741 
おやかた 2004/05/27 21:38
下妻物語他

歴史ページから飛んできてしまいました。
私も茨城人なので「下妻物語」気になります。
去年、盛んにロケしてましたよね。ジャスコやスパーがまんま出てくるらしいですよ。
牛久大仏裏も出るらしいです。

今、キャシャーンを見てきました。感想は・・予想通りに映像に気合が入っているが、ストーリーには破綻が見られます。
原作のアニメを知っていればもう少し筋が追えるのかも知れませんが。
主題歌が一番心に残る映画ってどうなんだろう・・・。

そして、遺作となられた三橋さんのシーンが一番締まっており、安心してみていられました。
宮迫氏が出ていました。下妻物語と連投ですね。



#740 
徹夜城(支配人) 2004/05/26 23:50
冬ソナ、恐るべし

 蓮池さんのお子さん達が「冬ソナ」のビデオを見たとかで、NHKが妙にはしゃいでいるような…今日の蓮池さんの会見で「冬ソナはどこまでご覧になりました?」って質問したの、NHKの記者なんじゃなかろうか…などと、昨今のNHKの露骨なまでの自社番組宣伝姿勢からすると大いにありうると思ってまして…(汗)
 なお、このドラマは朝鮮族が多数強制移住させられた先のウズベキスタンでも放映して好評だったらしいです。恐るべし。


>貧乏神さん
 僕も連想ゲームのクチですよ、結構(笑)。そういやプロゴルファーに全く同姓同名の三橋達也さんがおりますね。

 先日ここの掲示板に書くために過去の十津川警部役をネット検索で調べたのですが、一覧にしているサイトを発見しました。しかし現在は消滅しているらしくグーグルのキャッシュに残されていたのです。
 それによれば一度だけ三橋さんの代打で天知茂が十津川をやったことがあるそうで。そこのサイトの作者によれば原作者はこれがベストと言っていたとか。うーん…私はやっぱり違うんだけど。
 天知茂はやっぱり「明智小五郎」なんですよね。これもいろんな人が演じておりますが、少なくともダンディ路線の明智は天知茂のイメージです。
 金田一耕助はそれこそ揉めそうですなぁ。作者の横溝正史は周囲の人からは「宇野重吉だろう」と言われていたそうですが、たぶんこの配役が実現したことはないのでは…まぁ今なら寺尾聡さんに演ってもらえばいいわけですけど(笑)。

 えーと、映画版「水滸伝」というのは僕も「名画座」に挙げているあの燕青が主役のカンフー映画ですよね?他にも林冲の話だけのやつとかもあるらしいので。
 中国中央電子台製作のドラマ「水滸伝」はレンタルビデオで見てるんですが(まだ3分の2ぐらい)、DVDは売り場で確認した限りでも108人集まったところでぶっちぎって宋江の死までは入れてないみたいです。72回本ということですかな。

 B級パチモン映画は僕は積極的には見ませんが…(笑)、最近レンタルで出回るDVD・ビデオ作品にこの手の「パチモン」が多く、タイトルを見ているとなかなか興味深いです。最近でも「ソード・オブ・ファンタジー」とかいう意味不明の邦題のがありましたよ(ロゴまでまねしている)。

 バンゲリスは僕も好きですねぇ…「炎のランナー」とか「ブレードランナー」とか。「1492」も印象的でした。



#739 
貧乏神 2004/05/26 01:00
ちと出遅れましたが

私にとっては三橋達也さんは、「連想ゲームのおぢさん」です。齢がばれますが。
十津川警部は誰がベストか、のネタは酒の肴にもってこいですね。あと、明智
小五郎とか、金田一耕介とか(そういえば金田一春彦氏の冥福を…)、ジェームズ・
ボンドとか。まあ、明智小五郎は天知茂の一点かぶりかな。
土曜ワイド劇場のベスト・ヒーローというのも、盛り上がるかも。

>アニメ三国志
とくれば、映画版水滸伝を出さないわけには行きますまい。
そういえば、中国中央電視台制作の水滸伝DVDは、店頭で見る限り、最近の
バージョンだと一部のエピソードがカットされてるようです。カットされてる
のが武松の虎退治とか、にわかには信じがたい回なので、編集で別の回に
吸収されたのかも、ですが。

>コロンブス
たしか、劇場公開時には、リドリー・スコット版よりもプロモーションが活発
だったような記憶があります。邦題も先に「コロンブス」をとって、スコット版は
「1492コロンブス」になってしまいましたし。

実は私、B級パチモン映画って、結構好きだったりします。「ランボー」をまねた
「ベトナム帰りのすごい奴」とか。今ネットで調べたら、主演は「宇宙空母
ギャラクティカ」の人らしい。なんか、泣けてきます(もちろん嬉し泣き)。
「コロンブス」くらいだとパチモンとしては中途半端ですけどね。

ちなみに、「1492コロンブス」の監督:リドリー・スコット、音楽:ヴァンゲリス
の組み合わせは「ブレードランナー」と同じなのですね。
いや、カール・セーガンの「コスモス」以来、ヴァンゲリスのファンなもので、
ついこういうことを書いてしまうのですが。
今度はオリバー・ストーンの「アレキサンダー」の音楽をやるようです。

>冬ソナ
私は番宣でやってたあらすじ紹介を見ただけなんですが、電波ドラマにしか見え
ませんでした。まあ、往々にして電波ドラマはヒットするものだし、「家なき子」
とか「真珠夫人」とか…と、書こうとしてたら、管理人さんに先を越されてしまい
ましたね。まあ、みんな考えることは同じか。




#738 
徹夜城(支配人) 2004/05/25 22:30
トロイとカンヌと韓国と

「史劇的伝言板」にも先ほど書いたのですが、映画「トロイ」につきまして、こちらではあくまで「映画」の観点から…

 と書き出そうとしてみたら、思いつくことはたいていあっちに書いちゃってるなぁ(^^;)。
 映画としての感想を言うなら、脚本に問題あり。アキレウスとパトロクロスの関係の描写が今ひとつですし、アキレウスのキャラクターも絞りきれていない気がします(とくに対女性関係)。終盤一気に話を片付けようとして明らかに無理しちゃってまして、結末がアッサリといいますか、釈然としない気分が残ります。
 うーん…ペーターゼン監督、「史劇」にはちと向いてなかったんじゃなかろうか、という気もしました。振り返ってみれば「Uボート」(戦争)「ネバーエンディングストーリー」(ファンタジー)「ザ・シークレットサービス」「エア・フォース・ワン」(アクション)とにかくなんでも撮っちゃう便利屋的・職人的監督なんですけど、どうも「トロイ」は部分部分で凄くいいと思うものの「歴史大作」の醍醐味にイマイチ欠けているように思う、というのが僕の感想です。
 ペーターゼン監督、次はいよいよ「スーパーマンvsバットマン」に乗り出すとの噂なのですが…ほんと、どんな仕事でもする監督だなぁ。


>ななさん
 「ヨン様」「冬ソナ」現象につきましては全くの同感でございます(笑)。先日、「おすぎ」さんもコラムでバカにしてました。「おすぎ」さんとしては「MUSA」のイケメン二人がお気に入りだそうで、「もっといい男がいるのに!」と書いてました(笑)。
 しかし「冬ソナ」ブームって、先ごろの「真珠夫人」ブームと重なるところがあるようでして、結構ツッコミを入れつつ楽しんでいる人も多いんじゃないでしょうか(笑)。
 ところでカンヌ映画祭の日本国内における報道について僕がやはり気になってしまうのが、グランプリをとった韓国映画「オールドボーイ」についてほとんど「触れる程度」でしかないことです。原作は日本の漫画なんですがねぇ…韓国の一部報道じゃ日本の無視ぶりに「やっかみがあるんと違うか」という見方まで流れてますが、そうじゃなくて日本の芸能報道って基本的にアメリカ以外のよその国の話に冷たい(恐らく原因は記者がよく知らないため)ということにあると思います。
 近年「シュリ」以後、日本でも含めて世界の映画ファンの間では「韓国映画は面白い」という評価が固まりつつあったのですが、娯楽作品中心のせいもあって中国映画のように国際的な賞を得るということはなかったんですね。今回の「オールドボーイ」受賞はその意味でも僕は大きく受け止めています。内容は聞く限りではタランティーノ審査委員長が好きそうだなぁ…とは思いましたけどね(笑)。タラちゃん、やはり最近は韓国映画にかなりハマって見ているらしいんですよ(そういや「キル・ビル2」では韓国人殺し屋が出てきたっけ)。
 「オールド・ボーイ」の監督はパク=チャヌク。あの「JSA」の監督です。「シュリ」の監督も今度「シルミド」という大作で日本上陸しますし、今の韓国映画界って恐ろしく層が厚いと思うばかり。


>足塚さん
 「華氏911」は日本でも公開が早まりそうです。夏には公開みたい。ムーア監督はアメリカ国内でも独立記念日公開を目指して運動中のようです。まぁどこかが引き受けるでしょう。
 カンヌ上映時の情報からパルムドールの可能性はかなり高いな、という感触を得てましたが、こうもアッサリそうなるとかえって「政治的」って気もして引いてしまうところもありますね。ゴダール監督なんかはムーア監督のブラックユーモア的プロパガンダは気に入らないと言ってるらしいですし。
 ドキュメンタリーと劇映画の違いはありますが、ベトナム戦争をテーマにしたコッポラの「地獄の黙示録」もカンヌでグランプリをとった作品でして(米アカデミー賞では撮影賞)、似たようなポジションと言えなくもないかと。



#737 
足塚玉虫 2004/05/24 12:40
華氏911は日本でやれるんでしょうか

>カンヌ・パルムド−ル
マイケル・ム−アが評価されていますねぇ、フランスの映画祭
だからだというひがみな評もありますけど審査員陣は米人が
多く、何たって筆頭がタランティ−ノ氏だし。(笑
TVでD.スペクタ−氏が華氏911について
ドキュメント映画にしては特ダネなネタを扱ってるわけでは無く
報道的には誰でも知ってることを映画にしたようなもんで
なぜカンヌでウケてるか分からない〜とミソつけてましたね。
キムタク氏が何やら無邪気に、はしゃいでいたようですが
カンヌのことを「世界中からスゲェ奴らが熱海に集まっている
ようなもんだね」とのコメント、熱海がどうのと言うところ
きむたく氏も結構、古風な人間なんだなと思ったり。(笑





#736 
なな 2004/05/24 00:19
スキャンダル

もちろんハンサムな有名人は好きですけど、社会現象になるほどフィーバーすると
「けっ」と言いたくなってしまう天の邪鬼です。(^^;
ベッカムもぺ・ヨンジュンもキムタクもディカプリオも。

>ペ・ヨンジュン初主演映画「スキャンダル」
BSが見られないので、遅ればせながら地上波で「冬のソナタ」を見てみまして…。
…最初の10分ほどであっさりリタイアしました。なんじゃそら。なんだかクサくてねー。
ペ・ヨンジュンもどこがかっこいいのかわからなくて、「ヨン様? けっ」とか言ってたの。

テレビと新聞で「スキャンダル」の番宣を見ましてね。
最初はあのペ・ヨンジュンとは分からなかった。
テレビドラマからブレイクして、これが初主演映画だというのに思い切ったイメチェン(役作り)しますよねぇ。日本の芸能人だと売れている時ほどイメージチェンジはしませんよ。
日本の俳優だと、現代劇をやっても時代劇をやっても、佐藤さんは佐藤さん。中井貴一は中井貴一。
さらに若くて人気の俳優ほど、同じような役柄と演技ばかりで何年も…。所属事務所がタレントイメージに固執して冒険させないか、似たような役柄の依頼しか来ないのかもしれないけども。
最初はなんちゅー邦題かと思ったんですが、原題も「アントールド スキャンダル」だそうで。
…というわけで、ペ・ヨンジュンの役者魂に惹かれたし、時代考証も小道具に至るまで凝っているそうで興味を持ちました。
やっぱ役者も製作陣も日本とは姿勢が違うぞ(除くアニメーション)と思いました。

>カンヌ映画祭
14歳少年が日本人初の主演男優賞獲得ですってよ。すごいすごい。
…と、その前に。赤絨毯を歩くコン・リーを見ました。
藤原紀香をしのぐグラマラスボディだとはついぞ知りませんでしたわ。(^^;
コン・リー、紀香、渡辺謙と、欧米人にひけをとらない身長と体格がすてき〜。
…そのコン・リーの並びで、背があまり高くなくて、体格も貧相で、東洋人がカンヌに出るのにわざわざ髪を茶金髪にして、そのせいでよけい頭が大きく見えて、インタビューで「すげぇ人たちが〜」といい年してヤンキー言葉が出ちゃってるイタタタ…な日本人タレントは だ れ で す か?(^^;



#735 
パパゲーノ 2004/05/23 00:54
よりブレードランナーな。。。

先日山陽新幹線に乗っていたら、
”徳山”という駅から見える風景が、より
”ブレードランナー”しているではありませんか!

道中であるにもかかわらず、途中下車したくなりました。
徳山の住民の皆さんには申し訳ないが、鉄の塊のような
風景です。山のようなプラント郡とぎらぎらと輝くライト、
そして、煙突からは炎が噴出しているではありませんか。

徳山名物”ブレードランナー饅頭”、
ブレードランナー定食”四つで充分ですよ・うどん”
強力わかもと”徳山バージョン”
など売り出せば商売繁盛間違い無しでは?!



#734 
ブッチャ−3世 2004/05/20 12:41
ひどい歴史映画といえば

何といっても映画「コロンブス」かな?いえ
リドリ−・スコットの映画「コロンブス」じゃありません
違う監督の作品であるだけではなく、両作品、日本公開が
時期的に重なり、私は間抜けにもリドリ−氏の作品だと
思って見た奴はバッタもんの映画「コロンブス」だったと
いうわけで、見終わった後、リドリ−卿もつまらんもんを
作ったもんだと思い後でよく調べたら違ったということで
心の中でリドリ−卿に謝ったのでした。でバッタもんの
コロンブスがどれだけひどかったかはよく覚えてないんですが
何かカリブ原住民が蛮族的な役回りでコロンブスが
いろいろと大立ち回りをやっちゃってくれる3流の冒険活劇に
なってた気がします。
駄作は駄作で別に構わないんですが当て馬みたいな駄作は
いい迷惑です、わたしもうっかりしてましたけど、
映画は事前に注意してから見るものだな、と
つくづく思いました。



#733 
徹夜城(支配人) 2004/05/20 10:33
死亡記事

>原田さん
 なるほどぉ。「国際秘密警察」はお悔やみ記事やワイドショーなどで言及はされていたもののほとんど内容には触れてなかったのでどういうものかは知りませんでした。こういう長期にわたり活躍していた方はその世代世代で「代表作」が異なるものですね。なお、「ガス人間一号」は未見でして…
 以前にも書いたことですが、有名人の死亡記事、ことになんらかの創作・芸術活動に関わっていた人の死亡記事というのはどう書かれるのかそれ自体が実に興味深いものであります。本人は絶対に見ることができないものの一つだけに(まぁたまに誤報で死亡記事が流れちゃう事件がありますが)。
 三橋達也さんについてもなまじ晩年までお仕事されていると「TVなどで渋い脇役」などと書かれてしまうことになります。リチャード=ハリスも「ハリー・ポッターの校長先生死去」でしたもんねぇ。
 三橋さんの遺作となった「キャシャーン」はどうしようかなぁ、と思っているうちに公開も終わりになりそう。僕はビデオレンタル待ちになりそうです。
 それにしても最近つくづく思うこと。最近有名芸能人が亡くなると必ずコメントが報道される森繁久弥(いかりや長介死去の際も出てた)…すっかり「お悔やみコメンテーター」になっちゃった感があります。

>足塚さん
「魔界転生」まで来るとファンタジーとして割り切って楽しめます。「真田幸村の謀略」も限りなくそれに近い。「柳生一族の陰謀」も初めからアッと言わせる仕掛けとして史実改変をするわけで、こういうのには特に批判する気は起きないんですよね。
 困り者なのが中途半端な改変もの、真面目な史劇のフリをして大嘘こいてる映画でしょうか。嘘をつくなとは申しませんが(そもそも映画にする時点で何らかの嘘はつかなきゃ成立しません)「つき方」というものがあると思うわけ。「嘘のつき方」が上手ければ「ほほう、そう来たか!」と楽しめちゃうのですが。

 改変というと、これまで見てきた中で「なんでそこまでしなきゃいけなかったのか」と思うばかりだったのが、日本テレビ系「金曜ロードショー」枠で放送した「横山光輝三国志」のアニメですかねぇ。とにかく伝説的なまでに凄まじい内容で、横山光輝氏は果たして完成品を見たのだろうかと思うほど。さらに恐ろしいのがこれが好評で続編まで作られたことでした。続編もまた凄まじかったのですが。



#732 
足塚玉虫 2004/05/19 13:05
歴史映画?

>歴史映画でやり過ぎなもの
ううむ、歴史映画じたいあまり見ないから、何とも
いえませんが、昔見た魔界転生なんか、天草四郎が
蘇るのはまだしも柳生の当主や細川ガラシアが化けて
出てきたりと、まぁ、ファンタジ−とくくれば
いいのかもしれませんが一応、実在の歴史人物の
名前を出してるのだし、ちょっと微妙かな。
柳生一族の陰謀は見てませんが、子連れ狼といい
徳川関連の時代劇は、柳生が権力側として登場する
場合が多い気がしますが、実際はどうだったのか
よく知らないし、柳生って剣術の指南の家って感じ
がするのですが柳生一族って、江戸時代、そんなに
権勢が凄かったんですかねぇ。

>三橋さん亡くなられる
じつは大変失礼で申しわけないんですが私はだいぶん
最近まで三橋さん と三船さん を混同していたふしに
気付き穴があったら入りたいと思ったことが。(汗
顔と雰囲気が似てらっしゃった気が。




#731 
原田 実 2004/05/18 23:57
三橋氏とジャンル映画

私にとっての三橋氏は何と言っても国際秘密警察シリーズの
北見次郎、和製007を洒脱に演じられる名優でした。
娯楽映画の世界では主役を張り続けた方だったのに、
新聞の死亡記事では、各紙とも「個性的脇役」ということでばかり、
評価されたように書かれていたのは口惜しい。
怪獣映画ということでは、『ガス人間第一号』で、
もう一人の主役ともいうべき岡本警部補を演じておられました。
考えようによっては、遺作もある意味、「怪獣映画」の要素を
持つ作品でしたね。




http://www8.ocn.ne.jp/~douji/


#730 
徹夜城(支配人) 2004/05/18 23:06
三橋達也さん訃報

すでに昨日のニュースですが、三橋達也さんが亡くなられました。すでに80歳だったというのはちょっと驚きでした。もっとお若い気がしていまして…

僕の中では三橋さんのイメージはTVドラマの「十津川警部」がベストだったりします。鉄道ファンということもありましてひところ西村京太郎のトラベルミステリーにハマり、TV朝日系列の2時間ドラマを再放送・新作ともに良く見ていた時期があります。ドラマじたいは愛川欣也さんの「亀井刑事」を主役に据えているのですが、三橋さんの十津川は僕にとっちゃ小説のイメージどおりの渋さだったんですね。十津川って決して二枚目タイプではないはずですし。
 三橋さんがさすがにお年で降板されてからは高橋英樹さんに交代、他局では渡瀬恒彦さんなど若返りの上に二枚目路線になっちゃって、僕にとってはかなりギャップがあります。さっきネットで調べてみたら最近では神田正輝さんなんかもやってるそうで…(汗)。

 三橋さんといえば東宝スターでございますから、黒澤映画・戦争特撮映画でもよく登場してますね(さすがに怪獣には出てなかったかな?)。「悪い奴ほどよく眠る」では善玉、「天国と地獄」ではこすっからい裏切り者、とタイプを変えて登場。戦争映画では海軍軍艦の艦橋司令部によくいる人だった、という印象があります(笑)。昨日のワイドショーでは「トラ・トラ・トラ!」の源田実役が紹介されてました。



#729 
徹夜城(支配人) 2004/05/18 21:25
今に始まったことではないですが…(^^;)

>ひでさん
 歴史映画における「史実捏造」じたいは、恐らく映画の歴史始まって以来ずっとあったとは思うんですよ。その中で「いくらなんでも」ってのが記憶に残っちゃうわけですけど…
 NHKの大河ドラマでも問題になるところではありますが、特に映画の場合せいぜい2〜3時間以内の枠で(たまに4時間超の大作もあるけど)歴史物語を語らなければいけないし、しかも劇場公開という「興行」面での要請もあります。作り手としては史実をそのまんまやるのでは商売にならない、という判断をしばしばするのだと思います。

 「グラディエーター」はまだおとなしい方ではないでしょうか(笑)。実際にコンモドゥスは剣闘士の真似事をした史実がありますし、最後は一応暗殺されたわけですから。というか、そもそもこの映画、事実上のリメイクでして、「ローマ帝国の滅亡」という旧作があるのですね。そこでもコンモドゥスによるマルクス=アウレリウス帝暗殺、コンモドゥスが主人公と闘技場で決闘の末殺されるという筋書きは一致しています。

 僕が見た中では「そりゃやりすぎ」といわざるをえなかったのは、ひでさんが挙げているディズニー版「三銃士」もそうですが、「仮面の男」も相当なもんです。ネタバレは控えますけど、ダルタニャンだって実在人物であるわけで、「おいおい、いくらなんでも」とツッコミたくなる展開でした。この映画の脚本・監督のランダル=ウォレスは「ブレイブハート」の脚本も手がけており、オチが一緒なんですよ。ついでながらこの人「パール・ハーバー」の脚本も担当していて史実捏造はお手のもの?との評価もひそかにあります(僕は「パール・ハーバー」は未見なんですけどね)。

 日本だとなんといっても東映の時代劇群でしょう。「柳生一族の陰謀」「真田幸村の謀略」「激突・将軍家光の乱心」「江戸城大乱」…と僕が見た限りでもやりたい放題(笑)。「柳生…」ぐらいだと楽しく見られましたけど、他のでは「意外な真相」があまりに同じパターンの繰り返しが多くって。



#728 
ひで 2004/05/16 21:58
歴史映画の展開

先日は「トロイ」の先行オールナイトを見て、なんじゃこりゃと呆然としながら帰宅しました。

しかし、厳密に歴史と言っていいか微妙な「トロイ」はさておき、どうも歴史を扱った映画で、歴史に対する扱いがあまりにもひどいなあと思わされることはしばしばあります。「三銃士」でリシュリューが死んだり、「ブレイブハート」でウィリアム・ウォレスがイングランド王太子妃とできちゃったり、「グラディエーター」でコンモドゥス帝が剣闘士競技場で殺されたり、数えていったらきりがないんだろうなあとは思いますが・・・・・。だいたい制作側の事情によって改変されているのでしょうけれど、こまったものです。今年の冬に公開されるアレクサンドロス大王の映画で、大王がダレイオスを一騎打ちで倒したりしてはいないか今から心配になってきます(笑)

http://pezetairoi.hp.infoseek.co.jp/


#727 
足塚玉虫 2004/05/13 13:28
大阪弁がさらりと出ていた感じ

>ブラックレイン
大阪を舞台にした話しなのに登場人物が標準語をしゃべってる
ドラマや映画が日本でよくあるなか、ブラックレインは
よくやってるよなぁと公開当時に見た感想です、
吉本芸人が連発する、ねちっこい誇張した大阪弁が耳障り
と感じる自分には、優作さんの口から出る、乾いた大阪弁
に、ちょっとしびれましたね。じっさいの大阪のヒトって
〜まんねん、とか、〜でおます、とか、〜ざんす
とかは、あまり使わないのを実際に大阪で知ったしだいです。







#726 
徹夜城(支配人) 2004/05/12 22:52
映画の中のニッポン

>パパゲーノさん
 これはどうも、詳しいご指摘恐れ入ります。さすがに現地を知ってる方は強いなぁ…。
「ブラックレイン」ラストの畑の中のアクションシーンは確かにどこか外国で撮っているはずで、お寺?とおぼしきセットも含めてあの映画中どうしても「日本」とは思えぬ風景になっちゃってました。

 「ブレードランナー」のオープニングの夜景が名古屋…というのは初めて聞きました。うん、実際夜の名古屋附近を新幹線で通り抜けたことがあるので雰囲気は確かに似ているかも。そもそも日本のああいう大型ネオンサインがいっぱい出てくる夜景って、欧米人からはやはり「SF」なのかもしれませんね。
 連想されるのが、ソ連のタルコフスキー監督が代表作ともいえるSF映画「惑星ソラリス」において、冒頭に出てくる未来都市のロケを東京で行っていることです。こちらは首都高速と思しき道路(僕は都内の道路を走ったことはないんでよくは分からないんですが)を車で疾走する場面で、高架の高速道の間を縫うように走ったりトンネルをくぐりぬけたりといった様子を車内から撮って「未来都市」に見立てていました。なお、この映画は1972年公開ですから、この時点でタルコフスキーには東京の風景に「SF」風味が感じられていたわけです。

 名古屋が出てくるハリウッド映画ならやはり「ミスターベースボール」でしょう。トム=セレック演じる大リーガーが中日ドラゴンズに入団するスポーツ・カルチャーショック映画(笑)。監督はこれまた高倉健で、当時の星野監督を連想させる存在感たっぷりの名演でした(もっともモデルは明らかに王貞治さんですけどね)。
 この映画、ツッコミどころも無くはないものの、僕がこれまでに見たハリウッド映画の中ではもっとも正確な現代日本描写をしていたと思います。向こうから見るとカルチャーショックな日本の常識・習慣がスポーツのみならず各所に散りばめられていて、それが日本人から見ても決して嫌味になっていない、稀有な内容だったかと。担当の日本人役者の方がいい味出してました。

 なお、劇場まで足を運ぶかは微妙ですが、茨城人の僕にとって気になる映画がありますねぇ…そう、「下妻物語」。主人公の名字まで「竜ヶ崎」だったりしまして…原作書いた方は関西出身らしいのですが、「都会の近くの田舎」ということで茨城がネタにされてるわけなんだなぁ…(笑)。



#725 
パパゲーノ 2004/05/12 11:45
ブラックレインIN大阪 ブレードランナーIN名古屋

揚げ足鳥ではありませんが、関西人なんで書いておきます。

大阪で撮ったシーンで思い当たるのが、
1.地下駐車場で松田君に斬られる前の、教会のような通路を歩いているシーン
 (これは梅田の阪急百貨店前です。普段は沢山の人が通行しています。)
2.工場で密会、乱闘
 (これは大正の中山鉄鋼)
  ちなみに、私は中山鉄鋼を見に行きました。外からだけですが。
  迫力ありましたよ。
  今は工場設備が縮小されてしまったみたいです。景気の影響ですね。
  あの時期に撮影してよかったですね!
3.スパンコール女が歩いていくところを追跡
 (梅田の街中)
ほかにも、スズキのオフロードバイクの一団に追跡されるところは
場所が思い出せないけれど、大阪の飲み屋街だと思います。(道頓堀?)
あとは、ディスコのシーンの前に、道頓堀を上空から撮影していたと
思います。
そういえば、大坂城も写ってたかも。

しかしです。スモークは出ていません。(笑)

スモークといえば、東京八重洲地下街の排気棟から出てたかも。
京都の寺町の蒸寿司屋さんからも出ていますが。(それは違うか。。。)

最後の農場での乱闘シーンは、北海道で撮影予定が変更で外国
(カナダ?アメリカ?)で撮影したらしいですが、記憶があいまいです。

ところで、ブレードランナーの冒頭シーンで出てくる街のイメージは、
新幹線名古屋駅から観た名古屋の街からイメージしたもの、という
インタビュー記事を見たことがあります。
(そうすると、巨大な河合塾の電飾広告とか出して欲しかったです。)





#724 
是流陀 2004/05/01 00:48
ゴッドファ−ザ−3

パ−ト1は以前見ましたがパ−ト2を見ないうちに
今回パ−ト3を見ましたんで、よく分からないことも
ありました、ドンの身内のゴタゴタとかで。
アンディ・ガルシア、まぁ作り込んで
演じればイタリア系に見えますけど、この人じしんは
中南米からの移民のかただそうで。
圧巻は最後のアル・パシ−ノの、自分のかわりに娘を殺され
絶望にくれる演技、悲しみで絶叫するのはよくあるのですが
彼は絶望のあまり叫んでいるのに声が出ないというのを
演じてました、この人は大味な俳優に見えて案外、
芸が細かいなぁ、と思ったり。
ただ、この映画、テンポが緩慢で見てて眠くなり
ますねぇ、老いたドンの苦悩を描くのかガルシアの若手幹部
の活躍を描くのか、どっちかに重点を置いた方がよいような
気が。




#723 
徹夜城(支配人) 2004/04/30 10:30
「ブラックレイン」の大阪

 以前「SPA!」の別冊で映画オタク感涙の一冊があったのですが、数々の企画記事の中に「外国映画に出てきたニッポン」をまとめたものがありました。「ブラックレイン」は現代日本を舞台にしたアメリカ映画としてやはり無視できない存在でしょう。高倉健、松田優作、いずれもマイケル=ダグラスを食っちゃってますし(個人的にはアンディ=ガルシアの扱いが軽すぎるのが不満だったりしますが)、あまりオリエンタリズムに走らない都会の日本描写も注目点だったかと。
 ただあの大阪のシーン、実際に大阪で撮ったわけではないのでして、やたらにスチームがたかれ、映像的には綺麗なものの実際の大阪の風景とはいいがたいですよね。デーブ=スペクターがその「SPA!」の別冊で「ニューヨークじゃないんだから」とコメントしてました(笑)。うどん食っているシーンがそこはかとなく「大阪」な感じはありましたが(非関西人の僕には自信は無いですが(笑))、あれもスコット監督は「ブレードランナー」ですでにやってたネタですしねぇ。
 松田優作が死ぬバージョンと生きて捕まるバージョンの二つが撮影されていた、とのことですが、ハリウッド映画では割とよくあることみたいです。いったん編集したものを少人数の試写会にかけて、そこでの観客の反応を見てストーリーを大幅に変えてしまうことがあるんだそうで、そのために違う展開を撮影しておくもののようです。
 これと関連して思い出されるのがハリウッド版「フランダースの犬」事件でしょう。原作どおり悲劇に終わるバージョンと、なんと「夢オチ」でハッピーエンドになるバージョンの二つのラストが撮影され、結局アメリカではこの「夢オチバージョン」のみが公開されました。日本ではさすがに悲劇バージョンだったようですが…



#722 
ブッチャ−3世 2004/04/30 00:25
ブラックレインといえば

最近、完全版やらカットされた場面も入れて再編集版
なんてのが映画のビデオ、DVDでよくやってますけど
ブラックレインでは松田さん扮する佐藤が最後は
M.ダグラスに生きて捕まる場面と死んでしまう場面と
2通り撮影されていたそうでブラックレインの
再編集版が出るとすれば幻の死ぬ場面を入れるのでしょうか
ねぇ?
あの映画、日本を、大阪の歓楽街を凄くスタイリッシュに描いて
いて公開当時、見て、さすがはリドリ−・スコットと思いました
けど、なかなか撮影許可が降りなくて、実際、日本で撮影した
のはグリコの夜景が見えた屋外の場面だけらしいですね。





#721 
なな 2004/04/29 20:32
「隼」と書いてくれただけで万々歳。(泣)

名前を聞いても分からない。顔写真を見て、「あ〜、見たことあるこの人」と気づく…。
まだまだそういう人が多いと思いますよ。なのでお気になさらず…。(^^;
新作映画の公式サイトでさえ、未だに「準」と誤植されることがしばしばなんですから…。

ブラックレインは吉本役で合ってます。て、私は記憶に残ってないんですけど。(^^;
ジャパニーズマフィアの映画って昔から嫌いなんです。映画での國村さんはそのスジの役柄が多いので、実はあまり出演作を見ていないんですよね。キルビルや殺し屋1がテレビ地上波で放映されるとは思えないし…(笑。

私が國村さんのファンになったきっかけはアフリカの夜(フジ)というテレビドラマです。この主演が鈴木京香さんと佐藤浩市さんでした。佐藤さんが出てるので見ていたら、國村さんに転んでしまった…。たしかにジョン・ローンから………すごい落差だなぁ。(^▽^;

松田優作さんはよく知らないけど、私は古尾谷雅人さんも気にかけていたのですね。佐藤さんと違って出演作をチェックするほどのファンでもなかったのですが、昨年亡くなられた時はしばらくの間ショック状態でしたねぇ。その後に渡辺謙さんがラストサムライでブレイクしたでしょう。皆さん同世代ですからね…。ま、佐藤さんと國村さんも中年クライシスとは無縁なほど順調そうだけど。



#720 
足塚玉虫 2004/04/29 12:29
國村隼さん って どなた?(汗

あぁ、ななサンに指摘されて、ちょっと検索
かけてみたんですが國村さん がブラックレインに
出たというのは、松田さん扮する佐藤という極道幹部
の舎弟で、吉本とか呼ばれてた男が其の人?溶鉱炉の
そばでマイケル・ダグラスに撃たれちゃった人ですよね。
人の好みに突っ込み入れちゃう私も何なんですけど(笑
いつか見た「殺し屋1」にも國村さんが出てたというの
を知ったのは見てからだいぶん経ってからでした。
さすがに あの映画は原作も原作ですが監督がグロの
急先鋒と評判なんで、どうだろう?と思って見たんですが
はっきりいって原作の方がグロくてキモく感じましたが(汗




#719 
なな 2004/04/29 00:32
いや、今の本命は國村隼だから(笑。

ども♪
ハングマンは全然見ていないんですよね〜。
私が佐藤さんに惹かれたのはいつだったか…忠臣蔵外伝四谷怪談かなぁ。
映画に出始めた頃の佐藤さんで好きな作品は、日本海海戦海ゆかばです。数年前にテレビで放映したのを見ました。主演は沖田浩之で、その時にはすでに亡くなっていた…。この時の佐藤さんもちょっとホモっぽい下級軍人の役柄でした。最後は戦死して、白い布にぐるぐる巻きにされて床に並べられているという。

佐藤さんの前に、一時期ジョン・ローンにも夢中になっていましてね(爆。
二人が共演したのはチャイナシャドーという映画ですね。ジョン様目当てにレンタルビデオで見たと思うのですが、内容は覚えてないですね…。あまり出来のいい映画ではなかったと聞いています。

で、テレビでブラックレインを見たときはまったく気にかけていなかった、國村隼。(^^;
一年ほど前からハマりまして…。テレビドラマの出演が多くならないと、映画専門の俳優さんはなかなか知る機会がないですね。

あ〜あ、佐藤さんは映画でもドラマでも、長年同じようなキャラクターばかりだし、國村さんはいろいろな職業やキャラクターを演じ分けているけど、こちらはなかなか主演助演クラスの出演にならない…。渡辺謙さんみたいな大出世はできないものかしら?



#718 
ブッチャ−3世 2004/04/28 19:08
今度のお題は佐藤浩市ですか?(笑

佐藤浩市さんといえば「ザ・ハングマン」に出てたの
を見て驚いた事がありました(笑
それを見たのじたい再々放送かなんかですけど
試合中に相手を死なせてしまったボクサ−が裏の
裁き執行人になるってなかなかキテる役、
佐藤さん のテレビでの最初のブレイクは
ハングマンなんじゃないですかね?今や
日本で指折りの中堅映画男優の佐藤さん
としてはあんまし突っつかれたく無さそう
な過去でしょうが。(笑
タイトルは忘れましたがレンタルビデオで
見つけたもので香港映画か何かだったと
思うのですが、佐藤さん と
ジョン・ロ−ンの共演の映画を見た事が
あります、ジョンは文化大革命で中国から
香港へ逃げ裏の世界で財を成した富豪、
その陰りある富豪を取材しようとする
日本人記者に佐藤さん、という配役だった
と思います、日本の俳優が外国映画に出る
のは希な頃の映画、ちょうど松田優作さん
がブラックレインに出て日本中をあっと
言わせた頃だと思いますが。




#717 
徹夜城(支配人) 2004/04/27 20:49
お久しぶりです

>ななさん
しばらく書き込みが見えないなぁ…と思っていたところでした(^^)。
「KT」、ご覧になりましたか。この映画についてのやりとりは栄耀映画伝言板過去ログの#370前後あたりをご覧ください。今読み返してみるといろいろと興味深い書き込みが出ております。
 確かに主役であるはずの佐藤浩市さんの位置づけがはっきりしないんですよねぇ。日本の公安や自衛隊の動きをドラマに加えるという話を聞いてそれは面白そう、と思っていたのですが、結局のところそれがイマイチ突っ込めてなかったというところです。
 佐藤浩市さんといえば、先日NHK衛星で再放送していたドラマ「ポーツマスの旗」では20年前の今から見ると衝撃的に若々しい佐藤氏の姿が拝めます。

 それにしても「火山高」見て改めて思いましたが、最近の韓国映画はいずれも勢いを感じますねぇ。近ごろは純愛TVドラマが日本で妙にブームになったりしておりますが、僕はハリウッドスタイルの娯楽大作を連打する映画の方が好きですねぇ。韓国で記録的大ヒットとなった韓国工作員ものと朝鮮戦争ものの日本上陸が楽しみです。
 僕も一時ちょこっとハングルは習ってるんですが…ヒアリングはまるでダメです(^^;)。まぁ文法的に似ていること、漢語があることなどでなんとなく見当がついちゃったりはしますけど。「火山高」も日本語吹き替えで見てしまいました。ヒロインの声は宮村優子さんが当てておりましたな。



#716 
なな 2004/04/26 23:46
KT

ちょっとごぶさたしてます〜。
ビデオに撮りだめしておいたKTをやっとこさ見ました。

いつも言ってるように、私は佐藤さんの(けっこう長い)ファンな の で す が、

「この映画では佐藤さん"だけ"が要らんなァ…」

なんて、ファンにあるまじきことを思いつつ見てました。悲しい…。(^^;

たしかKTについては、徹夜城さんとどなたかがこの掲示板で以前にお話しされていますよね?
まぁ私の不満な点も、佐藤さん演じる自衛官が「よー分からん人だった」ということで、すでに語り尽くされていますわねぇ…。熱烈な反共産主義者だという初期設定は、これは落としちゃいかんかったよ〜、監督っ!(←どこの言葉じゃ)
韓国人のキャストが全員すごくよくて、韓国人の手による韓国映画だった方が…ピリリと引き締まって良かったんじゃないかな?

収穫と言えば、字幕を見ながらなら韓国語のセリフがほぼ理解できるようになっていたことです。字幕がないと…まだまだですね。(^^;



#715 
徹夜城(支配人) 2004/04/25 10:12
スピルバーグの気になる新作

>足塚さん
「アニマトリックス」は見てみようかなーと思いつつまだ見てないです。
スピルバーグは「マイノリティ・リポート」もそうですがその前のSF作品「A.I.」でもハズし感がありました。ビジュアル面での気合はずいぶん感じられるのですが、脚本段階で詰めを欠いているような。「プライベート・ライアン」あたりまでは「さすがは」と思っていたんですけどねぇ。
 そのスピルバーグが近々「ミュンヘン五輪イスラエル選手村テロ事件」をテーマにした映画を製作(監督するらしい)することが報道されました。これねぇ…昨今の世相からすると「どういう観点で製作するのか」が非常に気になります。もちろんテロ容認は決してしないでしょうが、ヘンにイスラエル寄りの姿勢も勘弁してほしいと思うところです。「シンドラーのリスト」はユダヤ系であるスピルバーグにして上手いバランスを保った佳作だったと思うのですが、どうもこの題材は鼻につく気がします。スピルバーグ家はもともとは不熱心なユダヤ教徒だったそうですが、最近のスピルバーグは次第に熱心な信徒となってきているとかで、また政治的にも共和党支持、イラク戦争支持(いちおう大量破壊兵器を持っているならという条件付コメントでしたが)との話も聞いていると、この映画はどういうものになるのか、気がかりではあります。



#714 
足塚玉虫 2004/04/24 13:02
アニマトリックス

リロ−テッドもレボリュ−ションズも見てないのに
これを見てしまう私って一体何なんでしょう?(笑
マトリックス1で描けなかった世界観と
また其の世界の広がりをコラボレ−ション
オムニバスでやる形式、表現が色々あってなかなか
実験的な内容、ただ、各話しの最後に流れる
エンドロ−ルの長いこと、各話し15分ほどの終わった
後いちいち長いエンドロ−ルが出て、何か落ち着いて
見てられ無いような映画ですね。(笑
アニメはあんまり見ない方なんで最近はスタジオ4度と
やらが勢いがあるなって感じました。

>マイノリティレポ−ト
きのうレンタル屋で借りて見ました、
管理人さん が徒然映画記?で載せてましたね、わたしも
似たような感想っす。電脳操作にキィやマウスを使わず
ノンタッチボディランゲ−ジでやるアイディアはしかし
JMでキアヌ・リ−ブスがやって見せてくれてて、
マイノリティレポ−トは小道具、大道具、特殊効果も
別段斬新なものも見受けられず、スピルバ−クも
何だか鮮度が落ちたんじゃないかな?と感じました。
ブレ−ドランナ−と同じ原作ということでスピルバ−ク
も意識して屈折の未来世界を描こうとしてる意気込みは
感じられる映画でしょうがねぇ。




#713 
徹夜城(支配人) 2004/04/21 23:48
「火山高」

 近所のツタヤが「四月の火・木は一本190円!」というキャンペーンをやっとりましたんで、ドカドカとビデオやDVDを借りてきました。そして真っ先に見たのが韓国映画「火山高」。見たかったんですよね、これ。

 映像は事前にチラッとみたことがありましたが、「韓国版マトリックス」という印象しかありませんでした。いや、確かにそういう性格も強いのですが、実際に見てみると、これはある意味「マトリックス」を完全に凌駕しちゃっているぞ…という内容でたまげました(笑)。

 主人公は子どもの時に雷に打たれ電気ナマズの水槽に落ちた事がきっかけで(!?)凄まじく強烈なパワーを持っている。そのため行く先々で暴力事件を起こしてしまい(本人が望んで無くても強いもので)次々と退学になり、とうとう9個目の高校、「火山高」に転校してくる。この高校は札付きのワルばかりの不良校で、各部活が凄まじい校内抗争を繰り広げている(笑)。強力なパワーを持つ主人公は当然ながらこの大抗争に巻き込まれてゆくが、教師側もほとんどエスパー集団みたいな超人教師五人組を投入、事態はますますややこしくなり…

 …といったストーリーなんですが、とにかく一口にまとめることが困難な内容。だが乗ってしまえばベラボーに面白い!そうですね、ノリ的にはあの「少林サッカー」と双璧をなしてしまうでしょう(笑)。あからさまに非現実的ギャグをやってるんだけど、事態がドンドンマジになっていく、というのも共通。しかしこちらは「少林サッカー」以上に破壊的な内容になっております。シナリオも一部破綻しているような気がしますが(笑)勢いで見せちゃってます。
 この映画、日本人には「どっかで見たような」気がするのも事実ですね。こういう漫画があったような…という気もするのですが、とりあえず現時点では確認できません。ひところよくあった「破天荒学園硬派ものコミック」を超能力ウォーズ化して最新のSFXでそのまんま映像化してしまったような、そんな印象がありました。
 それにしても…やはり韓国というのは文化的に共通項が多いのだなぁと改めて思わされましたね。学校制度なんかは日本統治時代の影響もあるのでしょうけど、学園の描写がいちいちよくわかるといいますか(たぶん欧米などでは理解不能なのではないかと思える場面も多い)…出てくるキャラクターも「ああ、いるよなぁ、こういうの」ってな感じのばかりですし。チャパツはあちらでもスタンダードになっていくのであろうか…



#712 
徹夜城(支配人) 2004/04/14 13:36
ハリウッドスターのCM出演

>ブッチャー3世さん
ニコラス=ケイジの「パチンコ!」のCMは僕もよく見ましたよ。SANKYOのCMだったかな。
 ハリウッドスターは確かにアメリカ国内においては別格の扱いで、またスターとしてのキャラクターが商品・企業イメージに結びつくのを恐れてTVCMなんかにはそうそう出ないと聞いています。しかし日本のCMはギャラも高いし結構レベルも高いので(国際的にも日本CMは評価が高いそうですよ)、わりとホイホイと出てしまうようです。聞いた話ではこうしたスターはCM撮影現場ではなかなか真面目で協力的だそうです。
 ただし、アメリカにそのCMが流れることは嫌がるのですね。ハリウッドスターの出た日本のCMはひそかにビデオでアメリカ国内のマニアの間で出回り、「あのスターがこんなことを!」とネタにされてるとか聞きますし(笑)。

 日本のCMに出たハリウッド大スターと言いますと、古くはチャールズ=ブロンソンの「うーん、マンダム」が有名ですね。ブロンソンが亡くなったとき、日本国内ではこれが「代表作」のように放映されていたのが悲しかった(笑)。なんでも「ガンダム」の名の由来もここから来ているそうで(富野氏自身のコメントなんだが、この人結構うそつきだからなぁ…)、とにかくその影響度の大きさがうかがえます。
 今やカリフォルニア州知事・シュワルツェネッガーの「チチンブイブイ!」だって相当なものでしたし、ハリソン=フォードがサラリーマンを演じるキリンラガーのCMも伊東四朗との共演など(別撮り合成らしいですが)なかなか味がありました。ひところはマイケル=J=フォックスが「午後の紅茶」とかいろいろ出てましたねぇ。近いところでは「刑事(デカ)プリオ」ってのもありましたなぁ(笑)。

>コッポラ一族の謀略(笑)
 系図は完全には把握してないんですが、コッポラ一家の芸能家族ぶりは検索かけるといろいろ出てきますよ。コッポラ一族は「ゴッドファーザー」シリーズの影の主役だったりしまして…
 お父さんのカーマイン=コッポラ(故人)は作曲家で「ゴッドファーザーPART2」でその少年時代が描かれましたし(劇場公開ではカットされてますが「特別完全版」などでは復活してます)、同「PART3」では音楽監督を担当、冒頭のパーティーシーンで演奏指揮者として出演もしています。
 コッポラの妹タリア=シャイアはなんといっても「ロッキー」(これもイタリア移民もの、という見方も出来ますね)のエイドリアンで有名ですが、「ゴッドファーザー」では主人公マイケルの妹として三部作皆勤。
 コッポラの娘ソフィアは「ゴッドファーザー」1作目でタリア=シャイアの赤ん坊(男の子だけど)の役で、あの有名な「殺しと同時進行の洗礼式」シーンで出演してます。それを知った上で「PART3」のマイケルの娘メアリー役を見ているとドラマ内とは違った意味で「時の移ろい」を感じちゃったりしますな。
 ソフィアさんの「PART3」出演はウィノナ=ライダーのドタキャンによる苦肉の策であったとされてますが、「ゴッドファーザー」シリーズのコッポラ一家との深い関係を見ていくと出来レースだったという疑惑も生じちゃうわけで(笑)。女優業はそれきりだったのかな、と思っていたら「スター・ウォーズ:ファントム・メナス」に侍女役で出演していたという事実をつい先ほど発見(^^;)。でももう父親同様監督・脚本業で突き進んでいきそうですねぇ。



#711 
ブッチャ−3世 2004/04/14 12:46
ニコラス・ケイジ恐るべし

ニコラ君で盛り上がっているとは意外な展開(笑
知らなかったです、ニコラ君がコッポラ・ファミリ−と
血縁があったとは、良い事を教えてもらいました。(笑
わたし の住んでる地方限定かもしれませんが
パチンコのテレビCMにニコラス・ケイジが出るシリ−ズ
が数パタ−ン放映されてました、ニコラ君がカタコト日本語で
「待ってろよ〜!パ・チ・ン・コ」と叫んでるのとか、
ピアノを弾き語りパチンコ愛唱歌?をこれまたカタコト日本語で
歌う場面とか、最初見たときにはアメリカの映画俳優って
テレビCMには出演しないものだと思ってましたし、それも
どうみても一地方に活動が限ったようなパチンコ企業共同体の
CMだったので驚いてました。




#710 
原田 実 2004/04/13 23:42
なるほどそれで・・・

ニコラス・ケイジ氏、映画作りはいわば家業のようなものなわけですね。
しかも、作ったのが映画製作裏話的な内容だというのも、
身内の仕事振りを見た経験に裏打ちされているのかも・・・
一族そろって、本物の吸血鬼の俳優はいないにしても、
吸血鬼的な映画人にはずいぶん会っているでしょうからね。
最近の『プレミア』で、ケイジ氏の髪型と生え際のみに着目して
整理したフィルモグラフィーがありました。
申し訳ないけど、これは大笑いして読むしかない(^^;)。


http://www8.ocn.ne.jp/~douji/


#709 
徹夜城(支配人) 2004/04/13 20:11
よーし、じゃ、勢いをとめないように、っと。

>ブッチャー3世さん
勢いは持続させないとね、とつながり書き込み。「コン・エアー」は未見なんですけど。
イラストレーターの石川三千花さんの映画本で、「恋愛もの」とか「アクションもの」とか分類した中で、「ケイジもの」っつーのがありまして、大受けしたことがあります(笑)。そう、確かによく出てますよねー、ニコラス=ケイジ。確かに1ジャンルを作ってしまっているような、そんな特色ある俳優さんです。僕が見た中では「フェイス・オフ」の「二役」がなかなか強烈でした(これ、ジョン=トラボルタも見ものですが)。
 ニコラス=ケイジってフランシス=コッポラの甥なんですよね。つまり先日監督としても高評価を得たソフィア=コッポラとはいとこ同士ということに。おばさん、つまりF=コッポラ監督の妹にタリア=シャイアがおりますし、とんでもない一家であります(笑)。もし「ゴッドファーザー4」をコッポラが作ったりしたら(企画は無いわけでもないらしい)ニコラス氏も出ちゃうんじゃないでしょうか(笑)。

 遅々として進まない更新作業ですが、歴史映像名画座と既に書いてあった一部映画評を今日アップしてあります。「マイノリティ・リポート」とか「キル・ビル」とか。



#708 
ブッチャ−3世 2004/04/12 12:33
久々に盛り上がってますね映画伝言板(笑

>ニコラス・ケイジつながりで
えぇと脱獄モノでコン・エアって映画がありましたっけ。
ニコラ氏が出てます、ちょっと毛髪が寂しくなりかけてる
同氏は当映画ではドレット・ヘア−にしてましたが、
あれは絶対、カツラだと思うな、と公開当時は突っ込んで
ました。マルコビッチが出てて知能指数が高い凶悪囚人と
いう役でしたが、あまり賢く立ち回って無いような気が
してました。

>猛毒ガス兵器
呼吸系神経ガス兵器、実は開放された空間ではガスが
四散し効力が失われる半減期が数分であるという見方
もあります、つまり、ガスを吸う前に息を止めて
数分耐えられれば助かるかもしれないということで、
万が一、ガス襲撃を受ける直前には試しても
いいオプションかも、って万に一つも無いか。(笑




#707 
原田 実 2004/04/11 23:49
『バンパイア・キッス』

『ザ・ロック』でコネリーと共演したニコラス・ケイジつながり、
ということでこんな映画もあります。
http://www.tsutaya.co.jp/item/movie/view_v.zhtml?pdid=10020267
ただし、この解説はまったく内容と合っていません。
女吸血鬼(ジェニファー・ビールス)に噛まれて、
自分も吸血鬼になったと思い込んでしまった男(ケイジ)が自滅への道をたどる、
という話なのですが、中途でそれが男の妄想にすぎないことを明らかにするくだりがあるため、ホラーとしては怖くなく、コメディとしては陰鬱で笑えず、悲劇としては
感情移入できない、という中途半端な作品になってしまいました。
これで本格的な吸血鬼映画になっていたなら、ケイジは吸血鬼と天使をともに
演じた俳優になれたのに、と惜しまれる次第。
ケイジが『シャドウ・オブ・バンパイア』を製作したのは、
その中途半端な映画に出た欲求不満の解消ではなかったか、と思えてきます。

http://www8.ocn.ne.jp/~douji/


#706 
徹夜城(支配人) 2004/04/11 23:18
そりゃあショーン=コネリーは

>是流陀さん
ようこそー。こちらでもよろしく。そもそもこちらはみんな史劇的伝言板から流れてきた人ばっかりですから。「映画ネタ隔離板」との説もあり(笑)。ネタばれともどもよろしく。あ、べつに「つながり」については気にしなくていいですから。そもそも掲示板なんてそんなもんで。
 ショーン=コネリーが強いのは…そりゃあ爺さんといえども元MI6、「007」でございますから(笑)。
 解毒剤ってぐらいですから毒に侵されてないのに使ったらやっぱり毒なんでしょうねぇ(笑)。しかし「ザ・ロック」のクライマックスについてはあんなんで助かるんかいな、というのが率直な感想でした。そういやこの映画、ショーン=コネリーが最後にケネディ暗殺の真相を示す証拠品(フィルムだっけ?)を残していったりするんですよね。と、ここで「JFK」「ダラスの熱い日」につながります(笑)。強引につなげるなら同じアルカトラズ脱獄組のクリント=イーストウッドの「ザ・シークレットサービス」(邦題ですけどね、これ)にもつながるのだ!?

>原田さん
ほうほう、僕は怖い物系は全般的に苦手なんですけど(笑)、こうしてみると吸血鬼映画ってのもしっかり一ジャンルとして続いてるんですねぇ。



#705 
是流陀 2004/04/11 18:20
はじめまして

歴史の伝言板から迷い込んでまいりました、映画の
共通の話題で盛り上がるんですね、ううんと、
映画「ザ・ロック」ですか、一番疑問は、
アメリカ特殊部隊の精鋭のテロ集団が、どうして
ヨボヨボ気味のショ−ン・コネリ−の主人公に
次々と倒されていくのか、すっごい気になりました。(笑
あと、毒ガス兵器がスライムみたいな色とゼリ−状を
していたのが何か笑えた。
VXガスの解毒剤って、其れそのものも毒性が強く
ガスを浴びる直前に服用しないと解毒剤の副作用で
病気になるらしいとかいうのはアメリカの或る
科学サスペンス小説でやってましたっけ。





#704 
原田 実 2004/04/11 14:31
スキンヘッドのウイレム・デフォー

足塚さま、
スキンヘッドのウイレム・デフォーがお気に入りでしたら、
こちらの映画もおすすめです。
http://www.herald.co.jp/movies/shadowofvampire/index2.html
もう、ムルナウ役のマルコビッチがデフォーにもまして
怪物しておりまして(あ、この映画の前にジキル&ハイドもやっていましたな、この方)、二大モンスターの饗宴もとい競演を満喫させてくれます。
私のお気に入りの箇所は
「スタッフを勝手に食うな!」
「脚本家ならいいだろ?もうシナリオできているんだし」
で、この映画を観るならその前と後とどちらがいいか?
http://www.40net.co.jp/~jowa/e/g445.html


http://www8.ocn.ne.jp/~douji/


#703 
徹夜城(支配人) 2004/04/11 12:37
脱獄もの

きついお題ですが、あえて強引に進めますと…(笑)

脱獄ものの名作と言えば、実録がもとになっているという「アルカトラズからの脱出」(クリント・イーストウッド主演)がありますね。もっとも僕はTV放映のカットバージョンでしか見た事が無いんですが。なお、ショーン=コネリーとニコラス=ケイジの「ザ・ロック」も同じ刑務所の跡地を舞台にしていて「つながり映画」として鑑賞できます(笑)。
 映画ではありませんが、「脱獄」といえばフランスの怪盗アルセーヌ=ルパン。彼は原作シリーズ第一作でいきなり逮捕されてるんですが、まもなく見事に脱獄してしまいます。これ、いま読み返しても素晴らしい脱獄トリックだと思うんですが…この話は最近DVDでリリースされているフランスのTVドラマシリーズでも再現されておりました(逮捕にいたる設定はかなり変えてありましたが…)。



#702 
足塚玉虫 2004/04/11 00:42
脱獄ものとはまたきついお題で(笑

タイトルは忘れましたが、この間、地上波で見た
ウィレアム・デフォ−(プラト−ンが代表作?)と
エドワ−ド・ファ−ロング(タ−ミネ−タ−2の子役)
が主演の刑務所が舞台の映画は、お題に追随
できそうかな?(苦
デフォ−が刑務所の囚人の中の顔役で、ファ−ロング
は新入りの優男の囚人で囚人たちから言い寄られ
顔役に助けられるって感じの、まぁアメリカの
刑務所映画ではありがちな描写かもしれないかな。
ただ、なんか世界観というか、設定が漫画の
バナナ・フィッシュの主人公が刑務所に入れられてる
時の回を彷彿とした気がしました。
デフォ−がスキンヘッドになっちゃってましたが
怖いくらい似合ってました。(汗



#701 
徹夜城(支配人) 2004/04/10 14:56
見てないんですけどね。

>貧乏神さん
 まぁゆるゆるとつながりを維持しまして…(笑)

 今度のTVドラマ「砂の器」、実は僕もまったく見てないんですが、一応原作・松本清張と共に映画版脚本を担当した橋本忍・山田洋次も「原案」としてクレジットされていたようです。
 それでいてドラマは完全に現代に設定を映しており、原作・映画のように事件から犯人に到達していく捜査ドラマではなく最初から犯人を明かし彼を中心にドラマを構成するという手を使ったようです。そのためあちこちで設定変更が行われており、中央線が秩父鉄道に変えられていたりなどしているそうです。
 きわめつけは、やはりという思いもあるのですが原作にあった犯行の深い動機…ハンセン氏病の問題はあっさりと変更されてしまっていたこと。変わりにどうするんだと思ったら、なんと「津山三十人殺し」の設定を拝借してはめ込んでいるんだとか。そう、「八つ墓村」「丑三つの村」のモチーフとなっているあの事件です。ミステリ映画ファンとしては「砂の器対八つ墓村」というゴジラ対ガメラみたいな楽しさもあったりしますが…ってそりゃいくらなんでも無理ってものでは…(汗)



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