フィリピン史映画
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Lapu-Lapu
"ラプ=ラプ"
1955年/フィリピン(日本未公開)
LVNピクチャー
白黒映画(118分)
スタッフ○監督:ランベルト=V=アヴェラナ○脚本:ドナト=ヴァレンチン/ホセ=ラモス/ホセ=アヴェラナ・jr○撮影:レメジオ=ヤング○美術:テオディ=カルモナ○音楽:フランシスコ=ブエンカミノ・jr○原作:マーガレット=ランドン○製作:ナルシサ=デ=レオン
キャストマリオ=モンテネグロ(ラプ=ラプ)、デリラ=ラゾン(ミラハ)、プリシラ=コレナ(ユミ)、オスカル=オブリガシオン(エンリケ)、オスカル=ケッセ(マゼラン)ほか
ストーリーフィリピン・マクタン島の領主が亡くなり、息子のラプ=ラプが跡を継いだ。ラプ=ラプは狩りに出かけて美女ミラハを見初めるが、彼女は近隣の領主の娘だった。ラプ=ラプは武芸大会で武勇を示し、危機に見舞われたミラハを救ってその心を射止める。そんな折、世界周航の航海を続けていたスペインのマゼラン艦隊が来航、セブ島近隣の住民たちと表面的には友好関係を結ぶが、ラプ=ラプは彼らを警戒、ついに両者の間に戦端が開かれる。
解説世界史上の有名人はマゼランの方だが、彼を殺したラプ=ラプはフィリピンでは民族英雄。製作時期を反映してかなり強い民族意識高揚の描写もあるが、スペイン人で現地女性と恋に落ちて現地人側について戦う人物が出てくるなど、それなりにバランスも感じさせる。劇中重要キャラとなっている通訳マレー人のエンリケは実在したマゼランの奴隷で、実は「人類史上初の世界一周達成者」と見られている(映画ではマゼランに殺されちゃうけど)
メディア日本国内では一切ソフト化されていない。

ホセ・リサール
"Joze Rizal"
1998年/フィリピン
GMAフィルム
カラー映画(178分)

スタッフ○監督:マリルー=ディアス=アバヤ○脚本:リッキー=リー/ジュン=ラナ/ピーター=オング=リム○撮影:ロディー=ラキャップ○美術:レオ=アバヤ○音楽:ノノン=ブエンカミノ○製作総指揮:メナルド=R=ヒメネス/ギルベルト=M=ディアビット/フェリペ=L=ゴゾン
キャストセサール=モンタノ(ホセ=リサール)、ハイメ=ファブレガス(ダビエル)、グロリア=ディアス(テオドラ)、ペケ=ガリャガ(ノサレダ大司教)、ボン=ヴィバル(ブランコ総督)ほか
ストーリー19世紀末、スペイン植民地下のフィリピンで富豪の家に生まれたホセ=リサールは植民地支配の実態を暴く小説を書いたために独立運動の精神的支柱とみなされ反逆罪で投獄された。ホセは世話係の少年や弁護役のスペイン軍人ダビエルに自らの半生を語っていく。
解説フィリピンでは国民的英雄とされる作家ホセ=リサールの短くも波乱の生涯を描く、「フィリピン独立百周年記念」で製作された3時間の大作。時間軸が複雑に入り乱れる構成で、しかもホセの執筆した小説の内容も映像化されて織り込まれるためややわかりにくい印象もあるが、ラストにそれが見事に収斂して盛り上がっていく。ホセを決して人並みはずれた英雄としては描かず、等身大の悩める青年として描くところがポイント。それだけにラストは涙を誘ってやまない。
メディア日本でのソフト化は現時点ではない。


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