千葉大会第5日
(10月6日 千葉県野球場)
第一試合・東京学館vs拓大紅陵

 関東大会をかけた今年の千葉大会準決勝は10月5日に行われる予定だった。私はその日の朝、雨は降りだしていたものの6時30分時点で「実施する方向で準備」と千葉県高野連のHPに書かれていたため出発したのだが、千葉駅まで着いたところで順延決定を知り、Uターンする羽目になった。もっともヤフコメを見ると、同じことになった人は他にもいたらしいが。

 翌6日も自宅を出たときは雨が降り続いていて大丈夫かと思ったが、8時ごろには止んでおり、今度は無事に試合が行われた。

 第1試合の先攻・3塁側は東京学館高校。この秋の予選は鎌ヶ谷に14−0(8回コールド)、千葉黎明に5−3(延長10回)で勝って県大会出場。県の2回戦は市立松戸に8−1(8回コールド)、3回戦は君津商に7−5、準々決勝は流経大柏に5−0で勝って夏に続いてベスト4までやってきていた。

 後攻・1塁側は拓殖大学紅陵高校。この秋の予選は県立柏に16−0、船橋芝山に10−0といずれも5回コールドで勝って県大会出場。県の1回戦は船橋啓明に7−0(7回コールド)、2回戦は柏南に4−1、3回戦は習志野に15−5(5回コールド)、準々決勝は日体大柏に3−2で勝っていた。

 東京学館は背番号14の大野、拓大紅陵は背番号11の宮澤が先発したこの試合。1回表の東京学館は2アウトから平山が四球、中西と宮川が連続ヒットで満塁としたが、渡邉がキャッチャーフライで無得点。1回裏の拓大紅陵は阿部の四球と内田のヒットで1,3塁として、1アウトから加藤のセンター前ヒットで先制、ただ四球で満塁の場面は追加点がなかった。

 2回表の東京学館は三者凡退。2回裏の拓大紅陵は秋森がヒットで出て鈴木が2塁に送る。ここで東京学館はエースの湯浅をマウンドに送ったが、阿部の四球と内田のヒットで満塁となり、平山が浅い外野フライで2アウトから、加藤がライトに走者一掃の3塁打を放って0−4とした。

 3回表の東京学館は1アウトから佐藤がヒットとセンターのエラーで2塁に出て、平山のセカンドゴロで3塁に進み、中西のファーストゴロエラーで1点を返す。しかし拓大紅陵は3回裏、山邊が2塁打で出て宮武のライト前ヒットで1点、さらに2アウトから阿部四球で1,2塁として、内田のライトスタンドへのホームランでもう3点加える。さらに4回表の東京学館が2アウトから湯浅がヒットで出るも0点で終わると、拓大紅陵は4回裏にも加藤のヒットにワイルドピッチや四球で1アウト1,3塁として、宮武のライト前ヒットで1点加えて1−9とリードした。

 拓大紅陵の投手が堀込に交代した5回表の東京学館は、2アウトから四球のランナーが出たが0点。東京学館の投手が間宮に交代した、5回裏の拓大紅陵は三者凡退。6回表の東京学館は2アウトから長澤がヒットで出るも無得点だった。

 6回裏の拓大紅陵は加藤がこの試合4本目のヒットで出ると、宮澤が四球、山邊は送りバント失敗、宮武は四球で1アウト満塁となって、秋森は死球の押し出しで1点、さらに鈴木はセンターに犠牲フライでもう1点入ってコールド成立で試合終了。11−1と大勝した拓大紅陵が秋は3年ぶり12回目の関東大会出場を決めた。

 夏に続いてベスト4という結果を残したものの、この日は投手陣の総崩れで大敗となった東京学館。投手の底上げによっては今後も上位を狙えるかもしれない。



チーム
合計
東京学館
拓大紅陵
2X
11

球審=越川 1塁=高橋 2塁=上平 3塁=桑原

出場メンバー  
東京学館拓大紅陵
守備
位置
選 手 名
打数安打打点
守備
位置
選 手 名
打数安打打点
<9>
阿 部
<5>
阿 部
<5>
佐 藤
<7>
内 田
<6>
平 山
堀 込
<4>
中 西
<9>
平 山
<2>
宮 川
<2>
加 藤
<3>
渡 邉
<1>-7
宮 澤
<8>
齊 藤
<4>
山 邊
PH-7
森 田
<3>
宮 武
<7>
長 澤
<6>
秋 森
保 科
<8>
鈴 木
<1>
大 野
合 計
26
11
11
湯 浅
間 宮
合 計
25


投手成績

 チーム
選手名
投球
回数
打者
安打

三振
与四
死球
失点
東京学館
大 野
1 1/3
湯 浅
2 2/3
18
間 宮
1 2/3
拓大紅陵
宮 澤
19
堀 込


盗塁 東学=0 紅陵=1?
失策 東学=0 紅陵=2
犠打 東学=0 紅陵=2


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