千葉大会第6日
(9月30日 千葉県野球場)
第一試合・千葉商大付vs専大松戸

 関東大会をかける準決勝。天台には今年も各校鳴り物付きで応援が来ており、千葉テレビもミライチャンネルで中継を行っていた。

 第1試合は先攻・3塁側が千葉商科大学付属高校、後攻・1塁側が専修大学松戸高校と、雨の柏の葉で23日に待たされた後の試合で勝った両チームの対戦である(ついでに記すと、同じくその時待たされた幕張総合のマネージャーがこの試合のアナウンスを担当していた。また同じ人が翌日閉会式の司会もやっていた)

 多古にコールドで勝った後、準々決勝は東海大浦安に点の取り合いの末、18−11(7回コールド)で勝って夏に続くベスト4までやってきた千葉商大付。3回戦からセカンドとレフトを入れ替えていたが、先発マウンドには鷲頭を送ってきた。

 一方幕張総合に完封リレーで初回の1点を守って勝った後、準々決勝は千葉経大附にこちらも点の取り合いの末、水谷のタイムリーにより9−8でサヨナラ勝ちしてベスト4入りしてた専大松戸は、打順を多少入れ替えていたがメンバーはおおむね同じで、先発マウンドにはエース梅澤を送ってきた。

 1回表の千葉商大付は栗原がヒットで出て2塁に進んだが0点。1回裏の専大松戸は1アウトから清水がヒットで出て盗塁、中山のレフト前ヒットで先制してエラーもあってランナー2塁、2アウトから藤田がライトに3塁打で2点目、牧野もライトにタイムリーで3点目、さらに長塚もヒットの場面で千葉商大付は早くも今和泉に投手を交代して抑える。しかし2回表の千葉商大付が三者凡退で終わった後、専大松戸は2回裏にも土田がヒットで出て盗塁、清水のライト前ヒットで1点追加した。

 3回表の千葉商大付は今和泉がヒット、バント失敗でランナーが入れ替わった後、栗原のセンターへの2塁打で1点返し、藤巻が送って2アウト3塁から鈴木のセンターへのヒットでもう1点返す。

 ところが専大松戸は3回裏、長塚のヒットと梅澤の四球で1,2塁から、鵜澤のバントが1塁悪送球となる間に2点、土田バントヒットの後、清水のところで平林がマウンドに上がり、中山四球で満塁から水谷のライト前ヒットでまた2点、藤田四球でまた満塁から牧野もセンター前ヒットでさらに2点とこの回合わせて6点が入り、8点と大きな点差がついた。

 4回表裏は双方三者凡退。5回表の千葉商大付は四球のランナーが出たが0点。5回裏の専大松戸は四球3つで満塁としたが後が続かず。6回表の千葉商大付は三者凡退。6回裏の専大松戸は2アウトから清水がヒットで出たが無得点だった。

 7回表の千葉商大付は代打の西がヒットで出たが、今和泉は三振、廣田はセンターフライ、栗原四球の後、代打の小沢は空振り三振で試合終了。序盤の10得点でコールド勝ちした専大松戸が2年連続3回目の関東大会出場を決めた。

 2季連続のベスト4も、準決勝の壁にコールドで阻まれた千葉商大付。この試合は鷲頭が立ち上がりにつかまって試合を作れなくなった感があったが、平林もそこそこ抑えたし、投手陣の伸びによってはさらに上を狙えるかもしれない。



チーム
合計
千葉商大付
専大松戸
10

球審=高橋(道) 1塁=冨川 2塁=外處 3塁=飯塚(弘)

出場メンバー  
千葉商大付専大松戸
守備
位置
選 手 名
打数安打打点
守備
位置
選 手 名
打数安打打点
<8>
栗 原
<7>
土 田
<4>
藤 巻
<8>
清 水
PH
小 沢
<2>
中 山
<3>
鈴 木
<5>
水 谷
<9>-1
平 林
<3>
藤 田
<5>
向 新
<4>
牧 野
滝 川
<9>
長 塚
<7>-9
石 井
<1>
梅 澤
<2>
中 西
<6>
鵜 澤
PH
西
合 計
31
13
<1>
鷲 頭
1-5
今和泉
<6>
廣 田
合 計
26


投手成績

 チーム
選手名
投球
回数
打者
安打

三振
与四
死球
失点
千葉商大付
鷲 頭
2/3
今和泉
1 1/3
12
平 林
20
専大松戸
梅 澤
29


盗塁 商大付=0 専松=5
失策 商大付=2 専松=0
犠打 商大付=1 専松=1


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