茨城大会第4日
(9月24日 j:comスタジアム土浦)
第一試合・常総学院vsウェルネス茨城

 23日の予定が雨で24日に順延となった茨城大会の3回戦前半4試合。

 私が足を運んだ第1試合の先攻・1塁側はおなじみ常総学院高校。この秋の県南1次予選は江戸川学園に3−2、つくば国際大高に2−1で勝って県大会出場を決め、シード決定戦は霞ヶ浦に4−3(延長10回)、藤代に5−3と接戦が続いたものの県のAシード権を獲得した。県の2回戦は日立商に14−0(5回コールド)で勝ってのベスト16入りだった。

 後攻・3塁側は去年の開校以来初めて公式戦で見ることになった日本ウェルネス高校茨城。この秋の水戸地区1次予選は中央に8−1(7回コールド)、水戸一に10−4で勝ったが水城に3−5で敗れ、2次予選は玉造工・波崎・波崎柳川連合チームに15−0(5回コールド)県大会に進み、県の2回戦は伊奈に9−1(7回コールド)で勝って初めてベスト16に進んでいた。秋には珍しく、10人いるかいないか程度ながら鳴り物応援も来ていた。

 常総学院は背番号10の大川、ウェルネス茨城はこちらも背番号10の石崎が先発したこの試合。1回表の常総学院は1アウトから四球に片岡と武田の連続ヒットで満塁としたが0点。1回裏のウェルネス茨城は三者凡退。2回表の常総学院は死球でランナーを出すも併殺で無得点。2回裏のウェルネス茨城も中村がヒットで出たが、バント失敗もあって無得点だった。

 3回表の常総学院は丸山がヒット、西谷が犠打失策、片岡が送って1アウト2,3塁から、武田のファーストゴロの間に先制、近藤ライトフライのエラーで2点目、そして鈴木と若林が四球で満塁から、池田のレフト前ヒットでもう2点追加した。

 3回裏のウェルネス茨城は三者凡退。4回表の常総学院はエラーのランナーを2塁に進めたが0点。4回裏のウェルネス茨城はこの回途中から登板した平に対し、四球でランナーを出したが進められず。5回表の常総学院はヒットの鈴木を2塁に送り、2アウトから平のライト前ヒットで1点、盗塁と丸山のレフト前ヒットでさらに1点追加。5回裏のウェルネス茨城は三者凡退だった。

 6回表の常総学院は三者凡退。6回裏のウェルネス茨城はこの回登板した鍛治に対し、1アウトから神部が2塁打で出て、佐藤のレフトへの連続2塁打で1点返し、長谷川セカンドゴロで2アウト3塁から、中村のセンター前ヒットでもう1点返す。

 しかし常総学院は7回表、この回登板した長久保に対し、四球の鈴木を2塁に送って2アウトから、杉山の打球をセンターが滑り込むも後一歩捕れず、フェンスに打球が到達して鈴木に続き打った杉山も生還して8−2と突き放す。さらに7回裏のウェルネス茨城がこの回登板した齋藤に対して三者凡退で終わると、常総学院は8回表にも四球2つに犠打で2アウト2,3塁から、若林のレフト前ヒットでもう2点追加した。

 8回裏のウェルネス茨城は代打の馬場がサードゴロ、神部と佐藤はファーストファールフライで試合終了。2戦連続の二けた得点コールドで常総学院が準々決勝に進んだ。

 ヒット数で10:4、失策もあって攻守に圧倒されたウェルネス茨城だが、秋の去年2勝に今年は4勝と、内野守備の基本もしっかりできていて着実に力をつけている。春以降さらに上を目指してほしい。

 なお勝った常総学院は3日後の準々決勝では水城に7−0(8回コールド)、準決勝は水戸一に8−1(7回コールド)と4戦連続のコールド勝ちで3年ぶり18回目の関東大会出場を決めた。10月1日の決勝では3年前と同じ鹿島学園と対戦し、8−0と快勝して4年ぶり10回目の優勝を果たしている。

チーム
合計
常総学院
10
ウェルネス茨城

球審=桑原 1塁=田村 2塁=竹林 3塁=大沼

出場メンバー  
常総学院ウェルネス茨城
守備
位置
選 手 名
打数安打打点
守備
位置
選 手 名
打数安打打点
<4>
丸 山
<4>
神 部
<3>
西 谷
<9>
佐 藤
鍛 治
<6>-2
長谷川
PH
森 田
<2>-1
中 村
齋 藤
<8>
安 藤
<2>
片 岡
<7>
平 井
<5>-3
武 田
<5>
川端(遥)
<7>
近 藤
<3>
川端(丈)
<9>
鈴 木
<1>
石 崎
<6>
若 林
苅 部
<8>
池 田
PH
石 井
<1>
大 川
長久保
小谷松
杉 山
PH
馬 場
合 計
32
10
合 計
28


投手成績

 チーム
選手名
投球
回数
打者
安打

三振
与四
死球
失点
常総学院
大 川
3 1/3
11
1 2/3
鍛 治
齋 藤
ウェルネス茨城
石 崎
2 2/3
17
苅 部
3 1/3
15
長久保
1 0/3
中 村


盗塁 常総=3 ウェル茨=0
失策 常総=0 ウェル茨=4
犠打 常総=5 ウェル茨=0


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