「相手は中学生。その気になれば、いくらでも説き伏せる事が出来る」
そう思ったていたのが大きな間違いだった・・・。
三年D組の担任教師、柴崎恭子は日頃嫌がらせを受けていた不良生徒達からの呼び出しを受け、体育館の扉を開けた。
ガランとした空間には先のクラスが残した物か・・・マットやら飛び箱やらが散乱している。
「・・・まだ来てないみたいね・・・」
恭子は大きく息を吸い、頭の中で夕べ散々繰り返した人間の基本道徳に関する彼女なりの見解を思い浮かべた。
「今日こそはケジメをつけなくては・・・」
クラスの問題児ばかり四・五人がよってたかって恭子を目の敵にし始めてからもう三ヶ月程経つだろうか。
教師としてのプライドと生来の負けん気の強さから、決して嫌がらせに屈しなかった恭子にとうとう痺れを切らしたのか、
昨日の授業の後、彼らから直接呼出しが掛かったのだ。
”一歩間違えれば、取り返しの付かない汚点をその身体に残す事になる”
という危機感を彼女は一切感じなかった。
いくら男といえど年下に負けてしまう様なやわな生き方はおくっていないという自信があったのだ。
ふと、すぐ側の用具置き場の扉が開き、例の問題児達があらわれた。
「遅かったねぇ、柴崎先生。」
くちゃくちゃとガムを噛みながらリーダー格の男子が言う。五人の男子が恭子を中心に取り囲むように立っている。
その視線が薄いピンクのシャツごしに恭子の身体に突き刺さった。舐めるように形良く盛り上がった乳房に注がれる好奇の目・・・
その異様な雰囲気に恭子は思わず後ずさった。無意識のうちに、手を胸に押し当て防御の態勢を取る。
ふくよかなバストが固く握り締められた拳の下で軽く潰れた。
「さぁ・・・話って何なのかしら?」
リーダー格の生徒に強いまなざしを向けながら、先を促す。
「へへ・・・先生、今日はブラ付けてないの?」
「そ・・・! そんな話をしに私を呼んだ訳じゃないでしょう!?」
生徒達が一歩間合いを狭めた。
「先生の胸ってさぁ、前から見てたけど結構デカいよね。あのバスケットボールくらいかな・・・?」
おもむろにピンクの膨らみへと伸びた腕を恭子は叩き払った。
「バカな事を言わないで! 先生はあなた達と話し合いに来たのよ! 全員そこに並びなさい!!」
体育館に響く大喝・・・しかし、生徒は何を思ったか、くすくすと笑い始めた。
「話し合いに・・・ねぇ? ・・・じゃ、お話してもらおーかなー・・・下の方の口でさ!」
ふいに後ろから伸びた太い腕に恭子は羽交い締めされた。
「!!」
薄々予感していた事態に間髪を入れず身体を捻って手刀をくりだす。しかしそれは空しく空を切った・・・
「おっと・・・危ない危ない・・・随分とおてんばな小猫ちゃんだな。」
変声期真っ最中の少年たちとは明らかに質の違う中年男の声に恭子は愕然とした。
「さ、里中先生!?」
体育教師の里中は、かつて恭子にセクハラまがいの行為を働き、彼女の仕返しによって大恥じをかかされた男だった。
それ以来、恭子の事は避けていたはずだったが・・・
まさかこんな所で出くわすとは夢にも思っていなかった恭子は、普段の彼女からは考えられないくらい動揺した。
「先生!はなしてください!!」
いくら恭子でも大人の男性の力からは抜け出せない。
必死にもがくうちに、薄い生地でできたシャツのボタンがちぎれ、大きな乳房が零れた。
「おお・・・すっげぇ・・・」
少年達の視線が一気に集まる。
「あ・・・!だめ!見ないで!!」
”教育上良くない”というより、自分の素肌を人目に晒す事がたまらなく恥かしかった。
隠そうにも羽交い締めにされた腕では満足に覆えない。
無理に腕を動かせばそれだけシャツがずり落ち、ついにはもう片方の乳房も露わになる。
「ナンか自分から脱いでるみたいだ(笑)」
生徒の一人がニヤニヤ笑いながら身動きの取れない恭子のタイトスカートを引き降ろした。
「やめなさい!!!」
じたばたと動く両脚を二人の生徒が抱え、丁度バスケゴール下に放置されている飛び箱の上へ恭子を乗せた。
用具置き場からもってきたロープで恭子の両腕を縛り上げ、真上のゴールにしっかりと結び付ける。
「あなた達!こんなことをしてただで済むと思ってるの!? 後で泣きたくなかったら、ここまでにしておきなさい!!」
こんな体勢にされても恭子は気丈にも生徒と里中を睨み付け、タンカをきる。
しかし、それはもう、オリに入れられたあわれな家畜の命乞いにしか聞こえなかった。
「・・・へっへ・・・これから泣くのは先生だよ・・・」
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