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ハクサンコザクラ 「高山植物図鑑」登山道の花

サクラソウ科 多年草 赤系白〜赤紫 5枚(裂 s0019
s0573
西限は白山、北限は飯豊までに分布だとか、亜高山帯から高山帯の草地に生え、背丈10−15cmになる多年草。
根生葉は細長いへら形で切れ込みは無く、粗い鋸歯になっており、長さ5−10cmほど。
花期は雪解け直後、未だ他の草が伸びる前に茎を伸ばし、茎先端に径2−3cm桜色、5弁で先端が深く切れ込んだ花を数個咲かせる。
一個一個の花も可憐だが、雪田跡に群生して一面ピンク色になった様子も美しい。
サクラソウ科ユキワリソウが良く似るが、葉端が外(下)に巻く、花弁の切れ込みが浅い、花径が小さく多いなどで区別出来る。
本家サクラソウは自生のものはほとんど見られなくなり、良く似たエゾコザクラは北海道より北に分布する。又、ミチノクコザクラは岩木山に特産すると云う。
ハクサンコザクラ