検索ページへ  一覧表へ  富山橋トップへ 

「高山植物図鑑」登山道の花

トウダイグサ科 多年草 黄緑系白〜緑 その他 s0022 本州中部から東北の日本海側に分布、亜高山帯の草地に生え、背丈50cm程度になる多年草。
茎は直立して立つのが普通で、下の方の葉は互生し、長さ4−7cm程度の細い楕円形。
茎先には4−5枚の葉が輪生し、長さは下部の葉よりやや短くなり、巾が2倍近くと広くなる。中央脈が白いのが目立つ。
その輪生した葉の中央部から数本の柄が伸び広がって、その先端に3枚の苞葉が付き、その中央に杯状の黄色い雄花と蕾状の緑色雌花(子房)を付ける。
3枚の苞葉には花を付け、更に柄を伸ばし2枚葉が対生、その中央に杯状の黄色い雄花と蕾状の緑色雄花を付けるものも有る。(この映像の右上)
雄花は腺体であり、4つの雄花が接して花弁の形に見える。子房の表面には長い毛がある(この映像で判るか?)ことで、他の仲間と区別出来ると云う。
よく似たタカトウダイはこの子房には毛が無く、小さな突起で覆われている。
茎や葉からウルシの様な白い液が出るが、これが有毒で被れる。
別名:ミヤマウルシだそうだが、木本のヤマウルシも有るので使わない方が良いだろう。
ハクサンタイゲキ