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「高山植物図鑑」登山道の花

マタタビ科 蔓性木 5枚(裂 初夏〜夏 s0037
s0730
北海道から九州に分布、里山から亜高山下部の林縁に多く生える落葉蔓性木。
葉の一部が白くなるハンゲショウの様と、よく言われるが、ハンゲショウを見た事が有る人は少ないと思うが、時期になると、山の斜面のあちこちで白い葉が見え、遠くからでもその存在が判りやすい。この白は時がたつと緑に変っていく。
花期は5月末−7月、花は清楚な白色で、径3cm前後の5弁で葯は黄色で、この葯の色が見分けのポイント。雌雄別株だったり、雌雄同株別花だったりするらしい。
ミヤママタタビが良く似るらしいが、葉の白くなる部分が赤味を帯びる事や、葉の基部が心形になる事で区別出来る。
又、サルナシも良く似るが、葯が黒っぽくなるのが特徴で、葉も白くならない。
猫からライオンまで、猫科の動物に干した茎などを与えると、メロメロになると云うマタタビ、人間に効き目が有るのかどうか知らないが、秋には長さ2cm径1cm程度の果実が熟し、人間も食べる事が出来る。
マタタビ