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「高山植物図鑑」登山道の花

アブラナ科 多年草 4枚(裂 s0215
s0515
s0918.
北海道から九州に分布、低山から高山帯の礫と草地の境などに生え、背丈10−20cmになる多年草。
図鑑には「葉には柄が有り基部は茎を抱かず到披針形、全縁か粗い鋸歯になる。根生葉はへら形で羽状に浅く裂ける。花弁は到卵形、萼片は楕円形で粗い毛が有る。」としてある。
ハクサンハタザオの同定には諸説が有る様で、茎葉などは、羽状に切れ込むとして、タネツケバナの様な映像を紹介したものも有る。また、花後には倒れて、葉脇から芽が出て増えるとしたものが多いが、私はしっかり見た事が無い。
1映像の場合、花は径1cm程度で4弁白色、葉は厚みを感じる様な事は無く、根生葉も茎葉も羽状に切れ込んでいた。2映像は背が低くかなり怪しい同定と思う。3映像は葉が羽状に切れ込まず、粗い鋸歯になっている。
3映像とも、高山帯の礫と草地の中間の様な場所に有ったが、水気は少ない場所だった。
候補は、ハクサンハタザオ、ヤマハタザオ、フジハタザオ、イワハタザオ、イブキハタザオ、エゾハタザオ、スズシロソウなどだが、撮影地と葉柄が有って茎を抱かない事を決め手にハクサンハタザオと同定してみた。
ハクサンハタザオ 1 ハクサンハタザオ? 2
もしかしてヒメクワガタ?


ハクサンハタザオ 3