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「高山植物図鑑」登山道の花

イチヤクソウ科

シャクジョウソウ科
一年草 壷・釣鐘 初夏〜夏 s0248 北海道から九州に分布、低山から亜高山帯の林床に生え、背丈10cmほどになる一年草。
透き通る様な乳白色の蝋細工の様相で、雄しべの葯だけが僅かに黄色っぽくなり、葉緑素を持たず、落ち葉などを養分にして育つ腐生植物。
花期は初夏、花後は液果になる。ユウレイソウなどと呼ばれ、綺麗とは云い難い花だが、登山者には結構良く知られており、登山に行った時に見た花として、たびたび映像が紹介されるが、さほど珍しい花ではない。
ギンリョウソウモドキが良く似るが、花期が秋もやや深まった頃に咲き、花後の種は割れて飛び出す事で区別出来る。
今までイチヤクソウ科と云われて来たが、最近はシャクジョウソウ科として分ける学者も多いらしい。
ギンリョウソウ