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「高山植物図鑑」登山道の花

バラ科 多年草 穂状集合 夏〜秋 s0257 典型的なキンミズヒキは、北海道から九州に分布し、主に里山に生え、背丈1m位になる多年草。
茎は太くて毛が有り枝分かれが多く、葉は下部では7枚、上部になると3枚になる事が多く、はっきりした鋸歯が有り先端が尖る。
枝先に長い総状花序を出し、5−10mmの黄色5弁の小花を多数咲かせる。雄しべの数が8−15本。
良く似たヒメキンミズヒキが有るが、多少標高の高い山に生え、本種より小型で小花数が少なく、花径3−5mmで花弁が細く、雄しべが5本、葉の先が尖らないと言われる。
更に、チョウセンキンミズヒキが有り、花期が1月ほど早く、ヒメキンミズヒキの花を大きくした感じで、花径15mm程度になり、雄しべが15本を越えるほど多い。
子供の頃、「ドロンボウ」と読んだ花が何種類が有ったが、本種の種子は山を歩くと服にくっ付き、取り払うのが厄介だった。
キンミズヒキ