検索ページへ  一覧表へ  富山橋トップへ 

「高山植物図鑑」登山道の花

スミレ科 多年草 5枚(裂 s0258
s0354
本州中部から北海道の日本海側に分布、亜高山帯から高山帯、時や場所によっては低山の、草の少ない礫地に生え、背丈5−15cmになる多年草。
オオバキスミレの高山形と言われ、亜高山にあって、葉先は長く尖り、3枚の葉は輪生するのが特徴。
オオバキスミレはミヤマキスミレより低い山地に有って、葉先は短く尖り、3枚の葉のうち大きめの1枚が下段に付き、その大き目の葉は長さ7―8cmになる。
典型的なものは葉の大きさや形の 違いで区別出来るが、中間的なものはどちらか判らない。
花期は6−7月、花の形は、上下やや潰した様な形で、花弁4枚で先端が凹む事が有り、黄色に黒紫色の筋が入る。しかし、花だけを見てスミレを区別するのは無理、色が少し違う、形が少し違う程度の差が有っても、同定の決め手にはならない様だ。
左の映像は、葉先は細く尖っている、右ははっきり尖ってとは言えないと思う、でも、2000m以上に有って、オオバキスミレよりはるかに小さかったし、ほぼ輪生していた。
ミヤマキスミレ
別説:ミヤマオオバキスミレ