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「高山植物図鑑」登山道の花

スミレ科 多年草 5枚(裂 s0350
s1239
北海道から本州近畿の、主に日本海側に分布、低山から亜高山帯に生え、背丈15−30cmになる多年草。
花はいわゆるスミレ形で黄色、下の花弁に黒紫色の筋模様が有り、他の黄色のスミレと特に違いは無い。
スミレとしては大型で、葉は心形で3枚輪生状に付くが、一番下葉はやや下に離れて付き、10cm近くにもなる。
◆葉の付き方と先端形状の定説(富山県中央植物園植物誌部会員 石澤岩央)
オオバキスミレ、山地にあって、葉先は短く尖り、3枚の葉のうち大きめの1枚が下段につく。

ミヤマキスミレ亜高山にあって、葉先は長く尖り、3枚の葉は輪生する。
(ただし、石澤さんは、H18年、別仮説を立て検証中)
と云う事だが、この映像の場合は、亜高山にあって、葉先は長く尖っていた。しかし、左映像の下葉は極端に大きかった。近くにはミヤマキスミレと思える、葉の小さなものの群生が有った。
この映像を撮った山域には両方とも有り、大きな葉のスミレの近くに小さな葉のスミレも有ったりして、定説通りの区別は難しい様だ。
右映像は別山域のものだが、オオバキスミレの特徴でもある、根生葉が1枚、根元から立ち上がっている。
オオバキスミレ