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「高山植物図鑑」登山道の花

バラ科 小高木 赤系白〜赤 5枚(裂 春先〜春 s0373
s0582
主に中部から近畿の日本海側に分布、里山から低山に生え、3−5mになる(大木は見た事が無い)落葉小高木。
同じ場所に有った場合、花期はソメイヨシノより1−2週間以上早く咲き、花径2−3cmで咲く時に葉も少し出る。
マメザクラ・オクチョウジザクラなどが似ているらしいが、花柄や萼筒に毛が有り、キンキマメザクラは、無いか有っても少しと云われている。
その他に、キンキマメザクラは萼筒が長いとか、オクチョウジザクラは花がやや大きいとか言われるが、並べて見ても判断は難しい。
地元では早月川が、キンキマメザクラとオクチョウジザクラの分布の境になっていると言われ、早月川より西で、ソメイヨシノより2−3週間も早く咲く山の桜はキンキマメザクラの可能性が高く、オクチョウジザクラは少ないと思われる。
大木が無い事と花が密集しないので余り目立たないし、咲く頃は寒くて花見にならない。花後のサクランボは径5−6mmで黒く熟すが、なかなかの美味で、子供の頃よくこれを取って食べた。
キンキマメザクラ