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「高山植物図鑑」登山道の花

ミカン科 低木 笠・球形集合 初夏〜夏 s0438 主に中部以西から九州の日本海側に分布、低山の樹林下に生え、背丈20−50cm程度の常緑低木。
雌雄異株で、花期は5−6月、枝先に丸くまとまった花序になり、小花は1cm前後で白色4弁が普通だが5弁も混じり、蕾は赤紫を帯びる事が有る。花は良い香りがし、葉を傷付けても良い香りがするらしい。
枝が地面を這って横に広がり、葉は互生だが上部では輪生状になり、楕円形で大きさ4−6cm程度で、光沢と厚味が有り全縁。
食べる人はいないと思うが、弱いながらアルカロイドを含むので、有毒だそうだ。
蔓状になり、シキミ科(モクレン科)のシキミと似ている事からこの名が付いたとの事。
ミヤマシキミと云うよく似た別種も有り、幹がややしっかりしており、地面を這わないが、小さなものは区別が付かないほど似ると云う。
ツルシキミ
別名:ツルミヤマシキミ、ハイミヤマシキミ
ツルシキミ 実


辻?