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「高山植物図鑑」登山道の花

バラ科 低木

5枚(裂

実・種
初夏〜夏 s0475
s0493
北海道から九州に分布、里山から低山の日当たりの良い場所に多く生え、背丈3m近くまでになる落葉低木。
木イチゴの仲間では大型になると言われ、幹の太さ2cm程度のはよく見かけ、葉は5−8cmの掌状で葉裏は緑色、葉にも茎にも鋭いトゲが多く、うかつに触れると痛い目に会う。幹色が赤っぽい茶褐色になる事が多い様だが、緑色の場合も多い。
花期は5−6月、径2cm程度と小さ目の白色5弁の花を咲かせる。花後には果実を付け、径1−1.5cmになり赤く熟し甘い。
子供の頃、モミジイチゴはあちこちに有ったが、クマイチゴは少し高度を上げないと無かった。
ニガイチゴは本種と見分けが出来ないほど似ており、やや小型と言われるが、同じ程度の大きさでも花が咲くので見分けが難しいが、葉裏が粉緑白色になる事が見分けのポイント。
実は赤く熟し苦いのだと思うが(実では無く幹をかじると苦い?)、私は食べた事が有るのか無いのか不明。
ミヤマニガイチゴも良く似るが、樹高1m程度以下で幹は細く、葉の切れ込みが深いと言われる。
標高の高い所で見られ、20−30cmと草状低木の様に矮小化してクマイチゴに似た花を咲かせる木は、ミヤマニガイチゴだろうと思っている。
クマイチゴ クマイチゴ果実