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「高山植物図鑑」登山道の花

ユリ科
サルトリイバラ科
多年草 黄緑系白〜緑 粗い集合

6枚(裂
春〜初夏 s0608 本州から九州に分布、里山から低山の林下に多く生え、巻き蔓で他の木に絡み着く蔓性多年草。
太い地下茎があり、春に勢い良く新芽を伸ばし、背丈1−2mにもなるだろうか、新芽の頃は自立している。葉は広い卵形から披針形で、裏面はやや粉白緑、成長に伴い葉の付け根から巻きひげを出し、近く草木に絡み着く。
雌雄異株で花期は初夏、未だ自立している内に、葉脇から複散形花序を出し、緑色の小花を付ける。やや小花の数が少なく、花序が球形に見えるか見えない程度。花弁の反りは、水平よりやや下向き程度と少ない。
花後の果実は径10mmほどになり、表面は白く粉をふいた様になるのが特徴で、最終的には黒く熟す。
良く似たシオデが有り、巻きヒゲを出し他の草木に絡ませた後に花が咲くので、咲く時期がタチシオデの初夏に対し、真夏になる、又、花弁が大きく反り返る事、花序がしっかり球形に見えるほど花数が多いところが違う。
花後の果実は光沢が有るのが特徴。
タチシオデ