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「高山植物図鑑」登山道の花

バラ科 多年草 5枚(裂裂 初夏〜夏 s0683
s1124
本州中部から北海道に分布、里山から低山のやや湿った草地に生え、背丈50cmー1m程度になる多年草。
根生葉は奇数羽状複葉で、側小葉は3−4対で、頂葉は大きく鈍先、粗い鋸歯が有る。茎葉は3小葉になり先端が尖り、托葉は大きい。茎や葉全体に開出毛が有る。
花期は6−7月、枝先に径1.5−2cmの5弁花をつける。花後の集合果は楕円形で径2cm程度と、意外に大きくなる。
球形の種の毛の様に見える物は、先端は鈎針状になっていて、種子が衣服に着いて移動する。
よく似たダイコンソウが有るが、オオダイコンソウより小型で、背丈70cm程度までで、葉が中裂の場合がある。
カラフトダイコンソウと云う種類も有り、あるHPで下葉が羽状でないものが有ったが、情報不足で確認出来なかった。
この映像は、標高1300m辺りの日影の草地生えていた。背丈50cm−1m近くのものが有り、径2−3cm程度のキンポウゲに似た花を付けていた。
葉ははっきり三裂しているが、柄が短いので一箇所から3枚出ている様に見える。根生葉はうまく撮影出来なかった。
根生葉の映像は別の場所で撮影したが、確かに奇数羽状複葉で、大根の葉に似いるとも言える。
オオダイコンソウ オオダイコンソウ 根生葉