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「高山植物図鑑」登山道の花

シソ科 多年草 青系白〜青紫 粗い集合

2枚(裂・唇形
初秋〜秋 s0697 本州の中部地方から近畿地方に多いが、中国や九州にも分布するらしい。里山から低山の沢沿いや林床などでよく見かけ、背丈1m越え程度になる多年草。
葉は対生し、幅広の倒卵形で基部は矛形や心形で先端が細く尖り、大きさ8−15cm程度で鋸歯が大きく規則的になっている。
花期は夏の終りから10月頃、茎上部に総状花序を出し、大きさ3cm前後の唇形で紫色の花を咲かせる。
良く似たオオアキギリは、全体に大柄で、特に葉の横幅が10−15cmと大きく、長さより広いほどになる。分類学会で今のところ、正しくは両種は区別せず、学名は両種同じSalvia glabrescensだが、オオアキギリは富山・石川にしか分布しないと云う事で、地元ひいきで、あえて区別しておく。
他に似たものでキバナアキギリが有り、本州・四国・九州のアキギリの無い場所に分布するらしい。
アキギリ