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「高山植物図鑑」登山道の花

イチイ科 低木 笠・球形集合 春〜初夏 s1034. 本州日本海側の多雪地帯と四国の一部に分布、里山から低山に多く見られ、背丈2−3m程度の常緑低木。
カヤ(ホンカヤ)の変種で、雪に押さえられ幹は根曲がりになり、地面に着いた枝から根を出す性質が有り、枝は何回も枝分かれし、横に広がった形状になる。葉は小枝の両側に水平に広がり、表は濃い緑で光沢が有り、裏は緑で(細く淡い白筋も見え)、硬くて先が尖り触ると痛い。
雌雄異株で花期5−6月 、雄花色は黄色系、雄花は1cm程度の集合になる。雌花は確認した事が無いが黄緑系、花後には2cm前後の実がなり、子供のころ中身を炒って、美味しく食べた記憶が有る。
日本海側の多雪地帯に、外見が良く似たハイイヌガヤが有るが、イヌガヤ科に属し、葉裏が白で柔らかく、掴んでも痛くない。
母種のカヤ(ホンカヤ)は幹根元から直立し高木になる。
チャボガヤ 雄花の蕾