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「高山植物図鑑」登山道の花

バラ科 高木

笠・球形集合

実・種


秋〜晩秋


s1182
北海道南部・北陸地方・中国地方・九州対馬など、日本海側に分布、里山から低山帯の日当たりの良い樹林で見る事が出来、背丈10m程度になる落葉高木。
葉は互生し、大きさ20−30cmの奇数羽状複葉で、7−11枚の小葉が付き、小葉の裏面はやや粉白色で、大きさ5−8cm程度、基部は円形で、ほぼ全周縁に浅く鋭い鋸歯が有る。
花期は5−6月、新枝の先に花序を出し、径1cm前後の白色5弁の小花を多数咲かせる。花後果実は、秋未だ葉が緑のうちから径5mm程度になって赤く色付き、重みで垂れるほどになる。
本種の見分けは、本当の事を言うと私には出来ない。ナナカマドとの違いは何処なのだろうか、小葉の数や葉の裏の色と言われても、葉数が13枚でもやや粉白色のナナカマドも有り、葉数が少なくでも葉裏が緑色のものも有る。
七度かまどに入れても燃え尽きないからこの名になったとの説が有るが、難なく燃やす事が出来るらしい。
ツシマナナカマド