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「高山植物図鑑」登山道の花

ヒノキ科 高木 その他色 その他季節 s1544
s1545
本州から四国に分布し、低山から亜高山帯に生え、背丈30m程度になる常緑針葉樹。
葉は鱗片状で十字対生し、1枚の葉は長さ3mm前後、葉先は丸く基部は楔形。葉の表面は濃緑色で光沢が有り、裏面は緑白色の気孔帯が有るが、あまり目立たない事が有る。
花期は3月下旬〜4月、雌雄同株で枝先に付き、雄花は紫黒色、雌花は黄緑色。長さ1cm卵形の球果で、開花した年の秋に熟す。
ヒノキに似ているが、ヒノキは葉裏の気孔帯が目立ち、白くてY字型をしている点で区別する。
名前の由来は、心材の色がネズミ(灰)色を帯びていることかららしい。別名のクロベ(黒桧)は、葉の裏が白くない桧から説や、樹肌が黒っぽいから、などの説が有る。
ネズコ葉
別名:クロベ
ネズコ葉裏