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「高山植物図鑑」登山道の花

セリ科 多年草 笠・球形集合 s1578
s1579
本州中部以北の日本海側からから北海道に分布し、低山から亜高山の比較的日当たりの良い湿地の草地に生え、背丈50−100cmになる多年草。
茎は細くヒョロヒョロしており、葉は1ー2回3出複葉、小葉は卵形ー広卵形で羽状に深裂し、やや光沢を感じる。
花期は7−9月、茎先に径10cm程度の複散形花序を付け、小花径1.5mm程度の白色の花をまばらに咲かせる。花序には細い総苞片、小総苞片が数個有る事が多いが、あまり目立たない。
この花の銘々に関して納得が行かない説が有るが、元は伊吹山に産するこの花と似た花をイブキゼリと名付けていたが、それはすでに同定済みの他の花で、この花は伊吹山には生えていない事が判明、苦肉の策としてイブキゼリモドキと銘々されたとか。
従って、今はイブキゼリと云う種は無い事になっている。
ネットで検索すると、伊吹山に生えていて、この映像と全く違うものが、イブキゼリモドキと紹介されているが、それは多分間違いではないかと思っている。
エゾボウフウに区別出来ないほど似るが、エゾボウフウなら総苞片・小総苞片が無いと言うが、この映像のものは小総苞片が少し見えていた。
イブキゼリモドキ イブキゼリモドキ