とっても便利な高圧洗浄器

(初稿:2003/5/7/追記:2003/5/13)


 これだけ沢山車やバイクがあると、洗車することを考えただけでぞっとします。そこで、TVの通販番組でやっていた高圧洗浄機を購入することにしました。実際に購入したのは通販ではなく、近くのホームセンターなんですけどね。(しかも2年前)
水道水を加圧して噴射するタイプ。
たぶん一番小さくて安いモデルです。

 購入したのはドイツのKARCHER(ケルヒャー:ホントはAの上に点が2つ付くんですけど、Winでは表示できないようです)製のものです。通販より安く買いました。さすがにガソリンスタンドなどに置いてある業務用の大型のもののような水量と圧力は出ませんが、これですべての汚れを落とすわけでもなく、ボディに付いた泥のかたまりなどを擦ることなく落とすには充分な性能は持っています。おそらくホースでジャバジャバと水をかけるよりは水道水の使用量も少なくて済むのではないかと思います。
水圧は相当強力ですが、こびりついた水垢や
泥汚れまでは落とせません。
水をかけた時はきれいになったつもりでも、
ボディが乾けば元のまま、なんてことも。

 せっかくの強力な水圧ですから、ほかに何か利用できないかと考えて試してみたところ、子供の運動靴(結構すごい汚れです)やカーペットなどの洗浄に役立つことがわかりました。靴なんか、新品の時の布の色に戻りますし、カーペットも洗剤を振りかけて片方から押し出すように洗い流すと、力も要らずきれいになります。

 さて、何故今ごろ2年前に買った洗浄機のレポートなのかと申しますと、カタナのシートがこれでぴかぴかになることを発見したからです。
 我が家のカタナはシートが輸出仕様のビニールレザーに張り替えてあることはお伝えしたとおりですが、シートに付いているベルト(何て言うんでしたっけ)が元のバックスキン調のオリジナルのままなんです。これ、汚れやすくて、洗っても汚れが落ちにくいというオーナー泣かせの表皮のようです(私のはビニール製ですから泣きません)。
 靴の汚れをあれだけ落とす(言葉で言っても理解できないでしょうが)洗浄機であのベルト洗ったらどうなるのだろう・・・と、やってみました。
左側が約20年分の汚れをためこんだ状態。
右側が洗浄後。
新品状態とはいきませんでしたが、すごく
きれいです。洗剤は使っていません。水だけ。

 水だけでこんなにきれいになるなんて、予想以上でした。なんだか環境にやさしそうだし。でも、手触りが「ネバネバ」って感じになったのはちょっといただけません。オリジナル表皮の新品の手触りを知らない私には判断できないところではありますが。


追記(作業日:2003/5/11)

 その「ネバネバ」なんですが、こすってみると何だか「ガムテープを剥がした後に残った糊」みたいな感触です。あまり気分の良いものではありませんし、せっかく汚れが落ちてもこれじゃ使えません。
 そこで、台所にあった洗剤を使ってみました。「泡で落とすレンジの汚れ」とかいうヤツ(商品名は忘れました)。ベルトにシュッシュッとスプレーして、待つこと約1分(いいのか?1分で)、高圧洗浄機で泡を洗い流してみると・・・あら、ぴっかぴか。上の画像の右側の水だけでは落ちきらなかった汚れもきれいに落としてくれました。今度こそ新品みたい。当然のように「ネバネバ」もなくなっています。ただし、錆とかは落とせませんから、シートだけきれいになっても何か違和感漂いまくりなんですけどね。
 うーん、これは使えるぞ。






気が付けば絶版車へ戻る