過去の雑記 05年11月

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11月 1日
「ガン×ソード」#18を観る。いきなりOPが変わってたんでびっくりだ。いや、曲も基本的な構造も同じなんだけど、エルドラメンバーが登場したおかげで構成が変わっていたという。
 話は予告どおりの敵側ドラマ。鉤爪の怖さがでていて、良かったんじゃなかろうか。思いっきり蚊帳の外で、ろくにアップにならない主人公もいい感じだ。

わりと鼻風邪がひどい気味。現在、腹が減ってしかたがないのだけど、風邪には体力と考えて飯を喰うか、カロリーバランスを考えて我慢するか悩み中。朝食用に買ってきたパンを半分食べるというあたりで妥協するかな。

Web Zapping。[mixi]そろそろ飽きてきましたか?は、シークレットバトンの陥穽について。同じ題名/フォーマットで質問内容が大きく違うバトンが回っていたとき軋轢が発生しうる、そしてそのような改変バトンは既に回っているという指摘。そらまあ、そうだろう。

児童殺害予告の容疑者、エイベックス社員の殺害予告もAVEX 殺害予告の書き込み手と見られる男がつかまった。一応、記録として。

さらに、MM/memo経由でぺんぎん書房の倒産と今後の私について。なんというか。

「COMIC SEED!そのものは黒字」というところも含めていろいろもったいないことだ。

11月 2日
どこからたどり着いたか忘れたけど、Literature-Map。同じ人に読まれることが多い作家を近くに置いた相関地図作成サイト。マップの作成基準とか元データが何かとかを読んでないんで、信用できたもんだかは謎。というか、ラファティに2番目に近いのがニーヴンというあたりでうさんくささ炸裂です。
#1番近いロングイヤーは読んだ記憶が無いのでパス。
##タイミングによっては、2位はニーヴン以外になるかも。ってかなった。
ちゃっかりホメロスが入っているのはいい感じだ。

ジョン・スラデックはクリストファー・ファウラーとボブ・ショウ。安部公房だの谷崎潤一郎だのがいるのはなんなんだ。

11月 3日
カートゥンネットワークで、「ティーン・タイタンズ」第3シリーズの先行放送を一部見る。ジンクスたんを久しぶりに観ることが出来たのは嬉しいなあ。蜂型ヒロイン、バンブル・ビーの戦闘スタイルがガチの格闘なのには驚いた。マス・デ・メノスは何言ってんだかさっぱりわかりません。スペイン語をそのままってのはなあ。

それはそうと、9時間も寝たのはたいそう久しぶり。ふだんの三日分だよ。これで風邪も治るに違いない。

「ローゼンメイデン・トロイメント」#1,2もやっと観た。おお、ちゃんと前作の続きで話が進んでいるよ。ジュン君も前向きになってるし、水銀燈もいなくなってる。話は完全オリジナル(+原作のシーン)で進める模様。PEACH-PITが原作ではなくシリーズ原案になってるし。ドラマも、人形たちの演技も申し分なく、ここまではまったく文句なしの出来。人形の不気味な美しさを前に出したOPもすばらしい。秋の新番では、ベストだな。

え?仕事は、その、ほら風邪引いて寝込んでると本読むのは辛くて。いや、少しは進みましたよ、もちろん。『10月3日の目撃者』を読んだりとか……。で、ふと思ったんですが。

『どんがらがん』の解説で、殊能将之がデイヴィッドスンの特徴として挙げていた、
  1. 独特の文体
  2. ペダントリー
  3. 異国趣味
  4. 訛り
  5. 反現代性
  6. 弱者への共感
というのは、ラファティにもほとんど当てはまる気がする。特に、「独学者に限って語学の知識をひけらしたがる」ところとか。「弱者への共感」は微妙かもと思ったけど、インディアンへのシンパシーとか、のんだくれへの愛を考えると、当てはまらなくはないか。
 こうやって要素分解してみると、似ているような気がしてしまうラファティとデイヴィッドスンが作品のテイストレベルではあまりにも違うのはなぜか、と考えると面白かったりするかな。
#デイヴィッドスンのほうが頭が良さそうorラファティのほうが天然っぽいのがポイントか。

「反現代性」のあらわれとしての「オカルティックなものへの傾倒」も似ているのだけど、これも「伝統的な魔術」に向うデイヴィッドスンと、「フォート的うわさ話」に向うラファティという差が。

11月 5日
 病院で咳止めと鼻炎薬をもらった後、葉山の神奈川県立近代美術館で、シュヴァンクマイエル展を観る。逗子駅まではいかにも行楽客といった家族連れが多かったのに、逗子駅から美術館までのバスの中だけは、「ぼくたちアート好きです!」という空気を漂わせたいかにもなカップルばかりになっていて小笑い。そこだけ下北沢というかですね。いずれ早稲田か高田馬場かという格好で行ったんでたいそう浮いてました。

 客筋はともかく、展示は期待以上に面白かった。とくにオテサーネクの人形(というか木)と、剥製だのなんだのを継ぎ接いだ嘘生物のオブジェが秀逸。立体はいいなあ。
 「悦楽共犯者」の自慰マシーンが動いているところも面白かった。でも、装置自体より、その動きに見入っている小学生くらいの子供の様子のほうが面白かったかも。
 触覚芸術は難しすぎて良くわからない、というか触れなかったのでまったなにがなんだか。まあ、来場者全員が触ってたら壊れるだろうからしかたないのだけど。はじまったばかりの頃は触れたと聞き少し悔しい。
 「ファウスト」の舞台装置や、「アリス」のウサギも良かったし、片道1.5時間横須賀線に揺られた甲斐は十分ありました。

 ところで、この近代美術館の立地はすばらしいですね。ミュージアムレストラン横のテラスから眺める、海に沈む夕日の美しさは感動物。もう、海も山もまわり一帯が絵に書いたような美しさで、さすが太陽族の本場と感心しました。そんなわけで、デートコースに最適だと思いますよ、みなさん。

夕方から元ユタ。今日の参加者は、SF人妻、大森望、小浜徹也、才野茂、添野知生、高橋良平、林、三村美衣、柳下毅一郎、山本和人(あいうえお順、敬称略)。

僕が到着した以降の主な話題は、松籟社(?)、三重と岐阜は近いが遠い、伊賀上野の作家、タルサ大のラファティ蔵書、10日のラファティ・トークショー、トランクルーム、本の整理に役立つ人・役立たない人、シュワンクマイエル展、三池崇史の映画、保険について、本屋じゃないみたいな本屋、『暗号解読』はまだだれも読んでない、京フェスのゲスト特典、ランダムハウス講談社の新刊など。

ルノアールには、ミステリ系の人たちが別口でたくさん来てました。

11月 6日
ここ最近の読んだまんが。

唐沢なをき『電脳炎』6巻(小学館ビッグコミックススペシャル): 惰性にしても辛くなってきた。

唐沢なをき『唐沢なをきの幻獣事典』(講談社KCDX):UMAを唐沢フォーマットで。それだけだなあ。

那州雪絵『魔法使いの娘』3巻(新書館ウィングスコミックス):話が大きくなってきて喜ばしい。ひどい話を(ひどい話と認識しつつ)さらっと書いているのもらしくていい感じ。死後のヲタアイテム処分とヲタの妄執を描いた12話は涙と戦慄無くして読めません。

石川雅之『もやしもん』2巻(講談社イブニングKC):後半、菌が著しくどうでも良くなってないか。面白いけど。武藤と長谷川の区別がつかないのだけはどうにかしていただきたい。

原作:冲方丁・漫画:夢路キリコ『シュヴァリエ』1巻(講談社KCZ):18世紀フランスを舞台にした伝奇物。冲方原作の欧州超常能力漫画としては『ピルグリム・イェーガー』に多いに劣る。というか、女装の外交官がなぜこんな設定に。

西川魯介『野蛮の園』3巻(白泉社ジェッツコミックス):完結。「ゾル人に知り合いはいないが?」で噴いたので、すべてよし。野良山高専が宮城県にあることに、ここまでまったく気づかなかったよ。

大食い王決勝の影響でラーメンを食べたくもあったのだけど、すでに買ってあるからということでセブンイレブンの味噌煮込みとおにぎりで夕食。これはうまい。麺は少し柔かすぎだけども、つゆは甘く、かつ辛くほぼ文句なし。生玉子とかしわとねぎという具もわかってる感大。定番の具で入ってないのはどうでもいいしいたけくらいという。値段も考えると非常に満足度の高い一品でした。コンビニ煮込みうどん系最強に認定しよう。問題はめったにみかけないことだよなあ。

「蟲師」#3、「柔かい角」を観る。緑が美しい「緑の座」、深い闇が印象的な「瞼の光」に続き、白い雪が降り積む「柔かい角」。今回、画よりも音の演出が素晴らしかった。特に、洞窟でのギンコと真火の対話の静けさは絶品。

11月 7日
「NHKスペシャル サイボーグ技術が人類を変える」を再放送で。なるほど、これはすごいや。グレッグ・イーガンをそのままやってるよ、おい。 誰もが喜ぶような技術から、嫌悪感を掻き立て得る技術までグラデーションをかけて並べているのが上手いなと。断片的には、HOTWIREDや日経サイエンスで見たことがある話なのだろうけど、こうまとまってあると印象が段違いだ。現実の立ち位置を目の当たりにしてしまうと、SFにその先を示せるのか、不安になるね。

麻生太郎 コミックを語る。ビッグコミックオリジナル増刊(2003年7月02日増刊)に載った、筋金入りのコミック好き麻生太郎のインタビュー記事。これを本人のサイトに置いてあるというのは偉い気がする。
 60過ぎで、週十数冊のマンガ誌を読んでいるというのは凄すぎだ。なんというか、歩くマンガ史。そこまで読んでいて、薀蓄に深みを感じないところもすばらしい。
付記:OCRをかけたときの問題か、あからさまな誤字が散見されるのはちょっとどうか。

11月 8日
Webから。

倉田わたるさんの廃墟通信 10/25付。
(今どき、誤変換ネタは無いだろう、と、己を叱責しつつも、しかしネタが無い時には背に腹は替えられないのであるからなぁ..)ついうっかり、「萌えよ剣」、とやってしまった。おぉ、なんとビジュアルなイメージ換起力!
さしもの倉田さんも、「萌えよ剣」というタイトルのゲーム/アニメが実在することは(ついでに、そのキャラデザが高橋留美子であることも)ご存知ないようだ。

若年性健忘症チェック
・筋道を立てて考えるのが苦手になっている
・一つのことに集中しがちで、仕事が偏ってしまう
・予定や計画を立てることが面倒くさい
・情報を勘違いすることが多い
・世の中の出来事や流行には関心がない
・アイデアが浮かばない
などなど。チェックリストの一つ一つが心にずきずきと来ます。

11月 9日
北海道Nファイターズ公式の、新庄のゴールデングラブ賞受賞コメントがすばらしい。
 今年のオレのゴールデングラブ賞はおかしい。1年間この賞を心の中で目指して取り組んでいた選手に申し訳ない。来年からは、印象ではなく数字で選んで欲しい。そうでないとこの素晴らしい賞の価値がなくなってしまう。
この、投票記者がパ・リーグをろくに見てないことへの痛烈な批判に対して、日刊スポーツは言い訳するしかなくなっている模様。「他の選手へ気づかいを見せた」などと甘い認識してるようでは、GGがまともな賞になるのは当分無理か。あ、今年のセントラル分は、かなりまともだと思うし、パシフィックは、僕に評価するだけの素養が無いんで、新庄は無いだろうくらいしかわからないんですが。

。 付記:ただ、守備は数字だけでは評価できないという日刊スポーツの指摘も確か。守備範囲の広い野手は、難しい球を取りに行くから守備率も落ちるだろうし。

11月10日
会社を休んで、『宇宙舟歌』刊行記念のトークショーを観にいく。いきなり、新少年の『世界の終わりと物語の始まり』の話から始めることで、「君たちを待つ気はないから全力でついて来い」と観客置いてけぼり宣言の準備は完了。前半は。ガタコン・スペシャルだの、クリス・ドラムだのといった単語が平気で飛び交う敷居の高いトークとなった。みなさん、ちゃんとついていけてましたか?
 ひとしきり歴史を追った後は、大森or柳下「ラファティのこれはこうじゃないかと思うんですけど」、浅倉「うーん、そんな難しいことはわからなかったなあ」と、若手二人のつっこみを浅倉さんが受け流す形で進む。どんな質問も軽やかにかわす浅倉さんが素敵過ぎでした。
 ほとんど『宇宙舟歌』の話が出ないうちに後半に入ると、話題は『どんがらがん』に。デイヴィッドスンの翻訳がいかに大変かという話題があれやこれやと。あとは『どんがらがん』が出るのなら、殊能編ならどんな作家でも出せるのではという話とか。
 最後は最近の仕事の話で締め。アンダースンの《ドミニク・フランドリー》が出るかもという話はちょっと驚きましたさ。時代はどんどん遡っていくなあ。

二次会を終え、つい勢いで参加してしまった三次会では河出、国書、藤原編集室の各編集のかたの話を聞き驚いたり、喜んだり。終電を心の底から逃してタクシー帰りなんてことになってしまったけど、それだけの甲斐がありました。あの話が何かの間違いで本当になると良いなあ。

なんだかんだで四時過ぎに就寝。そのときには翌朝あんなことになろうとは予想だにしなかったのです。

11月11日
なかば二日酔いの頭を抱えて目を醒ましつつ、時計を見ると朝の9時。完膚なきまでに遅刻だ。あわてて着替えて常磐線に。まあ、それでも最悪は回避した。10時〜10時10分くらい発のバスに乗れば10時30分過ぎには着くだろう。そう安心して降車駅のバス停に向うと、そこにはこんな風に書かれていた。
 9時 15分 42分
10時      30分
11時 0分  30分
 ほへ?10時台は10分と40分ではなかったのか。仮につくばエクスプレス合わせでダイヤ改正があったにしても、1時間に2本くらいはあるもんじゃないのか。そう、心で関鉄バスに文句を言っても返事が返ってくるわけじゃない。30秒ほど放心した後、善後策を考える。
 タクシーに乗ればもちろんバスより早く着くがいかんせんお足がない。つい7時間ほど前に、神保町〜柏などという豪儀な乗り方をして1.3万ほど払ってきたばかりだ。いや、タクシーは無理だ。
 しかし、バスを待つというのも業腹だ。関鉄バスへの怒りに身を焦がしつつバス停に30分佇むなんて、考えただけで体調を悪くしそうだ。これはいけない。
 では、どうするか。ここから職場まではバスで20分。待ち時間は30分。酔狂を起こした時の帰り道の経験からすると、バスで20分の道は徒歩で50分。

 そうだ、歩こう。思えば昨日の打上げで、己が腹肉をつまみつつ衰えを嘆いたのではなかったか。絶好の鍛錬のチャンスをみすみす逃してよいものか。否。断じて否。
 ここまでの思考過程が約15秒。決然とポータブルMP3プレイヤーを取り出し、80年代のアニソンを聞きながら歩き始める。そして50分後。

 真横を30分遅れて出発したはずのバスが通り過ぎていくのから目を背けつつ、あと20メートルほどに迫った正門を眺める僕の耳に響くのは透明感溢れる国安わたるの歌声だけだった。

教訓:二日酔いで朝っぱらから6km強を50分で歩くのは、30過ぎの身には拷問に近い。

11月12日
読んだまんが、観たアニメ。

土山しげる『喰いしん坊!』4巻(日本文芸社ニチブンコミックス):鉄火丼篇から悪食3兄弟篇まで。読み手に一切負担をかけず、テンションを伝える効率の良さはすばらしいことです。

山本賢治『ブラック・ジャック 〜黒い医師〜』2巻(秋田書店少年チャンピオンコミックス):ピノコ誕生、鳥人間、宇宙人、心霊手術など超常系のエピソード主体。エピソード選択はともかく、中身は(キャラがカオルンであることを除けば)そのままなので、いまひとつ新たに書き起こす意味が謎。

氷川へきる『ぱにぽにリミックス』(スクェアエニックス Gファンタジーコミックス):『ぱにぽに』のキャラ別エピソード紹介本。『ぱにぽに』の形式で1ページだけ取り出してきても、よくわからないということがよくわかった。

『Robot』4号(ワニマガジン):んー、ヤスダスズヒトの「−R」は良かったけど他はどうも。

〔マックス〕特異な能力を持つ怪獣が現われて、それにより町中が特異なルールを強制されるパターンの話。話の構造は、ホラーとコメディの基調の違いを除けばウルトラQっぽいかな。べたな家族像を中心に描いてるあたりも含め、えらく昭和な空気。このまま、コメディ調・アイデア主体路線で押していくのか。その路線なら好みなんで影ながら応援しよう。

〔ロックマンエグゼ・ビースト〕なんかロックマンが獣化してました。さすがに作品世界の寿命が尽きてきている気がする。

〔セイザーX〕じいさんとシャーク隊長の昔話。演出にメリハリが利いていて大変宜しい。敵の姉ちゃんも好演。無理にロボット戦をしないのもいいね。

〔韋駄天翔〕フクロウがさらわれる。今回のコースは骸骨だったり、血の池地獄だったりするだけなんで、だいぶふつう。もっとはっちゃけたコースが欲しい。

〔ふしぎ星のふたご姫〕小動物と入れ替わった黒小動物が姫たちに振り回される。大臣の縦ロールとつるからすべり落ちるアルテッサを良かった帖に記載しよう。というか、ふつうに安定してました。

〔ガイキング〕これはどこの勇者シリーズですか。話はわるかないんだが、映像、とくに戦闘シーンを中心に、教科書見て作りました感が漂うのがどうにも。スーパーロボット王道展開なのに、超能力少女を出してきて、主人公が「君を守る」ってのも。そんな九〇年代要素はいらねえ。

ついでに。〔牙狼〕悪いコート登場。吸精シーンのエロさがいま一歩足りないが、地上波としてはそんなものか。墓石を操る攻撃の画は非常に良かった。黒コートの人は、もう少しまともな滑舌を身につけていただきたい。

と、録り溜まっていたビデオを消化する勢いのまま、つい油断して見てしまった「リリカルなのはA's」#7。すべての書籍を収めた無限書架にグッときてしまいましたとさ。まったく整理がついてなくて、調査をするとなると年単位というのがまた。いいなあ、混沌の中にある巨大図書館。
 戦闘シーンはあいかわらずの高水準。特に、黄色とガリアン剣姉ちゃんの一回目のバトルは圧倒的な出来。マジックアイテム同士のぶつけ合いでも、ちゃんと大股開いて腰を落とすところが良いんだよなあ。アニメのバトルは過剰なくらい力感が伝わってこそですよ。昨今のロボットアニメも、これを見習っていただきたい。

11月13日
つづいて観たアニメ&特撮。

〔蟲師〕#4 枕小路。原作もあまり道理が通って無いので、アニメも当然理が通っていない。枕に蟲がいるとわかったら、枕を換えれば良いだけのような。映像にキャッチー名部分が無いのは残念。

〔マジレン〕サイクロプス&ドレイク来襲。久しぶりに観たらわりと面白かった。兄弟のドラマは著しくどうでも良かったけど、敵側の魅力で十分30分をもたせている。ふたつの戦闘パートに関連があるとよりよかったかな。

〔響鬼〕視聴をやめた頃(31話か32話)に比べると、だいぶ良くなっている気がするが、前を見ていないのであきらと轟鬼の話がわからない。でもまあ、来週見るつもりは無いので、別にいいや。

〔TRICK新作スペシャル〕細木和子の話。犯罪が実は復讐で、悪人が最後に自殺する展開は、食傷気味。もっと爽快にやっても。山田が宇宙人を抱えて歩いているシーンは、かわいすぎだと思ったことです。

11月14日
「るろうに剣心」と「エヴァンゲリオン」の比較から九〇年代以降の少年物の系譜を語る記事、さて次の企画は:和月伸宏論(第二講)の注釈にある
「トライガン」も同じテンプレートパターンに則っている。
が気になったので、後でつっこもうとMM/memoに
94年(19号) るろうに剣心 連載開始
95年 2月 トライガン 読切版掲載
95年 4月 トライガン 連載開始
95年10月 エヴァンゲリオン放映開始
とだけメモしていたら、つっこむ前に反映されていたという。『トライガン』がコピー作品群ではなく、同時代の空気を反映したものという所は認めてもらえたようで重畳。

「トライガン」は、 の2点で、「るろうに」「エヴァ」と異なる。特に前項はかなり決定的な差なので、別個に分析すべきかも。

ところで、バトルヒロインの存在に関する部分だが、剣心と薫、シンジとアスカにも、それぞれ圧倒的な能力差(シンジとアスカの場合は、潜在的に、だが)があるわけだけど、これは重要なんですかね。いや、よくわかりませんが。

K氏日記に、
『MAPS:The Uncollected John Sladek』がamazonから届く。殊能将之氏のサイトで確か版元がつぶれたから、もう新刊書では手に入らないはずと書いてあったので試しに注文してみたら普通に一週間以内に届いた。
とあったのでAmazonに行ってみたら見たことがない書影の本があった。どうやら、旧版を出していたBig Engineが2003年頭につぶれた後、同年8月にCosmos Books(Wildside Pressのオンデマンド本部門)から再版された模様。というわけで今は買えるみたいですよ、先輩。

「ぱにぽにだっしゅ!」第3OP「少女Q」来ました。不遇な第2OPに復活の日は来るのか。話は、きのこ星人の侵略。ついこないだ『リミックス』で読んだばかりの映研 対 演劇部ネタが、場面転換程度にしか使われなかったのが残念。C組メインだからしかたがないのか。

今、第2OP『ルーレット☆ルーレット』のCD聞いてんですが、一条さん(野中藍)は歌とふだんの演技が違いすぎだと思いました。それに比べてくるみ(植田佳奈)の同じなことと言ったら。単に引き出しが少ないとか?歌詞カードには各バージョンの歌詞を掲載。何を無駄なことをと思ったら1箇所だけ違うんでやんの。『ハザール事典』かよ!

11月15日
/.jの、「あなたの脳波をビデオゲームに反映する「BrainGames技術」」で見かけたコメント
この機能が必要なゲーム
(略)
ウィザードリィ [wikipedia.org]
 カント寺院でちゃんと念じてないと復活の儀式で灰になります。
厭すぎる。

「電撃スパロボ!Vol.2」を読む。電撃ホビーマガジン系のムックで、スパロボオリジナルメカ&キャラの立体と設定画を主に収めたもの。サイバスターならともかく、今のスパロボオリジナルにはかけらも思い入れがないんで、書店で見かけたときには、スルーしようと思ったら「踊るゆりかご」八房龍之助などという卑怯な文字が。あきらめて買いましたさ。買いましたが、ここで新たな問題が。

八房龍之助のまんがはVol.1にも収録されているというのだな。Vol. 1はどこで手に入るんだろう。

11月16日
Webから。

perlの偉い人こと結城浩さんの「数学ガール」。クール・ビューティー、ミルカさんのシリーズに妹キャラ・テトラちゃんが本格参戦(本文はリンク先のpdf)。数学話よりも、テトラちゃんのキャラ描写のほうが力入ってるように見えるのは気のせいか。

横浜のウェーバー公示。
横浜は16日、セドリック、ホルツ両投手、ウィット内野手のウエーバー申請をしたと発表した。 
いつの間にそんな話に。ウィットはまだともかく、セドリック、ホルツを放出ですか。7勝5敗 防御率3.83の先発と44試合を投げた左のワンポイントをなあ。ベイスターズの補強戦略がさっぱりわかりません。

11月17日
エキサイト・ニュースより、家を買うとお嫁さんがついてきます
e-bayで「お嫁さん付きの家」が登場し、メディアで大きく取り上げられている。 48歳には見えない美貌の持ち主、デボラさんが、40〜60歳までの男性に$600,000でデンバーのトレンドな地域にある家をお嫁さん付き(彼女自身)で売り出したのだ。
とても40代後半とは思えないブロンド美女(会社経営)がおまけについてくる11エーカー(1.3万坪)の家ですよ、だんな。
現在60人程がビットしているという。そんなデボラさんのオークション締め切りは来年のバレンタインデー。
とのことです。

色の名前辞書計画というサイトで、はじめてどどめ色が深い赤紫色であることを知った。これは桑の実の色で、桑の実を表す関東方言「どどめ」から来ているのだとか。言葉としては知っているけど、どんな色か知らないものがやっとひとつ減ったよ。

11月18日
風邪休み中。第弐齋藤で紹介されていたCRPG、「雪道」をプレイした。

雪道をひとりの少女が、凍えながらただ歩み、進むRPG。力を得るために己の命を削り、ただ1本のマッチに暖をすがり、ひとり、ただひとり、進んでいく。前半のかそけき空気は絶妙。後半になると力任せの展開も出来るようになるが、けっきょく勝てない敵もいたりして、儚さは失われない。良い、ゲームです。

溜まるばかりだったビデオをやっと2/3消化。観たのは放映順に 髪を切ったタルホさんと、髪が長い頃のエウレカは良いことだと思いました。あと、作中映画はわりと好き。小中千昭、ナイス。

11月19日
「絶対少年」最終話をリアルタイムで。
 謎が謎のまま残るのは当然なんで良し。それぞれの解釈は、あまりにもふつう過ぎるが、まあ良し。谷川希紗(および横浜メンツ)の成長譚に回収されるのは、田菜篇が逢沢歩(および田菜メンツ)の成長譚だったことを思えば当然と納得。
 ただ、それらをもたらすスペクタクルに霊性が無いのはあまりにも残念。田菜篇の背筋がゾクっとするような絶対の力に欠けている。それがなきゃ、意味が無いだろう。横浜篇は全体に神聖さが足りない。ケイタイの使い方などは気にいってるんだが。
 でもまあ、最後の谷川希紗の笑顔があったから、全部ひっくるめて良かった帖に入れておく。

夕方から元ユタ。今日の参加者は、大森望、風野春樹、小浜徹也、才野茂、添野知生、高橋良平、林、東茅子、富士川隆紀、fuchi-koma、牧みいめ、柳下毅一郎(あいうえお順、敬称略)、……と、創元の美人編集者の方(名前を出していいか聞き忘れた)。

僕の周囲での主な話題は、それはミステリベストなのか、『スキャナー・ダークリー』、劇団ひとりの叔父さんの本、ビジョルドはいつ出るか、ソウヤーも書かずば打たれまい、ハーレクインロマンス・ルナ、なぜSFロマンスのタイムスリップ先は必ずスコットランドなのか、浅倉・柳下トークの3次会、仮面ライダー THE FIRST、NANA肯定派 対否定派、新月お茶の会新刊のグイン特集、文学フリマ、アキバ・ロボット文化祭2005開催 、柳下さんは作業中、ジェフリー・フォード続巻の訳者は、いい人になってしまったティム・バートン、「奇談」感想、SFJapan最新号、火浦功連載継続中(ただし1ページ)、ロフトの小松左京イベント、アジアのSF映画、東洋大のクトゥルフ総ざらい、鴉KARASUは面白い、など。

僕の周囲じゃないところの主な話題は、なんでCDを売るのか、退院した人、肩こりの人、寒さに負けた人、CDは宝石より価値がある、DVDも宝石より価値がある、100万円の自転車、金井美恵子のきつい一言、世界は大森望が作っている、フィルメックスの中川信夫、フィルメックスのスイス映画、『ザスーラ』は『ジュマンジ』と同じぐらい、皆がいっせいに買い換えるPHS、などらしい。

「なぜSFロマンスのタイムスリップ先は必ずスコットランドなのか」というのは、タイムトラベル系ハーレクインロマンスの場合、なぜか過去世界の舞台が必ずスコットランドだという話。 など諸説が出たが確定はせず、謎は謎のままとなった。しかし、みんながみんなスコットランドで書いてたら、「わたしはヒッタイトで」なんて作家も出てきそうなものだが。

11月20日
SFマガジン 2005年12月号を読了。ニュー・スペースオペラ特集。

アレステア・レナルズ「氷河」は「火星の長城」の続篇。氷の星の植民地が全滅した理由。あまりの古典的落ちに思わず頬も緩もうってもんだが、この長さが必要な話だったのかというとちょい疑問だ。「連結脳派の実験の失敗作として生まれながら、主人公たちの愛情によって人間らしい心を取り戻しつつある少女」という絶妙なキャラの使い方が中途半端である点は、激しく追求したい。

 というわけで、その小説の才能についてはそこはかとなく疑問を感じつつあるアレステア・レナルズだが、インタビューを読んでしまうともうだめだ。こいつの悪口を言うことは出来ない。なんというか、もう、とってもいい奴なんですよ。小さい頃にクラークとアシモフを読んで育って、科学者になりたいから理科の成績は良くなかったけど頑張ったって。くう。もう、インタビュー全体に漂う切れ味の鈍さ自体が愛しい感じです。"Chasm City"(『啓示空間』続篇)は半分の長さだったのを『啓示空間』にあわせて引き伸ばしたという言葉に絶望的な気分になったけど、おれはついていくぜ。しかし。ESA(欧州宇宙機関)にすら、イーガン読者はいないって話はちょっとショックだな。

ピーター・F・ハミルトン「エスケイプ・ルート」。レナルズの「氷河」は40年代のアイデア・ストーリーみたいな話だと思ったが、こちらは30年代のスペ・オペにしか見えない。どこがどう“ニュー”なんだ。スペオペにしては、どうにもキャラが弱い登場人物ばかりなので、誰だっけこいつと思う場面多数。

 特集解説の無理矢理シンギュラリティっぷりには同情するほか無く。直前に載ってるインタビューで「例の特異点について熱心に議論する人々をバカにするつもりはないけど、作家として惹きつけられる問題じゃないんだ」なんて書かれちゃねえ。加藤逸人は懸命に取り繕ってますが。ストロスはともかく、レナルズのあれは昔ながらのSF的超知性であって、特異点とは関係ないよなあ。
 で、問題のヴィンジ「〈特異点〉とは何か?」。言ってるのは くらいで、それ以外は新しいことをいってない気が。集合知性がどうのこうのをシンギュラリティだって言うのはミスリーディングじゃないのか。なんでも電子記録が取れるから死が存在しなくなるというオメガポイントのほうが概念としては面白いな。
#いや、それも既視感のある景色だが。

特集外、草上仁「文士と弁士」はクリーンヒット。いずこともしれぬ国を行く文士と弁士のコンビが、卑劣なたくらみを打ち破る。異世界構築がうまくいったときの草上仁の切れ味はすばらしい。連作にしても十分持ちそうな設定だけど、これきりのほうが潔くて美しいかな。

連載陣はいつもの調子でした。山田正紀「イリュミナシオン」の自衛隊パートはちょっと面白かったかな。当社比3%増しくらい。

小説以外で気になったのは水玉コラム。ああ、(一部)阪神ファンの苦手なところが表に。「歴史的には強いチーム」で「現在も強いチーム」で「人気もトップクラスのチーム」を応援しているにもかかわらず、自分がマイナー趣味だと思いこんでそれを鼻にかけるところが嫌いなんだよう。マイナー趣味を鼻にかけるなら、オリックスを応援するとかじゃないと。いや、コラムで書いてるのはマイナー云々じゃなくてダメの空気とかいうものなんだろうけど、傍目にはマイナー自慢に見えるんだよなあ。

「ブラザーズ・グリム」を観た。「おとぎ話の怪物に立ち向かうグリム兄弟」って、それはどこの「ヴァン・ヘルシング」ですか、と思ってみていたら、冒頭でいきなり外された。なるほど、そう来たか。話は結局、魔物退治になっていくわけだが、何かというと主人公が捕まってしまう展開と、おとぎ話への抑えためくばせで楽しめた。ジンジャーブレッド・マンがかわいすぎだ。
 モニカ・ベルッチ演じる塔/鏡/雪の女王も美しくてよかったが、ピーター・ストーメア演じる拷問師の存在感にはかなわない。代々拷問者の家系で拷問を芸術の域にまで高めたって。何かというとスティレットを投げるのもいい感じでした。
 どうみてもイギリス人にしか見えない、合理主義者のフランス軍将軍(ジョナサン・プライス)もいい味を出していた。あ、もちろん主役のへたれ眼鏡を演じたヒース・レンジャーも。

11月21日
MM/memo経由。「さくらんぼキッス」「巫女みこナース」がDAMで配信決定!。「巫女みこナース」はかなり歌いたい気がする。

mixiのボードゲームコミュで、好きなゲームを15個挙げてその集計からベスト100を作るという企画をやっていた。投稿はとりあえず保留して、15個あげられるか考えてみる。

Britannia、History of the World、Kings and Things(できれば旧版)、原始スープ、アーマゲドン:神々の戦い、タンクハンター、列強の興亡、TITAN、超人ロック、DUNE、JUNTA、三国志演義、プエルトリコ、サンフアン、スーパー大戦略カードゲーム、Pax Britannica、Republic of Rome、Empire of the Middle Ages、ガンダム・ヒストリー、Cosmic Encounter、Illuminaty、英雄三国志、コンピューターゲームだけどM.U.L.E.も。ああ、「操り人形」を忘れてた。っと思いっきり15を越えてるな。

上を書くために「アーマゲドン」の正式名称を調べようと思ったのに見つからなかった。日本製のボードゲームで、北アフリカから北欧までの欧州世界(アトランティス含む)を舞台に、ゼウスだのオーディンだのヤハウェだのアフラ・マズダだのが戦いを繰り広げるという代物。プレイヤーの操る神様は神様レベルがあがるにつれて強くなっていくが、それには神殿レベルを上げなきゃいけない。神殿レベルを上げるためには、人口チットだったか、資金だったかを消費する必要がある。それを確保するため神々は征服と布教に精を出す、と、システムが宗教間の争いを要請していて感心した記憶がある。プレイヤーは神様だってのに、せせこましく領土交渉したり、見苦しく命乞いしたりするあたりのギャップも楽しかった。どこのゲームだったかなあ。

ふとCATVのチャンネルを変えたら、20世紀頭の欧州で少年少女が活劇をしていた。画質のわりに妙に古臭い絵柄なので、なんの話だろうとつい最後まで見てしまったのだが、それが思わぬ幸運を。その作品の次にはじまったのが、劇場公開時に見損ねて悔しい思いをした「茄子 アンダルシアの夏」だったのだ。大喜びで画面に集中。

とにかく青が美しかった。暴力的なまでに青く、のしかかるような空。その青空の下に広がる、真っ白に焼けついたアンダルシアの大地もまたすばらしい。この風景だけでも十二分に、観る理由となる。その下を走る自転車たちもまた。漫画のレース展開の戦略的な意味がやっとわかりましたよ。漫画の本質を損なうことなく、動画の面白さを最大限に加えた非常に幸福なアニメ化。やはり、これを劇場で観なかったのは失敗だったなあ。

ちなみに、「アンダルシアの夏」を観るきっかけを作ってくれたのは「アップルフェルラント物語」でした。小説版を読んでいるのに、原作:田中芳樹と出るまで、何の話かわからなかったというのはどうなんだ。 > おれ

「ぱにぽにだっしゅ!」。OPは2週連続で「少女Q」。話は、教育委員会の査察に対して、芹沢茜(猫耳風髪形の着ぐるみ少女)がベッキーの身代わりになる話。演劇部 対映研で、ロボットと対峙するメカドジラが、放射能火炎を吐きながら背中を丸めて飛び上がった瞬間に吹きだしてしまったので、僕の負け。小ネタを除いても、妙にいい話でした。台無しになるところも含めて。

11月22日
殊能日記より、
どこかのワイドショーで「なぜヒルズ族は企業買収をしたがるのか」という話題になったとき、コメンテーターが「ほかに金の使い道がないからだ」と答えていた。 「100億円持ってたらなんに使います? 企業を買収するくらいしか使い道ないでしょう」  そうかなあ。オレが100億円持ってたら、黒沢清と中野貴雄に30億円ずつ渡して、「好きな映画つくって」と言うよ。残り40億円あれば、死ぬまで楽に暮らせそうだし(<こういう発想の人間は金持ちにはなれません)。
奇想コレクション(2000円弱)の最低合格ラインが、6000部くらいと聞いたことがある。早川あたりの文庫(1000円前後)は今10000部くらいか。ここから類推するに、1500万で全部引き取る覚悟があれば、どんな翻訳本でも出せるということになりそうだ。少し余裕を見て、2000万あれば確実だろう。40億もあれば生活の問題は無さそうという設定を採用し、残り60億をぜんぶ好きな本の出版に使うとすると、300冊。300冊の範囲でどんな本でも出せる(*)のか。うっとり。夢の300冊リストとか作り始めると切りが無いんでやめときます。
*:出すだけなら、もっと大幅に安く出来るだろうが、敢えて一般流通に載せるのがポイントなのだ。

最近のまんが読み。
和月伸宏『武装錬金』9巻(集英社ジャンプ・コミックス)。打ち切り決定から増刊での完結篇前半分まで。最後だと思って好き勝手やってます。いや、いままでとそんなに変わらないかも。確かに後半は話を急いでる感が強いのだけど、これでちょうど適性な長さという気もする。なにはさておき、全身甲冑の武装錬金は良いものでした。
雷句誠『金色のガッシュ!!』23巻(小学館 少年サンデーコミックス)。清麿の戦いからウォンレイ退場まで。面白いけど長いよ。この巻でも魔物が2体しか減ってないよ。これで残り28だから、最後のひとりになるのは37巻?そこまでは無いと思いたい。
イダタツヒコ『美女で野獣』7巻(小学館サンデーGXコミックス)。「……あ……」「……月……」「うさぎ………」とか、「ちぇ…」「ホッペかよ……」とか、「パァァァァァン」とか。楽しそうだなあ。作者が楽しく描いているまんがってのはいいですね
山本賢治『カオシックルーンES』2巻(秋田書店チャンピオンREDコミックス)なんか妙に先を急いでる気がすんですが大丈夫でよね?ね?

いまさっき、エンディングテロップを見てはじめて知ったのだけど、アカギ役って萩原聖人だったのか。いや、けっこう上手いな。って、え?!全26話なのに鷲巣戦までやるの?

「蟲師」#5 旅する沼
 好事家・化野先生登場。イメージどおりに振舞ってくれて実に嬉しい。この人、好きなんだよね。ただ、少女(いお)の髪の色は、その……。「その髪の異様な緑(あお)さだ」って、確かにそのとおりなんだけど、こうきちんとした緑だと、萌えアニメのキャラにしか見えないというか。変に沼っぽくして汚くなってもなんだし、難しいところだとは思いますが、ええ。
 演出の間は一切文句なし。少女の髪以外の彩色も不満なしです。寒天状になった草が良かった。

「ザ・バットマン」#14
 ティーン・タイタンズを録画するついでに観た。ペンギンの罠にかかったバットマンとキャットウーマンが共闘する話。闇を基調としたスタイリッシュな絵柄に、切れのいいアクションで確かに面白い。べたべたしないストーリーも好み。録画まではしないけど気がついたら観よう。

「フォスターズ・ホーム」
 引退したイマジナリー・フレンドが共同生活する家を舞台としたコメディ。Flashで作っているとのこと。悪くはないが、意識して追うほどでもないかな。

11月23日
ジョン・アシュトン『奇怪動物百科』(ハヤカワ文庫NF)
 読み始めてから四ヵ月くらい?日に数ページという超スローペースでやっと読み終えた。昔、博品社で出ていた本の文庫落ち。
 野人にオランウータン、マンティコアに狼人間など、奇怪な動物や動物の奇妙な習性・能力に関する伝承や記録をまとめた本。19世紀末の本なので、現代の目からありえないと思われる話も九分疑いながら一分信じているところがあって実に趣き深い。「レルネーのヒュドラは大ダコだった」という珍説など、面白い断片がいっぱいで、ぜひとも暗記して得々と語りたいのだけど、今の僕にはそんな記憶力が無い。残念無念。
 図版もいっぱいあって楽しいので、手近に置いて、気が向いたときに眺めるなんてのには最適。『悪魔の辞典』のとなりあたりに並べておこう。

『鋼の錬金術師』12巻特装版の付録、ミニブック4コマ練成編を読んだ。鶏肋という言葉の意味を改めてかみしめた。

『(暗闇の)スキャナー(・ダークリー)』で、スリフティー・ドラッグストアに置いてある(という妄想の)袋入り物質Dの量。
山形訳:25kg
浅倉訳:20kg
50ポンド(22.7kg)入りの袋だったってことかな?

11月24日
mixiで、
袋の中に、同じ形同じ大きさの、赤い玉と白い玉が1個ずつ入っている。中を見ずに手を突っ込み、ランダムに1個取り出す。もしそれが赤だったら、新たに1個赤を加えて赤玉を袋に戻す。(赤赤白となる)しかしそれが白だったら、新たに白を1個加えて白玉を袋に戻す。(赤白白になる)以後毎回ランダムに袋の中から玉を取り出し、それと同じ色の玉を加えて袋に戻す。毎回袋の中の玉の総数は1個ずつ増えることになる。  さてこれを98回繰り返すと、袋の中の玉の数は合計で百個になる。このときの赤:白の比率は?
という問題(「ポーリャの壺」というらしい)を見てしまう。この回答自体はしばらく考えるうちにわかったのだが、元の日記にあった「では、最初が赤とすると?」というコメントが気になり、一般化するとどうなるかの泥沼にはまってしまった。

帰りの電車という貴重な読書時間をつぶして検討したところによると、赤N 白1ではじめた場合、存在比が(N-1)次関数として発展する模様。確認は各自で。1/3!*n(n+1)(n+2)なんて式、久しぶりに見たよ。

「ノエイン」#7を観た。うわ、久しぶりのぱっちり目(あるいはOVA絵)だ。僕は、絵のゆらぎには比較的寛容なほうだと思うんだけど、これはちょっとあれ。
 今回もラクリマ描写が主体で、状況がかなり明確に。ラクリマと現代パートの関係だけはいまいちつかめないんだけど、「もっとも確からしい過去ではないがそれに非常に近い」という理解でよいのか。シャングリラ侵攻軍の造型はいくらなんでもあれすぎると思います。素敵だ。

黒猫も観た。話がにっちもさっちもなのは別にいいとして(良いのか?)、「がつがつ食べる」画がまったくなってないというのは実に嘆かわしい。関係した絵描きはコナンを100回見返すように。

ソルティ・レイも観た。かなり安定してきている感。人間のアクションが十分に少なければ楽しめそう。次回は「乙女達の休日」。またサービス回っぽい(いや、前回の水着回は観てないんだが)。

流行りもの。経県値117点

中国地方は中学の修学旅行。鳥取・島根に行った可能性もあるが、確か東海道新幹線+瀬戸内クルーズ(船内泊含む)だったので、こんなだと思う。広島で泊まったのは確か。岡山と山口のどっちに泊まったかは記憶にない。香川か愛媛には行ったかなあ?九州のほとんどは高校の修学旅行。鹿児島にも行ったかもしれない。大分と長崎に泊まったのは確実。もう二泊したはずで、それは福岡と熊本だと思うんだけど違うかも。福岡は別途、仕事で泊まった。富山・和歌山は行ったことがある気もするが確信がもてない。宮城は大学院の受験、東北新幹線で行ったので、福島は通過したはず。

こんな感じで。

11月25日
特に理由も無く、RPGのバードについて知ってることや調べたことをまとめてみる。

バード(Bard)は、ケルト系(およびそれを由来とする英語)の吟遊詩人。もとは主君のもとで、その勲を讃え伝える役だった模様。北欧の詩人スカルドともイメージが近い。同じケルト系の詩人フィリに比べると宗教色は薄いようだが、それでも神話伝承を伝える歌も多く歌ったらしい。

この歌い手が最初にゲームに登場したのは、おそらく"The Strategic Review"誌(TSR社の出したD & D公式誌のひとつ)1976年2月号に載ったBardルール。このルールは、AD&D第1版のプレイヤーズ・ハンドブック(1978)に引き継がれる。この頃のバードは、攻撃系魔法と盗賊技能を持って戦闘も出来る器用貧乏のマルチクラスだった。このイメージはコンピュータRPGにも引き継がれたため、魔法を使える戦士(あるいは武器が持てる魔術師)として登場するゲームは多い。典型例は、Ultima IVのバードだろう。最強クラスの射撃武器が使え、また魔法も使えるが防御力が低く、白兵戦を苦手とするクラスだった。時代は下るが、Wizardry BCF、CDSのバードもこのタイプ。AD&Dの伝統どおり、戦士/魔法使い/盗賊のマルチクラスだ。

その後、自由選択によるマルチクラスを採用するシステムも増え、器用貧乏なクラスの存在意義は低下していった。そこで、バード本来のイメージである詩人というところにスポットがあたり、魔力を持った歌(呪歌)の使い手としてのバードがでてくる。このようなバードとしては、中期以降のAD&D(2版:80年代末)やソード・ワールドのそれが挙げられるだろう。特にソード・ワールドのバードはスキルの1種であるため、戦闘能力も魔法能力も無く、純粋に呪歌の能力だけを持つ点で、近代バードの典型といえる。

コンピュータRPGだと、EverQuestやドラクエ7などにもこの手の吟遊詩人が登場する。ファイナルファンタジーIIIの「歌を歌うとなぜか敵がダメージを受ける」吟遊詩人もこの仲間か。忘れてはならないのが、Bard's Tale(1985)。Ultima、Wizardryとキャラクターデータの互換性があるという(米PC版のみ?)無茶なゲームだが、ゲーム固有の職業として題名通りのバードが存在した。このバードは魔法を使わず呪歌を使う。ちょっと面白いのは、前述のWiz BCF。魔法も使える戦士というのは前述の通りだが、専用のマジックアイテムとして魔法の楽器があり、これを演奏することでMPを消費することなく魔法を使うことが出来る。前者と後者の中間イメージ(たぶんAD&D 2版のバードのイメージ)といえるだろうか。

以上はやったことがないゲームの話を多数含むため、大嘘である可能性が高いのでご注意。

参考にした資料:

11月26日
チェコ料理店 NPOカフェanoで昼食。チェコアートショップ ANO の1Fと聞き、そんなスペースあったかと不思議に思っていたのだけど。かなり無理矢理に営業してました。10人入るのか、これ。とりあえず、ブランボラークとワインのケーキが美味かったので良し。次に行ったときはチェコ・ビールも飲もう。

食後、ちょっとanoをひやかそうと思って返り討ちにあったり(三冊だから傷は浅いぜ)、来春新宿でチェコ映画上映があるという話を聞いたりしてから、銀座に移動。「祖父江慎+cozfish展」を観る。最終日に滑り込み。

 無茶に手間をかけることで天下に名高い祖父江慎の装丁した本を集めた展示。いやまあ、なんというかすごいね。やろうと思えばどこまでだって無茶できるという事実がこれでもか、これでもかと襲ってくる。とり・みきファンなんで、祖父江装丁のすごさには慣れてるつもりだったけど、こういっぺんに眺めると迫力が段違い。
 また、展示の見せ方もうまい。目次の遊びをコマドリにしてみせる映像や、漫画版『陰陽師』の羅盤配置など、すごさの本質を最大限に魅せる工夫を凝らしている。特に、実際の本を手に取れるように伸縮素材でつるしたコーナーには感心するばかり。この展示の設計も手間掛かったんだろうなあ。いやはや。空間に込められた静かなエネルギーの密度に圧倒されました。

展示を観た後、アンサンブル例会後の夕食に参加。チゲのじゃがいもとじゃがいもチヂミが美味かった、って一日中じゃがいもばかりだな、おい。最後はほそいさんと軽く飲んで帰宅。

11月28日
文庫NV新刊の内容紹介がSFくさかったので買ってしまったわけですが。

トマス・グレーニアス 『レイジング・アトランティス』ハヤカワ文庫NV
 ペルーのナスカを訪れた異端の考古学者コンラッドの前に、一人の男が現われた。南極で調査をしている空軍士官の養父が彼を迎えに送った男だった。基地に着いた彼は養父の話に耳を疑う。氷の下にアトランティスの遺跡があるというのだ。
ステル・パヴロー『暗号解読』アスペクト
 舞台は西暦2012年。南極大陸の閉ざされた氷の奥深くから、得体の知れないエネルギーが発信され、アトランティスが覚醒する−−。
なぜいまどき「南極の氷の下にアトランティスが!」本が(奥付上は)同じ月に2冊も。西手新九朗?どちらも嶋田洋一・訳というのがまた。

ちなみに、こっちが『レイジング』の訳者あとがき
なお、作中には著者の勘違いと思える描写がいくつか存在し、できるところは修正したが、ストーリーの都合でどうにもできず、そのまま訳した部分もある。気がついた方は、大目に見てやってください。
で、こっちが『暗号解読』
ただし燃料になっている知識がどこまで正確かというとやや疑問で、いささかのご都合主義はしかたないにしても、まったくのデタラメを書いている部分もあり、あまりにも目に余るところは、できるだけストーリーに影響が出ないように気をつけて修正させてもらった。(中略)ただここはひとつ新人作家の勢いを買って、できれば大目に見ていただけるとありがたい。
嶋田さんも大変だなあ。

11月29日
 某所でダイエットの話題を眺めているうちに、自分の基礎代謝はどうなっているかが気になった。 タニタのサイトによると男性の基礎代謝基準値は、18〜29歳で24.0(Kcal/kg/日)、30〜49歳で22.3(Kcal/kg/日)らしい。22.3×70は、1560Kcal/日。生活活動強度はどうせ1.3なので、想定消費カロリーは2030Kcal。まあ、そんなものだろう。
 これで体重は緩やかに増加気味(年2〜3kgのオーダ)なのだから、基礎代謝が低いか消費カロリーが多すぎる模様。年3kgをカロリー換算(7000Kcal/kg)すると21000Kcal/年、つまり57.5Kcal/日。日に缶コーヒー1本か。えらくリアルな値が出てしまったな。
 しかし20代の頃は今の生活で、いや今よりもっと食べても太らなかったはず。当時の収支はどうだったのか。24.0×60=1440Kcal/日に生活強度をかけて、1870Kcal。あれ?160Kcalくらい基礎代謝が低い計算に。こうしてみると、年相応以上に基礎代謝が落ちているというのが結論の模様。えー、つまりカロリー制限を考える前に筋力つけろということですか。
#たぶん、筋力つけながら缶コーヒーを1本我慢するのが正解。

 とここまで考えるうちに、いいことを思いついた。消費カロリーは基礎代謝と体重で決まるんだから、基礎代謝が変わらなくても体重を増やせば消費カロリーが増えるはず。今、60Kcal/日ほど余分なんだから、3kg増やせば体重が変わらなくなるはず。10kgも増やせば普通の生活をするだけで体重が減っていく計算に。結論、痩せるためには体重を増やせばいい。

何か問題でも?

ふと気になって数えてみたら、土曜日から今日まででアニメの類を13本観ているらしい。本気の人に比べればたいしたこと無いとはいえ、やはり観すぎだと思うことだ。

ガイキング:母親と別れて決戦の地に。主人公の「子供が親の心配して何がおかしいんだ!」はよかったと思う。でも、部分部分にはいい台詞もあるのに、総体としてはピンぼけでしかないのがなんとも。もうさすがに諦めていい気がしてきた。

蟲師#6 露を吸う群:物語量が多すぎたか、ちょっとずつ間が足りないと思うところがあったのは残念。もう5分。でもまあ、生き神の「奇跡」と、早回しの蟲の時間はアニメならではの面白さで良かった。なにより、夕暮れの海、つとめての空、ひるがおに似た花。紫の美しい回だった。

ガン×ソード #22:そう行くのか、おい。なんというか、まったく展開が読めません。途中、意味も無く水着だったのは何?

ティーン・タイタンズ #28:もうひとりのレッドX登場。両手のXマークから光線を出したり、マークがとれて武器になったりするあたりは、ロボットアニメの武器っぽくて好印象。ロビンとの一騎討ちのアクションは見応えたっぷりでした。これでレイヴンがもう少し活躍していれば言うこと無いのに。

ザ・バットマン:対リドラー。しまった、とても面白いような気がしてきた。しかし、あまり本数増やすのも。

不定期日誌をみて、mixiで古今東西樹上生活SFという話題をふったら、以下の作品が集まった。

オールディス『地球の長い午後』、キャロル・エムシュウィラー「ビーナスの目覚め」(「男」のほう)、『ハイペリオン』の聖樹船(樹「上」かなあ)、長谷川裕一『鋼鉄の狩人』、トムスン『緑の少女』(未読なので不明)、『無人惑星 サヴァイヴ』『甲虫王者ムシキング』(そんな場面あったっけ?)、ディッシュ『人類皆殺し』が巨大植物惑星状態(樹上・生活じゃないらしい)、ダーコーヴァ年代記シリーズに、樹上生活の部族が出てきた(わからないなあ、「ドライタウンの虜囚」あたりとのこと)、カルヴィーノ(『木のぼり男爵』ね。個人は微妙だ)、アフター0のトカゲ人のエピソード(あったっけ?)、タネタネ王室は樹上生活っぽい、中井紀夫「電線世界」(これはわりと近い)、飛浩隆とか(「呪界のほとり」?)。ズバリというものは、いまひとつ見当たらない模様。3次元的世界というだけなら、『ハイ‐ライズ』とか『垂直世界の戦士』とか(いや、それは)。

11月30日
某所経由で吠刀光 【遊撃】 ぱにぽにだっしゅ! DVD 1。最近のDVDってのはここまで修正するもんなのか。すごいなあ。

意に反して早く帰るはめになったので、セルゲイ・ルキヤネンコ『ナイト・ウォッチ』(basilico)と唐沢なをき『漫画家超残酷物語』(小学館 BIG SPIRITS COMICS SPECAIL)を買ってきた。『東京赤ずきん』3巻も『ヒストリエ』3巻も売ってないとはどういう了見だ。> 近所の本屋

『ナイト・ウォッチ』は、大型版形、1段、大きめ活字のハードカバー。なぜ、こんなファンタジーみたいな売り方をしてるんだろうといまさっきまで悩んでいたのだけど、やっと気づいた。ファンタジーだからだ。古よりつづく善と悪の超常者同士の戦いだもんなあ。今月は弾数があるから来月の目玉にするかと思っていたけど、ファンタジーorホラー欄に持っていかれる可能性が高そうだ。SFと言い張る材料を見つけておかないと。
 訳者あとがきによると、東京ファンタでかかった映画は、この本の第1章(1/3くらい)をもとにしているらしい。次作「デイ・ウォッチ」は本書の残り2/3とのこと。だがしかし、本のほうの2巻も『デイ・ウォッチ』というのだった。わかりにくいな、おい。

 『漫画家超残酷物語』はIKKI連載の漫画家残酷漫画。恥ずかしながら永島慎二『漫画家残酷物語』を読んでないので、どこまで原典に忠実かは不明。でもまあ、基本はいつもの唐沢まんがです。新人賞の読みきりが一回載っただけで漫画家きどりになる男とか、漫画家になりたいと思うだけで体系だった努力もせず馬齢を重ねる男とか、「若さの割には上手い」ことだけが売りの漫画家の末路とか、ひたすらに足を引っ張り合い現実から目を背けるだけのトキワ荘とか、厭エピソード満載。ここ1,2か月で読んだ新刊の唐沢漫画ではダントツの面白さだったよ。

テレビとか。

トリビアの泉:「公園の蛇口の上にビー玉を置き、水を出すと水の上で浮く」は良かった。一見、すぐにバランスを崩しそうだけど、実は水流が引き戻すので安定解だという。流体力学の問題に使えたりしないかね。

クローズアップ現代:「はやぶさ」は舞い降りた:MUSES-Cの特集。日本の宇宙開発物のいつものパターンで、町工場がすごい話になってしまったのは残念。たしかにすごいとは思うけど、いつもそればかりでは。今回なら、運用の苦労と人手不足のほうに焦点を当てて欲しかった。それでもまあ、科学的意義とか出てたんで良かったと思うことにしよう。

ローゼンメイデン トロイメント #6:水銀燈復活。復活直後、田中理恵が演技を忘れてる?と疑いかけたが、杞憂だったようで安心。前作の美しい斃れかたが台無しになるのではと言う懸念も、「こいつら人形だし」と考えると無問題に。思ったより納得して見られましたさ。

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