有馬神社参拝ツアー(その1)

 今年2回目の北海道となりましたが、やっぱり仕事で行くのと旅行で行くのはぜんぜん違います。

 今回、大きな目的となったのは「月陽炎」に出てくる「有馬神社」のモデルとなった神社を

この目で見てこよう、というものでありました。

 「月陽炎って何?」という方は一旦こちらへ。(すたじおみりすのHP)

 前回の加賀屋と違い、このモデルとなった神社の情報が少なくて困りました。

 今回のツアーはまず行き先探しからという奇妙なものになりました。

 原画集でスタッフが北海道の札幌からそれほど離れていない場所にあるようなことを

書かれていた事、また、ゲーム中のCGや原画集の神社の風景をもとに調べなければなりませんでした。

 そこで、まずは「北海道」と「神社」をキーワードにしてgoogleで検索をかけ、見つかったもので

神社の写真があればそれを見比べてみる、といった地道な作戦を取りました。

 もし、この時点でネットで見つからなかったときは諦めようかとも思っていたのですが、平日の夜に

ゲームやりながら片手間で探すこと数日で見つけることができました。

 そこからは移動手段の検討になったのですが、飛行機にするか電車にするか、前の「風雨来記」の

ツアーの時のように自分の車をフェリーに乗っけて行くかと3通りのうち、実のところ、今回の

神社のある町には電車が走っていないこと、それに併せて飛行機で行った場合、目的地までの

移動手段がレンタカーか路線バスしか無いことを考えると、「どうせ車を使うならやっぱり自分の

車で行くのが一番落ち着く」という事でフェリーを選択しました。

 また、車で行くなら青森まで走ってちょこっとフェリーでいくよりは、仙台か新潟から船に乗って、

移動中はゆっくり休むことにするかという選択肢があり、結局、以前は仙台から乗ったので今度は

新潟から行ってみようということになりました。

 ・・・後日、この選択がとんでもない事になってしまったのですが・・・



 9月10日の夜、仕事から戻り、荷造りがまだできていなかったのでなんだかんだでいざ出発と

なった時には日付もとっくにかわっていました。

 今回乗るフェリーは、10時に新潟港を出て翌日の朝5時前に小樽に入港するというものでした。

 フェリーに乗った事のある方はご存知だと思うのですが、電車みたいに直前に行けばフェリーに

乗れるというものではなく、予約はしてあっても当日の出港60〜90分前には乗船手続きを

行わなければならない為、今回の場合では朝8時半頃までには手続きをしなければなりません。

 埼玉から新潟港まで、まっすぐ向かって約4時間、途中2時間程度の休憩を取れば丁度いい時間に

到着できるんじゃないカナと思っていたのですが、週末ということもあって体力ゲージも少なくなって

いたのか、かなり強烈な睡魔に襲われる羽目になってしまいました。

 新潟につく手前はもうかなり危ない状態だというのは判っていたので、窓全開(時速120km・・・)で

音楽鳴らしながらエロゲ曲絶叫モードで運転していたにもかかわらず、そのまます〜っと意識が

遠くなり、「ガコンッ!」という音で我に返ったときには目の前にガードレールが・・・

 どうも偶然あった路肩の段差に助けられたみたいでした。

 間一髪ハンドルを切って回避したのですが、一瞬「あ、もう駄目かも」と思いました(汗

 さすがにそれで眠気はきれいさっぱり消えて、何とか無事(?)に新潟港にたどり着くことが

できました。



 新潟港にて。

 今回は、どうせ徹夜明けだからと思って個室を借り切ってみました。

 

 ちなみに、部屋の中はどうなっているかというと、こんな感じです。(特等和室)

 今日はとにかく風呂に入って寝ることが最優先なので、とにかくバスルームでさっぱりしてから

布団に潜り込むと、あっさり爆睡モードに突入しました。

 結局、ほとんどを寝てすごしたのですが、午前3時過ぎには船内放送で叩き起こされます。

 (もちろん外は真っ暗です)

 それからばたばたと片づけをして、下船案内と共に車に乗り込みます。

 前回は始めてのフェリー旅行だったので緊張していたりもしていたのですが、今回はわりと気分的にも

余裕がありました。

 このスタートを待つ瞬間というのがやっぱり好きなんですよね。カタパルトからの発進みたいで。



  今回、小樽に降り立ったのは午前4時。当然ながら真っ暗です。

 有馬神社のある町までは車で約2時間の計算でしたが、夜中の道路の空いてること空いてること。

 しかも法定速度60kmのところを80kmで走ってもあおられまくりでした。(汗

 実は8月に速度違反(28kmオーバー)で国家権力に金銭を毟り取られている身なので、この遠い大地で

さらにとっ捕まって免停にでもなったら目も当てられないので、そのたびにハザードランプをだして

譲りながらのんびりモードで(でも一般道で80km近くだけど)ドライブです。

 そんなこんなで途中で一息入れたりとしながら、午前7時過ぎには遂に辿り着きました。

 遂に「有馬神社」をその目で見ることが出来ました。

 

 まずは参拝を済ませてから、写真を撮ることにします。

 

 この朝の新鮮な空気に包まれた神社というのは非常に気持ちのいいものですね。

 実際のゲーム画面と比較すると、非常に良く似ています。(当たり前ですが)

  

 これでいきなり蹴りが飛んで来る巫女さんとか、芋かりんとうを幸せそうにかじってる巫女さんとかが

いれば完璧だったのですが・・・

 

 それと、神楽を舞う舞台みたいな場所もちゃんとありました。

 この日は扉は閉まっていましたが、どうやら実際に舞うこともあるそうです。(見たかった・・・)

 

 この神社は、7月に祭礼が毎年行われており、その時期は全国から観光客も押し寄せてきて

非常に賑わうとこのことでした。

 お昼に町の中心部にある寿司屋に入った時にもそのときの写真が飾ってありました。

 その日は同じ町内の高台にある旅館に一泊しました。

 その宿の部屋からとった写真です。



 月陽炎では有馬神社は高台にあるとのことでしたが、モデルとなった神社も手前に坂道が

あるにはあったのですが、むしろこっちの旅館からの景色のほうがゲームにちかいのでは、

と思いました。

 部屋から見える街並みと港が次第に闇に包まれていく風景がとても綺麗でした。



この日はこの有馬神社ツアーでしたが、翌日はまたいろいろ廻りましたのでそれについては

「その2」にてレポートします。



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