JR吉祥寺駅の北口より出て平和通りを行くと、右手に薬局と寿司屋にはさまれた小道がみえる。看板には「朝日通り商店街」とかかれている(ちらしにはハーモニカ横丁とある)。左右に狭い商店街を進んでいくと突然右手に壁に様々な漢字が描かれた建物が目に入る。そこが紅虎餃子房だ。
入り口の右手奥で餃子を仕込んでおり、調理場はその更に奥にある。席は1階と2階があり、2階席は比較的ゆったりとしたかんじだ。店内の壁にも中国風の絵が描かれており雰囲気満点である。名物は鉄鍋餃子。人数に合わせて大(800円)・小(500円)を選べる。また他には媽々水餃子(6ケ〜 1ケ70円位)、海鮮棒餃子(780円)、四川辣餃子がある。
鉄鍋餃子はその名の通り、平たい鉄鍋で焼いた焼きたての餃子をそのままテーブルまでもってくる。そのため最初はとてもあつい。皮の焼きたての風味と肉がいっぱいのあんを楽しむ餃子だ。鉄鍋餃子の形は棒状である。
海鮮棒餃子も棒状であるが、鉄鍋餃子と比べると2回りほど大きくなっている。またあんはイカやエビがはいり食感はぷりぷりして食べごたえ十分である。
四川辣餃子は皮に唐辛子の様な物が練り込んであるらしく皮が赤い。あんは先ほどの鉄鍋餃子に使用しているあんに緑色のししとうがプラスされており、かなりの辛味を出している。それを水餃子として調理した後に、更に辛く味付けしてある肉あんかけ(ひき肉、たけのこ、ザーサイ入)がかかってくるのである。餃子本体は辛味が強すぎるのだが、肉あんかけが非常においしい。
媽々水餃子はもちもちとした皮に鉄鍋餃子とおなじ味付けのあんが入っている。上には青葱(もしかしてニラ?)と白胡麻がのり、酢と油がきいているたれがかかっている。あんは最初鉄鍋と同じ物だろうと思っていたら、透明な糸状のものを発見した。おそらくはるさめではないだろうか。
4種類も餃子があるのにそれぞれに個性があるという点で評価に値する。個人的に気に入ったのは海鮮棒餃子と媽々水餃子である。ただ、一皿の盛りが大きく、一人で入ると一、二品しか頼めず味気ないであろう。そういう場合は店の入り口で御持ち帰り用の餃子等を販売しているので、こちらを利用するのも手だ。
営業時間 (未調査)
JR中央線吉祥寺駅より徒歩3分
住所 〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-1-3
電話 0422-28-6500
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