神田神保町駅をでて水道橋に向かうと天鴻餃子房神保町店がある。最初にこの店を訪れたのは5月の雨が降りしきる日であった。後輩に連れられて店まできたのだ。その日は祝日のため席もあいており、楽に座れたが、後輩の言うには普段昼時ともなれば店内にはいれないことが多々あるそうだ。
メニューは餃子、黒豚餃子、水餃子、ご飯、季節のスープ、季節の餃子、と各種つまみである。餃子、黒豚餃子ともシンプルでオーソドックスなつくりであるが、餃子は野菜系の、黒豚餃子は肉系の餃子であり、あんが野菜派の人も肉派の人もどちらも満足できるメニュー構成になっている。また、季節の餃子はその名の通り、季節の旬の味を活かした変わり種餃子である。だが、ただの変わり種餃子を思うなかれ。ここまであんと自然にマッチした変わり種餃子はあまりみない。大抵はあんの味に負けるか、変わり種のめずらしさに大半を持っていかれるかのどちらかなのであるが、天鴻餃子房の変わり種餃子はそういったものとは違い、ちゃんと餃子のおいしさを生かした上で味がプラスされているのだ。季節の餃子は定期的に変わる物ではなく、その時期においしい旬の素材をということで変わっている。メニューも毎年少しづつ変えているが定番のメニューも存在する。冬の豚キムチ餃子とか、夏のしそ餃子は定番であるとの事。中でも人気なのは松茸餃子である。これは秋の旬の時期に1ヶ月弱位しかできないそうだ。季節の餃子はかなり人気がある。
定番の「餃子」「黒豚餃子」とも実は両方とも千葉県産もしくは茨城県産の黒豚を使用している。ただし、野菜との配合比率が違うのだ。野菜あんが好みの人は「餃子」を、肉系のあんが好みの人は「黒豚餃子」を食べるといいだろう。餃子と黒豚餃子の出荷比率は、1皿あたりの個数が餃子の方が多いので単純には比較できないが、食単位では同比率ででているそうである。
また、天鴻餃子房では生餃子の持ちかえりができる。
神田餃子屋は餃子専門店というのではなく、他の中華料理のメニューにセットで餃子が付くという形の中華料理屋である。場所柄とその値段の割りやすさからか、平日の昼間はかなり混雑するらしい。替わりに土日は夕方になると客足もとだえがちになるので、かなり早い時間に店を閉めてしまうので、土日に食べに行こうという方は要注意である。
デパートの店舗について>
最近雑誌で何度か紹介されているのは、こちらのデパートの店舗である。1999年7月現在、4店舗に出店している。西武池袋店、西武所沢店、近鉄吉祥寺店、三越新宿店の4店舗である。メインの餃子と黒豚餃子はおなじであるが、各店舗毎に多少メニュー構成をかえている。10年程前から少しづつ店舗進出している。西武池袋店に出店したのが最初で15年程前なのだ。
デパートの店舗は売り子1人+職人1人の2人構成になっている。売り場の脇に加工場兼調理場があり、そこで加工済みあんを皮で包むことにより、包みたての餃子を焼くことができる。また、売れ行きにより数量調整もできる。店頭に並んでいない餃子でも注文をすると包んで焼いてくれる。店舗によっては生餃子の持ち帰りもできる。
定休日 なし
営業時間 平日 AM11:00〜PM10:30 土日 AM11:00〜PM 6:30
(天鴻餃子房/神保町店は
平日 AM11:00〜翌AM 4:30
土AM11:30〜PM11:30まで)
神田餃子屋/駿河台店 03-3292-5965 ★2
東京都千代田区神田神保町1丁目4
天鴻餃子房/錦町店 03-3233-3675 ★3
東京都千代田区神田錦町3丁目14−9
天鴻餃子房/神保町店 03-3263-6992 ★1
東京都千代田区神田神保町2丁目2
天鴻餃子房/小川町店 03-3293-5878 ★4
東京都千代田区神田小川町3丁目26−24
株式会社神田餃子屋本部 03-5282-7807
東京都千代田区神田神保町1丁目12
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(2006.04.07修正)
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