4.ニホンジンもびっくり@
一応普通の観光地も紹介しておきましょう。日本人がよく訪れる観光地のひとつに 「士林夜市」があります。食べ物やアクセサリー・服などが売っていますが、値段は若干高め。 それでも私らはせっかくなので、何か買っていくことにしました。まず1つ目は「だんご3兄弟」がプリントされた子ども服(写真5)。よく見てください。 下の方に「じゆうちょう」の文字が……。つまり、日本で発売された 「だんご3兄弟じゆうちょう」の表紙をそっくりそのままプリントしてしまっているのです。
次に「アンパンマン」と「ドラえもん」の子どもサイズのTシャツです(写真6・7)。 これもよく見ると「アンパンマン」の方には、「読者負担切手640円分」とか 「日本の歴史がわかる」といった文字や、他のキャラクターの頭に無理矢理 アンパンマンの顔をのせたりしている所があります。また、「ドラえもん」の方は 「ドラえもんのおすし新登場」という文字や、警視庁のピーポくんが描かれているなど、 やはり随所に変なものが見られます。
どう考えてもニホンジンをナメているとしか思えません。 こんなのを着ている子どもはかわいそうです。もっとも、こういうのはあくまで ニホンジン相手での商売で、現地の人は「ニホンジンだまされて買ってったよバカだね」 とか思っていたりして。
他に台湾で驚いたことというと、『青澀寶貝』の人気、でしょう。 『青澀寶貝』とは、『センチメンタルグラフティー』のことです。 ちなみにアニメ(『センチメンタルジャーニー』)の方は『青澀之戀』という表記になります。 ところで、「寶貝」って『ポケモン』でも使われてるけど、「宝物」という意味らしい。 でも関連性が思い浮かばない。
さて、なぜ人気か、というと、セブンイレブン(台湾はセブンイレブンがやけに多い)で こんなものが売ってたからです(写真8)。要するに「星座占い」の本なのですが(各75元)。 日本じゃこういうのは出なかったでしょ(多分)。しかし、これじゃ野郎向けなのか女の子向けなのか 判断し難いですね。ちなみに私らは12冊全部買ってしまいました。 さすがに店員さんは不思議そうな顔をしていました。
更に、本の中に写真9がはさまってました。どうやらクレジットカードの申込書のようです。 各キャラの絵が用意されています。華信銀行という銀行が発行しているようです。 そこで今回は「台湾みやげ」ということで、このカードの申込書を12名にプレゼント! ただし、説明書きは中国語です。また、華信銀行の日本支店があるかどうか (口座をつくれるかどうか)は知りません。ということで、やっぱりやめます。あと少し驚いたのは、台湾の子ども。デパートのオモチャ売り場のゲームのデモプレイ場で、 地べたに座りながらゲーム(『ポケモンスタジアム』)を楽しんでいるのです。 ちなみにゲームもほとんどが日本産のもので、ゲーム中に使われている言葉も日本語ですが、 分かるのかなあ?子どもたちは意味不明な名前を入力していましたが。