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ボツハガキ供養塔
「そして明日は日曜日」そあに川柳 97年

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(97年1月4日)
・腹八分 分かっちゃいるけど やめられぬ
・額だと 主張するにも ほどがある
・ストーカー 追ってもいいわよ 私なら
・お正月 騒いでいるのは テレビだけ
・かあさんの 象より厚い つらの皮
・言い訳の 仮病集めりゃ 死んでいる
・盲腸と 言われナースの 手を見つめ
・寒い夜 風呂でミョウガが マツタケに
・耳たぶに 寝息くすぐる 冬の夜
・バスカード 入れたつもりが テレホンカード
・50円 おつり多くて 逃げ帰る
・久々の しびれうれしき 腕枕
・悪口も 上司に聞こえぬ Eメール
・寒い朝 おならもほんのり 白くなる

(97年1月11日)
・お隣の 奥さん うちより 歳とらぬ
・おとうさん 子ども寝たわよ はいパソコン
・離婚して 話題なるなら してみたい
・薬局で みえで買い込む 1グロス
・新成人 袴着て見りゃ 西郷さん
・赤ちゃんは ほ乳瓶でも パパ母乳
・年女 どうして12も サバを読む

(97年1月18日)
・よしてくれ エレベータガールの すかしっぺ
・よしてくれ とうさんトイレに 先行くな
・よしてくれ 満員電車で 肩にフケ
・よしてくれ ヘッドホンから テープのお経
・よしてくれ 俺の新車で 初タバコ
・よしてくれ 会社の名刺に プリクラは
・よしてくれ 君の長髪 金八先生
・浮気する 小遣いくれずに 疑うな
・独り身の 右手は本妻 左は愛人
・たわむれに 娘背負いて おとうさん セクハラよばわり さっと身を引く
・配役の 名前で当てる 真犯人
・おとうさん SMAP覚えて どこいくの
・母掃除 息子のティッシュに 頬を染め
・姑が 野際陽子と 同い年
・キムタクに 似てて複雑 わが娘

(97年1月25日)
・選挙カー 邪魔だと手を振り お辞儀され
・投票所 係りは10人 俺1人
・鬼は外 心の中で 鬼女房
・出張の 間のパパは 別の人
・ゲレンデの 彼女は街で 若の花
・よしてくれ 眉毛はどこだ? 寝起き顔
・ビデオ見て 試してみたら つぶされた
・期待して 2人で風呂入り 幻滅し

(97年2月1日)
・チョコレート 早めに自分で 買っておき
・義理チョコも 返しなければ 茶も入れぬ
・たまごっち 上手に育てる 茶髪っち
・子育てを 忘れてママも たまごっち
・愛よりも 今は欲しいの たまごっち
・愛がさめ 電話のベルに 耳そらす
・「合格」の 通知に両親 熱い夜
・警報で 学校は休みで いな,い〜な
・逢えぬ夜 右手にそっと 名前呼ぶ
・金次第 彼女の笑顔も 政治家も
・人の金 使えるずぶとさ ちと欲しい
・俺の金 どうしてそれが 「小遣い」さ?
・お別れに 払う金なく 腐れ縁
・耳元で ささやく名前 間違えた!
・会社でも ゲームの呪文 つい唱え
・仕事では 上がらぬレベルも ゲームでは
・保険金 掛けて毎晩 酒がでる
・宝くじ 当たれど買えぬ 熱帯魚
・回り物 金はおいらを 迂回する
・自販機の 下に届かぬ 俺の金
・金貸して なぜか相手の 機嫌取り
・ここからは 別料金かと つい妻に
・この道は ガソリン税で できてます その看板も 税金か?

(97年2月8日)
・おふくろの 味は本当は 地下の味
・「愛してる」言い出す頃には すきま風
・昼と夜 パパが違うの うちのママ
・毛根の チェックできそな ラッシュアワー
・腹痛で 病院行って 風邪もらい
・週2日 かあさん口紅 父びびり
・黄金の 右手左手 いとむなし
・冬枯れの ベンチで2人 ほっかほか
・弟が 欲しいとパパに 言いなさい
・花粉症 備前平野の 春を知る
・越後屋も 悪代官も 国会に
・チョコレート あんたは義理よと 念押され
・おかあさん お昼のお出かけ 指輪抜き
・秘書よりも 社長の予定を 知る事務員
・転勤の 話は先に 他人が知る
・階段で 上目遣いが パパのくせ

(97年2月15日)
・チョコレート 義理からばかり 返事来る
・プリクラの ピースサインで 歳がばれ
・カラオケの 歌よりリモコン わからない
・あの声は 猫のさかりか 隣の妻か
・馬並と 言われ喜びゃ 顔のこと
・春近し 今年の抱負は なんだっけ?
・とおさんを 娘のつれが パパと呼ぶ
・会議中 上司のいびきで 目が覚める
・カミセンは 戦闘機かと 父が聞き

(97年2月22日)
・食べて寝て 膨らむ姉に 春遠し
・わが家には 猫と犬しか 春は来ず
・春の夜 猫にまぎれて 声をあげ
・目を細め 透かすビデオの 春霞
・春休み 隣のあの子が 初化粧
・春の花 摘んだときから パパになり
・新婚の 期間限定 春一色
・薄い壁 ことこと揺れる おひなさま

(97年3月1日)
・賃上げを 値上げ追い越す 春寒し
・公園の 茂み声出す 春の夜
・春の野の あなたはツクシで 彼タケノコ
・地味な父 パンツの柄だけ 春爛漫
・サウナ風呂 背中に春見て 俺は冬
・毛虫から 化粧で羽化する 夜の蝶
・レジの子の 好みで遠くの コンビニへ
・週刊誌 見たい部分は 6ページ
・春菊の 下に牛肉 隠す父
・春の雨 花粉飛ばぬと 空拝み
・ドラ息子 だけどリセット したくなし
・かあさんは 夏でも冬でも 春の猫
・足の爪 切って匂って 顔しかめ
・げっ!春じゃん 8キロ減さねば 夏までに

(97年3月15日)
・言葉より 気持ちが身体が 先走る
・たまごっち 入荷の知らせに 父走る
・それ今だ 走る気持ちで 服破く
・走るほど 食って寝てまた 太りゆく
・母走る つもりを追い越す 三輪車
・たわむれに 母を背負いて 全力疾走
・飛び石の 中日に会議を ヤな上司

(97年3月22日)
・場所取りに 走る新人 初仕事
・ダイエット 走れど母より 犬痩せる
・たまに酒 つげばツマミは 父のすね
・友達に もらったプリクラ 魔除けにし
・3,5と 走る税金 追いつけず
・手が触れて 若さじわっと ほとばしる
・キスマーク かゆい?と聞かれ むっとする
・僕のヘビ 春来て穴に 戻ろうと

(97年3月29日)
・桜より 君のピンクの ホホ見つめ
・新婚の ハガキ届いて 裂いてみる
・4月から とうさん泣く泣く Bランチ
・わが家では 唯一仲良し ツバメの巣
・春うらら 授業も会議も 子守歌
・エレベーター 急いで乗ったら 逆に行く
・春と秋 テレビ欄には 枠がない
・挨拶の 間にビールの 燗できる

(97年4月5日)
・土日だけ モデルハウスが 僕のうち
・家建てて 最寄りの駅は 無人駅
・家よりも 飲み屋でくつろぎ 服も脱ぐ
・なめくじに アパート斡旋 かたつむり
・家ん中 とうさん寝ころびゃ 追う掃除機
・わが社では 家買ゃ転勤 ジンクスよ
・恋愛の リセットボタンか 俺の口
・新人の 言葉わからず ただ笑う
・母エステ 身体痩せずに 財布痩せ
・鼻パック 見て見てこれって 見せるなよ
・団らんの テレビはゲームで 父ラジオ
・母カルチャー 娘エステで 父残業
・愛あれば 足も腋臭も フェロモンに
・子育ての ツバメに見せたい たまごっち

(97年4月12日)
・嫁に来て 3日でおなら 高いびき
・わが家での 士農工商 母ネコ僕父
・5円玉 貯まれど貯まれど 縁遠し
・ドロボウも 詐欺師も狙いは 高齢者
・眉毛だけ 安室にしても 顔2倍
・通帳の 残高欄の 幅が無駄
・広告で 夢見てタメ息 マイホーム
・家付きで しゅうとめ付きで 嫁が来ず
・家の中 オヤジの城は トイレだけ
・彼の部屋 ミリン見つけて 大げんか
・ビデオ見て 覚えた技の 出番なし
・初月給 撒き餌で親に プレゼント
・ばあちゃんも トゥパクアマルと 宙で言え
・父の謎 PUFFY・SMAP どこで知る

(97年4月19日)
・水はじく 化粧で浮いてる スイミング
・つまみ食い その分おやじの おかず減り
・つまみ食い 父は会社で 母、家で
・阪神が 勝って地震を 心配し
・夏に向け 減量初めて もう4年
・先生が ママの指輪の サイズ知る
・新社員 部長に思わず ハイ!先生
・松たか子 真似して我が身の 限界知る
・図書券で 美少女倶楽部を 恥じて買う
・サービス券 貯まったころには 店つぶれ
・お部屋でも 絡んで縺れる 緋鯉と真鯉
・広告の 日替わり特価が 夕御飯
・消費税 便乗値下げの 父小遣い
・会議中 目が覚め思わず ここはどこ

(97年5月3日)
・父さんの リリーフ投手が 昼3人
・靴下の 穴を隠して しびれきれ
・新社員 飲ませて酔わせて 始球式
・雨降って ごろ寝の口実 父安堵
・混浴で 出られずのぼせて ゆでアナゴ
・酒飲んで おまえはエラーの 子と言われ
・得意技 ボールの縫い目に 指這わせ
・隠し球 ばれて父さん 飯抜かれ
・母の日に あれもこれもと 逆指名
・一塁が 居酒屋,2塁 焼鳥屋 父さんホームに いつ帰る

(97年5月10日)
・洗濯機 浮いたマッチが 危機を呼ぶ
・けんかして 飲ませてみたい 柔軟剤
・物干しの ルーズソックス 不気味だね
・アイロンを かけても伸びぬ 腹の段
・排水の ホースも夜には 主役はり
・夏休み 指折り数える まだ5月
・アメリカの 土産にもらった たまごっち
・エコロジー ティッシュ乾かし 再利用

(97年5月17日)
・ドラマ見て 泣く父を見て 子が笑う
・午前様 待つ妻 けんかの 脚本家
・カーナビを 信じて登山が 潮干狩り
・洗い立て シーツで肘が ヒリヒリし
・物干しの 下着が虫よけ オバタリアン
・全自動 給料 妻が 搾り取る 
・映画には タダ券だけと 決める母

(97年5月24日)
・失楽園 見て家帰り 失望園
・タイトルを 忘れ 歌って 買うCD
・鼻歌も 華原朋美じゃ 窒息し
・カラオケで サビしか歌えず あとはノリ
・流行り歌 歌って父さん 疑われ
・胎教で 歌った歌が 逆効果
・ぬかみその 促成栽培 母の歌

(97年5月31日)
・歌いれて サビしか分からぬ CM曲
・この歌に どうして無理矢理 タンバリン
・気合い入れ 歌って笑われ 恋の唄
・TUBE聞き 水着を買いに 街に出る
・じめじめの 季節ヤだけど 部分好き
・目を閉じて 黒木瞳と 入れ替える
・紫の あざも嬉しい 腕枕
・パパとママ 夜中にお尻を 蚊にさされ

(97年6月7日)
・時々は あんたも誘って おとうさん
・携帯が 鳴ると制服 着る娘
・紫外線 浴びないところが 赤黒い
・CMと 予告が楽しい このドラマ
・配役で 犯人当てる 名探偵
・印籠を 忘れて逃げ出す 水戸黄門
・とうさんの 前髪 寝起きは 後ろ髪
・子供より 保護者の多い 通学路
・潮時を 感じるデートの 生あくび
・「今どきの..」 言い出す自分が 過去の人
・耳元の 寝息が2人の とき刻む
・この時と 思えど飲み過ぎ うなだれる
・時すでに 遅しトイレは まだ かなた
・時流れ オナラは慣れたが スッピンは..
・あのときの はずみで一生 弾まれず

(97年6月14日)
・子供寝て 時々あがる 鬨の声
・時任も 中井もいつまで 悩んでる
・いっときの 喜びのため 日々貢ぎ
・時ながれ 誘う立場が 逆転し
・限りある 2人の時間は 眠らない
・お中元 4軒回って またうちに
・お中元 預かり 父に イヤミ言い
・おかえりと 言うほっぺたに 畳の目
・にわか雨 透けるラインに 目を凝らし
・水着きて ボンレスハムを 思いだし
・あのバスの あの席狙う 恋心
・大根を 値切った帰りに ケーキ買い

(97年6月21日)
・長電話 隣でお経を 読んでみる
・「残業で..」 電話の向こうに なぜ有線
・いいわけの 電話させれば 日本一
・人恋し 間違い電話と 1時間
・携帯を 買っても かかる 相手なし
・コレクトで まだ気があるか かけてみる
・「あたしよ」と 名乗らぬ電話に 汗をかき
・ティーバッグ 3杯いれて まだ絞り
・週末は? デートと言って エステ行き
・酒飲んで 持病の数で 口論し
・ツバメの巣 狙ってバカ猫 網戸裂く
・お見合いも したいときには 話なし
・晩御飯 おかずで気張って 飯炊かず
・とうさんの あとのトイレは 蠅も死ぬ

(97年6月28日)
・携帯は 亭主あやつる 首の鈴
・9時5分 あいつの電話だ また遅刻
・かけるだけ 僕の電話に ベルいらず
・リダイヤル 帰宅の前に 消しておく
・ピ〜ヒュルル ファックス相手に 話す母
・「えっ何!?」と 叫ぶお前は 何者じゃ
・ボーナスが 出ても晩飯 マーボなす
・短縮の あのこのメモリー 消しあぐね
・留守電の テープを勝手に 聞くなバカ
・チカチカ,パッ 受話器を競って 取る男
・いいドラマ 泣ける画面に 「震度3」
・自己主張 朝の息子は 親泣かせ
・夏が来た 脇腹の肉 そのままに
・景品に 出るのに買えない あのゲーム

(97年7月5日)
・かあさんが 水着を着たら 舞の海
・炎天下 彼女の着替えを 待つマヌケ
・海開き それまでTUBEは どこにいた
・海に来て 釣りするエサは 身体・顔
・夜の海 並ぶカップル 等間隔
・セクシーな 水着着るため ワカメ刈り
・潮が満ち 潮吹きやがて 引いていく
・あげて寄せ ビキニに詰めても 限度あり
・あのねキミ 風邪で休んで なぜ日焼け?
・シャワー室 隙間覗けば 男用ウエッ
・海のあと イザと思えど 背中腫れ
・砂浜に 寝ているアザラシ トド・ジュゴン
・竜宮城 もらったお土産 請求書
・海に来て 子供は走る パパは寝る
・パレオして 隠すほどなら 海くるな
・浮き輪かと 思ってつかんだ 脇の肉
・俺と来て レスキュー隊を ナンパすな
・浜辺より 駐車場待ち 汗をかき
・渋川に 不倫で行ったら バレバレよ
・部下の子の 水着の跡を 知る上司
・思春期が イソギンチャクに 赤くなり

(97年7月12日)
・盆休み あけてフサフサ 海坊主
・魚釣り 魚釣れずに 人を釣る
・三十路すぎ 日焼けは消えて シミ残る
・海の家 年に一度の 顔なじみ
・ビーチバレー 女子の時だけ 客3倍
・夜の海 花火が隠す 下心
・100円の シャワーに3人 汗みどろ
・あの夏の われは海の子 父は誰
・潮干狩り 女性の向いに 回り込む
・海を指し 視線は真横の 谷覗く
・日に焼けて るのかと思えば ケツ黒い
・水着から つながるジャングル 顎止まり
・夏休み メニューは三択 ひるごはん
・デンマーク やたらと近所の 人に会い

(97年7月19日)
・街角や コンパで網ひき 雑魚ばかり
・網タイツ 脱いだナマ足 トカゲ柄
・飯島も 網浜・研も みなナオコ 
・法の網 暗いところにゃ 穴があり
・網の上 焼けるアワビに 頬染める
・こぼれなし ヤツのナンパは 地引き網
・蝉取りの 網にいつしか パパ夢中
・週末の 台風 パパには 救世主
・性格が もののけ姫に 似てるママ
・最近は 列も短め たまごっち
・歯が痛い おかげで成功 ダイエット
・借りてくる ビデオはいつも 網だらけ
・網戸から 来る風 隣の 室外機
・帰省した 息子バイトで 顔を見ず

(97年8月2日)
・ガラス戸の 棚の本ほど 読まぬ本
・本気だよ キミもあの子も 誰とでも
・読むよりも 見る本ばかりを 買うオヤジ
・本物と だまされビデオが 数十本
・本を読む 時間を奪う 天使達
・あの本を 隠した布団が 干してあり
・本で見た 姿勢を試して 腰痛め
・無礼講 無礼はいいけど 本音だめ
・本命に ダイヤ 君には タイヤキを
・本物を 見分ける人たち 怪しげね
・本丸に 攻め入るまでに 汗みどろ
・寝返れよ フック外した 甲羅干し
・にわか雨 俺が出るとき 帰るとき
・紫外線 浴びたきゃ浴びなよ 今のうち

(97年8月18日)
・熱愛も 冷めて固まり 錆びて朽ち
・子は飽きて 親が熱中 たまごっち
・熱烈な ファンレター書いたら えっ?男?
・熱上げた あの子が悲し クラス会
・喧嘩して 降板できるも 売れてこそ
・冬が来りゃ 座布団欲しかろ ジベタリアン
・あの人が 髪切り 床屋が ほくそ笑む
・過熱して すり切れヒリヒリ 若かった
・試験前 熱出て 結果は あら同じ..
・熱心に 金貸しますよと ティッシュくれ
・熱中し 気づかぬ息子に 母見とれ
・熱血の 教師燃えれば 生徒冷め
・うなされて 目覚めて見れば 自分の屁
・キャスト替え 話は同じ ドラマ枠
・ラジまるに 手を振りゃ男で 超ブル〜
・クリスマス までにと 毎年 別の人
・ちょっとでも.. 抜き足差し足 体重計
・ナンパ待ち 早よ声掛けろと 男追い
・夕方の 値引きシールで メニュー決め
・浮気する 勇気があれば 離婚する
・コンパ来て 松茸不作と 飲んで食う
・試験前 なぜか掃除に 熱中し

(97年8月16日)
・風ふけば 前髪 うなじに 戻る父
・すきま風 ふけど 気づかぬ 彼あわれ
・ちょっと待て 勝った馬券が 風に舞う
・秋風に 背中の皮も 散り終わり
・腰浮かす 父に 家族は 風上へ
・会社でも 家でも逆風 立つ瀬なし
・風ふけど あのこのスカート 隙間なし

(97年8月30日)
・カギのない 女心の パズル解く
・あの部屋の 合い鍵 今は ヤツが持つ
・カードキー テレカをさして 照れ笑い
・カギなくし 窓から入って ポリ呼ばれ
・新学期 あのこが急に 派手になり
・嘘をつく 演技は反町 豊 越え
・耳たぶと うなじがあの子を 開くカギ
・俺のカギ さして回して エンジンGO!
・ねぇ今夜 そっと課長に 渡す鍵
・団地妻 ドアより口に 鍵したい
・貸金庫 見栄で鍵持ち 中はカラ
・髪の毛の 紅葉 秋には 黒くなり
・秋なすを 嫁は食わずに くわえてる

(97年9月6日)
・40分 謎解く鍵が 出るドラマ
・鍵開ける 音に 窓から 人帰す
・買い物に 行く お財布に 鍵したい
・模擬店の あの子のソバだけ 早く売れ
・キノコ狩り 浜辺が終われば 山に行き
・敬老の 祝いもらって お留守番
・運動会 カメラが並んで キューを出し
・高校生 裾で廊下を 拭いてゆき
・歌手なのに ボケとツッコミ 求められ
・歌手名か タイトルなのか ちと悩み
・ベランダで 電話の父に 鍵しめる
・秋の虫 声するばかりか 壁揺らす
・スペアキー 渡したときめき 一ヶ月
・スポーツも 芸術もなく 食べる秋

(97年9月20日)
・音なしの 亭主しゃべる日 浮気の日
・音消した ビデオ見ながら 声を出し
・同じ音 出しても隣は いやな音
・父帰る 音に犬起き 妻は寝る
・音がして 個室出られず 気配読む
・運動会 デッドヒートは 場所選び

(97年9月27日)
・食べ残し 食べて母さん トドの腰
・食っちゃえと 言うのもやるのも 女子高生
・ハマグリは 見てよし汁よし 食べてよし
・ただですよ 松茸どんどん 召し上がれ
・食事だけ 食べて女を 逃がしゃせぬ
・「チン!をして 食べて」と書く間に 高いびき

(97年10月25日)
・細い道 行きつ戻りつ 行って果て
・この道は ゴミ箱灰皿 キミの道?
・襲うなら 迎え撃つわと 夜の道
・道楽を 持ちたいけれど 金もなし
・華道茶道 エアロもお花も 途中止め
・小道具と 言うがお前が 大道具
・道ばたに 座る子供ら 異星人
・俺の道 迷路坂道 行き止まり
・道のりの 長さ男を 燃えさせる
・道幅を 2人で独占 おばばばば
・母さんが 夜なべで弟 作ってた
・顔のしわ 増えて脳味噌 ツルツルに
・物忘れ 自体忘れて ボケ知らず
・松茸は 買えぬ代わりに これいかが
・昼間だけ 兄ちゃんいるよ うれちいな

(97年11月2日)
・燃え上がる モミジめでつつ 乳をモミ
・モミジ散る 道路入れば ティッシュ散る
・この彼女 あのママの道 歩むのか
・クリスマス かきいれ時さと 見栄を張り
・川柳の 解釈一つで 里がしれ
・その風邪を うつせとキスして 3日寝る
・コタツ・布団 トイレのほかに 行かぬ嫁
・道ならぬ 恋路も近頃 舗装され
・道真は 見放し 親は あきらめず
・月2回 連休きついと 風邪をひき
・投資する 手前にリスクの 落とし穴
・クリスマス 近づき ふところ クルシミマス
・安室見て 希望持っても 踊れまい
・想い出の 場所を間違え すきま風

(97年11月8日)
・午前様 待つはゴジラか 口から火
・飲み過ぎて 発熱すれども 火がつかぬ
・寒空に 家族に追われた 煙草の火
・おだてられ グロスで買って 早2年
・布団から 届かぬティッシュで こぜりあい
・できるなら 課長も部長も 逆指名
・この肉が こっちにあればと 胸算用
・遠い日も 花火あがった 記憶なし
・カキフライ 残り一つに 火花散る
・あげて寄せ 固めるパンツは ないものか

(97年11月15日)
・宴会の 予定で仕事の 時間決め
・ボーナス日 通帳記入で もうマイナス
・風邪もらう 相手も選べりゃ ちと嬉し
・こがらしの ベランダ1つ 煙草の火
・火柱が たって吹き出し 燃え尽きる
・聖なる火 演出過剰で 煙あげ
・キムタクを 温泉入れて 数字とる

(97年12月6日)
・銀行の 心配するほど 預金なし
・大掃除 分担決まらず 大喧嘩
・月変わる 1月にだけ なぜ気負う
・貸しスキー リフト待つうち 昼御飯
・観光も 帰省も混まねば 気が済まぬ
・若い子は 下手ねとニヤつく 女子高生
・コタツ猫 人のさかりを さめて見る
・賀状書き 一人で祝う クリスマス
・鐘ついて 寺から神社へ 初詣
・和服でも 階段座るか ジベタリアン
・忘年会 同じ芸しか もうねんかい!?
・ねぇあなた これ試しましょうと ストレッチ
・生牡蠣が 旬よと微笑み 殻ひろげ
・おお寒い 服を脱ぐ前 皮をむき

(97年12月13日)
・人間の フォアグラ作る 年の暮れ
・ピカチュウも ニュースに乗るころ 子は飽きる
・大掃除 ゴミ出しに行く 粗大ゴミ
・実績と 期待で見積もる プレゼント
・不景気で やむなく自腹で カレンダー
・とりあえず ダイオキシンより 屁が臭い
・帰省した 子供はバイトで 顔も見ず
・クリスマス 動くケーキに 舌鼓
・ヒョウ柄の コート脱いだら 牝狼
・桃色の キティも見ている ご乱行
・苦労して 覗いた温泉 老人会
・見れるけど パソコン画面じゃ 燃え切れず
・ご、ご無体な 男がしりぞく 女子高生
・もちもちと 白いお餅を キネでつく


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