うしがえるのホームページ
ボツハガキ供養塔
「谷五郎の旅は続くよ」

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(97年4月5日)
はじめまして。旅をテーマにした番組だそうで,まだ どんなハガキを書けばいい のかわかりませんが,挨拶がわりに書きます。
私は歩いて旅することが好きです。遠くの街を歩くのもいいですが,家の近所を とことこ歩いても,車で通っているときには気づかないことを発見します。
根元近くで刈り込まれた夾竹桃が,青々とした新芽を吹き出していたり,公園の片 隅に菫が群をなすように花を咲かせていたり,わずかな時間,わずかな距離で季節 を感じる小さな旅をすることができます。
夜の街を歩くのもいいです。テーブルからテーブルへ舞う夜の蝶,近くで見ると 「お前、うちの母親とどっちが年上やねん」って新しい発見もあります。
ただ,この旅は観光旅行に行くより高くつくことがあります。

(97年4月12日)
先週は、栄えあるハガキ第1号に選んでいただいて、ありがとうございました。さ て旅の思い出と言えば、もうずいぶん前、ちょうど沖縄で国体があった年の秋も深 まる頃、スキューバダイビングの体験ツアーに行きました。友達が都合でドタキャ ン、僕1人での参加になったのですが、那覇空港に着いてみるとそのツアーの参加 者は僕の他に2人だけ。ダイビングは人数も少なく、十分に堪能できましたが、そ れより印象に残っているのは、あとの2人がゲイのカップルだったこと。いわゆる オカマさんではなくて、普通の大学生と若い会社員のカップルで、べたべたするわ けでもないのに、何となくアツアツラブラブ。とても親切で楽しくていい人達だっ たんですが,昼食のときなんかも、2人の世界を形造るので僕とインストラクター さんは2人で顔を見合わせ、負けないくらい妙な雰囲気を出してました。
袖振りあうも多少の縁と言いますけど、旅で出会う人は、本当に印象に残ります。

(98年11月7日)
ドリンク剤って、高くて効きそうなやつは瓶が小さいでしょ。
あれを家を出るときに飲んで行っては、イザという時にすでに効き目が切れてる んじゃないかって心配。そこで、小瓶を隠し持っておき、彼女がシャワーの間に グビッっと飲んで、何くわぬ顔でミントガムでも噛んでるわけですが、困るのが 金色ラベル付きの瓶の処理。
ゴミ箱に捨てて見つかってもヤだし、隠し持って帰るのも冴えないし..
そう、ベッドの下に捨てるのです。ところがホテルのベッドって下の空間が狭い ところが多いんですよ。瓶をなんとか押し込んでも、ベッドがギシギシするたび に、瓶がゴリッゴリッって音を。移動して出てこないかと心配で心配で..
世に心配の種は尽きないものですね。
って、そんな西田さん向けの話しは置いといて..
いや、今週、ラッキーなことがあったんですわ。ポピュラーな安いドリンク剤っ て10本セットだとオマケがついてるじゃないですか。大きなオマケがあったん ですよ。スーパーの薬局の「リポ○タンDご愛飲キャンペーン」に応募していた ら、なんと2等の自転車が当たりました。店先に「お買い得品」のような書体で 「リポビ○ンDご愛飲キャンペーン当選おめでとう!うしがえる様」って大きな 紙を貼って展示してあったのは恥ずかしかったけどいや、もうけ、もうけ。
ドリンク剤っていいですね〜

(98年11月22日)
後輩のTくんは、典型的なおっぱい星人。
いつも「でっかいおっぱいの間でスリスリしたい」「おっぱいの間に顔を埋めて ぷるぷるしたい」と言っていたのに、なぜか彼の前に現れるのはスレンダー女性 ばかり。顔は細目が好きなわけね。
「仰向けに寝たら胸の膨らみが残らなくて、つかみ所がないんですよ」と、いつ も不満を抱えておりました。そんな彼の前にある日、豊満バストの女性が現れま した。だけど今度は全体に豊満で、スリスリと言うよりぷにょぷにょという感じ。 あちらを立てればこちらが立たず、それでもたつのが男のサガ。
彼は結局、今年の5月にその彼女と結婚しました。奥さんはどんな感じ?
う〜ん ミニジャイアントパンダみたいなかわいい女性で、お幸せそうです。
それにしても、なんで土曜日早朝の番組テーマがすりすりなの?ほかの番組では 真面目なイメージで売っている僕なので今回はラジオネームを変えてみました。
ラジオネーム:うしがえるα

(98年11月28日)
[男は旅人]
お酒ほど値段の流動的なものはありませんね。
自販機でビールを買えば、1本210円、290円。居酒屋さんなら450円く らい。スナックなら600円から1000円。1000円を超えると「ちょっと 高いなぁ」って感じ。それが、店にソファがあると2000円でも「まぁ安いか 」って感じになります。きれいなおねえさんがいれば5000円でも「多少高い が、一応納得」。超オバサンもしくはヤンキーおねえさまが煙草吸っただけで 30000円だと「そのくらいで済んだなら、安く勉強させてもらったと思いな さい」と言われてしまう。
高い安いの判断基準が実にさまざま。お酒以外の付加価値の部分に適切な価格設 定がなされていないのが原因と思われますが、それが分かっていながら試行錯誤 を繰り返す、男とはあくなきチャレンジャー、さまよえる旅人なのかもしれませ んね。

(98年12月5日)
ビデオ?僕は清純派なので、ビデオに関して西田さん好みのネタはないですね。
修理に出したデッキを取りに行って「テープはありませんでした?」と聞いたら 、「中にありませんか?」、ガ〜って「欲情女教師(中略)個人授業」というテ ープが出てきて、デオデオのお姉さんに、そこから見えない遠くの空を見られた り、録画を頼まれた「ラブジェネ」のテープを渡したら「これ、違ってたわよ」 と、妙に画質の粗い飯島愛のテープが戻ってきたことくらいですか。
レンタルは恥ずかしいので、通販で買うことが多いのですが、JAROに言いた くなる大ウソの広告が多いですね。しかも1本5千円、3本なら1万円、10本 なら2万5千円って わけ分んない価格体系。毎週のように届くチラシを見なが ら、「これはいいかな?」って思ってしまう、そんな僕って やっぱり清純派。

(98年12月19日)
フィニッシュと言えば思い出す あの日の思い出。
僕たちは2泊3日の小旅行に出かけました。鎖国時代の貿易と過去の人々の知恵 に頭を巡らせ、原爆の傷跡に過ちを繰り返すまいと心に誓い、夜は平和公園近く の静かなホテルへ。
僕は頭痛持ちで、人混みに出たり、長く列車に揺られると頭が痛くなります。そ の夜も頭痛は絶高調。しかし長崎まで来て何もしないわけにはいきません。ベッ ドでの運動につれ、さらに頭痛は増すばかり。ついにフィニッシュの瞬間!
あぁぁぁぁ〜って頭が割れるような痛みに襲われ、そのままの状態で、うっと身 動きがとれなくなってしまいました。
「いつまでも いき続けて、そのまま死んだのかと思った。私、どうやって痕跡 を残さずにホテルから逃げようかと考えてたわ」と言われてしまいました。
その苦い経験のもと、今は頭痛薬を1箱、常に携帯、いつでも大丈夫、うしがえ るの旅は来年も続くのです。
(この先は蛇足、読まなくてよろしいです)
頭痛の原因が分かりました。僕、人と一緒にいると大きい方のトイレに行きたく なりません。2日も3日も。
しまいにはお腹がぱんぱん。先週3日間、東京に行ったのですが、3日目に便意 を催し、大物を解放したところ、なんとそれまでの頭痛がうそのように消えまし た。どうも 僕の頭は下腹部と連動しているようです。

(新春いろはカルタ)
ア 愛なんて あるとかえって 手が出せぬ
イ 生きている 証しさ照れずに さぁお脱ぎ
ウ うるさいな ベットで過去を 聞く女
エ 悦楽が 身体を頭を 若くする
オ OH MY GOD アノ日にデートの アポするな
カ 噛まないで 舐めると吸うと 美味しいよ
キ 「君だけさ」 愛・恋い・好きは 別の君
ク クリららら 辞書引き赤面 中学生
ケ 経験を 隠し恥じらい 技でばれ
コ 声ひそめ 営む夫婦に ネコ薄目
サ 鎖骨から 水玉つたう 桃の肌
シ 下心 隠せず妙に 前かがみ
ス 透けて見ゆ 巻き毛の上の バラを嗅ぐ
セ 攻めと引き バランス勝負の 年の功
ソ 卒業は 死ぬときとみる 夜の道
タ 玉の輿 乗るため磨く 腰の玉
チ 違うわよ そっちじゃないわ ねぇ坊や
ツ 釣り上げた つもりが根こそぎ エサ取られ
テ 手が口が このときばかりは 器用です
ト 隣から 聞こえる声が 起爆剤
ナ 鳴かぬなら どこでもできるね 気づかれず
ニ 肉ひだに 埋もれるひだで 金とるな
ヌ 脱ぎ捨てた 下着の形 夢の跡
ネ 寝顔見て 潮時はかる 冬の夜
ノ 飲ますため 飲んだ自分が うなだれる
ハ 初エッチ 見越して着物を 着ない娘ら
ヒ ひりひりと するまで燃えた日 帰らぬ日
フ フィニッシュが 合わず彼女の 評価ゼロ
ヘ 変なこと 嫌がることも 潤滑油
ホ 誉めしだき なだめすかして 押し倒す
マ 松茸と アワビが出てきて こんにちわ
ミ 耳たぶの 光る産毛に そっと息
ム むぎゅっむぎゅっ はさんで埋めて 夢心地
メ 目配せで 帰りの時間を あわす仲
モ ももももも ぷちぷちぷりぷり ももももも
ヤ 「やめて」なら やるが「やって」は ややしぼむ
ユ 湯煙が おくれ毛濡らす 旅の宿
ヨ 夜目遠目 電気を消せば 誰とでも
ラ ランジェリー 試しにちょっと つけてみる
リ 理想には 遠いが身体に 理性なし
ル 留守なのよ 遊びにおいでと 美人妻
レ レンタルの オヤジに新作 奨められ
ロ 露天風呂 写真で見たよな 美女はどこ
ワ わき上がる 汁に男が 燃え上がる
ン ん〜んそこ そこよ行くわと どこだそこ

(99年1月2日)
懐かしい旅の思い出。そうあれは10年ほど前。
就職で倉敷に来てまもなく、山陰の大学生とおつき合いしていました。相手は学 生、僕は社会人1年生。いつも僕が会いに行きます。
冬は「特急やくも」が分水嶺を越えるころトンネルを抜けると夜の底が急に白く なり、小説の世界でした。松江駅の改札口で頬を赤くして、白い息を吐きながら 手を振って迎える彼女は、なんともいとおしかったものです。
彼女の部屋は大家さんの2階を間借り。炬燵と小さなベッドでいっぱい。2人で いるとそれだけで暖かくなるスペース。ベッド脇の小窓で月明かりに雪が舞うロマンチック なムードでした。
ところが この彼女、声が大きいことと言ったら「あああぁぁ〜 うぅぅんんん 〜 いくぅぅぅ〜」って。口を押さえるわけにもいかず、1階の大家さんには丸 聞こえ。翌朝、本当に気まずい思いをしました。ああん、ううんはともかく ほ んと どこに行くんだって感じで困りもんですよね。

(99年1月9日)
今日はこの時間の放送を、センターテストに送られる車の中で、初めて聴く受験 生がいるかもしれないので、うしがえる的には自主規制モード。
子供のころ、風呂のないアパートに住んでいて、母に連れられて銭湯に行ってま した。いつも母と一緒に女湯に。
でも、小学生になったとき「もう大人だから男湯に行きなさい」と巣立ちの時を 迎えました。そこは巣立ったばかりの小鳥には あまりにも別世界。おぞましい ものがブラブラだらだらと揺れています。自分の小さな突起がそんな風になろう とは想像だにできませんでした。
今、おぞましさに近づきつつありますが、最近、縮れた毛の中に、1,2本の白 髪を発見。まだそれほど大人でもあるまいと、間近に見られるおそれがある時は、 抜いておきますが、その痛いことといったら。
これが大人の痛みなのでしょうか。

(99年1月16日)
今週、風邪で39度の熱が出て、2日も寝込みました。なんとか治ったものの、 脳細胞が鈍っているようなのでお便りは休ませていただきましょう。
それよりもなによりもおとなが高熱を出すと、生殖機能が衰えると言われるので 早く確認してみなければ。
女の第六感は鋭いと言いますが、あれは勘が鋭いのではなくロマンチストなので しょう。ほんの僅かな手がかりや、あいまいな証拠をもとに彼と他の女とのロマ ンスを1本書き上げてしまう恐ろしくホラーなロマンス小説家なのです。
かけられるとマズイので電話しておくと「こんな時間に電話なんて珍しいわね、 出かけるの?」ドキっ!
「車に芳香剤置くのは嫌いじゃなかったの?」ドキっ!
「こういう形に足を持ち上げられるの初めて」ドキっ!
このドキっ!が 表情や態度に出てしまう、男ってなんてかわいい生き物なので しょう、ねぇタエちゃん。

(99年1月23日)
ほくろ。ほくろの思い出..
ない!ないっ!それって、ひと歳とって湿り気のある恋愛のイメージじゃないの ?
和風旅館の離れでほのかな灯りのもと、「ほぉお前こんなとこにほくろがあっ たのか」「いや、恥ずかしい」とか、店のママがほくろの位置で「情が深いのよ、 うふ」って笑ったりする世界でしょ。
僕らの場合は「だめだよ、土曜の夜のこの時間なんて、どこも満室だよ。準備中 の部屋の前で待ってる車がいるよ。どっかそのへんの暗いとこに車停めよっか?」 「やだぁシャワー浴びたいもん。」「いいじゃん、コンビニでウエットティッシ ュ買って来て拭いたげる。」「それって、この前、苦かったじゃない。」「そん なの最初だけだよ。ねっ、ねっ、ね〜」って、そんながつがつしたおつき合いで すから、早く大人になって、そっと背中のほくろに指を這わすようなしっぽりし た時間を過ごしてみたいものです。
なんで朝6時半からの旅の番組でテーマがほくろなのか清純派の僕には理解しが たいな、ついていけないよ。ったく

(99年1月30日)
エロチシズムを感じるところと言ったらなんと言っても耳たぶの産毛。
きれいな耳たぶが逆光に照らされたとき周囲にきらきらと金色に光る産毛!あぁ いぃぃぃぃ〜!
その耳たぶに、そっと息を吹きかけると「いやぁぁ〜ん」。ほんのわずかに舌を 這わせただけで、「くすぐたぁぁぁ〜い」と 全身をくねらせて、肉の薄い耳た ぶが赤く染まってきたりすると、なんとも あぁいぃぃぃぃぃ〜!
耳たぶの形や肉厚の質感って あるデリケートな部分と微妙に共通性があるよう です。むひひ
耳たぶからうなじは、年齢が出やすいところ。大事にお手入れして欲しいですね。 耳の後ろにざらざらと垢を貯めてるのも女性失格。耳を丸ごとくわえて、穴に舌 を押し込んでも「何してんのよ」って言う超鈍感な人は、耳から空気吹き込んで 、頭、膨らませてやろうかと思いますよ。

(99年2月6日)
若き日の甘い想ひ出..
広島の彼女と中距離恋愛していたとき、「晩御飯、なにか作ってよ」と言うと、 「材料ないから、一緒に買いに行こ」って外に出ると雪。暖かい岡山から薄着で 出かけた僕が震えていると「はいっ」って自分のマフラーをかけてくれ、「お前 も寒いだろ」「私は平気」って清潔な白い息を吐くのを見ると、寒さに縮こまり がちな心も身体の部分もポっと暖まるのでした。
小さなスーパーでわずかの野菜を買ったり、狭いキッチンでステンレスの流しを ペコペコいわせながら料理する姿を見るのも、なんとも甘い時間、いとおしさつ のるのです。
小さな炬燵で食事をし、ぬいぐるみの見つめる狭いベッドへ。そこで彼女をホワイト チョコレートのようにとろりと溶かして、舌の上で転がせていく、そんな甘い生 活、甘い時間。
若い2人のままごとの恋は短く終わったものの、今思い出しても ふと心が和む のでした。

(99年2月13日)
薄い服でラインが透けて見えるなんてことより隠すものは隠して、想像力を刺激 するのがいいです。襟元からちらっと見える鎖骨のくぼみ、うなじから背中に降 りる産毛、カラオケのマイク持つ手の微妙な親指の反り。あぁ、その手でこのマ イクを握ってぇ..
前置きはさておき、体毛の濃い薄いを気にする人が多いようです。ナチュラルな ままでいいと思うのですが、処理の跡は想像をかき立ててセクシー。
すね毛・腿毛を脱色処理して、薄い金髪に光っているのに、Vゾーンになると急 に黒々。あぁ..
ワックス脱毛でちょっと荒れた内腿。あぁ..
Vゾーンが濃すぎることを気にして揃えたのか、先端が切ってある毛。あぁあ..
それらを見ると、どんな気持ちで処理したのか、生々しさに女心を いとおしく 思えるのです。
あぁ僕って少年の繊細さ。

(99年2月20日)
猫の鼻先でミカンを剥いたら飛んで逃げる。あぁいぃぃぃ〜 って何が! 「逃げ る」ネタは、これから考えますけど、世間話1本。
西大寺会陽に出ました。7、8回目かな。商店街テントで着替えますが,毎年見る 顔が多くいます。年に1度しか見ないのに「あの色白、最近見んな」など、名前も 何も知らない人を心配しているのを聞くと、自分の居場所がここにもあるという妙 な安心感があります。
裸は大床で自分の意志では身動きとれません。宝木投下の前、倒れた人がいるのか、 御福窓から両手を広げて「開けろ」と合図をします。でもどうもできません。しか しやがて動きがとまり、僅かに後退しました。数千人の意思が働いたのです。
御福窓から見てもTVでも裸は「群」。でも個々の人々の集まりです。マイクに向 かって話す西田さんからもリスナーは群。独りで聞く人の気持ちが分かり難いでし ょう。そんな感覚を得るために一度出てみられては?女とバレないように密着して 胸部をお隠してもいいですよ。ご用命あれ。どぉどぉ?

だめだ..。「逃げる」で西田さん向きの話はない。前にも1度書いた話でお茶を濁 しましょう。
10年ほど前、12月に知り合い、Xマスには会えたものの、乗り気でない様子に、 最後までいかなかった彼女と、冬休み最後の土曜日の約束を取り付けました。その 日は、冷たい雨。カラオケに行っても、食事をしても、彼女の食い付きが悪く、時 間も持て余し気味。「どうせだめならとりあえず、誘わにゃ損」とホテルへと向か う路地に入ってみると、別に嫌がる様子はありません。
カップル向けホテルの部屋に入ると、彼女はベッドに座って、陰気なテレビの画面 を眺めています。僕は のどカラカラ、期待に下半身を膨らませ、話しかけますが、 どこか上の空。思い切って肩を抱いて、手を滑らそうとすると、「先にお風呂に入 って。」と言います。「はぁぁぁい!」
僕は るんるんで磨きをかけ、素振りをし、「お待た〜」。
ところが彼女がいません。むなしくTVがついているだけ。狭い部屋に隠れるとこ ろもありません。逃げたのです。その時、TV画面に富士山をバックに金色の「平 成」の文字。昭和が終わり、平成になった瞬間でした。僕は朝までホテルで1人で 過ごし、翌朝、彼女の忘れた傘と時計を届けにいくと、インターホン越しに「ごめ んね、前の彼のことを忘れようと思ったけど、どうしてもダメなの」と泣かれてし まいました。帰り道、ブラインドを下ろし、スマイル0営業のバーガーショップで クラシックを聴きながら僕が泣きたい気持ちでした。
あぁ かわいそうなうしがえる。
料金を払っていないそのタイプのホテルから、どうやって1人だけ帰れたのか、今 でも謎ですが、帰れます?

(99年2月27日)
ん桃っ、何て好いたらしい響き。産毛の揃った薄皮一枚下にたっぷりの汁。ぽっと 赤みがかった部分から 一本伸びる割れ目。甘い香りで人を誘い、それでいて柔ら かな甘い果肉の奥に隠された頑固な種。なんと女性に似たことか。桃は男を詩人に する果実です。
桃と言えば、桃尻娘という慣用句があるように一般にお尻のイメージ。しかし現実 のお尻は、大きすぎたり、下開きだったり、どうかすると肉割れがあったり、きれ いな桃にはなかなか巡り会わないのです。そうしてみると食べ心地からは、たわわ な胸こそが桃。桃は口の中でぷるぷると震え、甘くジューシーにとろけていく。ア ルコールで胸元に浮いた赤い色も艶めかしい桃の色。つんと張りがあってつかんだ 手の中で崩れていく白い桃、あぁいぃぃぃ〜
ところで、桃の皮や汁って口の周りがむず痒くなりますけど、別のことに使うと気 持ちよくないですかね?舐めても無害だし..

(99年3月6日)
うしがえるは けがれを知らぬ純白の心。くもりない少年の瞳に宿る憂いのわけは、 最近、下の毛に混じる数本の白髪、あぁ..
それはさておき、日に焼けた身体にくっきりと水着の形、秘めた部分だけ白く輝く のもいいのですが、それはどうも青臭いイメージ。やはり女性の肌はしっとりと白 い肌。そこに浅黒い身体が上から前から後ろから攻めていくのは 視覚的にも心高 めてくれるもの。以前はベッド横に大きな鏡があることが多かったのに、このごろ は上品に少し離れて小さな鏡があったり、天井や部屋の角の部分が鏡になっていた りして、自分たちの姿が見えにくくなっています。しかしフォームを確認するのは 基本。一生懸命、向きを変えようにも思うに任させず、枕元のスイッチ群で膝を打 ったり、腰を痛めそうになったり、なかなか男の苦労は絶えないもの。
今宵も白いシーツの上でそんな男と女のせめぎ合いが繰り広げられることでしょう。

(99年3月13日)
今日は早口にならなくていいように品のいい話を。うしがえるはもちろん1回。
一晩に何回できるか?ちっちっち、青いよ。
朝起きて もう1回?ちっちっち、臭いよ。
何回もやると、ここの粘膜のとこが、血は出なくても、赤く透明に擦り剥けたよう になって超ヒリヒリしません?ねぇ西田さん。
ねっとり1回に全てをかけるのが正しい大人の愛。指で、口で、モノで、膝で、全身 を使って、耳の穴から足の指の間まで丹念に責めしだき、自ら「あぁん早くぅ」と言 わしめるまで味わい尽くしてから、1回でフィニッシュ。あぁ..
ええ、丹念に責めるのにはパワーとあくなき努力が必要。ついおざなりになってしま うと「いつまでもしつこいわね」と言われます。丹念にやっていてもそれを言う場合 は2人は「あわない」と言うことですから見切るべき。「しつこい」と言わさず、と もに至福の世界に登っていく、それが夜の醍醐味なのです。

(99年3月20日)
今回こそ卒業しようと思いつつ、留年するのがビデオの通販。会社名は違っても同じ ような封筒に○○企画、△△書房、もしくは個人名のくせに郵便局止めの住所。そん な封筒につい心ひかれてしまうのです。豪華写真カタログよりモノクロリストのほう がどことなく信憑性があるけれど、写真は写真で斜めに光を当てて透かすのも一つの 儀式。たくさん買うと半額以下、1本だけは損。かといって10本買うと、どんな小 包で届くか不安だし、取りあえず3本。届くのはアニメと思えるほどモザイクのかか ったものや、同じキャストなのに女子高生だったり人妻だったりする眉の細い女性。 どこが似ているのかと思えば名前だけ似ている美人キャスター。そんなビデオを見る たび、業者に腹を立てるでもなく、届く数が段々増えるDMを手にちょっと苦笑いし てみる、そんな自分がとてもかわいいと思うのです。
こんな僕にサクラサク日も近いでしょうか。

(99年3月27日)
ナイーブなうしがえる、デートにも気を遣います。相手への気持ちによってコースも工夫。
標準コース。駅前か表町周辺でウインドーショッピングしてゲーセンかカラオケ。夕食は、 ややおしゃれで気取らないレストラン(「サンマルク」など)。窓から電車通りか繁華街 を望むリーズナブルなシティホテルか、きれいなビジネスホテルでソフトな夜。狭いお風 呂で2人濡・れ・る。御予算25,000円
スペシャルコースはショッピングのあと映画か、海へドライブ。駅前か大供の高級ホテル にチェックインして、景色を眺めながら夕食。でも値段の都合で部屋は下の階。広いベッ ドで うしがえる跳・ね・る。御予算48,000円
逆スペシャルコースは後楽園で鶴を見て、散歩。そのへんのファミレスで適当に食事、ド ライブに行く振りをして新岡山港に行き、他の車と等間隔に停めて、車を揺・ら・す。 御予算5,000円。
う〜ん、なんて分け隔てなく優しいんでしょう。ところで、西田さんはどんな扱いされてます?

コマ劇場近くを歩いていたとき、おにいさんに声をかけられました。「全部で7千円、 どぉ?いい子いるよ」そんな客引きに惑わされる僕ではないのですが、その日は友だちと そういうお店を探していたので「3人だから、1人5千円でどぉ?」と振ると、携帯で電 話して「OK!」。連れられて行ったお店に入った途端、デジャブのように騙されたこと を悟ります。目線を合わせたくないタイプのカウンターのにいさんに5千円払って、ベニ ヤで仕切られた1畳ほどの部屋へ。「ベッドで脱いで待っといて」。ベッドってこのビール ケース2つ並べたようなの?
10分ほど待ったでしょうか、妙に化粧の濃い威圧感のある女性登場「あんた、上は脱が なくていいのよ」「はぁ」「スペシャルでもう1万払うと、あたしの乳揉めるよ」。揉め なかったのか..
概ね10分間隔で店を出た3人、同じ女性に世話になったようで、言葉を交わすでもなく、 とぼとぼと新宿駅に歩いたのでした。3人で4万5千円、安い勉強ですね。

(99年4月3日)
ワンルームワンガレージタイプのホテルは、ご宿泊チェックアウト午前10時。そのあと 30分ごとに延長料金。きついですよね〜 夜遅くまで運動して疲れているのに、休日の 朝10時に出るって。シャワーも浴びたいし。その気持ちなら分かるけど、もたもた無駄 に延長するのはむかつきます。もう一汗かくのならやむをえません、いや望むところです が、単に寝起きが悪くて、化粧の落ちた顔を枕に埋めてぐずぐず。その横で、エアシュータ の上の9500円という赤い電光表示が10000円を超えるのを見ると、ふと潮時を感 じる一瞬です。
一方、宿泊の扱いは夜10時から。それまではご休憩。いわば前延長料金。それを避けて 10時を目指すと,10時で急に満室だらけ。周りは鼻の穴膨らませた男女で窓も曇る勢 いの車がウロウロうろうろ。こっちも期待その他膨らんで焦ってるとき「うろうろするの 恥ずかしい」とか「下心みえ見え〜」って横で言うけど、おまえも下心あろぉがぁ〜!う りゃ!

(99年4月24日)
2人で時間を共有していながら ちょっと待つ。そんな時、男はそして女は何をし、何を 考えているのでしょうか。
どうせなら一緒にお風呂に入ればいいものをなぜか嫌がる気持ちもわかりませんが、無理 にと言うのもがつがつしているようなので、先に入ります。その間、彼女は一人で何をし ているのでしょう?
こっちは待たせても悪いし、局部的に入念に洗ってすぐ出てくるので5分ほどの時間。そ の時間に「私は本当にこの人に身体を許していいのかしら」と自分に問いかけているので はないかと気が気ではありません。その間にてきぱき化粧でも落としておけばいいものを ベッドの縁に静かに座っているのも不気味。
一方、後から入った彼女は風呂が長い。男は一人、はやる気持ちと膨らむ期待を撫でなが ら小さな包みを枕の下に隠し、2つの枕を少し近づけてみたり、枕に触ったことが解らな いように布団のしわを直したり、熟練ベットメイカーに変身。枕元のスイッチの位置を確 認して照明を少し落としてみたり、鏡の向こうにカメラがないか、アッカンベーをしたり。 それでも風呂から出てこないので、冷蔵庫からビールを出そうとするとコイン制。慌てて、 フロントに千円札の両替を頼んで、エアシューターがゴトゴト戻ってきたところに彼女が 出てきて「なにしてんの?」って。「あっいや、冷蔵庫の小銭。なんか飲む?」
あぁなんて男はいじらしくかわいい生き物なのでしょう。そんな男の努力は正しく評価さ れているのでしょうか?

(99年5月1日)
ずいぶん前のことですが、失敗談を1つ。
彼女が東京に就職し、GWに逢いに行きました。ディズニーランドで1日中、楽しく遊び、 部屋に戻りましたが、疲れてしまったのか、彼女がそのままグーグー寝てしまいます。風 呂も入らず。
舐められない!少々の体臭なら心地よくもありますが、いくらなんでも かなり汗をかい ているし.. そのまま指をくわえて寝ました。翌朝、僕が先に目を覚まし、一服している と彼女も目を覚まして、僕の怒り顔に気づき「怒ってるの?」。
僕はうっかり「わっざわざ高い金払って遠くから来てるのに、風呂も入らずに寝て..」
彼女は黙って風呂に行きましたが、結局そのあとすぐ別れました。「それだけ目的で来て るんだ。」と思われたようです。怒りに紛れて、つい正直な気持ちを言ってしまうと取り 返しのつかないことになるというお話でした。

舐める。人はどこを舐め、どう感じるのでしょうか?
モザイク部分は舐めるのが当たり前、舐められるほうも恥ずかしがるでもなく、いやむしろ 積極的に差し出します。乳房は元々吸い付くために神が造り賜うたもの。では、その他の部 分はどうでしょう。
1.耳たぶ 気持良い派とくすぐったい派に2分。気持ち良い派は身をよじらせるが、くす ぐったい派は えてしてキャァ!って殴ったり蹴ったりするので危険。
2.眼球 舐める側が見た目のグロテスクさに興奮を高める。舐められたほうは特に無感情。 もしくは気味悪い。
3.鼻の穴 舐めない。
4.脇の下 くすぐったがる。「我慢したら気持ち良くなるぞ」と言っても、実際は最後ま でくすぐったいらしい。風呂に入らないと汗くさい、またはスプレーで粉っぽい。
5.脇から腰骨へのサイドライン くすぐったがるが、舐める場所として基本。気持ち良さ そうに声を出しても、やや うそっぽい感じもして、怪しい。演技?
6.へそ 舐めるとゴマが取れることある。舌先についたゴマを、こっそり手で取ろうとす ると、たいがい見つかり、ちょっと気まずい。ちゃんと洗えよ。
7.背中 背骨の上にまっすぐ舌先を這わすのは意外に好評。ツボがあるのか。左右に振ら ずまっすぐだ。
8.足の指 ここまで舐められるほど愛しているとポーズを示すのに使うが、舐めるのは気 持ち悪い。たまに興奮する子がいるので、それはめっけもの。
以上、核心部所は省きましたので、西田さんと谷さんのご体験で補ってください。

(99年5月8日)
思い出したくもないあの旅。残念、うしがえるにはそんなネタはありませんので今週はお休 みさせていただきます。
過去に書いたものを含め、旅ネタとしては、
1.新入社員のとき、温泉地に課内旅行に行き、ストリップに連れて行かれた。母親くらい の着物ダンサーが踊ったあと、客に志村けん風カツラをかぶせてインスタント写真を撮って くれます。そのときドリンク瓶でダンサーさんのお身体に触れていいと言われ、他の人がや ったようにやったけど「その角度じゃ痛い」と言われ、女扱いに慣れていないことがばれた。 ふっ、うしがえる、ウブだぜ。
2.友達の別れた彼女と僕がつきあい始め、3人とも仲が良かったので、男2人、女1人で 山陰旅行に行ったが、実は彼女は前彼に未練たっぷり。段々と友達と彼女がよりを戻し、つ いに、城之崎のかんぽの宿で僕が寝ている布団の横で2人がごそごそと うごめき始めた。 その後は 姫路セントラールパークでも一言も口をきかず、写真の僕はキリンより仏頂面。 ふっ、うしがえる、とんだピエロだぜ。
3.去年のGW、長崎の夜。昼間からの頭痛が最高潮に。わっざわざ高い金払って遠くまで 来てるのに、やらずに帰られるかいと、がんばって励んでいたら、フィニッシュと同時に頭 が割れるような痛みにさいなまれ、そのまま動けなくなった。時々、彼女がつんつんつつく ので「もう勘弁して」と、か細い声で拒んだが、後から「いき続けながら死んだのかと思っ た」言われ、生体反応を確認していただけだったらしい。ふっ、うしがえる、ナイーブだぜ。

(99年7月24日)
子供のころこんな美味しいものが..と夢中になっていたのは「すきみたら」でした。鱈を三 枚におろして強く塩をした干物。ビニル袋に入って尻尾を輪ゴムで留めて売られてました。 その状態ではやや半透明ですが、焼くと真っ白に塩を吹き、これをお茶漬けなどにして食べ ます。僕はそれを生の状態で舐め、軽く噛んでにじみ出る汁を吸い、口の中でほぐしながら 舌の上で もてあそび、恍惚の表情で楽しんでいました。
一番好きだったのが、尻尾の輪ゴムで拘束されていた部分、薄い肉が窮屈げに折り曲げられ た半透明のその姿に、たまらない魅力を感じたのでした。小学生の僕は土曜日の昼、カレー やそうめんや焼きめしには目もくれず、すきみたらのお茶漬けをはぐはぐかき込んだもので す。
この商品、今でもあるかもしれませんが、徐々に塩気が減ってきて、僕から離れていきました。


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