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「癌」などの病で医者にサジを投げられたら

癌には特効薬がないけれど・・・


誤解してもらいたくないのですが、私は西洋医学を否定しているのでは
ありません。
私は生後間もなく肺炎になり、命を落としかけました。
その時、助けてもらったのが西洋医学です。虫垂炎(盲腸)になった時も
お世話になったのは西洋医学。母が新幹線で死にかけて、救急車で運ば
れ、翌日には奇跡的に回復したのも西洋医学。

日新月歩する西洋医学はすごいと感じますし、人類が長寿になっ
たのは西洋医学のおかげです。
ただガンという病においては、私は別だと思っています。
私は、ずっと、ガンの現代医学に疑問を抱いています。

これだけ医学が進歩しているのに、癌の特効薬はありません。
父が胃癌になったのは今から15年程も前の事です。
15年以上たっても、特効薬が出来ていません。抗ガン剤については、
さまざまな物議があります。
私は癌を治すためには、副作用の苦しみに勝たなければいけないとい
うのはおかしいと思います。
私自身が抗がん剤の苦しみを体験したわけではないのですが、傍で見
ていて「私には絶対耐えられない」と思うほど凄まじいものがありました。

吐き気に食欲不振。全身の顔や手に色素沈着。脱毛。抗ガン剤は肉体
的にも精神的にもダメージを受けます。

噂によると医者は自分の肉親や家族には、抗ガン剤を受けさせたくない
というのが本音で、無理な治療は行わないといいます。

癌は、早期発見、早期治療をすれば99%は治るといいますが、癌が発見
された時はもうかなり進んでいる状態の時が多いのです。
40歳を過ぎたら、誰もが癌細胞を保持しているみたいです。これは、
癌になりうる可能性がある細胞と言ったほうがわかりやすいと思うので
すが、すべての病気は、細胞内の遺伝子の傷つきが原因で起るというの
が近年の医学でわかりました。

人間はご存じのように、常に新陳代謝を繰り返し、新しい細胞に生まれ
変わっています。この新陳代謝を助けているのが、細胞内の遺伝子で、
これが傷ついた状態にあると、ちゃんとした細胞が生まれ変わらないで、
成人病になったり、癌になったりするらしいのです。
癌が発病、発見された時には、かなり前から癌細胞を持っていたという
事になり、自覚症状があったからわかった場合、かなり進行している状
態だそうです。
とにかく、西洋医学では現在、癌には特効薬がないと言われています。
でも、これは、「厚生省が認可していない薬には癌の特効薬がない」と
いう事でないかと最近思うようになりました。
親が立て続けに癌になり、抗ガン剤の副作用に苦しんで来ているのを見
ていると、藁にもすがりたくなります。信仰宗教だけご勘弁だと思いま
したが、とにかく「何とかならないか」「どうにかして助からないか」
と必死でした。本屋に行っては、癌が治るという本を手にしてきました。

私は平成3年4月、心境の変化があって、大阪から東京に仕事の場を移
しました。母が乳癌手術をして1年の時の事です。これは、大阪での仕事
に嫌気がさしていたのと、第一に、実家にいるのが嫌だったからです。

母は毎晩「私はいつまで生きられるのかな」と私に聞きます。
とにかくわが家は暗かったのです。気分的に滅入ってしまうほど、うっ
とうしいのです。今考えるととっても薄情な話ですが、「もういや!!」
このまま一緒にいても母も私も駄目になると思い、私は前々から行きた
かった東京に行く決心をしました。結果的には、この決心は正しかった
と思います。母は娘に迷惑をかけまいととても前向きに心を入れ替え出
しました。これまで、私に頼りきっていたのが嘘のように精神的に自立
してくれました。

抗ガン剤の副作用で髪の毛が抜け落ち、生え変わった髪は真っ白。始め
はそれを気にしてカツラをつけていたのですが、白髪を生かしたヘアス
タイルに大変身。洋服も驚くほど明るくなり、次から次へと洋服を買っ
てきてはお洒落を楽むようになりました。険悪になりかけた親子の関係
が離れた事によってお互いを思いやるようになったのです。
私は私で全く何の手がかりもないままに上京し、なぜか、とんとん拍子
に仕事が見つかり仕事は順調に進みました。

また「病」について非常に興味を持っていたことから、健康番組的な
仕事を多くするようになりました。その中で、いろんなお医者様に出会
う事が出来たのです。今から考えると公私混同、出会ったすべてのお医
者様や栄養学の先生に、親が癌である事を告げ、いろいろ相談してみま
した。
その中で、機能性食品やホリスティック医療や、ガンにいいといわれる
療法に出会うことができました。極端な話、手術なしに癌が消えてしま
ったという人も実際にいました。
はっきり言って、マユツバものの療法もあります。しかし「これは凄い!」
と思える機能性食品もあるという事を知ったのです。

私が色々調べてみて、西洋医学にしろ、いま効くと言われている厚生省
が認可していない機能性食品の療法でも、すべて実験のようなものです。
でも、私が「凄いんじゃないか」と思う機能性食品は、すべて天然の
食品であり、抗ガン剤のような凄まじい副作用がありません。
癌になったら、特に再発などでサジを投げられたら、チャレンジ精神の
西洋医学一辺倒でなく、ほかの療法を考えてみる事も大切なんじゃない
かと思います。

西洋医学と遺伝子栄養学の融合のような、癌は化学療法で治療し副作用
でぼろぼろになった全身は遺伝子栄養学でというような融合治療。
それには、それを理解してくれるお医者様に出会う必要があるのですが・・

近ごろでは、多くの医師が西洋医学一辺倒の癌治療だけでは限界がある
と認めはじめ癌学会で発表された機能性食品を用い成果をあげている
医師が出始めています。

しかし、そういう医師は小人数です。もしも、機能性食品などを患者に
飲ませたいと考えるのであれば、担当医に世間話程度に機能性食品の事を
聞いてみて、しっかりその反応を見てみてください。
機能性食品を頭から否定する医師の場合は、その場で話を合わせて、これ
以上話をしない方がいいと思います。私の母の場合、「そんなものは、腸
で溶けるから、効かないんですよねー」と言い、その直後から母を食欲不
振にしたのです。
ちょっとでも載ってくれる場合は、もうちょっと深く話をして見ましょ
う。その医師もなんとかその患者を楽にしてあげたいと思えるからです。
そして、何でも頭ごなしに否定しない医師は、患者、家族が望むものを、
適切か適切でないか見極めて下さいます。
世の中いろんな人間がいます。医師には善玉と悪玉がいると思って、人わ
見る目を養って、素晴しい医師かどうかを見極める力が必要だと思います。
機能性食品を治療に用いたいと思うときは、頭ごなしに否定する医師には
絶対に内緒で。また、購入する場合は、慎重に特許商品やその道の薬剤師に
相談できる環境で購入した方がよいと思います。
先日、某大型団体が薬事法違反で摘発を受けました。これさえ飲めば、
癌が治ると言って売ったそうです。
これさえ飲めば大丈夫と言った機能性食品なんてありません。
ただ、免疫をあげたり、癌が緩和する作用があるだけだと思います。
癌患者を狙った悪質な商法も出てきているので、確かな物を自分で調べた上
で、自分の責任で患者と納得の上飲むようにした方がいいと思います。

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