がんばった甲斐あってなんとか一応満足のいくパワーアップができました(^o^)

その1  ボアアップ

キタコ製ボアアップキットを使って排気量を
49ccから57ccへと増やしました。

使用したボアアップキットは次の通りです(^-^)
キット型番:210−1000000  (価格27000円)
納期:受注生産。 今回は発注後1週間ちょっとで届きました

ちなみに、各パーツごとでも発注できます。
    品名
   型番
 価格
シリンダー
311−1000000
20000円
ピストン
351−0000000
 4500円
ピストンリング(2R)1.5×43
352−0000430
 3000円
ピストンピン10×33
353−0001033
  300円
パッキンSET
960−1000000
  950円


   
こんな感じのキットです(^-^)

一応ポートのところはちゃんと面取りしてありましたが、
念のため小型のルーター(ペンシル型のグラインダー)で
さらにポートの周りとピストンの下部を面取りしました(^-^)
(焼き付き防止のため)

それから、シリンダーとピストンのクリアランスが0.04mmと
ちょっと少な目だったので焼き付き防止のために、
ナイロンサンダーをドリルのチャックに取り付けて、
シリンダー内面を研磨しました。
これでクリアランスを0.06mmにすることができました(^-^)
(ちなみに、クリアランス0.1mmで摩耗交換ということです)


  
ノーマルのピストン            ボアアップキットのピストン

ボアアップキットに付属のピストンはノーマルのものと比べると
上部がずいぶんと膨らんでおり、かなり高圧縮が
かかるようになっています。

シリンダヘッドをはずしてみると内側にかなりカーボンが
付着していましたので、
カーボン除去クリーナーを使ってきれいにしました(^-^)

ちなみに、モトコンポのエンジン部のメンテナンス性は
あまりよくありませんでした。 シリンダーのところを囲むように
エンジンガードのパイプがフレームと溶接でついており、
シリンダーを付けるときになんとも手がはいらないんです(^^;)
けっきょくモトコンポを縦に起こして支えて、どうにかシリンダーを
セットすることができました(^-^)

慣らし運転は100kmほどの予定です。
慣らし中は、オイル混合ガソリンを入れています。
混合比はかなり高く、40:1にしています。
その他、モトコンポのオイルポンプを調整して
潤滑オイルの量を多めにしました(^-^)
オイルもV−2Rというかなり良いものを使っています。


カバーを取って整備中のモトコンポ



その2  キャブレターのメインジェット穴径拡大

精密ドリルの刃を使って、メインジェットの穴径を
0.75mmから0.79mmへ拡大しました。

モトコンポのメインジェット(ガソリンの流量を決める穴が
空いている部品です)はキャブレターに圧入固定されているので、
穴径の違うものに交換することができません:(T_T);
そこで、たまたま秋葉原の工具屋さんで電気工作用に
購入していた「精密極細ドリル刃セット」を使って
0.75mmのメインジェット穴径を0.79mmへと
拡大しました。

ちなみに、このドリル刃セットは、
0.34mm〜0.99mmの20本組で
0.02mm〜0.05mmずつ径が違うドリルがセットになっています。

実は、この処置は一時的なものとして考えていて
HONDA”QR”というモトコンポとパワーユニットが
ほぼ同じバイクのキャブレターを注文しています(^-^)
このキャブレターはメインジェットの交換ができるので
そちらで、細かい調整をやってみようと考えています(^-^)

ちなみに、HONDA”QR”というのは、モトクロッサータイプの
50ccバイクでかなりパワフルなセッティングに
なっています(^-^)

そうそう、メインジェットの話とは関係ないんですが、
キャブレターを分解してみるとガソリンタンクから来たと
思われる錆がかなりたまっていました(^^;)
あまり良いことではないので防止策として
燃料パイプの途中にフィルターを入れました。

画像ではあまり良くは分かりませんが、
中央のちょっと白っぽいものがフューエルフィルターです(^-^)

ここまででとりあえず走ってみたんですが、排気音が今までと
比べて少し太くなっていて、噴き上がりも力強くなっています(^o^)
発進加速も今までは少し最初がもたついていた感じ
だったものがずいぶんスムースに出るようになりました(^o^)



その3  リアタイヤ大径化

とりあえずQRのリアタイヤを装着して
リアタイヤ径を8インチから10インチへと変更しました。

近所のバイク屋さんにちょうど眠っていたQRがあったので
そのリアタイヤをモトコンポにつけてみました。
サイズは、幅が同じで直径だけが違う2.50−10です。
(ホイール色が金色なのでちょっと違和感があるんですが(^^;))

簡単に取り付けることができたんですが、
やはり今までに比べて半径が1インチ大きくなっているので
サスペンションが縮んだときに、
後ろの泥除けとタイヤハウスのカバーがタイヤと干渉してしまいます:(T_T);
こればかりは仕方がないので干渉している
部分の泥除けカバーを少々切り取ることにしました(^^;)ゞ


元からついていた8インチのリアタイヤと比べてみると
かなり径が大きくなった感じがあります。

ところでQRはモトクロッサーなので、タイヤはオフロード用
イボイボタイヤです。 モトコンポにはちょっと
似合わないので普通のタイヤを注文しました(^-^)
ホイールもハミングG用の黒い10インチホイールを
注文しました(^-^)



その4  マフラー交換

HONDA”QR”用のマフラーをモトコンポにつけました。

QRは、モトコンポと同じようなパワーユニットを
使っているのでマフラーの取り付け穴や取り回しも互換性があります(^-^)
しかも、格段に排気抵抗が少ないです(^-^)

とりはずしたマフラーに口をあてて吹いてみると、
モトコンポのものは「ふぅぅぅぅ〜〜っっっ」とかなり力を入れて
吹く感じになるんですが、
QRのマフラーは「フゥー」と抵抗なく
吹くことができます(^-^)


上がノーマルのモトコンポ用マフラーで
下がQRのマフラーです。


モトコンポに取り付けてみるとこんな感じになります。
ただし、このままサイドカバーを付けてしまうとノーマルのマフラーと
違って排気口がカバーの内側になってしまいますので、
マフラーの排気口の径(14mm)に合うパイプを付けて
排気をカバーの外側へ逃がすようにするつもりです(^-^)

リアのサスペンションが縮んだときにマフラーとサイドカバーの
下部の端っこが干渉するので、サイドカバーの下部折り返し部分を
ちょっとだけ切り取りました。
(外見上はわからないです(^-^))




こうしてパワーアップしたモトコンポが下の画像です(^o^)

リアタイヤのホイールが金色なこと以外にはノーマルとの外見上の差は
ほとんどありません(^-^)
(黒の10インチホイールが来たら目立たなくなりますよね(^-^))
リアがちょっと高くなったので少し前に傾いた感じになって
前より乗りやすくなったように感じます(^o^)

マフラーを交換したので排気音が少しだけ大きくなりました。
(パワフルな感じです(^-^))
やっぱり、抜けの良いマフラーを付けるとパワーが
さらに上がったようです(^o^)

リアタイヤを交換する前には、最高速は伸びても
加速が悪くなるのではないかとちょっと不安があったんですが、
トルクがそれをおぎなって余りあるほど太くなって
いるので、出足もさらに良くなっています(^o^)

まだ慣らし運転中なのでスピードは30km/hまでしか出して
いないのですが、40km/hだった最高速度が、リアタイア径が
1.25倍になったことにより50km/hになるのは確実だと思われます(^o^)
加速も、慣らし運転中なのでフルスロットルは回していないのですが
並のスクーター程度の加速感はあります(^o^)
(あのモトコンポがここまでになったのですからすごいです(^o^))

まさにいいことばかりだったんですが、
キャブの設定が手探り状態ですし、いつ焼き付くか分からない
不安もあります(^^;)ゞ
なんとか、このままトラブル無く行ってくれるといいのですが(^^;)ゞ
(そうそう、さっそく区役所に黄色ナンバーの申請を出してきます(^-^))