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設立5周年記念大会 |
10月22日、アバローム紀の国において患者家族60人が参加して開催されました。
神森和子会長は「私たちはひとりでは何もできません。しかし患者会として声を上げ行動することは大切なことです。人と出会い、話し合い、笑い合うことは病気の治療にも効果があると言われます。新しい出会いの中で何かを見つけて下さい。きほくは荒野の中に一点の灯りとして灯る希望の光でありたいと願っています。今日はゆっくりとお楽しみ下さい」と、挨拶がありました。
続いて、きほく設立以来継続的にご支援いただき尚且つ厚志を賜っている4名の方々に神森会長から感謝状が贈られました。受賞者は次のとおりです。
紀の川市 赤田和繁様
紀の川市 森 真隆様
紀の川市 山田史郎様
橋本市 名迫その佳様
右の方々には、会員一同心からお礼申し上げます。
式典のあと、会食に移り各テーブルではそれぞれの病気の話や日々の療養などについて、協賛を呼びかけた和難連の会員らと交流が持たれました。
午後1時から落語で笑わせてもらいました。笑福亭瓶太さんの「ときそば」、桂枝曾丸さんの「おばちゃんの和歌山弁落語」と古典落語、笑福亭鶴笑さんの人形を使ったパペット落語と、四席が上演されました。
会場のようす |
第一部 式典 |
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第二部 落語会 |
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桂枝曾丸さん
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参加された方々のお声を紹介します。
桃山町から参加した網膜色素変性症の女性の患者さんは「私は目が見えませんが、介助のヘルパーさんの説明でパペット落語も充分楽しめておもしろかったです。またこのような会があればぜひ参加したいです」と話してくれました。
和歌山県難病連会員で田辺市から参加したパーキンソン病の患者さんは「こういう機会がなければ出てくることがありません。来て良かったです。ひととき病気を忘れました。本当にありがとうございました」と喜んでくれました。
県の網膜色素変性症友の会(JRPS)では、この日に合わせて介助のボランティアとともに神戸や大阪から参加した患者さんは「和歌山でこんな楽しい会に参加できるとは思ってもいませんでした。このような機会がまたあればぜひ声をかけて下さい」と念を押されました。事務局へは夜にも鄭重なお礼の電話がありました。
NHKの「あすのWA」という夕方のニュース番組で「あすの動き」の中で紹介していただいたことで、会場へは一般の方々も午後1時からの落語を聞きに来てくれました。ご夫婦で来られた方も「私たちも病気ですが、久しぶりに楽しかったです」と喜んでくれました。
[毎日新聞記事へ]
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