わに桟敷
1999.06.29 up date

わに、物心付いてからちゃんとしたお芝居を生で観に行くの、「厳流島」が初めてだったと思うんです。
(忘れっぽいからなぁ。
 それ以前にもあったのかも新米なぁ)
能とか狂言とか落語とかの古典芸能と、
コンサートと呼ばれる物以外にはホールに行った記憶が・・・無い。

これはこれで楽しかったんです。
面白かったんです。
が・・・はまらなかった・・・
いや。よくよく思い出してみれば、この時点で演劇にはまってたんです。
が。貧乏だった。
観劇に行く余裕がなかったんです。

何本か観に行きたい舞台はあったんです。
ですが、友人との都合などが合わず・・・
結局、(良い表現とは思いませんが)熱が冷めてしまった。

時期。と言う物は大切ですね。

その後、友人がいろんな舞台のビデオを観せてくれましたが・・・
わにが発熱することはなかった。
友人、思ったそうです。
「こいつが舞台にはまることはもう無いだろう」と・・・
それが今日。
一人で劇場に行ってしまうくらいはまるとは。(笑)
誰が予想いたしましたでしょうや。

面白いですね。舞台って。
やっぱり生が一番でございます。

1999年正月。
わには友人に誘われて、とある舞台を観に行きました。
劇団☆新感線の「西遊記」と言う舞台でした。

いやぁーっ!
こいつが面白かった!

お友達に感謝しております!
誘ってくれて、ありがとう!!
その「西遊記」を皮切りに、わにの観劇人生が始まったのでありました!
(大袈裟?(笑))

観劇に行くと、チラシをいっぱい貰います。
コンサートに行っても貰いますよね。チラシ。
あれと同じ感じです。
わに、そのチラシを貰うのが、今は楽しみで仕方がない。
その紙の束の中に、無数の扉があるんです。
わにの興味をそそる扉が、「開けて。開けて」って言ってるんです。
一つの扉を開けると、またその先に沢山の扉が待って居るんです。
ドキドキしちゃいます。

あれも観たい。これも観たいとなってくる。
わにの若葉マーク観劇人生も早6カ月。
最初はですね。役者さんの名前すら知りませんでしたさ。
それがここ6カ月で、わにの持っている鞄の中には沢山の役者さん達が詰まって参りました。
嬉しいことです。

好きな作家さんも見つかりました。
好きな劇団も。好きな役者さんもたくさん、たくさん増えました。

わに、当然の如くまだ達観したとは思ってません。
観劇の入り口に、足を踏み入れただけなのだと思います。
いや・・・頭を突っ込んで、覗き込んでいるだけなのかも知れない。
これから先、もっと深く、もっと広い所へ潜って行くのだろうと思います。

演劇と言っても、色々ですからね。
自分の肌に合うジャンルを探して、まだまだ旅を続けます。
(一発目「西遊記」でいきなり当たりクジを引いてしまったような気もしては居るんですが・・・(笑))


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