〜〜西遊記〜〜

観劇日 1999・初春       
劇場  青山劇場        

作 ・中島かずき        
演出・いのうえひでのり     
出演・筧 利夫 (孫悟空)   
坂井真紀 (経 蔵)   
古田新太 (幻 奘)   
深沢 敦 (猪八戒)   
手塚とおる(沙悟浄)   
池田成志 (美候王)   
鳥居かおり(顕聖二郎神) 
森奈みはる(千年人参女王)

わにがこの舞台を観に行くきっかけをくれたのは、筧利夫さんのファンのお友達でした。
チケットを取ったのだが余ってしまった。
一緒に行かないかと誘ってくれたんです。
わには、「ほえほえ。生の筧さんかぁ〜。西遊記かぁ〜」なんて。
なんにも考えないで、「舞台かぁ〜。観たいかも〜」と・・・
「行く」と言う返事をさせていただきました。
これが、わにの行く先を変える一大事に成るとも知らず・・・(笑

劇団☆新感線・・・
あぁ。聞いたことある・・・
その程度でした。

「古田新太さんも出ているよ」と教えられても・・・
ふるた・・・あらた・・・?
何処かで聞いた・・・
・・・あぁ!ムイミダスのあらた兄ちゃんだぁ!
その程度。

当日。
劇場へ向かう道すがら。
わには注意事項をご教授いただいておりました。
「音が大きい」と。
コンサートで馴れている(この友人はCHAGE&ASKAが縁で知り合ったお友達)から大丈夫なのではと言う話で。
・・・舞台で音がでかい??へぇ〜・・・

行ってビックリ。
本当に音がでっかい!
歌も、音楽も、ホントにコンサート並。
わにのお耳は大丈夫でしたが。(笑)

いやぁ・・・もうねぇ。
はじまってすぐに引き込まれちゃいました。
殺陣がね・・・
わにの大好きな殺陣がね・・・(°°
凄いんです。
(凄いじゃ解らないよ。>自分)
う〜ん・・・だから凄いんです。
(だから解らねぇって。>自分)

殺陣は、ハードでキレのある物ほど美しい。
静と動、明と暗。
このコントラストがハッキリしていればしているほど、格好良いんです。
西遊記の殺陣は。すごく綺麗でした。

照明や舞台装置。小道具。衣装。
そして役者さん。綺麗な絵でした。

ほとんどの出演者は男の方で。
ハードボイルド?いや。違う。
男の生き様なんです。
みんな格好良いんです。生き様が。

・・・西遊記って・・・
観た方は解ると思うんですが、観てない方は本家の西遊記を連想してしまうかも新米っすね。
ちょっと解説おば・・・

     あらまし編

いやぁ〜。面白かったぁ。(笑)

わに、TVでも舞台でもそうなんだけど、作品の方に思考が行って仕舞うんです。
もちろん、役者さんも見てます。
が・・・
本。作品自体に思考が行って仕舞うんです。

わにだったらこう書く。とか、
わにならこうする。その方が絶対にかっこ良い。とか・・・
半ば突っ込み入れながら見てる部分が多いんです。
が。
西遊記は違った。
そんな事考える隙もないくらい引き込まれたって言うのもあるんだけど・・・
こう・・・後から考えても、西遊記にはわにの入り込む余地はないんだわさ。
初めてでしたよ。
わにの入り込む余地のない作品。

凄い。
本当にそう思いました。
他に形容なんて出来ないもん。
ホントにビックリしたりした時は、御託なんて並べられないんだ。
凄い。
その一言でした。

わにはこの作品で、劇団☆新感線なる物にはまりました。
舞台にはまりました。
そして、たくさんの役者さん達を見つけました。
たくさんの扉を見つけました。
世界がいっぺんに拓け、正直、戸惑っていた時期もありました。

でも、今は違う!
今日、一篇の詩が僕の人生を変えた・・・
じゃ無くって。(--;
この舞台観劇がわにの人生を変えた!

西遊記は網膜を介して人に感染する・・・(爆)
西遊記のセリフ達が、生活の端々で出て来ちゃうんですぅ!(;_;)
(もちろん。
 舞台を観ていない人は気づいてくれないから、
 突っ込みもなければ返しもない)

舞台って面白い。
そして一種麻薬のような効用も・・・

きっかけって凄く大事。
良い舞台を観れた人は、次に期待する。
ハズレの舞台を観てしまった人は、もうそこで舞台とは訣別してしまう。
「つまらない」そう言う。

関係者各位。ならびにわにを誘ってくれた、そう!あなた!
新年早々、当たりクジを引かせて貰って、どうもサンキュ〜っ!(爆)


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