「ホームページを語ろう」レポート
●履歴
これは、0/3/19にアップしたレポートの修正版です。
●はじめに
この企画は個別企画の第一部、【若ミス・リベンジ】と同時間帯に開催されました。
他の企画が、ウェイトの軽重はあれ「ミステリ」というキイワードをもとに設定されている中で、この企画は特に「ネット」をキイワードとしています。【HP企画】【ネット企画】といった通称はここから来てるんですね。とりあえず文中【HP企画】と統一させていただきます。

さて、司会を担当することになったフクさんは、それぞれMYSCON前から面識のある小林文庫オーナーさんともさんに協力を求めました。お二人には快諾(ですよね!(笑))をいただき、ホストとゲストに関しては自分を除いて理想的な陣容を整えることができました。

フクさんは、同時間帯に「聞く」「参加する」二種の企画を並立させたと書いておられますが、この【HP企画】はどちらに該当するのでしょう? 基本線は「聞く」だけど、なんとか「参加する」かたちにならないものかというスタンスの留保があるので、ちょっと微妙かもしれませんね。いずれにしても、最低限「聞く」ことに興味を持ってもらえるような準備は必要だと、企画が提案されたときから思っていました。

「聞く」企画の準備とは、提供する側から見れば「誰が何を話すか」ということに尽きます。「何」=「ホームページについて」であるのは先に決まっていました。ならば、「誰」に該当されたい某氏は、ホームページについて語るのに相応しい、参加者にとっては彼彼女にこそホームページを語って欲しい「誰」でなければなりません。
これでたぶん、本企画に参加いただいた皆さんには、スタッフが、ともさんと小林文庫オーナーさんを人選した理由がご理解いただけたかと思います。

●MYSCON前夜
大雑把なところで、ホームページについて語る=ネット絡みの話題を提供するというのはありましたが、具体的な内容は寸前までまったく見えてませんでした。裏で強力な「若ミス」が開催されていることもあり、いったいどんな方が聞きに来られるのかが想像できなかった。場合によっては10人程度しか集まらないかもな、と、それはそれで気楽でよろしいのですが(笑)、正直、不安を覚えていました。
少人数のほうがいいとゲストのお二人は仰っておられましたが、プレッシャーという意味ではおそらくコンパクトなほうが気楽でしょうけど、一方で果たしてそうなったら、お二人の中に残念な気持ちが必ずのこったはずです。

ゲストといっても、スタッフにとっては参加者の一人です。それが好意で企画の運営に関わっていただいているだけ。私の気がかりは、まず何より、ともさんと小林文庫オーナーさんのMYSCONで盛り上がっている気持ちを損ねてはいけないということだったので、お二人があまり負担に感じられない、且つ失望を味わわれることのないくらいの人数だといいなと、願ってました。かつて花形満が星くんを評して「神を信じて 神を頼まぬ男」と言ったことがありました。私もかくありたいと願ってはおるのですが、さすがに今回ばかりは神を頼みたい気分でした(笑)。

それではここで、ともさんと小林文庫オーナーさんお二人に、事前に送付した例題集というかレジュメもどきを紹介しましょう。各設問には実際はコメントつけてますが、それは私信の側面もありますので、大枠だけ。

 ●自己紹介
  1)ホストの自己紹介
  2)ゲストの自己紹介

 ●サイト履歴について(これまでのHP活動を振り返って)
  1)どうしてHPを立ち上げたのか?
  2)苦労したこと、嬉しかったことなど
  3)現状と今後の展望
  4)質疑応答

 ●人気サイトへの道
  1)どうしたらヒットが増えるの?
  2)タブーってあるんだろうか?
  3)ヒットが増えたことによるメリット、デメリット

 ●時間が余ったら……
  ア)ゲストに質問
  イ)MYSCONに期待するもの

皆さんのご想像に違わず、このとおりに企画が進行したわけではありません(笑)。
が、「人気のサイトへの道」1)のキイワードでもある「ヒット数」というのは、さすがに気にされている人はいるようです。かくいう私も、HP更新のモチベーションとして働く程度のヒットは欲しいと思っています。
見にくる人が多ければ更新する手に勢いがつく、そうして更新間隔がタイトになれば結果としてまた多くの人が見にきてくれる――人気サイトというのは、これが好循環でまわっているところなのかもしれません。

●当日の話題
では、ポイントを絞って、当日の話題を拾い上げてみます。

 ●どうしたらヒットが増えるのか

  盛り上がるきっかけをつくったのは、やはりこれです。

  ア)掲示板にまめにレスをつける。
    ご存知のように、ともさんの「みすべす」始め、盛り上がっているBBSというのはレスが
    まめで、さらに書き込みした人がそれを良かったと思えるような配慮がなされています。
    ただし、そこまでする必要はないという意見もありました。そこはコンセプトの違いと
    いうものでしょう。やはり一人でも多くの人に参加してもらいたいなら、それなりの心
    構えと体裁は必要です。勘違いしちゃいけないのは、「みすべす」も「小林文庫」も、
    我らがフクさんの「UNCHATED SPACE」も、司会の友野健司がいつもお世話になっている
    Masamiさんの「Masami's homepage」も、結果としてヒットに恵まれているのであって、
    ヒットを増やすためにレスをつけているわけではないということです。

  イ)「ミステリ系更新されてますリンク」に登録される。
    友野などは、HPを立ち上げた当時(4年ほど前)、老舗MMCの「みすりん」から情報を引
    き出していましたが、この頃はこのリンクが、ミステリ系ネット者の指標となっている
    ようです。もしかしたら、「ミスコンHP」の協賛サイト一覧を、こうした用途で役立て
    ている人もあるかもしれませんね。

  ウ)相互リンクを増やす。
    これは別項を設けて。

  エ)GLAYとSPEEDに批判的な書き込みをする。
    割愛(笑)。

  要するに、ネットにおける露出度を上げるというのが早道のようですね。自慢のコンテンツ   も、人目にさらされないところでこっそりと発表しているでは、確たる手応えは得られない、   ということでしょうか。

 ●相互リンクはいかがなものか?

  リンクしますんでリンクしてください、というやつです。これにはともさんのように、Inet
  で遊ぶミステリ好きの指標として役立ててほしいと考える方たちと、一方で自分が興味を持
  てないサイトを他人に薦めることに抵抗を覚える方たちに分かれるようです。

 ●時間のやりくり

  デメリットというのとは違うかもしれませんが、ネットに繋いでいる時間が長くなれば、一
  日の時間が限られている以上、かかるコストは平生他の何かに費やしていた時間を削ること
  で得なければなりません。人によってそれは読書時間であったり、睡眠時間であったりする
  わけです。あるいは他の行きつけのHPに無沙汰することに繋がったり……。
  得てして、その人の使うエネルギーが甚大であればあるほど、コストのやりくりが巧みで時
  間を圧縮できるものなので、結果としてさほどの影響はないのかもしれませんが、やはり企
  画の席では、時間の不足を嘆く声が聞かれました。「猟奇の鉄人」のkashibaさんも、掲示板
  の盛り上がりは思いの外であったと仰っておられました。

●おわりに
話題の中心は、やはり掲示板まわりのことになりましたね。これに関しての、岡嶋一人さん浅暮三文さんの掛け合いが面白かったこともありますが(笑)。
これは、コミュニケーションのプラットホームとして、パソ通やメール(ML含む)でなく、BBSのシステムが選ばれたということなんでしょうか? このへんのことを、もう少し突っ込んで話したかったかな。

今回、ともさん、小林文庫オーナーさんという、多くのネット利用者に頼られている素敵なお二人にご助力いただいたことで、スタッフが思い描いていた以上にリラックスした集まりにすることができました。お二人には感謝しております。
そして、MYSCONの責任者として一企画にエネルギーを割いている状況でないにも関わらず、司会進行をサポートしていただきましたフクさん、MYSCONの時間の一部を当【HP企画】に割いていただいた参加者諸氏にも、同じく大いなる感謝を奉げるものです。

●おまけ
以下のサイトに、当企画のレポートがアップされています。
特にゲストとして参加いただいたともさんのレポートは、ご自身のお考えが整理されているので、このレポートと合わせてお読みいただけますと、当日、どのような話がされたかの参考になるかと思います。
お名前(HN)
主催HP
レポート
リンク
ストラングル・成田 密室系
日記内
とも Mystery Best ???
ファイル
なかはし
(別名・一人囃子)
書庫の部屋
日記中
ほそみ Excited state
ファイル
無謀松(むぼうまつ) 無謀松の推理のお部屋
掲示板
187〜198
七沢透子
(ななざわとうこ)
108番目のハイブリッド
ファイル