昌永橋


車が1台通れる程度の幅の、狭い橋である。後に歩道の橋が片側に新たに掛けられてはいるが、それでも車では通りにくく感じる。昌永橋は、彦三大橋と中島大橋の間にある。大橋の中間であり、周囲は住宅が中心で、また橋につながる道も通り抜けるような道ではないので、狭いながらもこれでも足りるのだろう。写真撮影時(休日の昼ごろ)も車はほとんど通らなかった。ただ、通勤時にはもっと人や車が多いことと思う。

橋は鉄骨のトラス橋である。比較的細い部材を組み合わせた繊細な構造で、トラスは橋の左右にのみあり、上にはない。歩道のない側から見るとトラス橋らしく路面は薄くスマートに見える。形は2つ上流の小橋とそっくりである。姉妹、という感じではあるが、形の他は結構違いがある。幅は小橋の方が2車線で広くなっている。そして、昌永橋はトラスの角が丸くなっている。が、構造は同じであるし、鉄骨の組み方も似ている。ただ、昌永橋は歩道用の橋が片側にしかないので、橋自体の美しさを横から見ることができる。この点は有利だろう。

昌永橋、町の真ん中の、地域のためのこじんまりとした橋である。

トラスは橋の左右のみになる。
この構造は小橋とそっくりである。
上流側にのみ、歩道の橋がかけられている。


写真撮影: 2010年1月

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