近江町市場


近江町市場の入り口の一つ、エムザ口を道路の反対側から見る。
写真左は2009年四月で開業した、再開発ビル、近江町いちば館である。



金沢市のほぼ中心部近くにある。魚介類など生鮮食品を扱う小売店が集まっている。比較的狭い入り組んだアーケードの両側に店が立ち並び、威勢の良い掛け声が聞かれる。魚介類、野菜や果物、生家などの小売店があるが、寿司などの飲食店、衣類や雑貨の店もあるそうだ。名前の由来、近江商人が作ったことによる、とも言われている。
別名、金沢市民の台所、などと言われるが週末になると観光客も非常に多くなる。以前は日曜日は休みだったが、今は営業している店もある。日曜日、地元客よりは観光客のほうが多いようにも思う。保冷剤などと一緒に持って帰る人もいれば、宅配を依頼する人も少なくない。スーパーなどと違って”おまけして!”といった値引き交渉もできる。また、遅い時間になると自然に値も下がる。”これぜーんぶまとめて一万円でいいよ!”なんて売っていたりした。値札を足せば二万円位? こんなに買っても持て余してしまうだろうな、と思うがお店もさっさと売りきって後始末したいのだろう。写真撮影が目的なので同じところを何度も通っていると”何か探し物?”などと声もかかる。

このページの写真は11月後半、カニ解禁から2週間後の日曜日に撮影した。実際には休業の店もあるが、目立たないように撮影している。目立つのは何と言ってもカニを売る店。比較的安いものもあるが、1匹1万円を超えるものも少なくない。1万6千円程度まであった。地物のほか、冷凍のものもあるが、はっきりと”冷凍”と書いてあったりするし、聞けば教えてくれる。この日は悪天候で水揚げが今一つでちょっと高めだとか。こういう話、以前は魚屋さんと普通に話していたな、と思いだした。調理法なども教えてくれるし、○○にするには何がよい? などと聞けばこれまた教えてくれるそうだ。スーパーで品物を選ぶだけの買い物とはまた違った楽しみもある。

ところで石川産のズワイガニ、”加能ガニ”として売り出している。越前ガニなどに並ぶブランドとして育てようとしている。青色のタグがつけられているのが目印である。(越前ガニは黄色のタグがついている) 重さが1Kgを超えるカニは育つのに10年以上。卸値で一万円を超えるそうだ。おいしいのだろうけど・・・残念ながら私はカニは苦手である。


近江町市場は、細い道が縦横に走るアーケード街である。
道の両側にはお店が並び、威勢の良い声が聞かれる。

アーケードのため、ちょっと暗く感じるが、雨の中でも濡れずに買い物ができる。

近江町市場、道路は縦横に走っている。
そんなに複雑に入り組んではいないのだが、うっかりすると迷ってしまうかもしれない。
この時期はなんといってもカニ。
高価な加能ガニ(石川県産ずわいがに、青いタグが目印)のほか、比較的安いカニも多数並んでいる。

撮影は日曜日なので、観光客が多かった。
近江町市場、魚介類のイメージが強いけれど、野菜やフルーツ、生花、そしてお菓子などいろんな店も並ぶ。このほかには衣類や雑貨の店もあるそうだ。



写真撮影: 2009年11月22日


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