妙立寺


金沢の観光地と言えば兼六園や武家屋敷跡などであるが、妙立寺も多くの観光客が訪れる。ここは忍者寺としても知られているが、前田家の祈願所として藩主が参詣する寺院であり、忍者とは関係はない。
妙立寺のある寺町は寺院が集められ、犀川と合わせて金沢城の守りとなっている。妙立寺は、そのなかで守りの中心的役割を持たせたと言われている。このために忍者寺と呼ばれるような複雑な構造になっている。主な仕掛けとしては落とし穴や隠し階段、隠し扉などがある。また、井戸から横穴があり、金沢城まで通じていたとも言われてる。さすがにこの抜け穴は確認されていないが、犀川近くまでは行っていたと案内された。川の下をトンネルでぬけるのは難しいと思うが、川までなら十分可能性はあると思う。

忍者寺として建物を楽しむのも面白いけど、寺院群と城の守りもまた、注意してみると面白いと思う。


正面には大きな本堂が見える。
本堂の脇に小さな建物が見える。外観上、複雑な建物には見えないのだが・・・。
本堂の上にはガラス窓のある見張り台が。



写真撮影: 2011年 5月
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