■七尾市に移転、和倉昭和博物館とおもちゃ館となりました。
石川県七尾市和倉町九20-1
http://toymuseum.jp/

最近は、昔の玩具を展示するところが増えてきているような気がする。その裏には、テレビ番組”なんでも鑑定団”の影響があるのかもしれない。”流行”と言ってもよいかもしれない。私の場合、”流行”となってしまうと、なんとなく行きにくく感じる天邪鬼ではあるが、新しく出来た博物館、となると行かなくてはならない。
そしてもうひとつ。ここは、個人のコレクションを展示している、私設の博物館である。私設・・・。これもちょっとためらう要素の一つである。私設の場合、どうしても個人の趣味の世界になる。あれもこれも・・・と、展示が自慢につながりやすい傾向がある。その結果、やたらと展示品が多く、展示品に印象が残らない、なんてこともある。極端な話、「展示品は○○に関するものが沢山あったけど、(具体的に)何があったっけ?」となりかねない。とはいえ、博物館訪問を趣味にしている者が新設の博物館に行かないわけには行かない。開館(2003年8月)して間もないここ、金沢おもちゃ博物館に早速行ってきた。

ここに展示されているのは、昭和30年前後を中心としたおもちゃである。ブリキ製が多い。自動車、飛行機、船、鉄道・・・。そしてロボット。このほかには人形などもあるし、塗り絵や雑誌などの展示もある。小学校低学年程度までのおもちゃ、全てといってよい。コレクターの好みそうなものもある一方、地味なものもあるように感じる。
数は? これは非常に多い。数えたわけではないが、飛行機や車などはそれぞれ数十個?百数十個? といった感じである。さすがに展示しすぎ? と思える。とはいえ、似たようなものをなるべく近くに集めてあるので比較しやすい、ということもある。それともうひとつ、このような品の場合、”是非みたい”と思うようなものが展示されていることも重要なのかもしれない。だから、数が多いこと。これはこれで重要なことなのかもしれない。
”ぜひ見たい”と思うもの・・・。私のような一般の見学客だったら、”以前持っていたもの”もその一つだろう。たとえ大したおもちゃでなくても、昔遊んだり、あるいは誰かが持っていたりしたおもちゃ。そういうのがあるとやはりうれしい。そういう意味でも、展示品が多いこと、これも重要なのかもしれない。
一方、コレクター向きには? 館のパンフレットには、”世界で数台しか存在しない究極の一品から懐かしのアイテムまで”と書かれている。展示にも世界で数台と書かれているロボットがあった。残念ながら私はコレクターではないので、そのあたりは詳しくわからない。だけど、多分、いろいろと他にも貴重なものがあるのだろう。
だけど、そういうのを抜きにしても、いろいろと昔のおもちゃをみていると今とは違うな、と思うことも沢山ある。一つは、航空母艦のおもちゃである。詳しい説明はないが、飛行機が飛び出したり、ヘリコプターが飛び上がったりといった、仕掛けがついている。航空母艦、というところに世相を感じるとともに、こういう仕掛け、あまり見ないな・・・などと思ったりもした。おもちゃ・・・。その時代を一番示すものの一つなのかもしれない。

金沢おもちゃ博物館、こういうブリキなどのおもちゃのコレクターやブリキのおもちゃで遊んだ世代の人はもちろん、いろんな世代の人にも見てもらいたいものだな、などと感じた。

家に帰ってからここに行ったことを息子に言うと、”そこ、おもちゃで遊べるの?” さすがにそれは無理だが・・・。なにかそういう要素があってもいいのかもしれないな、なんて思った。もちろん、貴重な品ではなく、現代のもので十分なのだが・・・。



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