長良坂

犀川の橋、下菊橋からまっすぐに上る坂である。
下菊橋は、4車線の幹線道路で、橋を渡った道路は大きく左に曲がり、斜めに坂を上ってゆく。この坂、大半が橋になっているのだが、坂としての名前はないようだ。
長良坂は、橋詰めで幹線道路から分かれる。幹線道路の方は崖を斜めに上るのに対し、長良坂はまっすぐに上る。その分、距離は短いが勾配はきつい。坂は途中から階段ができる。ただ、道の半分は坂のままなので自転車はそのまま走ることも出来る。もっとも、降りずに走り上るのはまずむりだろう。
坂の上と下、どちらも家が多く、意外と人の通りがある。幹線道路と違って歩きやすいので歩行者はこちらか不老坂を通る人が多いのだろう。

下菊橋とその上流にある上菊橋。下菊橋からはこの長良坂と新しい幹線道路が坂となって崖を上る。この幹線道路、坂の上では上菊橋からまっすぐに登った不老坂の近くに出る。長良坂と不老坂、距離は離れているのだが、新しい道路はその間を斜めに、長い距離をかけて上っていることになる。さすが幹線道路、といえるのだが、それでも勾配はきつく、自転車を降りて歩く人が少なくない。

長良坂の途中には、小さな祠にお地蔵様がまつられている。その横には湧き水があるのだが、夏の暑い時期はほとんどかれてしまっていた。

名前の由来であるが、旧長良町に上ることからこの名がついたという。また、この坂道には犀川の川風が吹き上げてくるので吹上とも呼ばれていたそうだ。

坂の途中にあるお地蔵様。
隣に湧き水がある。
坂の降り口。
坂の上は歩行者用に階段が整備されている。このあたりからは対岸の小立野台地なども見渡せる。
坂の上り口
歩道としてきれいに整備されている。

長良坂隣の幹線道路


こちらは崖を斜めに上っている。道幅も広いがそれ以上に車も多く、信号待ちなどでの列がいつも見られる。
道路から見ると普通の坂道のように見えるが、その多くは橋と同じ構造になっている。
地面に接する道路は上下のわずかな部分のみである。

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