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大雪

 1月15日の朝、起きたら大雪だった。エアコンの室外機がすっぽり埋もれて、その上が平らになっていたので、思わず笑ってしまったが、笑っている場合ではないので、洗面器をシャベルがわりにして掘り出した。その後数日、バスが立ち往生したり、ゴミの回収が中止になるなど混乱が続く。コンビニは妙に混んでいて、「遅配分」のケースが床を占領していたが、物は普通にあるようだった。
 予報は連日「明日で一段落」「明日からまた大雪」が交錯してまったく当てにならないが、結局本当にすごかったのは15日だけで、あとはたいした量は降らなかったようだ。ただ最初の雪が積もったままなので、ずっと大雪が続いているような感じがする。


鵬斎と「ますのすし」

  富山名産「ますのすし」を買うたびに気になっていたことがある。それはふたの上に貼ってある絵だ。江戸時代の版画のようだが、中に漢詩が書いてあって、「鵬斎老人題」とある。鵬斎老人って誰だろうと思っていたのだが、菅茶山の詩集を読んでいたら、「亀田鵬斎」に会ったという話が出てきた。有名な儒学者らしい。そこで「鵬斎」で検索してみるとまさにその絵が出てきた。ただし、実際に貼ってある絵とは細部が違っているようだ。
 なお、ここには鵬斎のもっと面白い漢詩……ではない作品があった。

 ところで「ますのすし」は駅弁として売っているが、広げても広げてももとに戻ろうとする笹の葉と戦いながら車内で食べるよりも、おみやげとして持ち帰り、揺れない場所でゆっくり食べるほうが良いように思う。


メイキングオブ年賀状2・リベンジ返り討ち編

 相変らずプリンタはないので、去年と同様、写真店のプリントサービスを利用することにした。去年にくらべると、パソコンも新しいし、スキャナも買ったし、それらにいろいろソフトもついてきたので、道具はそろっていると言える。去年は自分の住所を間違えるという大失敗もあったが、今回はぜひ雪辱を果たしたいものである。

 まず蛇の絵を用意。いろいろ道具がありすぎてどれを使ったらいいか迷うが、オリジナルの絵を描くには、結局去年も使ったWIN標準のペイントと、ブルーバックスの付録で十分だった。オリジナルといっても、二重丸にちょっと手を加えただけだが、まあ蛇に見えるだろう(上図)。しかし、なぜか理由はわからないのだが、「なんかゲヒン」との声があったので、描きなおした(下図)。

 写真は、兼六園の唐崎の松を使用。ガイドブックなどでは雪が積もったところを使うのがお約束だが、積もるまで待っていては間に合わないので、11月中旬、雪吊りが完了した直後に撮影。みごとな紅葉も一緒に写っているが、トリミングで何とかなるだろう。以前、スナップキッズで撮った紙焼きをスキャナで取り込んだらそこそこの画質だったので、今回もスナップキッズで撮ったのだが、どうもいま一つだった。同じスナップキッズでもAPSだったのが敗因か。

 はがき印刷用のソフトが DynaBook にプリインストールされていたので、あとの作業はこれでまとめて行なうつもりだった。ところが実際にやってみると、どうも他のアプリで作成したオブジェクトを使うにはいろいろ制約があるようだ。ドキュメントを読んで研究している時間はないので、同じくDynaについていた(スキャナにもついていたような気がするが)Adobe Photo Deluxe for ファミリーを試してみる。はがき専用ではないにもかかわらず、意外にも、ちょうど使いたい機能が用意されているという感じなので、写真の処理、レイアウト、文字入れまで、あとは全部これを使った。なお、ワンポイントだが壁紙支援ツール「くるくるぴっくちゅあ」も大変有効だった。

 で、できあがったのがこれ。Photo Deluxe のおかげで、去年よりはましではないかと思うが、ここで安心してはならない。住所・電話番号・メールアドレスをよくよく確認する。落し穴はないか。数字は2001。ウマ年だったなんてことはないだろうな。ではいよいよ注文。

 富士フィルムのサイトを見ると、FD持ち込みの場合は、この注文書をダウンロードして記入してくださいとのことで、サンプル画像入りの注文書のPDFファイルがある。そんなものを印刷できるプリンタがあるなら、年賀状を写真屋さんに頼んだりしないのだが。とにかく、いきなり画像をアップロードして受け取り店を指定するほうが簡単そうだったので、そうすることにした。

 これで今回はめでたく何のトラブルもなく年賀状が完成……と安心したのはやはり早すぎた。何と、近所の店を受け取り店に指定したつもりが、よく似た名前の別の店だったのだ。住所も字面は似ているが駅をはさんだ反対側で、取りに行くのに結構時間がかかってしまった。まあ、自分の住所が間違っているよりはよかったかもしれないが……。


今度はタイのカップヌードル

 タイでライセンス生産されたカップヌードルをコンビニで発見、買ってきた。いちめんににょろにょろとタイ文字が書いてあるほか、"INSTANT NOODLES NATURE IDENTIDCAL SEAFOOD FLAVOUR NISSIN CUP NOODLES 1 BRAND" などとわかったようなわからないようなことが書いてある。"CUP NOODLES"のロゴは国産品と全く同じに見えるが、実は国産品のほうには S がついていない。
 味のほうはとにかく辛さが半端でないが、この前のかっぱえびせんと違い、とくに国産品を超える魅力は感じなかった。


増える CD・窮余の策

 レコード店に行ったら、ヴェルディの大安売りをしていた。ワゴンの中にオペラの CD がたくさん入っていて、2枚で 1500円しなかったりする。思わず『エルナニ』『運命の力』『アッティラ』(いずれもムーティ指揮。全集箱のばらしのような気も)を買ってしまった。買ったはいいが箱がかさばるので、並べておく所がない。
 今まで音楽 CD は大事に扱ってきたのだが、「安かったんだから」と自分に言い聞かせ、CD だけを不織布袋のファイルに入れた。買ってしまえば、バーゲンだったかどうかは関係ないような気もするが。

 ヴェルディのオペラを全部揃えるなんて大それたことは、決して考えていないのだが、しかしだんだん揃ってきてしまうのが困りもの。といっても『ファルスタッフ』とか『オテロ』とかまだまだ大物が残っているから大丈夫だ。


レアチーズケーキのレアとは何か

 ファストフード店の看板に RARE CHEESE PIE と書いてあるのを見かけた。「珍しいチーズパイ」? レアチーズのレアは、layer だったような気がするが……。ところが確認しようとするとこれがやっかいだった。和英辞典を引くと、「レアチーズケーキ」は gelatin cheese cake となっている。そもそも英語ではないのだろうか。layer cake という語はあるが、これはいろいろな材料が層になっているケーキ一般をさすらしい。料理の本をいくつか見てみたが、料理名の原綴が書いてあるような本格的な本であって、しかも「レアチーズケーキ」などという単純なものが載っている本はおいそれと見つからない。
 gelatin cheese cake の語を載せていたジーニアス和英は、しかし、レア(rare)の項目の下に追い込みになっているところが、レアチーズのレアも rare である、と暗示するごとくである。オーブンで焼くベイクトチーズケーキに対して焼いてないケーキ、ということで、肉の生焼けを意味する rare と関連づけられるのだろうか。それは変な気もするが、「小岩井のレアチーズケーキ」も、森永も雪印も rare cheese cake 派で、どうも rare が優勢だ。ただし layer 側の反撃として、サイゼリヤのメニューに印刷された layer cheese cake の文字を発見した。

 Altavista では、layer cheese cake も rare cheese cake も十数個しかヒットせず、普通に使われる言葉ではない感じだ。layer の方は triple layer cheese cake など、たまたま言葉が並んでいただけである一方、rare はほとんどが.jp のサイト。
 最初に日本語で「レアチーズケーキ」と言った人が何を考えていたかは不明だが、現在では一般に rare だと思われている?


スキャナを接続

 NEC PetiScan を購入。ソフトがたくさんついているが、Dyna 本体のプリインストール分とのダブりがいくつか。どちらを使うべきか、よくよく見るとまったく同じバージョンだったりする。今どき何を買ってもホームページ作成ぐらいはついてくるのかもしれない。USB が手に入ったうれしさのあまり一気に周辺機器を買いそろえると、同じソフトばかりたまるおそれあり。
 スキャナ自体は、思ったよりずっと性能が良かったので驚く(予想があまりにも低かった?)。ただ、取り込んだ画像のサイズはやたらと大きい。見栄えよく縮小したり圧縮すればいいのだが、それにしても、画像をデジタル化して整理するとしたら、問題なのはスキャナの性能より画面や記録媒体のようだ。


Live Linux 起動

 Dynabook で Live Linux の試用版を起動してみた。コマンドラインまではうまくいったが、X を起動するための設定で、「この画面が正しく表示されたら」の画面がズレている。グラフィックス関係の相性が悪いらしい。黒い画面しか使えないようだ。仕方がないので Backgammon をやって終わる。9821にインストールした Free BSD も X の表示が何か変なので、黒い画面でゲームなどをやっている。これではまったく同じパターンだ。


新マシン購入

 はじめて NEC 98シリーズ以外のマシン、Dynabook DB60P/4DA を購入。なんだかスペックのわりに安いような気がしたが大丈夫だろうか。とりあえず起動と接続だけは無事にできた。本体のファンといい、FDD といい、DVDドライブといい、どれも今までになくうるさい。HDDが 12GB のうちプリインストール分が 3GB 近くを占めている。リカバリ CD が6枚も束になって入っているのは、昔の5インチFD時代の末期状態を思い出させる。


ミリオンバンブーの逆襲

 近くの雑貨屋でミリオンバンブー(観葉植物)を売っているのを見つけた。この前枯らしてしまったのと似たような値段だが、前のより節もひとつ多いし葉も出ていて、なんだか有望そうなので、また買ってきてしまった。
 前とは季節が違うせいか、近くで買ったのがよかったのか(前のは東京で買った)、根も葉もたちまちにょきにょきとのびてきた。これならたしかに「超簡単な観葉植物」だ。


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