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04/04/08
 
アリマキ

 大根の上端の部分を水につけておいたら、たちまち 30cmぐらいの茎がのびて黄色っぽい花までつけたが、近づいてよく見ると、いつのまにか写真のような団体の方々が。羽もないのにどこから……。と、思ったら、何と羽はあるのだった。百科事典やWEBサイト(シロイヌナズナの害虫写真館など)の記述などを見ると、アブラムシ(アリマキ)の類は「餌がなくなると羽根を持つものが現れ」たりし、さらに春から夏にかけて単為生殖、つまり雌だけで増殖するらしい。卵ではなく子虫を生んであっという間に……。アリマキってそんなすごい生物だったのか。これで体長が数メートルもあったら、パニック映画の主役に……、いや、今の大きさで大根を襲っているだけでも充分困るわけだが。

 「飛来を防ぐには CD など光るものをつるす」とあちこちに書いてある。畑にぶらさがっている CD は専らカラスよけと思っていたが、違ったようだ。


 

 デジカメを入手してから、なぜか一度も使っていなかった、動画撮影機能を試してみようと思い立った。なぜ使っていなかったのか、撮ってから思い出したが、録画形式が QuickTime だったのだ。
 コンバータを捜して試したが、うまくいかない。「TMPGencで .mov ファイルを扱えるようにする」物を試したら、読み込むことには成功したので、あとはやみくもに設定をいじっているうちに、VCD規格のファイルを出力できたようだ。


04/03/27
 

 昨夜のチャットの話題。博物館が珍しい仏像を購入したとかいう BBC のニュースで、その仏像の名前が The Sakayumi となっている。Sakayumi っていったい何? Sakyamuni (釈迦牟尼)のことだろうか? という話だったのだが、今朝その記事を見たら、Sakyamuni に直っていた。他にも sakayumi と sakyamuniの両方のあるフランス語のページや、Shakayumi というのもあるところをみると、-yumi は通用している誤った形なのだろうか、それとも何か別のものと混同されているのだろうか。

 犬の chihuahua のことを chihauhau と書いているページもかなりあるが、間違って覚えているというよりは、ひとつのパラグラフのなかで無頓着に両方が使われたりしている。

 

 バス接近をメールで知らせる北鉄バスのバスく〜るが、4月から全路線対応とのこと。こういうのは全国初と新聞に出ていたが、それは、裏を返せば定時運行が困難な道路事情があり、また都市の規模の割には運行間隔があいているということではなかろうか。あと、市内のバスはほとんどこの一社だけだということもあるか。個人的には、バスの位置をリアルタイムに表示した路線図をブラウザで見られる「いまどこ?」に期待。凶悪な天気の時には使えそうな気が。


04/03/17
Bフレッツ導入記

 過去に何度かプロバイダからブロードバンドの勧誘の電話がかかってきていたが、昨年末の電話はなんだか今までと様子が違い、「もう、ブロードバンドにしないと困るんです」みたいな感じだったので、何だろうと思っていたら、大手ISPが軒並み全国のダイヤルアップのアクセスポイントを廃止というニュース。そういえばあの電話は、「アパートを取り壊すので立ち退いてください」と言うときの大家の口調だったのかも?

 で、この際Bフレッツにしようと思い、1月に申し込んだ。それにしても、光ファイバーというのは、いったいどこから入れるのであろうか。前に雑誌で読んだ話では、かなり面倒な工事の場合もあるようだが、事前に問い合わせたところでは、「導入場所の実態による」というばかりで、具体的なイメージがわかない。ともかく申し込むしかないらしい。

 申し込むと、すぐに現地調査の運びとなった。調査の人は、いきなり「電話のモジュラージャックはどこですか」。現在ダイヤルアップ接続に使っているモジュラージャックを示すと、蓋をあけて配管の調査。以前、二本目の電話回線を入れた時と似ているが、違うのは、建物の外にいる同僚と携帯で連絡を取っていることと、導入場所の状況を記録するのにデジカメを使っていること。工事できるかどうかは後日連絡ということだが、どうやらエアコンの穴から入れたりするわけではなさそうだ。

 その後、工事可能の連絡があり、日程が決まった。設置する終端装置(ONU)の形状などがよくわからないので、置き場所は間に合わせの台を用意した。当日、前の工事が遅れたとのことで、開始時間がかなり遅れる。今年に入って光ファイバー普及が勢いづいたと報道されているが、そのせいで混んでいるのか、スタッフが市全域で2チームぐらいしかいないのか、そのあたりは不明。現地調査の時の写真をプリントして持ってきていたが、置き場所についての話は伝わっていないようで、再度説明した。工事そのものは順調で、終了時に工事の人が持参したPCで計測したところでは、97M出ているとのこと。
 その後、DynaBookに「フレッツ接続ツール」をインストールして、接続することを確認した。ただし、速度は8Mで、また、「接続ツール」で接続しながら、IEとメーラーを開くだけで、PCの能力の限界に達してしまう感じ。で、どうしたかは、また後ほど。

大型小惑星

 冥王星軌道の外側に発見された天体「セドナ」は、先月報道されていた「2004DW」に名前がついたものかと思ったら、それとはまた別のものらしい。もちろん、例のカタカナにしにくい Quaoar とも別。(2004DW 関係の日経の記事では「クワウワー」になっていた)


04/02/25
 

 「サウルハープ」という楽器の演奏会の案内に、「千と千尋でおなじみの」とあった。あの主題歌を演奏している人は、「ライアー」と言っていたような気がするが、同じ楽器なのだろうか。サウルハープというのはこういうもので、「千と千尋」の楽器として売っているライアーはこれ。見たところはだいぶ違うが、商標の関係あるいは言語の違いで、実は共通するもの、だったりするのだろうか。
 「ミニハープ」で検索すると、ハーモニカの類も含め、いろいろなものが出てくる。


04/02/08
今日の検索

 梅の種を割った中に入っている小さなアーモンドのようなものを実家では「天神様」と言っていたが、どれくらい通じる言葉なのかと思い検索してみた。それなりに使われているようだ。「毒なので食べてはいけない」というものや、「梅干しなら OK」「がんに効く」などいろいろなことが書かれている。子供のころはよく食べていたので、梅干しなら OK なのだろうと思うが、責任は持てない。

 アーモンドのような、というか、アーモンドはまさに梅の天神様にあたる部分を食べているのだろう。アーモンドは毒ではないけど、と思ったら、青酸を含むため食用にできない種もあるのだった。推理小説ではよく「アーモンドの香り」が出てくるが、あれは天神様と関係がないわけでもなかったのだ。その「香り」はローストアーモンドの香りではないらしいが、推理小説のなかにはその辺を間違えているものがある、という話もあった。


04/01/22
 

 三年ぶりの大雪。降っているというよりは、スプレーされている感じで、ほんの少し窓を開けただけで、室内まで真っ白に吹きつけられてしまうので困った。つららも盛大に下がっているので写真をとってみたが、吹雪で真っ白で何だかわからないものになってしまった。


04/01/08
金沢の正月菓子

 「辻占」という名の菓子があることは、金沢に来てはじめて知った。年末年始に一斉に和菓子店の店頭に並ぶ。色とりどりの小さなもので、中に丸めた紙が入っている。

 「それってフォーチュンクッキーでは?」と思ったが、実は、こちらのほうがむしろ元祖であるらしい。
 アメリカの中華料理店で出されるフォーチュンクッキーの起源は、サンフランシスコの Golden Gate Park にある Japanese Tea Garden をつくったマコト・ハギワラ氏が、そこで出した菓子であるという。
 フォーチュンクッキーの起源について論じている掲示板で、ハギワラ氏の子孫という人が詳しい説明をしており、Tsuji ura sembei の語も出ている。ただしこの煎餅は「甘くない」とある。金沢のものは砂糖を使っているうえカラフルなので、フォーチュンクッキーの直接の祖先ではないようだ。
 現在では「フォーチュンクッキー=中華料理」のイメージが定着しており、中国の伝統文化として理解され、「昔の中国で、菓子に紙切れを隠して秘密の通信手段とした」ことなどと結びつけられている様子もうかがえる。そういえば某ゲームの中で、「助けて! 私はフォーチュンクッキーの工場に閉じ込められています」という紙が入ったクッキーを拾ったことがある。

 「辻占煎餅」は別に金沢だけのものではなく、岡本綺堂のエッセイには江戸のものとして出てくるが、現在の東京では、少なくとも金沢のように親しまれているものではない。北陸地方のものは、藩政時代からあるそうで、三個分の文句を合わせて解釈して楽しむものだそうだ。書いてある文句は、「何事もよろずよし」などとあり、これはあたりさわりがないが、種類はいろいろあるらしく、場合によっては結構スリリングなものもありそうだ。


04/01/01
年賀状

 一応「猿の絵」のアイデアはあったのだが、人間とか人間に近いものを描くのは苦手なので早々にギブアップ、安直に兼六園で撮った写真を使うことにした。今回は、「光沢紙」と「お年玉つき」を両立させる方法として、ヒートシール(KOKUYO KJ-G2640)を試してみた。つまり、印刷した用紙をはがきに重ねてアイロンをかけ、熱でくっつけるというもの。写真店などに頼むよりも、失敗が許されて(過去にいろいろな失敗があったので)、かつ、微妙にデザインを変えたものを何種類か作ることもできる。
 しかしこの方法の難点は、アイロンをかけると、はがきが多少デコボコになってしまうことだ。ある程度きれいに仕上げるコツがつかめるまでには4〜5枚を要した。と、いうことは、その4〜5枚は(以下略)。
 光沢紙のお年玉つきはがきが、郵便局で買えれば、こういう手間は必要ないのだが、そういう需要はあまりないのだろうか。

 デコボコしていないオンラインの年賀状はこちら


03/12/26
黄泉醜女

  Basil Hall Chamberlain の英訳による『古事記』を図書館で見つけて借りてきた。復刻版のペーパーバックで、発売当時ほとんど買いそうになったが見送ったもの。今では入手が難しく、amazon.co.jp のユーズド価格では5ケタの値がついたりしている。 買っておけばよかった。

 英訳は新訳も出ているが、このチェンバレン訳は、時代を考えるとずいぶん精密なもので驚かされる。
 抄録も含めると、Webで本文を掲載している所がいくつかあるが、やはり、訳者による解説と注釈(相当な分量になる)がないとその価値は十分に伝わらない。

 本文中、イザナギが黄泉の国から逃げ帰るところで、ヨモツシコメが単数に訳されているのが意外だった。なぜか、私はずっと、ヨモツシコメはたくさんいると思っていたのだが、原文それ自体には、複数であることを示す点はとくにない。ただし、日本書紀の並行する箇所は「泉津醜女八人」。もちろんチェンバレンもこれを参照したと思うが、この英訳をかたわらに原文に挑むようにとの意図で、できるだけ単語レベルで原文に対応するように訳する立場から、単数を選んだのだろうか。

 単数複数といえば、『源氏物語』の「雀の子を、犬君が逃がしつる」の雀は一羽だと思っていたが、サイデンステッカー訳では複数になっていた。一方『あさきゆめみし』の英訳(講談社)では単数のようだ。実際にその箇所を見ていないのでわからないが、そのものずばりの絵があるなら選択の余地はない。

 英語の小説で、日本語訳と中国語訳で、姉妹の順序が逆になっていたものもあったように思う。


03/12/15
 

 タンスの中に敷くシートを買って、しまってあったのを出して使ってみたら具合が良かったので、同じ物があったらまた買いたいと思い、ホームセンターに行ってみたが、見つからなかった。商品名で検索もしてみたが、一件もないので、これはダメだとあきらめた。が、後日、念のため会社名と所在地で検索してみたら、意外にも立派なホームページがあり、その商品についても詳しい説明があった。
 では、なぜ商品名ではヒットしなかったのか? なんとそのページでは、商品名の部分がすべてロゴの画像になっているのだった。小さな文字の説明文の中まで全部。自分のところの商品に、ロボットよけのまじないをかけてどうするのだ。
 まあ、どちらにしても、あまり幅広く流通している商品ではなさそうなので、入手は難しいかもしれない。いずれご縁があったらまた……。


03/11/21
 

 「ダイエットプーアール茶」の広告に、「減肥茶、健康茶と称され愛飲されてきた1,700年を超える歴史」とあった。文章の前半と後半は関係がないとすれば、ぎりぎり1,700年はセーフ? そういえば、だいぶ前に、中国でのコーヒー販売で成功した人を紹介する新聞記事に、「何千年も茶を飲んできた中国人にコーヒーなんか売れるわけがないと言われた」とかなんとか書いてあった記憶が。中国のものにはなんでも三千年とか四千年の歴史があると思っている人が多いのか。


03/11/15
ファミコン人気投票

 ファミコン生誕20周年記念のファミコンソフト人気投票が行なわれている。歴代ソフトのうちから、10タイトルを選んで投票するというもの。すべてのタイトルが並んでいるのを見ると感慨深い。

 個人的に楽しめたものをあげると、次の10タイトルあたりか(移植物よりオリジナルを優先)。

『ピンボール』 (任天堂1984)
『ドアドア』 (エニックス1985)
『ゼルダの伝説(ディスクシステム)』 (任天堂1986)
『ドラゴンクエスト』 (エニックス1986)
『スーパーマリオブラザース2(ディスクシステム)』 (任天堂1986)
『スーパーゼビウス ガンプの謎』 (ナムコ1986)
『ドラゴンクエストII 悪霊の神々』 (エニックス1987)
『囲碁九路盤対局(ディスクシステム)』 (BPS1987)
『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』 (エニックス1991)
『メタルマックス』 (データイースト1991)

 実際にプレイしていないゲームでも、裏技や四コママンガで当時の雑誌を賑わしていたタイトルを見るとなつかしい。クソゲーとまではいかないが、ちょっと情けない部分があったゲームのほうが、今となっては愛着があったりするが、そういう投票部門はないのだった。


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