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「ザ・ラーメン千秋」のナウを伝えるページ
注)読み・・せんしゅう



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 それはまさしく青天の霹靂であった。先輩の作成する「ちゃんとした」北高のページの掲示板を眺めていた時のこと・・・
「千秋はとっくにツブレましたよ・・・」

 旭川に帰省したら地元の味として真っ先に行こうとしていた、ある人の楽しみを無情にもうち砕いてしまった地元情報。辛いことでも知ってしまうネット社会の弊害か。いずれにせよこの事実は、多数の北高生が青春の思い出の味に別れを告げる瞬間となることであろう。
 ここ数年のラーメンブーム。旭川ラーメンも北海道を代表する味としてマスコミへも多数登場。古くからその味を知る地元くちコミ情報も相乗して、一躍全国区である。『S頭火』・『H屋』etc・・・、もちろん誇れる旭川の名物店である。しかし、それらをさしおいても北高生は『千秋』の野菜ラーメンをのぞんだ・・・。
 朝から雪の降り続く寒い日だった。「受験が終わるまではお互い合わない」と、誓い合った最後の帰り道。繋いだ手と手の暖かさを確かめながらくぐったラーメン屋『千秋』。恋と勉強の両立に悩み、二人で話し合って出した苦渋の決断。終始うつむき加減の彼女に、いつものようにおどけることも出来ず・・・。「春になればすべてうまくいくさ」と涙味のラーメンをすすった『千秋』。窓の向こう旭川駅行きのバスのテールランプが粉雪を照らして行った。結局彼女は札幌の大学へ、そして僕は・・・。(レッツフィクション)

 北高から国道40号線を市内方向へ徒歩7分。取材にあたり、「場所は覚えていても、もし違うテナントが入ってたら?」と即不安になった所、当時をうかがうことができる貴重な地図資料を入手することが出来たのであった。

「ザ」って一体・・・
 そうだ、この場所、『不O家』でペコちゃんをどついて少しのバス停そば。確かに「ザ」が付いていた。定冠詞を付けれるラーメン屋は、旭川広しといえど『千秋』だけであった。自家製麺をウリにしていた『千秋』の面影は存在するのか?取材班は現場へ直行した。
 「千秋(元)2000・8・18」
千秋(滅)
 シャッターを押す手が震える。ファインダーが涙で曇る。サヨナラも言わずにいっちゃうなんて・・・。痛々しいよ。僕たちを優しく迎えてくれたのれんは?もう一度だけシャッターを開けて!魅惑の味で誘ってよ。叫びは虚しく国道40号線を走る車の騒音に掻き消された。でもいつまでも過去を振り返ってはいられない。寂しい時はほら、目と口を閉じれば心の中で「いつでもあえる」・「いつでもあえるよ・・・」
 お盆を過ぎれば、旭川の空も高くなる。そして秋色の風が駆け抜けていく・・・。

「よみがえれ千秋。ラーメン村に出店だ!」
注)確か3年の時に、2回だけしか行ってないっけとは言いません。え?店の写真に地図が写ってる?まぼろしです。
 
 
 
 

思いつき特集今後の予定は
「大人のおもちゃ」・「エロ本堂書店」・「びっくりドンキー」他でお送り(するのか?)
 

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