南武支線101系の周辺

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これまでめったに出ることのなかった「尻手」「浜川崎」の単駅表示、最近は時折見かける
(浜川崎 2003.9) [Nikon D100, AF-S Nikkor ED 80-200mm F2.8D+TC-14E, ISO 200]

9月20日 - 「支線三代」鎌倉総合車両所

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9月20日、JR東日本の鎌倉総合車両所が恒例の一般公開を行った。昨年11月に廃車回送された旧浜4・5編成がまだ残っているというので、あいにくの天気ではあったが、今回はじめて見に行くことにした。


101系

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鎌倉総合車両所で保管されている101系の2編成 (2003.9)
[Nikon D100, AF Nikkor 50mm F1.4D, ISO 200]

20系客車やEF58などと並んで、その101系は2編成を並べて展示されていた。編成番号札は取り外されているが、車号から判別するに左側が浜5、右が浜4だったもの。

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いまだに解体されていないのは現・浜3の部品確保のためか? さすがに1年も走らず、手も入れられていないとなると塗装の浮きなどが目立つ。

右側のクモハ100-145+クモハ101-180、その後側には いまだ営業運転に就けない鶴見線用の先行改造車、クハ205-1101がつながれていた。


クモハ11

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クモハ11248 (2003.9) [Nikon D100, AF Nikkor ED18-35mm F3.5-4.5D, ISO 400]
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車両展示の端にはクモハ11形(248号)の姿があった。101系投入以前に支線を走っていたという (その頃については残念ながら知らない……) 国鉄時代だった「西ナハ」の所属標記が南武線の所属を、スポーク車輪にむき出しの駆動歯車、これまたむき出しの抵抗器などが「旧型」を物語る。



205系

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一方、車体工場の中では山手区出身の205系MM'1ユニット(モハ205/204-23)が先頭車化改造中。これは2編成の投入以来1年以上遅れての登場となる支線用の第3編成、クモハ205/204-1003となる車両だ。

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三鷹区出身の1001・1002とは、扉の小窓で違いが瞭然。まだ帯は山手線のウグイス、車号もモハ205・204のままだが、その下には新車号が示され、少なくともクモハ204については前面ユニットも装着されている。[右:拡大]


補: 103系

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山手区から205系が転属するに伴って、順次廃車されている南武本線の103系。大宮かここに送られ解体される。103系や113系など淘汰がかなり進んでいるためなのか、黄色が目立つこれらカナリア103系たちに運転台体験、落書き電車など「最後の仕事(?)」が充てられている。

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解体棟の前ではまさに解体中のモハ103、その脇には解体された後のもと東西線乗り入れ車、103系1200番代の残骸が……。


車両所の中に先々代・先代・当代が同居し、南武支線用車両の歴史をかいま見ることができた今年の公開。新・浜3の改造は着々と進んでおり、10月頃の落成→完全交替となるのだろうか?