南武支線101系の周辺

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JR最古参の電車の脇を JR最新の電車が過ぎる (浜川崎 2003.10)
[Nikon D100, AF Nikkor ED 80-200mm F2.8D, ISO 200]

10月4・5日 - もうひとつのニューフェイス

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いまさら改めて書くまでもないけれど、南武支線は東京貨物ターミナル(東京(タ))・川崎貨物駅(塩浜)へ出入りする路線の一部を構成しているので、東海道筋を走る貨物列車の多くを見ることができる。牽引機はEF210(0,100番代)・EF200・EF66(0,100)・EF65(0,500,1000)、中央線方面からはEF64(0,1000)も入り、塗色も含め変化に富むにぎやかな区間だ。平日だけだが南武本線の貴重な貨物列車「米タン」も忘れてはならない。

9月23日、休日としてはめずらしく南武支線81Hに入ってきた101系を弁天橋回送まで見送り、鶴見線経由で戻る途中、鶴見で京浜東北線の電車を待つところに突然ブルーの巨体が飛び込んできた。JR貨物の特急貨物電車M250系「スーパーレールカーゴ」だ。追いかけると、東海道貨物線を進んで東京(タ)へ向かっているようだ。

何日か同じ時間帯に行くとやはり同じように走っている。いつ見ても同じ編成なのが不思議に思えたが、調べていくと1編成が7月から東海道貨物線(横浜羽沢〜西湘(貨))で試験走行を続けていて、9月からは日中に東京(タ)へ戻る日ができたという。


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渡田踏切から 上り東京(タ)ゆき (川崎新町-浜川崎) 八丁畷ホームから 下り西湘(貨)ゆき (川崎新町-鶴見)

本来の営業区間は東京(タ)-安治川口(大阪)だが、どうやらJR東海の区間でまだ試運転もできないらしく、早朝から深夜まで東海道貨物線を走り込んでいるのだとか。そんなわけで平日・休日にかかわらず白昼堂々の走行風景がしばらく見られそうだ。

試運転にもかかわらず各車両にはコンテナを満載している。荷重をかける意味もあろうが、実質貸切り(一社独占搭載)で運行するため宣伝を兼ねているとも見える。


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205系とM250系 支線を走る新型電車 (浜川崎 2003.10)
[Nikon D100, AF Nikkor ED 18-35mm F3.5-4.5D, ISO 200]

現在のダイヤでは10時と12時すぎに支線を通過しており、そのころ南武支線の電車は浜川崎に停車している。肩を並べるほど近接しないが、両者を画面に収めることも不可能ではない。この区間を運転しない日もあるそうなので注意。