「三代物語」
神内城
植田郷西植田村
木太郷木太村
(植田郷西植田村)
○神内城[同上] 神内右京進景之{行} 及び後 右京進清定 之に居る。又一城を木太郷に於いて構え、
兼ねて之を有す。西植田内に三百石、木太内に七百石、凡そ千石を食邑す。詳しくは木太條。
(木太郷木太村)
○神内城 木太に在り。神内右京進景之 及び子 右京進請{清}定 之に居る。神内氏は、三谷十河之
長兄、神櫛王之苗裔也。西植田神内[小地名]に於いて三百石、木太中七百石、凡そ一千石を食邑す。
遂に神内を以て氏と為す。又神内に小城を築き、兼ねて之を有す。清定 天正中木太に死す。[薬師堂北東
墓槙松に在り] 子孫 五右衛門、惣十郎 相継ぐ。節公、惠公の時、小吏を為す。今に於いて度{庶}と為す。
其の墟 安井太郎右衛門者家焉。今尚呼びて城と曰く。
…(中略)…
○神内右京進清定墓 [新坊 東北 田中 板松に在り]