「三代物語」
香川西郡 片山城跡
香川西郡 坂田郷(旧鷺田)
・・・(途中略)・・・
片山城跡
・・・(前略)・・・
城遂に陥つ。香西元定 深く帯刀の武功を嘉び、厚く賞す。細川氏 之の感状を賜る[家に在り]。乃(すなは)ち
元定{俊武}讃州に従{徒}ひ、香西氏に属す。坂田郷に於いて食邑す。邑中に山有り焉。
片山に曰く、一城を構え之に居ると。因りて首藤帯刀を改め、片山玄蕃を称す。其の子 片山志摩俊秀 其の封邑を襲う。
世(々)香西氏に属す。同唐人弾正、真鍋弥助、屡(しばしば)戦功有り。豊公征伐に及び、高松左馬助
を援け、城主に與す。左馬助、唐人弾正、偕戦死す[墓 喜岡寺に在り 即ち高松城墟也]。
・・・(後略)・・・